バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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2013年最後の投稿になります。長引くCパートです。
最近書いててアルティメットあんま出てないなと感じました。仕方ないですね。


二への足掛かり・Cパート

 

 対有栖川 洋子戦。お互いトリプルシンボルの叩き付けあいに競り勝ったのは私の方だった。…とにかく、私の意思は伝わっ…てないよな。

 

「はぁ…」

 

 軽く落ち込まれた。

 

「先輩」

「は、はい」

「もっとしゃんとしてください。勝ったんですから」

「お、おう…」

 

 …あの刺々しい、敵意に満ちた視線は無くなっていた。どちらかと言えば、手間の掛かる弟子を見るような視線。強気な表情が更にそんな感じに思える。まぁ、小さくならずに済めるならいいんだけど…。

 

「姉様にも私にも勝ったんですから、先輩にはもっと強くなってもらわないと困ります」

「…そう言われてもなぁ」

 

 ……それから有栖川に事細かく、くどくどと、デッキのなんたるかを説かれた。…年下からお説教食らうのは初めてだ。

 

「———という訳です。分かりましたか?先輩。ごちゃごちゃカードを入れるよりよっぽど良いと思われます」

「…はい」

「よろしい。では次にコスト帯について——」

 

 えっ、まだ続くの?

 

「はいはいそこまでにするっス」

 

 覚悟してたところに助け舟が。説明がヒートアップしそうになった有栖川を止めてくれたのは、さっき対戦した朱莉だった。いつの間に来たのか、有栖川の両肩に手を置いて軽く前後にガクガクさせている。

 

「あががが!?」

「長ったらしいお説教は後にするっスよ洋子~。次の対戦者がお待ちっスよ?」

「えっ、ちょ、わ、分かったから揺らすの止めなさ…気持ち悪くな…!」

「スンマセンっスねぇセンパイ。ウチの洋子が」

 

 い、いや、ためになったから良いんだけど揺らすのそろそろ止めて差しあげなさいな。若干有栖川の顔色が悪くなってきてるぞ…?

 

 

 

「じゃあセンパイ、洋子に勝ったんスね?」

「まぁ、一応」

「やるじゃないっスか〜!」

「お、おう…痛で!?」

 

 か、肩を思いっ切り叩くな!

 

「この調子で白星増やすっスよ~」

「増やせればな…」

「……せ、先輩には、最低でも…さ、三位になっていただかないと…ぅぷ…」

 

 完全に有栖川がダウン。今にもリバースしそうな顔色だ。だから止めたれと言ったのに…。

 

「洋子もドンマイっス。んじゃセンパイ、アタシあっち行くっスね。あ、洋子も連れてくんで心配ご無用っス〜」

「せ、先ぱ…ぅぐっ…!? あ、朱莉…ゆ、揺らさないで…!」

 

 ……何かいいたげだったが、肩を担がれ菫さんのところへと行ってしまった。…あれ大丈夫なのか?

 有栖川の事も気になるが、こっちの対戦もすっぽかす訳にはいかんし…。

 

 

 

 

 

「…………ぁ、ぁの………」

 

 

 

「……まだ対戦相手が来てないみたいだし、ちょっと様子見に行くか」

 

「……あ、あの…!」

 

「っ!?」

 

「…あ、す、すみません…!」

「えっ? あ、いや、こちら、こそ…?」

 

 突然声を掛けられて謝られた。何が何だが分からない。…えっと、さっき私声掛けられてた?

 

「……あの」

「ひっ…」

 

 …その反応はちょっとヘコむわ。

 

「あっ、ご、ごめんなさい…!わ、私…失礼なことを…」

「あ、いや…。大丈夫大丈夫。…えっと、有栖川と朱莉と一緒にいる…」

「は…はい…。洋子ちゃんと朱莉ちゃんと同じ、中等部一年で、生徒会執行部総務補佐兼書記補佐の“静鳴(しずなき) (しずく)”です…」

 

 そうそう、静鳴。おどおどした様子が印象的で、何かと謝るのが特徴だっけ。…この娘もバトスピやってたんだ。

 

「と、登録名…“テケリリ”です…」

「テケリリ……ああ、あった。うん。こっちは“見習い”。よろしくね」

「は、はい…。よろしく、お願いします。緋立先輩…」

 

 さっきまでりぃな、朱莉、有栖川とキツいバトルが続いていたから、今回はゆったりとまではいかないだろうけど落ち着いてバトルできそうだ。

 

 

 VS《静鳴 雫》

 【???】

 

「さて、先攻後攻はどうする?」

「あ…は、はい…。じ…じゃんけんで…」

「あいよ」

 

 ジャンケンポン!負けた!ジャンケン弱いな私!

