妖怪賢者に気に入られ   作:桜華太夫

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#2を見返して思いましたが、私会話しか書いてないも同然ですね。自分でも面白く思えませんでした。
と言うことで少し現状解説的なのを書きたしていこうと思います。

反省はさておき、ヘドロ事件回です。
内容がギチギチになるかもですが、それでもいいなら

てきとうにみていってね!!


緑谷出久:アナザーオリジン(#3)

「個性がない人間でもっ!アナタみたいなヒーローになれますかっ!!!」

 

 

ついさっき出会った、というかヴィラン退治に巻き込んでしまった少年にそう聞かれた。

やはり彼もヒーロー()に憧れ、目指しているようだ。無個性なのに。

 

(昔の私とそっくりじゃないか・・・)

 

私も彼と同じように無個性で、それなのにヒーローに憧れた。そんなとき私は師匠に出会い、この力(ワン・フォー・オール)を受け継いだ。人に恵まれ今の私がいる。

しかし、恵まれすぎるのも良くないのではないか。そう思う私がいた。

だから、私は、心を鬼にして言うのだ。

 

「諦めろ、とは言わない。けどね少年、それ相応に現実を見るのも大事だよ」

「ッ・・・」

「プロはいつだって命懸け、個性(ちから)が無くても成り立つとは、とてもじゃないが口には出来ない」

「っで、でも、、」

「人の命を助けたいと言うのなら警察になるという手もある。ヴィラン受け取り係と言われてはいるがあれも立派な()()だ」

「・・・・・」

「・・・ではな少年」

(心苦しいが、これは必要な事・・・割り切るんだッ!私ッ!)

 

「さて、早くこいつを届けなけれ・・・ば・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ、、うっ、ううぅっ、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--------------------------------------------

 

 

「おい!だれか捕まってるぞ!」

「頑張れヒーロー!」

「人質の子めっちゃ抵抗してんじゃん!」

「やれヤバくな~い?」

「やっちまえー!」

 

 

「ぅぉぉぉおおおおおおおおあああああああああああっっっ!!!!こんなドブ男にいいいいぃぃぃぃ!!!!オレがのまれるかあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「この個性と力ならばァ、ヤツに報復出来るゥッッッ!!!」

 

 

「ダメだ!コレ解決できるの今この場にいねぇぞ!」

「消防で手一杯だ!状況どうなってる!消防車は!?」

「あの子には悪いが、もう少し耐えてもらおう!」

「クッソォ!!! 」

(ヤツを吹き飛ばせるようなパワーがあればっ!)

 

--------------------------------------------

 

 

---「それ相応に現実を見るのも大事だよ」---

 

「ハァ・・・ッ」

 

(泣くなっ、分かってたろ、現実さっ)

 

 

---「アナタはヒーローになれますわ」---

 

 

あのとき、夢の中の女性が言った言葉は確かに彼の心を支えていた。

しかし、そんな一言に比べれば、オールマイト(彼の憧れ)の言葉は心に遥かに深く突き刺さった。

 

(やっぱり、ダメなんだ・・・)

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァン

 

 

「ん・・・?」

(ここ、さっき爆発したところ・・・?)

 

 

 

(野次馬精神で来ちゃったけど、やっぱり戻ろうかな・・・?)

「・・・えっ!!!」

(アイツなんで!?!?オールマイトが捕獲したんじゃっ)

 

「中学生が捕まってんだとよー」

「もうずっとあのままさ」

 

(つ、捕まってるって・・・)

 

「つーかあのヴィラン、さっきオールマイトが追ってたヤツじゃね?」

「え!オールマイト!?」

「さっきまできてたらしいよ」

「マジで!?ヤッヴェ!」

「じゃオールマイトなにしてんだ?」

 

 

 

 

ザワ・・・ザワ・・・

  ザワ・・・ザワ・・・

 

 

 

 

私の落ち度のせいでっ・・・!

(っ、・・・情けないっ・・・)

 

僕があのときしがみ付かなかったら・・・。

(ごめんっ、ごめんなさいっ、、)

 

(情けないっ・・・!)

(ごめんなさいッ・・・!)

 

 

「ぐぅっぐぅぅぅぅうぅぅぅっ」

 

(かっちゃん!?!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---たすけてっ---

 

 

 

(ッ!!!!!!!!!!!!)

「ハァッ!ッ、!」

(少年!?!?!?)

 

「バカヤロォォォォォォォォォ!!!戻れエエェェェェェェェェェェ!!!」

 

「!あのガキィ!」

「・・・いず、く」

 

(クソォッ!クソォッ!!!そんな目で見られたらッ!)

「助けないわけないだろオオォォォォォォォォォッ!!!かっっっちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!!!」

(でもどうする!?!?こういうときはっ!こういうときはっ!ッ25ページのッ!!!)

