遊撃部隊ストーム、鎮守府に着任す   作:あわちゃ

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投稿が遅れてしまい、申し訳ありません。


第九話

ストーム1「・・・演習?」

 

提督「ああ、そうだ・・。」

 

提督からの好意である休暇も終わり。

 

いよいよ現在攻略中の海域に投入されるということで、気分を新たに執務室を訪れたんだが。

 

そこにいたのは、苦い顔をした提督だった。

 

ストーム1「どういうことだ?俺は艦娘でも、ましてや深海棲艦でもない。俺と演習しても、練度の向上には繋がらないと思うんだが。」

 

提督「俺もそう思う。だがな、大将殿からの申し出だ。俺なんかじゃ、理由も聞けないさ、

ただ・・。」

 

ストーム1「ただ?」

 

提督「ストーム、これを見てくれ。大淀、頼む。」

 

大淀「どうぞ。」

 

大淀から手渡された書類には各鎮守府の勝利数、敗北数、戦果などが事細かに記されていた。

 

ストーム1「戦果表、か。これがどうしたんだ?」

 

提督「ああ、それなんだが。まず二番手が俺たちの鎮守府だ。そして戦果トップが大将殿の鎮守府なんだ。」

 

ストーム1「ほう。二番手とはすごいじゃないか。で、なんでこれが演習しなきゃならない理由になるんだ?」

 

提督「大将殿のところは、非人道的な・・・俗に言う、ブラック鎮守府として運営することによって、戦果を上げているんだ。」

 

ストーム1「ブラック鎮守府?」

 

提督「まるで艦娘をモノのように扱う鎮守府の総称だ。例えば駆逐艦娘を囮にする、とかな。」

 

何?

 

ストーム1「・・・それは聞き捨てならないな。だが、そんなことをしていれば、軍法会議にかけられて左遷なりなんなりさせられるんじゃないか?」

 

提督「それがだな・・・かなりの戦果を上げていることも事実。憲兵たちも見てみぬふりらしい。それどころか、艦娘たちと肉体関係がある者もいるとか・・・。」

 

そういうことか。読めてきたぞ。

 

ストーム1「つまり、うちのようなホワイトな鎮守府に戦果を抜かれるわけにはいかない。だが、俺が戦力化すれば、それが実現してしまう・・・だから、ここで潰そうって魂胆だな?」

 

提督「そういうことだ。だが・・・ストームに演習を受けるのを強制するつもりはない。元々、受けるだけ損な話だ。受けなくても、元帥からの許可は降りるだろう。」

 

言葉とは裏腹に、苦々しい表情でそんなことを言う提督。だが。

 

ストーム1「俺・・・いや、俺たちは劣勢の中、皆を守るために戦ってたからな。こんなのは屁でもないさ。しかもそこの艦娘たちを見捨てたとなれば、EDFの沽券に関わるからな。ぜひやらせてもらおうじゃないか。」

 

提督「そうか・・・ありがとう。礼を言わせてもらう。」

 

ストーム1「お礼を言われるようなことじゃないだろ?困ってる人を助ける。それが俺たちの仕事だ、提督。そうだろ?」

 

提督「・・・ああ、そうだな。演習は一週間後、ストームは艦娘でないことを考慮して、拠点防衛演習だ。頼んだぞ。」

 

ストーム1「おう。任せとけ。」

 

さて・・・準備を始めるとするかな。

 

ーーーー一週間後ーーーー

 

提督「ストーム、用意はできてるか?演習は三十分後だ、そろそろ準備してくれ。」

 

ストーム1「了解。」

 

そう言うと、俺は鎮守府の壁面にペタペタと電磁城壁を貼り付けていく。

 

明石と夕張にサンプルを渡し、量産してもらった。まあ、また色々と奢らされたが・・・・

 

ストーム1「ふぅ。まあこんなもんか。」

 

これならちょっとやそっとの攻撃じゃ、壊れないだろう。

 

次に・・・・今回はこんなものを用意した。

 

ストーム1「よし、隊列揃え!ぜんた~い前へ!」

 

レンジャー妖精1・2・3・4「「「「了解!」」」」

 

今回の敵は空母機動部隊だ。さすがの俺でも、一機のビークルで艦載機を抑えることはできない。そこで、こいつらだ。

 

普段は表にでない、裏方の工廠妖精を何人か引き抜き、妖精特製レンジャーアーマーを着せ、ビークルの扱い方を教えたのだ。

 

やはりそこはさすが妖精というか、ものの三日ほどで操作方法を完璧に覚えてしまった。

 

・・・・俺は一つ覚えるのに2週間かかったというのに。

 

気を取り直して、今回こいつらに乗ってもらう「BM03ベガルタ リボルバーカスタム」をポンポンと要請する。

 

こいつは、バトルマシン・ベガルタの対空強化カスタム。航空戦力に強く、遠くから迫るアリ共もまとめて挽肉にすることができる。戦時中は、ずいぶんお世話になったもんだ。

 

そして、俺は「ネグリング自走ロケット砲改三式試作型」に乗り込む。

 

ストーム1「よし・・・準備できたぞ!」

 

提督「わかった。先方も準備できているようだ。・・・大将殿、始めてもよろしいですか?」

 

大将「うむ。いつでもいいぞ。」

 

提督「了解しました。それでは、演習、はじめ!」

 

執務室にいるであろう、自信たっぷりな大将の声が聞こえてくる。

 

俺は通信を切り・・・・

 

ストーム1「よし!こっからだお前ら、行くぞ!EDFの誇りにかけて!」

 

レンジャー妖精1「勇敢に戦え!」

 

レンジャー妖精2「俺たちが勝つ!」

 

レンジャー妖精3「いいな!」

 

レンジャー妖精4「わかったか!」

 

ストーム1・レンジャー妖精s「「「「「EDF!EDF!」」」」」

 

やってやるぞ!

 

 

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