バトルスピリッツ スターティング・ゼロ 作:謙虚なハペロット
新しくデッキを組む楽しみは格別ですよね。
あれやこれやと悩む時間はワクワクします。
「たっはぁー!負けたー!」
「か、勝った…!」
疾風と明星の対決。制したのは私が受けとった疾風の方だった。…運が良かったと言ったら怒られるだろうか。
「は〜い。エキシビション戦は、悠姫ちゃんの勝利で〜す」
「いやぁ強くなってるね悠姫君。恐れ入ったよ」
「そ、そんな…」
「謙遜しなくても良いよ。実力は確かに付いてきてる。次は本デッキの青でお相手したいね」
麗奈さんからお褒めの言葉をいただいてちょっと照れ臭い。
「さて〜。エキシビションに勝った悠姫ちゃんには、ご褒美がありま〜す」
…ご褒美?
「ジャ〜ン♪ さっき使った構築済みデッキ2つと“新プロモーションカード”の贈呈で〜す」
「新プロモーションカード?」
何処から取り出したのか、新品の疾風と明星のデッキを2つずつに謎の新プロモーションカード3枚を受けとった。…こ、こんな大量に貰っていいのだろうか。
「麗奈さんの奢りだから〜、遠慮はいらないからね〜」
「…え゛っ!?」
「あー!イイなァ〜悠姫ィ〜!ワタシもそのプロモカード欲しいー!」
「ボクも欲しいのですよお姉ちゃん!」
「なら〜、二人には悪いんだけど、関連商品を1000円以上買ってね〜。お安くしとくから〜♪」
…商売上手ですね、菫さん。
「店長!ワタシ疾風と明星3つずつ買ッた!」
「ボクも3つずつなのです!」
「お買い上げありがとう〜♪」
「あ、あの菫さん? 私の奢りってのは…」
「敗者必滅って〜、言うじゃない?」
「私はいつ獄龍隊式バトルをしていたのだろうか…」
「………」
何と無く緑と黄のデッキを眺める。
今までは赤と白を主流にしてバトルしてきたが、ここからどうしようか。デッキを何とかしようと思ってた矢先、この構築済みデッキが舞い込んで来た。
「やれやれ、思わぬ出費だった…。しかしこのプロモを手に入れられたから良しとしようか」
「何か…、すみません…」
「ははっ。いいさいいさ。気にしないでくれよ」
あっけらかんと笑う麗奈さん。やはりできる大人は心の広さが違った。
「ちょっと隣失礼。…で、どうするんだい?」
「……正直迷ってます」
「それでいい。強くなるために迷うことは、自分にとって大きな糧になるからね」
迷うと言っても、1からデッキを崩してしまえば迷う以前の問題か分からない。崩して良いものか、疾風や明星、白銀のを混ぜてどうにかするか…。
「悠姫君のは“灼熱”のを元にしているんだよね」
「はい。璃恵が初心者ならこっちだって」
「なるほど。璃恵君らしい」
この灼熱もほとんど原型を弄っただけだし、限界が来るのも当然。
これからどうにかしなきゃならん。
「…なら1つ、提案がある」
「提案、ですか?」
「うん。…悠姫君、“青”を混ぜてみる気はあるかい?」
「“青”を…?」
“青”。デッキ破壊やコストを見ての破壊、妨害を得意とする色。今の私にそれが使えるんだろうか。
「今の悠姫君だから提案したんだよ。今の君なら、赤の殲滅力と青の圧力を使えるさ」
「だと良いんですけど…」
—————日付変わって次の日、日曜日の朝。
珍しく祐依が起こしにくる前に起きてしまった。…まだ6時だよ。
「早めに寝付いてこれか…。二度寝したいほどじゃないしなぁ」
万年寝坊助の私が本当に珍しく早起きしてしまった事には訳がある。
昨日のショップバトル後、璃恵、真桜、提案者の麗奈さん、菫さんを巻き込んでの、大デッキ改築会になった。…ちょっと大袈裟だが。
私のデッキを解体して、赤をメインに置きつつ、今の青を混ぜ合わせるという内容。
しかしこれがまた大変なことになったんだっけ。
「悠姫。これはデッキを崩すよりも、いッそのこと“新しいデッキ”を組んじャッた方が早いかもヨ?」
この璃恵の一言で私はもう一つデッキを持つようになってしまった。
しかもこの新デッキ、一緒に組んだ皆が「一瞬の油断が命取り」と口を揃えて言う。バランス崩壊手前のような片方いらないとまで言われそうなバランス。勿論試しのバトルはしていない。
……まぁ、何だ。つまりはこのデッキを回したくて早起きしてしまったって事。
既にぶつかり稽古癖が付いてるため負けるのは承知だ。いきなり組み上がってまともに戦える訳がない。
「早くバトルしたいな…」
…まさか私から催促の言葉が出るなんて、言った私も驚きだ。
と、そういえば璃恵のやつが日曜朝にバトルスピリッツのアニメがやってるとか言ってたな。時間は…、まだ余裕があるな。下に行って何か摘んでるかな。
「…私が最初か」
出掛けはしないが最低限の身形を整えてリビングに降り、テキトーにキッチンとか冷蔵庫を漁る。…お、冷凍ミニピザ発見。これでいいか。トースターでちちょいと解凍し、飲み物確保してテレビ前に移動。そしてミニピザを食う…!
「……世界一カッコイイポテチの食べ方とか璃恵やってたなそういえば」
『ラジオを聴きつつ参考書とノートを取り、左手でポテチを取って、ポテチを食う…! ウヒャ〜♪カッコイイ〜♪!』
「………」
「————お、お姉ちゃん…?」
「ん?」
あの馬鹿は何に感化されたんだろうと思っていたら、不意に後ろから声をかけられた。どうやら祐依が起きてきたようだ。
「おはよう」
「………」
「…どうした?」
「………お……お母さーん!! お姉ちゃんが早起きしてるー!!」
「おい」
「びっくりするよ。お姉ちゃんがこんな朝早くにしっかり起きてるんだもん」
「そうよねぇ。今日辺り雪でも降るのか心配だわ」
「………」
酷い言われようである。
結局母も起きてきてこの言われようだ。泣くぞ私。
まぁいい。拗ねても仕方ないので早めの軽い朝食。私は先にミニピザを食ったのでトースト1枚だけ。
「………」
「えっと…、何チャンだったっけ…」
「テレ朝だよ」
「おう。……あれ?祐依も見てるのか?」
「ま、まぁ…。特に見たいのも無いから」
「ふ〜ん」
まぁ朝から政治だ事件だはもう少し後で良いわな。祐依に言われた通りテレビを点け、チャンネルを回す。調度始まるところだったか。
『皆、おはよう! 今日紹介するおハガキは、これだ!』
「…へぇ。最近のアニメってイラスト募集とかしてるのk」
「ぶっ…! …っ!? けほっ、けほっ…」
突然祐依が咽せた。普段大和撫子のような妹が紅茶を噴き出すところ初めて見た。
「だ、大丈夫か!?」
「けほっ…。だ、大丈夫…えほっ……よ…40歳……けほっ…」
『答えが無いなら 積み重ねればいい。あと少し、少しだけ、忘れないように』
咽せた祐依を介抱していたらオープニングが始まっていた。誰が誰だか分からんが、とにかく今は祐依だ。
『流星のターン。…時は来た』
しばらく視聴してバトル後半。
どうやらこの“流星のキリガ”ってキャラと“疾風のゼロ”っていうキャラとの対戦のよう。
しかし最近のカードアニメのバトルは凄いなぁ。迫力あるというか、生き生きしてるというか。
『天に聳える城塞、大地をも砕くその威容。降臨せよ!《アルティメット・キャッスルゴレム》!!』
「Uキャッスルゴレム…。麗奈さんが使う切り札…」
「………」
『アルティメットトリガー、ロックオン!』
『っ!』
『コストは』
『…《グラディ・タイガー》、コスト5だ』
『ヒット。ヒットしたカードのコスト1につき、3枚破棄する』
…アニメではあんな派手にデッキ吹き飛ばされてるのか。
『え〜っと…?』
『5×3=15。15枚破棄だ』
『うおぉっ!?』
「………」
「最大Uトリガー分入れて19枚破棄って凄まじいよな…。青デッキと当たった、ああいうのを覚悟しないと…」
「お姉ちゃん、どうだった?」
「案外面白かったな」
「そう。…良かった——?」
バトルスピリッツのアニメも見終ったとき、不意に祐依のスマホが震え出した。通話着信のようだ……が、かけてきた相手を見た瞬間祐依の表情が眉をひそめて「げっ」という感じになった。
そんな顔初めて見たぞ。
「お姉ちゃん、ちょっとごめんね…」
「ああ」
「ほんとにごめんね。……もしもし。……うん、それは感謝するけどタイミング悪すぎ…。あとうるさいから…」
焦った様子で席を立つと、早足で二階に行ってしまった。聞かれたくない話なのかな。
ともかく、今日はどうしようか。このデッキの試運転したいしなぁ。璃恵か彩音辺り誘ってみるようかな。
「………」
「……あの、お姉ちゃん」
「ん?」
「……その…」
どうしたんだ? 何か言おうかどうか迷ってるみたいだけど。
「…お姉ちゃん、今日何か予定ある?」
「いや、無いかな。どうしようか考えてたとこだよ」
「…なら、えっと…」
———少しして昼前、現在位置は……。
「ここどこ?」
「一つ駅を跨いだお隣だよ」
「ふ〜ん…」
祐依に誘われここに来た理由は、祐依の電話の相手、その友人が私にお誘いしてきたのだ。…私が混ざっていいのだろうか。
「ごめんねお姉ちゃん。無理矢理誘ったみたいで…」
「気にしないでいいって。逆に私が一緒に混ざっていいのか気にしちゃうよ」
「そんな、こっちこそ…」
やはり妹は謙虚だなー。
さて少々歩きたどり着いたのは小さなカフェっぽいところ。見た感じ落ち着いた良い雰囲気。ここが待ち合わせの場所かい?
「こんにちは」
「いらっしゃいませ。…おう祐依ちゃんか。いらっしゃい」
「どうも。…琥珀は?」
「いるよ。奥で待ってる」
「ありがとうございます」
「あいよ。ごゆっくり」
あの女性マスターさん?と祐依はこの感じからすると長い付き合いなのかな。
「そちらは噂のお姉さんかい?」
「はい。姉です」
「ど、どうも。緋立 悠姫です」
「はいどうも。祐依ちゃんと一緒にご贔屓にしてね。サービスするからさ」
「は、はぁ…」
祐依に連れられ言われた小部屋に進む。祐依が扉をノックしたのち開くと、中にいたのは……
「あ!来た来た!ヤッホー!」
「こんにちは琥珀」
こっちに大きく手を振る活発そうな女の子。…見た目中学生に成り立てみたいな感じ。すると両手を広げこちらに走ってくる、これは抱き着くモーション。
「やーごめんねー!お姉さんも誘っちゃってー!」
「ほんとですよ。それと近いんですからもう少し声のボリューム絞ってくださいね」
ダッシュ…突進とも取れる抱き着きは祐依に直撃するが、意外にもこれを上手く捌いて受け流し、フワリと抱き込んだ。馴れてるな?
「はじめまして!こんにちはお姉さん!」
「……こんにちは」
第一印象は、声がでかい。身長は小さいが声が…。あとこの娘の特徴に“垂れた犬耳っぽいくせっ毛”がある。
「琥珀、自己紹介は?」
「あ!はーい!
コハクは【月宮 琥珀(つきみや こはく)】です!!中学二年です!
祐依さんには、色々お世話になってます!」
「…お、おう」
「………」
余りの大音量に耳が若干キーンってなった。これには祐依も苦笑い。
「…つまり、呼んだメンバーが都合で一人来れなくなったから、私を呼んでみたと」
「はい!いつも祐依さんからお話聞いてます!」
「ち、ちょ…」
「ですから、どんな人なんだろーなーって!良い機会だから呼んでみよう!と思いました!」
お互い自己紹介を終えてちょいちょい世間話を。
祐依と琥珀が(呼び捨てでいいというので)知り合ったのは、他の友人とのツテらしい。やたらめったら元気な上に懐かれたようで。
「てなわけで!お姉さん!コハクとバトルしてください!!」
「えっ?」
意気込んで目の前に突き出されたデッキケース。デコレーションやら何やらで目一杯だが…。バトルって、やるのか?
「コアもあります!シートもあります!!やりましょう!!!」
「琥珀」
「祐依さん!!いいですよね?!」
「ダメ」
「なんでですかー!?」
漫画みたいなオーバーリアクションで、全身で何故だー!と表す琥珀。
可愛いな、声デカいけど。
「祐依さんだってお姉さんとバトルしたいなー!って言ってたじゃないですかー!!」
「っ!?」
「ん?」
一瞬風が吹いたかと思ったらいつの間にか琥珀の口元を抑え、身動きを封じられていた。まるで警察が犯人を取り押さえるみたいに。…うちの妹がこんなにも体術が得意だったとは知らなんだ。
「むー!むー!?」
「ちょっと静かにしようか、琥珀」
「やめたげろよー!? 話は後で聞くからバトルはするから!」
「……お姉ちゃんがそういうなら」
「ぷはー!」
渋々といった様子で拘束を解く祐依。聞かれたくなかったのか何なのか。
「では改めて!バトルしましょー!!」
「お、おう」
「………」
一悶着あったが、改めてバトルすることになった。何か祐依が不服そうな顔してるが…。
【緋立 悠姫】
《???》
VS
【月宮 琥珀】
《???》
「……なぁ、祐依」
「な、何…?」
「バトルスピリッツ、やってたんだな?」
「………」
「隠してた理由は?」
「………」
「お姉さん!祐依さんを責めないであけでください!」
「責める気なんか無いよ。ただ、ちょっと寂しかったな」
……理由としては、昔からバトスピにドップリハマってやっている事で、私に引かれるかも知れない。もしそんなことになったら生きていけないと。
「んな大袈裟な」
「だって…」
「そんなことぐらいで私が祐依のこと見る目変わるわけ無いだろうに」
「でも、でも…」
「心配しすぎ」
祐依は確かに文武両道頭も切れるしとても良い子なんだけど、特に私の事になると臆病になるというか。
「もうグダグタ言い合うのは無し。…いいな祐依」
「…はい」
「改めてこれから一緒にバトスピ、やってくれるか?」
「っ!」
「私なんかまだまだ初心者だし、相手にするの面ど——」
「やります!お姉ちゃんと一緒にバトスピやります!!今まで隠してて本当にごめんなさい!」
「おわっ!?」
また見えない速度で祐依に抱き着かれた。危ない危ない、カード落としそうになるから。
「これにて一件落着ですね!!」
「何が一件落着ですか。誰のせいで死にたい衝動に駆られたと思うんです?琥珀」
「ふにゅ!?ほ、ほっぺぐりぐりしにゃいでぇぇ〜!」
「しばらく許しません。覚悟しておくこと」
「ふえぇ〜!?」
「せ、先攻はもらいますぅ…」
「どうぞ」
あれから十分程、ちょっとお怒り状態の祐依に琥珀が弄られまくり、髪がボサボサになって気が済んだのかバトル開始と相成った。その祐依は今琥珀の髪をセットし直している。
「呼び出した理由も、私とお姉ちゃんを思ってのことだったからそこは許します。でも一言の相談もなく行動に移すのは琥珀の悪い癖ですよ」
「でも相談したら、祐依さん納得しましたか?」
「………それは」
「ははっ。私より祐依の事良く解ってるんだな琥珀は」
「えへへー!」
「………」
「痛たたたた!?か、髪!?髪ぃ〜!?」
「あ、ごめんなさい琥珀」
絶対わざとなんだろうな…。申し訳なさそうな表情してるが目が座ってる。
<琥珀・先攻第一ターン>
「ひぃぃ…。スタートステップですぅ…」
(リザーブ4)
(手札4→5)
「…琥珀には二つ名みたいの持ってないの?」
「はい!琥珀はまだまだなので、祐依さんみたく持ってないで痛たたた!?」
「琥珀〜?」
「は、はいぃぃ〜!?」
…祐依も持ってるのか。何なのかはまた今度にして、琥珀もいつか「○○のターン!」とか言うのかな。…もしかして私も?
「ふぇぇ…。た、《宝の番人ズラトロック》を召喚しますぅ…」
(手札5→4)
(リザーブ4→0)
(トラッシュ0→3)
[宝の番人ズラトロック コア1 レベル1 BP2000]
「バーストをセットしてターンエンドしますぅ…」
(手札4→3)
{バースト:無し→セット}
<悠姫・後攻第二ターン>
「よし。スタートステップ」
(リザーブ4→5)
(手札4→5)
この新しいデッキ最初の手札。…うん、悪くない。
「はいできた。もう大丈夫だよ琥珀」
「直りましたー!」
「さすが祐依。メインステップ、《リューマン・フェニック》を召喚。レベル1」
(手札5→4)
(リザーブ5→1)
(トラッシュ0→3)
[リューマン・フェニック コア1 レベル1→3 BP2000→6000]
「こいつは…」
「スピリットが2体以下ならレベル3として扱われる!ですね!」
「そうだ。続けて…
《戦竜エルギニアス》を0コストで召喚。レベル1だ」
「っ!?」
(手札4→3)
(リザーブ1→0)
[戦竜エルギニアス コア1 レベル1 BP1000]
「ん?どうした祐依」
「…お姉ちゃん、いつ“青”を?」
「昨日だよ。麗奈さん…って知らないか。その人と、璃恵達と一緒に1から組んだんだ」
「一緒に…。1から…」
何か凄い複雑そうな表情してるが、どうしたんだ? …とにかく進めようか。
「バーストをセットして、アタックステップ」
(手札3→2)
{バースト:無し→セット}
「リューマン・フェニックで——」
「ちょっと待ってください!!!」
「…ま、待ちます」
「琥珀」
「はっ!ごめんなさい!つい!」
「い、いや、大丈夫大丈夫…」
驚いた…。大きい声で待ってくれなんて言うから…。本当に元気の塊だな琥珀は。
「ズラトロックの効果です!お姉さんのコスト3、4のスピリットはアタックできません!」
「何っ」
黄 スピリット
《宝の番人ズラトロック》
コスト3 軽減黄1 <想獣>
<1> Lv1 BP2000
<3> Lv2 BP3000
<4> Lv3 BP4000
シンボル:黄
Lv1・Lv2・Lv3『相手のアタックステップ』
コスト3/4の相手のスピリットはアタックできない。
Lv2・Lv3『相手のアタックステップ』
コスト7/8の相手のスピリットはアタックできない。
「黄色特有のコストによるアタック制限だよお姉ちゃん」
「ぬぬ…。エルギニアスでもアタックできるが…、ターンエンドだな」
<琥珀・第三ターン>
「スタートステップ!」
(リザーブ0→1)
(手札3→4)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ1→4)
「メインステップ!《カナブーン》を召喚です!」
(手札4→3)
(リザーブ4→0)
(トラッシュ0→3)
[カナブーン コア1 レベル1 BP2000]
「カナブーンの召喚時効果!ボイドからコア1つをリザーブに置きます!」
(リザーブ0→1)
「更に黄の【連鎖】で、お姉さんのリューマン・フェニックをブロックさせなくします!…が!何もしないでターンエンドします!」
緑 スピリット
《カナブーン》
コスト4 軽減緑1黄2 <殻虫>
<1> Lv1 BP2000
<2> Lv2 BP3000
<3> Lv3 BP4000
シンボル:緑
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
ボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。
【連鎖:条件《黄シンボル》】
[黄]:相手のスピリット1体を指定する。このターンの間、そのスピリットはブロックできない。
<悠姫・第四ターン>
「スタートステップ」
(リザーブ0→1)
(手札2→3)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ1→4)
おっと。祐依は琥珀の髪を整え終えた後は、私と琥珀が向かいあっているテーブルの横に場所を代え、ジャッジを務めるそうだ。
「メインステップ。…アタックできないのは厄介だな。ネクサス《忘れられし凱旋門》を配置しようか」
(手札3→2)
(リザーブ4→1)
(トラッシュ0→3)
「…ターンエンド」
<琥珀・第五ターン>
「ややっ!ちょっとゴメン願いたいネクサスが!スタートステップ!」
(リザーブ1→2)
(手札3→4)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ2→5)
「メインステップ!まだ大丈夫…。焦るなコハク!《カナブーン》をもう1体召喚します!」
(手札4→3)
(リザーブ5→2)
(トラッシュ0→2)
[カナブーン(2) コア1 レベル1]
(召喚時効果 リザーブ2→3)
「次にマジック《ライフチャージ》を使います!対象は今召喚したカナブーン!破壊してコア3つをリザーブに入れます!」
(手札3→2)
(リザーブ3→1)
(トラッシュ2→4)
[カナブーン(2) 破壊]
(リザーブ1→4→5)
「大量です!」
「前にも同じの見たような」
「そしてネクサス《朱に染まる薔薇園》を配置します!」
(手札2→1)
(リザーブ5→1)
(トラッシュ4→8)
「むっ」
「残ったコアはカナブーンに乗せて、ターンエンドです!」
(リザーブ1→0)
[カナブーン コア1→2 レベル1→2 BP2000→3000]
次は本格的に動き出すか? 備えたいがリューマン・フェニックが動けない状態ではな…。
<悠姫・第六ターン>
「スタートステップ」
(リザーブ1→2)
(手札2→3)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ2→5)
「メインステップ。これなら…、《アイゼンドラゴン》!レベル1!」
(手札3→2)
(リザーブ5→1)
(トラッシュ0→3)
[アイゼンドラゴン コア1 レベル1 BP3000]
「コスト5ならズラトロックには引っ掛からないな。凱旋門をレベル2にして、アタックステップ!」
(リザーブ1→0)
[忘れられし凱旋門 コア0→1 レベル1→2]
「凱旋門レベル2、琥珀はボイドからコアをライフに置けなくなる」
「むむむー!」
「アイゼンドラゴンでアタック!アイゼンドラゴンのバトル時効果、BP3000以下のズラトロックを破壊する!」
「むー!ズラトロックがー!」
(琥珀リザーブ0→1)
よし!厄介なズラトロックを撃破したからリューマン・フェニックもアタックに参加できる!
「フラッシュが無いならメインのアタックだ!」
「ライフで受けます!!」
(琥珀ライフ5→4)
(リザーブ1→2)
「ライフが減ったのでバースト発動します!!」
「絶甲氷盾ならライフには置けないが…」
「これです!《バーストスナップ》!!」
「そのカードは…」
「新しい黄色のマジックカードです!」
「【明の明星のエリスデッキ】に収録されてるカードだよお姉ちゃん」
「あれか」
「ではバースト効果です!このターンの間、お姉さんのコスト0、1、3、5、7、9、11のスピリットのアタックじゃライフは減りません!更に!追加のコストを支払って、リューマン・フェニックを選びます!」
(琥珀リザーブ2→0)
[カナブーン コア2→1 レベル2→1]
(トラッシュ8→11)
「これでリューマン・フェニックはアタックできず、効果をすべて失います!」
「何っ!?効果を失う!?」
黄 マジック
《バーストスナップ》
コスト4 軽減黄2
【バースト:自分のライフ減少後】
このターンの間、相手のコスト0/1/3/5/7/9/11のスピリットのアタックでは、自分のライフは減らない。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
相手のスピリット1体を指定する。
このターンの間、そのスピリットはアタック/ブロックできず、効果すべてを失い、新たに得ることもない。
そのスピリットは効果の記述を持たないスピリットとして扱う。
「《フェアヴァイレ》と《メロディアスハープ》を合わせたようなバーストマジックだよ。コストも安くて良い使いやすさだね。【重装甲:黄】を持つスピリットはかなり限られてるから、厄介な効果を持つスピリットのテキストを白紙にできてアタックブロック制限までさせるのは強いと思うよ。…まぁ、アルティメットには通用しないんだけど」
「それでも今の場面は驚異だな…。ターンエンド」
<琥珀・第七ターン>
「ぃよし!スタートステップ!」
(リザーブ0→1)
(手札1→2)
(トラッシュ11→0)
(リザーブ1→12)
「メインステップ!いきます!
《氷火の剣聖スフィエル》!! レベル1で召喚です!!」
(手札2→1)
(リザーブ12→6)
(トラッシュ0→5)
[氷火の剣聖スフィエル コア1 レベル1 BP4000]
「そして召喚時効果、【抜刀】します!!」
「【抜刀】持ちか!」
「手札にある系統:<剣刃>、《暗黒の魔剣ダーク・ブレード》を直接合体させて召喚します!!」
(手札1→0)
暗黒の魔剣ダーク・ブレード
↓ 直接合体
氷火の剣聖スフィエル(合体)
[コスト:6+6=12]
[BP:4000+5000=9000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:黄+赤=黄赤]
「更にダーク・ブレードの召喚時効果発揮です!ネクサス1つ、忘れられし凱旋門を破壊します!」
「ネクサス破壊!?」
[忘れられし凱旋門 破壊]
(悠姫リザーブ0→1)
「よし!破壊できたので1枚ドローします!」
(琥珀手札0→1)
「幸先良いです!《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア》をスピリット状態で召喚します!!」
(手札1→0)
(リザーブ6→2)
(トラッシュ5→8)
[夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア コア1 レベル1 BP5000]
「召喚時効果!ライフが5以下なので、リザーブのコア1つをライフに置きます!」
(リザーブ2→1)
(琥珀ライフ4→5)
「次に、ダーク・ブレードとトワイライト・ファンタジアを持ち替えます!」
暗黒の魔剣ダーク・ブレード
↓ 分離
夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア
↓ 換装
氷火の剣聖スフィエル(合体)
[コスト:6+5=11]
[BP:4000+5000=9000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:黄+黄=黄黄]
「最後リザーブのコアをスフィエルに乗せて…!」
(リザーブ1→0)
[氷火の剣聖スフィエル(合体) コア1→2 レベル1→2 BP4000→5000+5000=10000]
「アタックステップです!スフィエルで剣刃合体アタックー!!」
一気に固めてきた…!しかもたしかあのトワイライト・ファンタジアって、ブロックすると回復して、ブロックしないとライフが回復するんだったか…。しかも今はダブルシンボル。凱旋門も破壊されてライフ回復を阻止できない。ここは…
「…ブロックはしない!」
「ではトワイライト・ファンタジアの効果です!ボイドからコア1つをライフに置きます!」
(琥珀ライフ5→6)
「そこで薔薇園レベル1からの効果が発揮されます!」
「っ!」
「コハクのアタックステップ中にコハクのライフが増えたら1枚ドローします!!」
(手札0→1)
「ライフ回復がドローになるのか…」
「元々夢幻の天剣はこの薔薇園を意識して作られたようなソードブレイヴみたいだから、例えドローできなくてもスピリットの回復とライフ2点をどちらが良いか相手に圧力を与えるんだよ」
「たしかに…。連続アタックを許すかライフ回復を許すか悩むわな」
黄赤 ネクサス
《
コスト5 軽減黄2赤1
<0> