遊撃部隊ストーム、鎮守府に着任す   作:あわちゃ

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第七話

ーーーー大本営 会議室ーーーー

 

元帥「さて・・・提督君。納得のいく説明をしてもらおうじゃないか。」

 

提督「説明も何も・・・ただ、ストームが呼んでやらせただけじゃないですかね。それ以上は俺にもわかりません。」

 

俺は今、大本営に呼び出され会議という名の尋問を受けている。理由は・・・何を隠そう、ストームの件についてだ。

 

昨日の戦果報告で確認されたワケだが、敵偵察艦隊が撃破された位置と、対空レーダーにより無所属の違法航空機が確認された位置が一致したらしい。

 

そしてそれが、ウチに新たに入った新戦力に関係するということで、わざわざ会議を開いてくださったってわけだ。

 

大将「ふざけるな!一兵器に過ぎないやつが航空機による支援攻撃だと!?戯言にも程がある・・・。さっさと白状すれば、最前線に左遷で済むぞ。」

 

ん?

 

提督「大将・・・今、兵器と仰っしゃりましたか?」

 

大将「ああ。艦娘など、兵器に過ぎん。いくら心を持っていようと所詮は使い捨てだ。あんな役立たず共に何を遠慮する必要がある?」

 

ぐっ・・・・

 

俺は拳を固く握りしめ、今にも殴りかかろうとする自分を抑える。

 

あいつらが使い捨てだと?喜び、悲しみ、怒る。そんなやつらがただの兵器だと?

 

俺はそうは思わない。あいつらは人間だ。いくら深海棲艦と同じような力を持っていようが、女の子なんだ。

 

でもここで大将を殴れば・・・俺は左遷。あいつらは全員解体。そんなことがあってはならない。させない。

 

少将「た、大将。いくらなんでも言いすぎではないですか?」

 

すると大将は、下卑た笑みを浮かべ、椅子にもたれかかる。

大将「ふん。提督、お前が何をやろうが俺は知らん。だが何かあったときには・・・最悪、消えてもらうことになるかもしれん。その時は覚悟をしておくといい。」

 

提督「もちろんです。何があろうが、俺が責任を取ります。それで今は、手を打ってもらえませんか?」

 

ふぅ・・少将が助け舟を出してくれてよかったぜ。あのまま言わせておけば、殴りかかってたかもしれん。

 

元帥「わかった。何かあれば提督君が責任をとる・・・それで、いいんじゃな?」

 

俺がコクリとうなずくと、元帥は皆を解散させた。俺も部屋を出ていこうとすると、

 

元帥「君がそこまでして、ストームとやらを庇うのは・・・君の経歴と何か関係しているのかね?」

 

提督「すみません・・・ノーコメント、と言うしかありませんので。では、失礼いたします。」

 

俺は足早に、会議室を後にしたのだった。

 

 

 

明石「それでは~」

 

夕張「成功を祝しまして!」

 

明石・夕張・ストーム1「「「かんぱーい!」」」

 

ここは居酒屋鳳翔。夜中に鳳翔がやっているという。今回は工廠担当の明石や夕張と、「成功を祝して」飲みに来ているのだ。

 

俺は出撃するまでの数日間、無為に過ごしていたわけじゃない。明石と夕張、そして妖精さんと頭脳労働をしていたからだ。

 

というのも、俺が要請に使う発煙筒だの要請弾だのは、海上ではいかんせん使いにくい。そこで思いついたのが、いっそ全部リムペットガンみたいにすればいいんじゃね?ということだ。

 

ああいうふうにくっついてくれれば要請も格段にしやすいからな。

 

見ての通り妖精さんの不思議技術のおかげで大成功。これで俺も、海上でエアレイダーとして活躍できるってわけだ。

 

とまあ、酒盛りを始めてから1時間。まだまだ話題は変わらなかった。

 

明石「いや~ほんとよかったですね!あ、鳳翔さん、からあげくださ~い。」

 

夕張「ほんとよねぇ~・・・私ほぼ徹夜だったんだもの・・・あ、枝豆追加で~」

 

おっと、この二人も随分頑張ってくれてたんだった。まあその対価として、今度買い物を全部奢らさせることになったんだが。

 

ストーム1「ほんとありがとな。二人のおかげで、俺も活躍できる。」

 

明石「いやいや~、それが私達の仕事ですから!それに、見たこともない機械に触れて、心が踊りましたよ!」

 

夕張「あ~確かに。ストームが持ってるのって、私達が見たこと無いものばかりだったもんね~。」

 

ふんぞり返る明石を、ちょっとからかいたくなった。

 

ストーム1「仕事ってんなら、ボーナスはいらないな。今度のショッピングは無しで・・・」

 

明石「い、いや!でもあれは時間外労働もあったから!そんなこといわないでよぉ!」

 

ストーム1「冗談だ冗談。さすがにそんなことするほど鬼畜じゃないさ。」

 

夕張「それ、ほんとですかぁ~?」

 

ストーム1「ああ、EDFの誇りにかけて!」

 

夕張「その割には、私のタンクトップの胸元、チラチラ見てましたよね?」

 

んん?な、なんのことかなぁ?

 

ストーム1「ん~なんのことか俺にはわからないな。鳳翔、ビールもう一杯お願い。」

 

明石「ストームさんそんなことしてたんですか?やっぱり男の人は・・・」

 

ストーム1「仕方ないだろ男なんだから・・そもそもそんな格好でいるのが悪いと俺は思うぞ。」

 

夕張「またまたそんなこと言って・・見たいって言えば、見せてあげたかも知れないのに・・・」

 

ストーム1「冗談はやめろ。というか、酔ってるだろ夕張。」

 

夕張「そんなことありませんよぉ~」

 

とかなんとか言いながら、いつの間にか夕張の横にはお銚子が何本も転がっている。

 

明石「ああ・・・夕張ちゃん、たくさん飲んですぐに寝ちゃいますからね。私が運んでおきますよ。」

 

ストーム1「いや、さすがに明石に運ばせるってのはちょっと・・・」

 

明石「・・・変な噂が立っても知りませんよ?」

 

ストーム1「明石・・・頼む・・・。」

 

明石「最初からそう言えばいいんですよ。」

 

そこに、鳳翔が注文のものを持ってきてくれた。

 

鳳翔「からあげに、枝豆におビール・・・あら、夕張ちゃん寝ちゃったんですね。」

 

明石「あ、私が後で運びますから。お構いなく。」

 

鳳翔「はい、わかりました。ごゆっくり。」

 

ふぅ・・・まあ今は、このつまみで一杯やるとしますかね。

 

そう思い、俺はからあげを口に運んだ。

 

 

 

 




そろそろ先行き不安になってまいりました。(何も考えてない作者のせい)
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