 

「あぁ…!ご、ごめんなさい…!」

「えっ? あ、いや良いよ大丈夫だよ」

「ごめんなさい…」

「大丈夫だって。…で、先攻後攻どっち?」

「は、はい…。で、では…せ、先攻を…」

 

<雫・先攻第一ターン>

「では、あの…先攻、始めさせていただきます…」

(雫リザーブ4)

(手札4→5)

 

「メインステップ…」

 

 ふむ、おどおどした感じとは裏腹に落ち着いた手つきだな。

 

「えっと……。ネクサスの《海底に眠りし古代都市》を配置します…」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

青 ネクサス

《海底に眠りし古代都市》

コスト4 軽減青3

<0> Lv1

<3> Lv2

シンボル:青

Lv1・Lv2『???』

???

Lv2『???』

???

 

 青か…。あの自称カケルさんのデッキ破壊みたいなもんなのかな?

 

「それで…、バーストをセット…します…」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「……ターンエンド、します…」

 

<悠姫・後攻第二ターン>

「よし、スタートステップ」

(悠姫リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

 さて、あのネクサスが何なのかまた調査不足…てか覚えてられないのが現実でしてね。あれがどんな効果発揮するのか分からないのですゆ。

 

「まぁまずは安定の《リューマン・フェニック》。レベル1で召喚と」

(手札5→4)

(リザーブ5→1)

(トラッシュ0→3)

[リューマン・フェニック コア1 レベル1→3 BP2000→6000]

 

「フェニックはスピリットが2体以下のとき、こいつはレベル3として扱われる。次にバーストをセット」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「アタックステップ。リューマン・フェニックでアタック。アタック時効果で1枚ドロー」

(手札3→4)

 

 先制パンチでどう動くかな。

 

「あ、えっと…ら、ライフで受け…ます…」

(雫ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「で、では…ライフが減ったので…バースト発動、します…」

{バースト:セット→発動}

 

「《ディクタドールレギオン》…です…」

「ん。会長とバトルしたときに見たような?」

「はい…。ライフが減ったとき発動して…ボイドから、コア2つをネクサスに置きます…」

[海底に眠りし古代都市 コア0→2]

 

青 マジック

《ディクタドールレギオン》

コスト5 軽減青3

【バースト:自分のライフ減少後】

ボイドからコア個を自分のネクサスつに置く。

その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

フラッシュ:

相手のバースト1つをオープンする。そのカードがスピリットカードのとき破棄する。

それ以外のときは元に戻す。この効果は、メインステップで使えない。

 

「フラッシュ効果は、使わず、そのままで…」

「むむっ、ターンエンドだな」

 

<雫・第三ターン>

「スタートステップ…」

(リザーブ1→2)

(手札3→4)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「メインステップ…。も、もう一枚…《海底に眠りし古代都市》を配置、します…」

(手札4→3)

(リザーブ6→3)

(トラッシュ0→3)

 

「2枚目か…」

「そして…ネクサス配置に反応して…《ティンダロ・ハウンド》を、ノーコストで…召喚します…」

(手札3→2)

(リザーブ3→2)

[ティンダロ・ハウンド コア1 レベル1 BP2000]

 

「ノーコスト…?」

 

青 スピリット

《ティンダロ・ハウンド》

コスト3 軽減青2 <異合(いごう)>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP6000

シンボル:青

手札にあるこのスピリットカードは、自分のネクサスを配置したとき、コストを支払わずに召喚できる。

Lv2『自分のアタックステップ』

自分のスピリットがBPを比べコスト3以下の相手のスピリットだけを破壊したとき、このスピリットは回復する。

 

「造兵じゃないのか」

「ご、ごめんなさい…。い、“異合”は…青の系統の一つ、です…。造兵が、コツコツ場を建造する感じなら…異合は、突然…と言った…」

 

 突然、ねぇ。ここまででスピリットがノーコストで飛び出してくるのを考えるに、奇襲性が高いのかな? …使ってる静鳴さんには悪いが、妙に生々しいイラストというか何と言うか…。

 

「あ、あの…あと、古代都市の効果が発揮、されます…」

「おっ」

「私の、系統:<異合>を持つスピリットが召喚されたとき…ボイドから、コア1つをリザーブに、置きます…。こ、古代都市は2枚ありますので…ふ、2つ、置きます…」

(雫リザーブ2→4)

 

「コアブーストか」

「い、異合は…これが無いと始まらないので…。すみません…」

 

《海底に眠りし古代都市》

Lv1・Lv2『自分のメインステップ』

系統:<異合>を持つ自分のスピリットが召喚されたとき、ボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。

 

 これで更に2つコアで有利になった訳だ。青でコアブーストは難しいって璃恵に教わったが、一部例外があるってのも言ってたような。

 

「次に…マジック《ストロングドロー》を使います…」

(手札2→1)

(リザーブ4→3)

(トラッシュ3→4)

 

「で、デッキから3枚、ドローして…」

(手札1→4)

 

「2枚、破棄します…。破棄するのは……《海魔巣食う海域》と《魔王蟲の根城》…です」

(手札4→2)

 

青 マジック

《ストロングドロー》

コスト3 軽減青2

メイン:

自分はデッキから3枚ドローする。

その後、手札2枚を破棄する。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1体をBP+3000する。

 

 ふむ、赤や紫と違って手札を増やすってよりは交換って言った方が正しいかな。ストロングドローを使ったときと手札の枚数変わってないし。

 

「あ、あの…」

「ん?」

「こ、こういう手札交換系のマジックは…ドロー枚数が多いのもあるんですが、捨てる手札によって、相手に無言の圧力を与える交換も…あったり、します…」

「見える情報で、ってことか」

「大抵、そういうのは…紫がやると交換絶大ですね…」

「まぁトラッシュが手札みたいな色だしなぁ。当たっててそう思ったよ。ボコボコにされた私が言うんだから」

「そうですね。ふふふ…」

 

 あ、笑ってくれた。自然な笑い方。可愛いじゃないか。びくびくしてる顔よりそっちの方が良い感じだ。

 

「さて、続けて続けて」

「あ、はい。…では、ブレイヴ《フォビッド・バルチャー》を、ティンダロ・ハウンドに直接、合体させます…」

(手札2→1)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ4→7)

 

フォビッド・バルチャー

  ↓ 直接合体

ティンダロ・ハウンド(合体)

[コスト:3+5=8]

[BP2000+4000=6000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「フォビッド・バルチャーの…召喚時効果発揮、です…。わ、私のトラッシュにある紫、緑、青のネクサスカードすべてを…ノーコストで、配置します…」

「すべて!?」

 

青 ブレイヴ

《フォビッド・バルチャー》

コスト5 軽減青2 <戦獣(せんじゅう)・爪鳥>

<1> Lv1 BP4000

<0> 合体 +4000

シンボル:なし

【合体条件:コスト3以上】

Lv1『このブレイヴの召喚時』

自分のトラッシュにある紫/緑/青のネクサスカードすべてを、コストを支払わずに配置する。

【合体時】『???』

???

 

「ストロングドローで破棄した2枚を…トラッシュから配置、します」

[海魔巣食う海域 コア0 レベル1]

[魔王蟲の根城 コア0 レベル1]

 

「最後に…《猪人ボアボア》を、召喚します…。コストは、古代都市にあるコア2つを使います…」

(手札1→0)

[海底に眠りし古代都市(1) コア2→0]

(トラッシュ7→8)

[猪人ボアボア コア1 レベル1 BP2000]

 

「では…アタックステップに入ります…」

 

 お、攻めてくるか。一体異合はどんな攻め方をしてくるのやら。…まさかライフ5ついただきますなんて荒業はやらない、よな?

 

「ボアボアで…アタック、します…」

「ふむ」

「そ、そこで…ボアボアと海魔巣食う海域の効果、発揮です…」

「何っ」

「まず…海魔巣食う海域の効果で…。わ、私の【連鎖】を持つ、スピリットがアタックしたとき、そのスピリットのレベルを1つ上のものとして、扱います」

「レベル操作か!」

「はい…。ぼ、ボアボアは、レベル1から【連鎖】を、持っています…。ですので、レベル2になります…」

[猪人ボアボア レベル1→2 BP2000→4000]

 

「更に…ボアボアも、アタック時効果で、自分のレベルを1つ上げます…。

 そして、【連鎖:緑】です…。魔王蟲の根城がシンボル緑を持っています。よって、ボイドから、コア1つをボアボアに置きます…」

[猪人ボアボア コア1→2 レベル2→3 BP4000→8000]

 

「いきなりBP8000の最大レベル!?しかもコアブーストまでやるなんて…」

 

青赤 ネクサス

海魔(かいま)巣食(すく)海域(かいいき)

コスト5 軽減青2赤1

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:青赤

Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』

【連鎖】を持つ自分のスピリットがアタックしたとき、そのスピリットのレベルを1つ上のものとして扱う。

Lv2『???』

???

 

青 スピリット(闇)

猪人(いじん)ボアボア》

コスト3 軽減青1緑1 <獣頭(じゅうとう)>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP4000

<7> Lv3 BP8000

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

このスピリットのレベルを1つ上のものとして扱う。

【連鎖:条件《緑シンボル》】

[緑]:ボイドからコア1個をこのスピリットに置く。

 

「ライフで受けるしかないか」

(悠姫ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「あ…ご、ごめんなさい…。魔王蟲の根城の効果…発揮、です…」

「えっ!?」

「【連鎖】を持つボアボアのアタックで、先輩のライフを減らしたので…ボイドからコア1つを、リザーブに置きます…」

(雫リザーブ0→1)

 

緑青 ネクサス

魔王蟲(まおうちゅう)根城(ねじろ)

コスト5 軽減緑2青1

<0> Lv1

<2> Lv2

シンボル:緑青

Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』

【連鎖】を持つ自分のスピリットのアタックで相手のライフが減ったとき、ボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。

Lv2『???』

???

 

「コアの差が序盤でとんでもなくついてしまった…」

「ご、ごめんなさい…。ターン、エンドです…」

 

<悠姫・第四ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ2→3)

(手札4→5)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ3→6)

 

「メインステップ。……これはどうしたもんかな。とにかく《ムゲンドラ》を召喚」

(手札5→4)

(リザーブ6→5)

[ムゲンドラ コア1 レベル1 BP1000]

 

「次に《ガーネットドラゴン》を召喚。レベル2だ」

(手札4→3)

(リザーブ5→1)

(トラッシュ0→2)

[ガーネットドラゴン コア2 レベル2 BP4000]

 

「更に《プテルファイター》をガーネットドラゴンに直接合体。コストはリューマン・フェニックから受け取る」

(手札3→2)

[リューマン・フェニック コア1→0 消滅]

(トラッシュ2→3)

 

プテルファイター

  ↓ 直接合体

ガーネットドラゴン(合体)

[コスト:4+4=8]

[BP4000+4000=8000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「召喚時効果。今消滅した、系統:<竜人>を持つリューマン・フェニックを回収っと」

(手札2→3)

 

「アタックステップ。ガーネットドラゴン、猪人ボアボアに指定アタック」

「はい…。ボアボアで、ブロックして、そのまま破壊まで…」

[猪人ボアボア 戦闘破壊]

(リザーブ1→3)

 

「このままターンエンド、かな」

 

 とりあえずアタックしてコアブーストするやつは残すとくとアレだから退かしといて、こっちのフェニックは残しとくといつも真っ先に潰されちゃうから回収して次に繋げてと。

 ガーネットドラゴンもプテルファイターと合体してるからBP8000以内なら疲労状態で相手のアタックを止められる。…いい調子なんじゃないかな?

 

<雫・第五ターン>

「スタート、ステップ…」

(リザーブ3→4)

(手札0→1)

(トラッシュ8→0)

(リザーブ4→12)

 

「…マジック、《ハンドリバース》を使用、します…」

(手札1→0)

(リザーブ12→8)

(トラッシュ0→4)

 

「手札をすべて破棄して、先輩の今の手札と同じ枚数になるよう、ドローします…」

「ほほう。…でも破棄できる手札無くないか?」

「え、えっと、ですね…。これは、使った時点で手札が0でも、問題無く使えるのが…最大の利点、なんです…」

「へぇ~、ほんと便利なんだな。んじゃ、こっちの手札は3枚だ」

「はい…。で、では…3枚ドロー、します…」

(雫手札0→3)

 

「…うん」

「良いの引けた?」

「あ、はい…。ごめんなさい…」

「あはは。謝んないでいいって」

「はい…。続けて…《ミノタ・コルス》を召喚、します…」

(手札3→2)

(リザーブ8→5)

(トラッシュ4→6)

[ミノタ・コルス コア1 レベル1 BP3000]

 

「い、<異合>を持つ、ミノタ・コルスが召喚されたので…古代都市の効果、ボイドからコア2つを、リザーブに置きます…」

(リザーブ5→7)

 

「更に…《星海獣シー・サーペンダー》を、レベル2で召喚…します…」

(手札2→1)

(リザーブ7→1)

(トラッシュ6→8)

[星海獣シー・サーペンダー コア4 レベル2 BP7000]

 

「い、<異合>を持つので、ボイドからコア2つをリザーブに…。そして、シー・サーペンダーの召喚時効果発揮、です…」

(リザーブ1→3)

 

「先輩の、コスト4以下のスピリット、ムゲンドラを破壊、します…」

「なんと…」

[ムゲンドラ 破壊]

(リザーブ1→2)

 

青 スピリット

星海獣(せいかいじゅう)シー・サーペンダー》

コスト5 軽減青2赤2 <異合・星魂>

<1> Lv1 BP3000

<4> Lv2 BP7000

シンボル:青

Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』

コスト4以下の相手のスピリット1体を破壊する。

Lv1・Lv2『???』

???

Lv2『???』

???

 

「次に…バーストをセット、します…」

(手札1→0)

 

「それと、古代都市をレベル2に、します…」

(リザーブ3→0)

[海底に眠りし古代都市(1) コア0→3 レベル1→2]

 

「古代都市、レベル2の効果…。わ、私の<異合>を持つスピリット全員、ダブルシンボルにします」

「全員ダブルシンボル!?」

[星海獣シー・サーペンダー シンボル青→青青]

[ミノタ・コルス シンボル青→青青]

[ティンダロ・ハウンド(合体) シンボル青→青青]

 

《海底に眠りし古代都市》

Lv2

系統:<異合>を持つ自分のスピリットすべてのシンボルを、そのスピリットが持つシンボルと同じ色のシンボル2つにする。

 

「な、なんつーデタラメな効果だ…」

「青の異合…シンボルを増やすのは、赤と同じくらい、得意なんです…。それで、フォビッド・バルチャーを、シー・サーペンダーに付けなおします…」

[ティンダロ・ハウンド(合体)→分離]

フォビッド・バルチャー

  ↓ 換装

星海獣シー・サーペンダー(合体)

[コスト:5+5=10]

[BP7000+4000=11000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「ティンダロ・ハウンドのコアを、海魔巣食う海域に移して、レベル2にします…」

[ティンダロ・ハウンド コア1→0 消滅]

[海魔巣食う海域 コア0→1 レベル1→2]

 

「アタックステップに入ります…。シー・サーペンダーで、合体アタック…」

 

 むむむ…。BP11000のダブルシンボル、これは厳しいな…。

 

「し、シー・サーペンダーの、レベル1からのアタック時効果、発揮します…。【強襲】です…」

「げっ!?」

「か、海魔巣食う海域を疲労させて、シー・サーペンダーを回復させます…」

 

《星海獣シー・サーペンダー》

Lv1・Lv2【強襲:1】『このスピリットのアタック時』

このスピリットは、ターンに1回まで、自分のネクサス1つを疲労させることで回復できる。

 

「さ、更に…海魔巣食う海域レベル2の効果、です…。お互いのアタックステップで、先輩の赤、緑、白のバーストは発動、できません…」

「なっ!? マジかよ…!?」

「ひっ…!ご、ごめんなさい…!」

「あ、ああ、いやぁごめんごめん」

 

《海魔巣食う海域》

Lv2『お互いのアタックステップ』

相手は赤/緑/白のバーストを発動できない。

 

 とんでもない効果に思わず伏せていたバーストを確認する。…赤だよ!どうすんだこれェ…。

 

「あ、あの…アタックは…」

「ちょ、ちょい考えさせてください…」

 

 あの星海獣シー・サーペンダーのダブルシンボル、もしこれをライフで受けたとする。残りライフ2。…それでもあと2回ダブルシンボルが飛んでくるかもしれないんだよなぁ。

 

「……ライフで受ける」

「シー・サーペンダーは、ダブルシンボル、です…」

(悠姫ライフ4→2)

(リザーブ2→4)

 

「これは痛い」

「次に、ミノタ・コルスで、アタックします…。ミノタ・コルスのアタック時効果、先輩の白のバーストは発動できません…。

 更に、【連鎖:赤】発揮です…。1枚ドロー、します…。【連鎖】を持ってるので、ミノタ・コルスのレベルを2に…」

(雫手札0→1)

[ミノタ・コルス レベル1→2 BP5000]

 

青 スピリット

《ミノタ・コルス》

コスト3 軽減青1 <異合>

<1> Lv1 BP3000

<3> Lv2 BP5000

シンボル:青

Lv1・Lv2『このスピリットのアタック時』

相手は白のバーストを発動できない。

【連鎖:条件《赤シンボル》】

[赤]:自分はデッキから1枚ドローする。

 

 BP5000のダブルシンボルなら止める他無い。これは通せないな…。

 

「ガーネットドラゴンは疲労状態でブロックできる。よって、BP8000のガーネットドラゴンでブロックする」

「はい…。ミノタ・コルスは、破壊されます…」

(リザーブ0→1)

 

「ぶ、合体しているフォビッド・バルチャーの合体時効果、発揮です…。コスト4以下の、スピリットがアタックしているバトルが終了したとき、アタックステップを強制終了、します…」

 

《フォビッド・バルチャー》

【合体時】『お互いのアタックステップ』

コスト4以下のスピリットがアタックしているバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。

 

「この、効果は…先輩のアタックステップにも、有効です…」

「うぇ、マジかぁ…」

 

 てことはアタックする順番を考えなきゃならんか。

 

「改めて、ターンエンドです…」

 

<悠姫・第六ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ3→4)

(手札3→4)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ5→8)

 

「メインステップ。リューマン・フェニックをもう一度召喚」

(手札4→3)

(リザーブ8→5)

(トラッシュ0→2)

[リューマン・フェニック コア1 レベル1→3 BP2000→6000]

 

「ガーネットドラゴンをレベル3にして、プテルファイターをリューマン・フェニックに付け替える」

(リザーブ5→3)

[ガーネットドラゴン コア2→4 レベル2→3 BP4000→6000]

プテルファイター

  ↓ 換装

リューマン・フェニック(合体)

[コスト:3+4=7]

[BP6000+4000=10000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「次にネクサス《狩る者の集落》を配置」

(手札3→2)

(リザーブ3→2)

(トラッシュ2→3)

 

「次。《砲竜バル・ガンナー》をガーネットドラゴンに直接合体!」

(手札2→1)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ3→5)

砲竜バル・ガンナー

  ↓ 直接合体

ガーネットドラゴン(合体)

[コスト:4+4=8]

[BP6000+2000=8000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:白+赤=白赤]

 

 この布陣ならどうだ。このまま押し切れるとは思えないが、追い詰めるには到れるはずだ。

 

「アタックステップ。狩る者の集落効果。赤のスピリット、アルティメットのBPをプラス2000するぞ」

[リューマン・フェニック(合体) BP10000+2000=12000]

[ガーネットドラゴン(合体) BP8000+2000=10000]

 

「リューマン・フェニック、合体アタックだ!アタック時効果で、1枚ドロー!」

(手札1→2)

 

「あ、あの、フラッシュ、タイミング…です…!」

「むむっ」

「マジック、《ソウルリッパー》を…使用します…!不足コストは古代都市から使い、ます…!」

(雫手札1→0)

[海底に眠りし古代都市(1) コア3→0 レベル2→1]

[トラッシュ8→11]

 

「リューマン・フェニックに合体している、プテルファイターを破壊します…。破壊できたので、1枚、ドローします…」

(手札0→1)

 

「ドローまでできるのか…。プテルファイターは破壊される」

「さ、更に、【連鎖:青】発揮です…。い、今ブレイヴを剥がされた、コスト4以下のリューマン・フェニックを、破壊します…!」

「何っ!?」

[プテルファイター(合体中) 破壊]

[リューマン・フェニック 破壊]

(悠姫リザーブ0→1)

 

紫 マジック

《ソウルリッパー》

コスト3 軽減紫1

フラッシュ:

相手の合体スピリットのブレイヴ1つを破壊することで、自分はデッキから1枚ドローする。

【連鎖:条件《青シンボル》】

[青]:コスト4以下の相手のスピリット1体を破壊する。

 

「ぐぬぬ…。ターンエンドするしかない…」

 

<雫・第七ターン>

「スタート、ステップです…」

(リザーブ1→2)

(手札1→2)

(トラッシュ11→0)

(リザーブ2→13)

 

「メインステップ…。《リバイヴドロー》を使用、します…。効果は、2枚ドローを、選択します…」

(手札2→1)

(リザーブ13→10)

(トラッシュ0→3)

(手札1→3)

 

「…次に、マジック《ディープシーイリュージョン》を使用、します…」

(手札3→2)

(リザーブ10→9)

(トラッシュ3→4)

 

「このターン、わ、私がスピリット、もしくは、ブレイヴを召喚するとき…ネクサスを疲労させた数だけコストを1支払ったことに、なります…」

 

 踏み倒し系のマジックか。赤はライフを参照にして、青は…ネクサスの数か。

 

青 マジック

《ディープシーイリュージョン》

コスト3 軽減青2

メイン:

このターンの間、自分がスピリットカード/ブレイヴカード1枚を召喚するとき、自分のネクサスを好きなだけ疲労させることで、この効果で疲労させたネクサス1つにつき、1コストを支払ったものとして扱う。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1体をBP+1000する。

 

「古代都市2枚、海域、根城…。この4枚全部を疲労させます…」

 

 …これは、デカいのがくる。

 

「黒い風と共に顕れしは、名状しがたき旧支配者…。

 《異海双龍ハスターク》

 詩声に導かれ、此処に飛来します…」

 

青 スピリット

異海双龍(いかいそうりゅう)ハスターク》

コスト9 軽減青4 <異合・海首(かいしゅ)>

<1> Lv1 BP8000

<2> Lv2 BP13000

<6> Lv3 BP23000

シンボル:青青

 

「コストは、ネクサスを4枚疲労させたので…4支払ったものとします…。そこに、元の軽減青4つ。コストは1、レベルは1で召喚です…」

(手札2→1)

(リザーブ9→7)

(トラッシュ4→5)

[異海双龍ハスターク コア1 BP8000]

 

 また、前の二人よりも更にド級の切り札が来たもんだ…。BP23000のダブルシンボル、まず止めることは難しい。

 

「ハスタークが召喚されたため、古代都市効果でコア2つをリザーブに…」

(リザーブ7→9)

 

「次に…2枚目の《リバイヴドロー》を使用します…。2枚ドロー…」 

(手札1→0)

(リザーブ9→6)

(トラッシュ5→8)

(手札0→2)

 

「…引きました。蒼き海の(よどみ)より現れる黙示録の剣。

 《深淵の巨剣アビス・アポカリプス》

 異海双龍ハスタークに直接合体させます…」

(手札2→1)

(リザーブ6→4)

(トラッシュ8→10)

 

深淵の巨剣アビス・アポカリプス

  ↓ 直接合体

異海双龍ハスターク(合体)

[コスト:9+5=14]

[BP8000+5000=12000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:青青+青=青青青]

 

「アビス・アポカリプスの召喚時効果…。

 このターンの間、わ、私のスピリットすべてのレベルを最大にします…」

[異海双龍ハスターク レベル1→3 BP8000→23000+5000=28000]

 

青 ブレイヴ

深淵(しんえん)巨剣(きょけん)アビス・アポカリプス》

コスト5 軽減青3 <剣刃>

<1> Lv1 BP5000

<0> 合体 +5000

シンボル:青

【合体条件:コスト5以上】

Lv1『このブレイヴの召喚時』

このターンの間、自分のスピリットすべてを、そのスピリットが持つ最高レベルとして扱う。

【合体時】

???

 

「最後に、魔王蟲の根城をレベル2にして、アタックステップです…。異海双龍ハスターク、レベル2からの効果、発揮します…。

 【連鎖】、もしくは系統:<異合>を持つ、私のスピリットは全員ダブルシンボルとなります…」

(リザーブ4→2)

[魔王蟲の根城 コア0→2 レベル1→2]

 

「古代都市の範囲が広がった効果…!?」

「で、でも…デメリットでも、あります…。ダブルシンボルに“する”というのは、シンボルが2つに固定されてしまう…ということでも、あるんです…」

[異海双龍ハスターク(合体) シンボル青青青→青青]

[星海獣シー・サーペンダー シンボル青→青青]

 

《異海双龍ハスターク》

Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

【連鎖】/系統<異合>を持つ自分のスピリットすべてのシンボルを、そのスピリットが持つシンボルと同じ色のシンボル2つにする。

 

「あ、改めて、異海双龍ハスターク…剣刃合体アタック…!」

「くっ…!」

「異海双龍ハスタークのレベル1からの、わ、私のアタックステップでの効果です…」

「まだある!?」

 

「先輩は、わ、私の<異合>を持つスピリットをブロックするなら、手札1枚を破棄しなければ、ブロックできません…。

 更に、バーストを発動したいなら、そのバーストは…ノーコストではなく、コストを支払ってください…。さもないと、発動できません…。海魔巣食う海域の効果と合わせて…赤、緑、白以外のバーストは発動できず…紫、青、黄であっても、コストを支払わなければ…発動は許しません…」

「……!?」

 

《異海双龍ハスターク》

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

系統:<異合>を持つ自分のスピリットがアタックしたとき、相手は、相手の手札1枚を破棄しなければブロックできない。

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

相手がバーストを発動するとき、相手はそのカードのコストを支払わなければ発動できない。

 

「……ぐうの音も出ないほど圧倒されとる。…手札の《滅龍帝ジエンド・ドラゴニス》を捨てて、ガーネットドラゴンでブロックする。あ、これさっきリューマン・フェニックで引いてしまった1枚ね」

(悠姫手札3→2)

 

「で、では、そのまま破壊で…」

[ガーネットドラゴン(合体) 破壊]

[プテルファイター 残留 コア4]

 

「続けて、シー・サーペンダーで、合体アタックです…」

「フラッシュタイミング!マジック《エターナ——」

「ま、待って…ください…!」

「えっ?」

「アビス・アポカリプスの、合体時効果が、あります…。先輩の、今場にあるシンボルの色以外のマジック、バーストは…使用できず、発動もできません…」

「…マジですかい」

 

《深淵の巨剣アビス・アポカリプス》

【合体時】

相手は、相手のフィールドにあるシンボルと同じ色のバーストしか発動できず、相手のフィールドにあるシンボルと同じ色のマジックカードしか使用できない。

 

 …手詰まりです。残った手札は《エターナルディフェンス》と《バトルキャンセル》だけ。白と黄じゃ使えるはずもなく、伏せたアルティメットウォールも不発のままと…。

 

「…フラッシュは無いな」

「では…」

「惨敗だな、ライフで受ける!」

(悠姫ライフ2→0)

 

 

 

〔winner!! 静鳴 雫〕

 

.

 




AからCまで、後輩三人とのバトルでした。
【地竜】【想獣】【異合】と剣刃編で大分強くなった3つの系統を使ってみましたが、如何だったでしょうか。ここにそれぞれのアルティメットが入ったらまた面白いことになりそうです。
詩姫パックは皆さん何も言わずに3、4箱買いましょう(提案)
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