 

「セェイッ!」

 

投げられたカバンからは筆記用具が飛び出してきた。

シンリンカムイの『先制束縛ウルシ鎖牢』、速攻で相手を自身の腕で縛り上げる。いわゆる初見殺しの技。

彼は今できる最大限の初見殺しを、カバンを投げることで行った。

 

「クッ、ッグ!?グアア!!」

 

飛び出した筆記用具の一つがヘドロヴィランの目にあたり、一瞬のスキが出来た。

 

「ぷはぁっ!!!ハァッ!ハァッ!」

「かっちゃぁん!!!」

「なんでっ、出久がぁっ!!」

「分からないよッ!!でもっ、でもっ!!!」

 

 

 

「かっちゃんがっ、助けを求める顔をしてたからッ!!!」

 

 

 

--------------------------------------------

 

(!!!!!!!!!!)

少年はッ、無個性(無力)なのにッ、たったそれだけでヴィランに立ち向かったのかッ!!!

 

彼はッ!『ヒーロー』と言う職に就きたいからではなくッ!人を助けたいからヒーローになりたかったのかッ!!!

 

「情けないッ・・・!」

ググッ、ググググググググググググググッ

「情けないッッ!!!」

 

「もう少しなんだからァ・・・ジャマスルナアアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

「無駄死にだッ!!!自殺しに来るなぁッ!!!」

 

 

「いずくにぃ、手ェ、だすなぁッ・・・!」

 

 

 

バゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

 

 

 

「くぅぅぅぅぅっ!!!」

(な、なんの爆風!?)

 

 

「・・・本当に情けない」

 

 

(、はっ・・・)

「オール、マイト・・・」

「君に諭しておきながらッ!私が実践しないなんてェェェェェェ!!!」

(少年達の手は掴んだッ!!!)

「プロはいつだってッッッ!!!命懸けェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!! 」

「オールマイトォォォォォォォァァァァァァァ!!!!!」

 

「|DETROIT SMAAAAAAAAAAAAAAAASH《デトロイト スマァァァァァァァァァァァァァァァッシュ》!!!!!!!!!!」

 

オールマイトが放ったその拳は、ヘドロヴィランを跡形もなく吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

「・・・?雨?」

「・・・!ま、まさか!」

「今ので上昇気流を発生させて!」

「雲を・・・作ったのか・・・?」

「ヤベェ、ヤベェよ」

「マジかよオールマイト!」

「ヤベーイ!!!」

 

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

 

 

 

オールマイトの活躍で、ヘドロ事件は無事、解決した。

 

 

 

--------------------------------------------

 

その後僕は、現場に来ていたヒーローに叱られていた。でも仕方ない、あのときの行動はあまりにも無茶だった。それが分からないほどバカじゃないつもりだ。

かっちゃんはと言うと・・・

「卒業したら是非ウチの事務所に!君は優秀なサイドキックになれるよ!」

称賛されていた。

 

 

「・・・。」

 

 

--------------------------------------------

 

ヒーロー達からのお説教が終わった僕は、少し重たい足取りで帰路についていた。

 

「はぁ・・・」

(オールマイトに謝りたかったけど、取材続いてたし・・・帰ったら、HP(ホームページ)からメッセージしてみよう)

「出久ッ!」

「?・・・かっちゃん?」

「ハァッ、ハァッ。なんであのとき飛び出してきやがった!!ちったぁ物事考えれねぇのか!!!」

「うえぇ!?そ、それは・・・」

(体が勝手に動いたんだよぉ!)

「確かにオメェは頑張ってっけどよぉ!!通用するかしないかは別だろォが!!!いいか!今後あんな無茶は二度とすんじゃねぇ!死にましたなんてふざけたことぬかしたらもっかいブッ殺してやらぁ!!分かったか!!!」

「わ、分かったから!落ち着いて!」

「気を付けろクソがッ!!!」

「は、はいぃぃぃぃ! 」

「チィッ!じゃあなクソデク!!!」

「あ、う、うん!じゃあね!!」

(タフネスだなぁ。まぁ、かっちゃんの言う通りだ、あのときの行動は褒められたものじゃないし、通用しなかったのも僕が無個性(むりょく)だったから。でも良かったかな。これできちんと身の丈に・・・)

 

「---本当に諦めてもよろしいの?」

(・・・!?)

「なっ、えっ、あ、アナタは・・・!」

長く緩いウェーブのかかった綺麗な金髪。フリルの沢山ついた白いドレス。その上に来ている紫のチャイナドレスみたいな服。

「あらら?そういえば名前はまだ教えていませんでしたわね。ワタクシ、八雲紫(やくもゆかり)と申しますわ」

 

 

「お久しぶりですわね、緑谷出久君」

 

 

これが彼女、八雲紫との2度目の遭遇だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うより!折角あのとき個性(ちから)を与えて差し上げたのに!どうして使わないの!」

「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!あのとき僕貰ってたんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

「もう!ゆかりんちょっとしょげちゃったんだから!」

「ご、ごめんなさいっ!!」

 

 

どうやら僕は、無個性じゃなかったようだ。

 

 

 




ヘドロ事件回でした。
執筆はその回の話を見返しながらしているので、ストーリーはアニメに忠実に進んでいきます。
そしてサラッと衝撃の事実!夢落ちではなかった!
あとゆかりんは大人のお姉さん演じてるお茶目ガールなのが好きです。
次回はオールマイトとゆかりんと修行回を予定しています。

あと、こうしたほうがいいよーなどと言った改善点など提示していただけたら幸いです。
  
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