例のごとく見切り発車なのでネタが続くまで書く所存でございます。
今回はスマホゲーム「#コンパス 【戦闘摂理解析システム】」についてです。
よろしくお願いします
「またお前か駆け出し勇者」
僕は脱力したように手に持っていたスマホを起き、天を仰いだ。
なぜこんなことになっているのか、数週間前に遡ろう
「ありがとうございました、またお越しくださいませ〜」
そう、あの日僕は機種変更のために携帯電話ショップ『柔らかい銀行』に来ていた。
そして…
「念願の…WiFi環境ゲットだぜ!」
これまでさんざん苦楽を共にしてきた通信制限と別れを告げる最終兵器「無線LAN」を手に入れた僕はココ最近で1番のハイテンションぶりを見せていた。
「そういや操虫棍使い(女)がなんか面白そうなゲームやってたな…なんだっけ?コンパスって言ってたっけ?ストアで調べてみよ…」
appストアの検索欄に「コンパス」と入力して検索してみると結果は…
「まあそりゃあ方位磁針出ますよね!」
画面を少し下にスクロールすると何やら妙なアプリが見つかった
「あえて言おう。こいつ初〇ミクのパクリだよね!白くしただけだし!薄い緑残ってるし!」
不運な男が不用意にキャラクターについて悪く言うとどうなるか、小人はこの後理解する事となる…
「とりあえずダウンロードしてみっか」
「よし、スマホゲー定番の初ガチャタイム!いいのこい!」
「我が覇道、一心に進むのみ!」
「おぉぉぉぉ!イッツジャパニーズサムライ!アンドカタナ!カッコイイネ!」
とりあえず性能はよくわからないので操虫棍使い(女)にスクショを送ってみたところ
「おー、忠臣って言うのそいつ。近距離強いし小人さんサンバールとブラストアッパー当ててたし使いやすいんじゃないー?タメ攻撃やってみ?楽しいぞ」
ちなみに僕が一番最初のSR以上確定ガチャで当てたのは2枚ともSRのカードでした。
URなんてなかった。いいね?
そんな訳でトレーニング的なサムウェアーでタメ攻撃やってみた。
「セェン!」
その瞬間忠臣がロケットもかくやという速度で刀を突き出して突進!ぶつかった敵キャラはビリヤードの如く遠くまで吹き飛んでいった。
「なにこれ交通事故?まあこいつ使ってとりあえずランク戦行くか〜」
「とりあえずCランクまで来たけどどうも伸び悩んでるなぁ…操虫棍使い(女)に聞いてみよう」
操虫棍使い(女)曰く
「小人さんイヤらしい性格してるからスプリンターの方が向いてると思うよ?初期キャラスプリンターだし1回使ってみ?」
「えぇ…初期キャラ?弱そう」
全国のアタリ君ファンの皆々様、僕が土下座して謝りましょう!
しかし当時の僕は愚かながらモン〇トくらいしかスマホゲームをやっておらず、初期キャラ=レッドリドラというイメージだったのです!
結論ですか?最終的に勝率5割を超えました
それから数日経って操虫棍使い(女)がスマホの画面を見せながら僕に言った
「小人さんさ、アタリ君もいいとは思うけど小人さんならこっちのVoidollってキャラのが使いやすいと思うねん」
画面に映っていたのはコンパスをダウンロードする際にさんざん悪く言ったキャラであった。
曰く、高い防御力による高耐久、その代わりに低めな体力と攻撃力、何より体力が減ると加速して移動速度がかなり速くなるらしい
「えっ何それ強い使いたい」
「初期から居るキャラだし普通に当たると思うんだけど…持ってない?」
「…です」
「え?」
「持ってないし持ってたらこんなに驚いてないです!」
「唐突にキレた!?よく見たら目がウルウルしてる!?」
そして話は冒頭に戻るのであった…
「いやなんでボイド出ないんですかねぇ!?駆け出し勇者これで6体目やぞ!?しかも3種類のコスチュームが2回ずつ来るとか本当にどういうことかなぁ!」
次のガチャでも
「今度はテスラか!最早お前恒常コスチューム全部揃ってるから!」
次のガチャでも
「出た声のいい死神!ありがとぅー!あーりーがとぅー!」
またその次のガチャでも
「いやまた駆け出しかよ!もはや画面が真っ白になった時点で絶望するくらいこの演出見慣れたわ!というかそのコスチューム持ってるから!せめて別の衣装!」
「気づいたらボイド以外のスプリンター全員揃ってる!?」
そんな折開催された女性キャラ限定ガチャ
運営によるとロボットは女性に含まれるようです。
なのでVoidollも対象に。
「俺は!3枚のヒーローチケットを生贄に!ジャンヌ!マリア!ヴィオレッタを召喚…」
「そうじゃねえぇぇえ!ちーーがーーうーーだーーろ!」
そんな訳で僕がVoidollを持っていないのはもはや鉄板の自虐ネタとなっていた。
ギルメンとタイムラインで話しているときも「お前そういえばVoidoll当たった?」と弄られる始末であった。
そしてVoidollが当たらないままコンパスを初めてひと月が経つこととなった…
日付が変わり操虫棍使い(女)とミッション回収をしようとミッションを確認した時。
「Voidollで3回バトル」
僕は2度見した。
「Voidollで3回バトル」
「はぁぁぁあああ!?当たってませんけどォォお!?全くもって!出ませんけど!?ついに運営にまで弄られてるの!?ねぇ!?」
その時操虫棍使い(女)が静かに言った
「今日、ボイド当たる気がする。引いてみ?」
「えっ…いや、ヒーローチケット1枚あるけどさ」
「
「謎の片言!?まあいいよじゃあ引いてくるわ」
「うん。引いてみ?」
「やべえこいつもうこれしか言わねぇ」
引いてみた
「………………………」
「どうだった?」
「ええぇぇえ!?当たったァァァア!?」
「└( ・´ー・`)┘」
「電話越しなのになんか腹立つこいつ!」
僕が
僕も刀剣〇舞始めようかな…
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