遊撃部隊ストーム、鎮守府に着任す   作:あわちゃ

6 / 24
か、感想がここまで励みになるものだとは・・・これからも応援よろしくお願いします!


第六話

ストーム1「あ~おいうっみを守るため~」

 

砲兵隊妖精「我らが艦娘出撃だ~」

 

ストーム1「はためけ勝利の旭日旗~」

 

砲兵隊妖精「深海棲艦撃滅だ~」

 

ストーム1・砲兵隊妖精「「EDF!EDF!」」

 

皐月「・・・なんなのさ、そのダサい歌。」

 

ストーム1「何・・・ダサい・・・だと・・・」

 

砲兵隊妖精「ガーン」

 

・・・俺たちが勝利を信じて戦う時に歌っていた歌は、こっちではダサいという認識をされるようだ・・・。

 

皐月「まあ、いいけど。ちゃんと任務には集中してよね?」

 

ストーム1「お、おう。わかった。」

 

宴会から数日。提督が上に掛け合ってくれたこともあり、俺に出撃の許可が降りた。

 

提督が言うには、得体の知れないものだろうがなんだろうが、戦力になり命令に従うなら許可せざるを得ないレベルにこの世界の戦局は劣勢らしい。

 

まあ、味方を助けにいったら包囲されたり、本部の指示通りに地下を進むと敵がワラワラ湧いてきたりと、絶望的な状況は経験済みだ。ある程度の覚悟はある。

 

だがまずは戦闘に慣れるという意味も兼ねて、手始めに駆逐艦の睦月、如月、長月、皐月と共に鎮守府前海域の哨戒任務に従事しているワケだ。

 

長月「ところで、ストームが乗っているその・・・バイク・・なのか?結構な速度じゃないか。」

 

いつの間にか横にいた長月が、興味深そうに俺が乗っているバイクを撫でる。

 

ストーム1「おう、こいつはSDL2だ。地上ならもっとスピードが出るぞ。もっとも、スピードを出しすぎるとすぐに壊れるけどな。」

 

俺が乗っているのはSDL2という、ホバーバイクだ。大戦の時、エアレイダーの足にということで、SDL1というバイクを要請できたのだが・・・バッドカスタムだの、バーストターボだの、俺には合わないものが多かった。なんとかならないかと戦術士官にかけあってみると、8年前の大戦で使われたというコイツを引っ張り出してきた。

 

個人的にはこっちのほうが断然いいんだが・・・なぜ本部はSDL1にしたんだ?まあ、そんなこと考えても仕方ないけど。

 

長月「ほう・・・こいつはいいな。一度乗ってみたい。」

 

ストーム1「壊さないって約束してくれるんなら、帰ってから乗ってもいいぜ。」

 

 

長月「ほ、本当か!?武士に二言はないな?」

 

ストーム1「おう。EDFの誇りにかけて!」

 

長月「や、やった・・・コホン、さっさと敵艦隊を全滅させるぞ。」

 

クールぶっているが、喜びを隠し切れてないのが年相応というか・・・可愛いな。

 

そんなことを考えていると、

 

睦月「敵艦隊見ゆ!・・・・駆逐ロ級及びイ級2隻ずつの偵察艦隊と思われる!総員単縦陣!戦闘準備にゃしぃ!」

 

如月「皆~気を引き締めていきましょうね~。」

 

ストーム1・長月・皐月「「「了解!」」」

 

旗艦、睦月が敵艦隊を発見。如月が檄を飛ばすと、瞬く間に陣形が単縦陣に変わる。

 

見た目は幼いとはいえ、さすがは艦娘・・・か。

 

ストーム1「こいつの性能、試させて貰おうか・・!」

 

明石に手伝ってもらい、改良したコイツを手に取ると、

 

ホエール妖精「こちら攻撃機ホエール!ホエールは空飛ぶ要塞だ。105ミリ砲、ロケット弾、全てが揃っている。空に味方がいることを忘れないで欲しい。」

 

今度はホエールの妖精さんが肩によじ登ってきた。

 

・・・いつの間に出てきたんだ?

 

睦月「睦月、砲雷撃戦、始めるよ!」

 

そんな悠長なことを考えている暇もなく。

 

火薬の炸裂音と共に、敵艦隊を水柱が覆う。だが命中弾はなかったようで、こちらの周りにも水柱が上がる。

 

ストーム1「悪い、隊列から抜けるぞ!」

 

皐月「え、ちょ、ちょっと!」

 

皐月に一声かけ、SDL2のエンジンをフルスロットルまで上げ、艦隊を離れ敵艦隊の横に周りこむ。

 

・・・悲しいことに、俺にはレンジャーほどの射撃スキルはない。敵に攻撃を当てたければ、近づくしかないのだ。

 

ストーム1「うおっ!?あっぶねぇ!」

 

しかし見つかってしまったようで、俺の周りにも水柱が上がる。だが・・・

 

ストーム1「そんなもん、当たるかよっ!」

 

散々乗り回してきたんだ。多少砲撃されたところでっ・・・!

 

ジグザグ移動で砲撃を躱しつつ、敵艦隊に接近する。至近弾があったが、直撃はしていない。

 

被っているバイザーで射程圏内に入ったことを確認し、リムペットガン・・・いや、射出式の要請弾を装填した、射出装置を取り出す。

 

そいつを構えて、集中するとーーー時間が止まったような、そんな感覚になる。

 

しっかりと狙いをつけ・・・引き金を引いた。

 

緩やかな弧を描きながら飛んでいった、要請弾は駆逐ロ級にペタリと張り付く。

 

ホエール妖精「ホエール、目標を確認した。死の雨を降らせてやる!」

 

次の瞬間。

 

敵艦隊は、空から降る鉄の雨により、粉砕されたのだった。




戦闘シーンとは(哲学  
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。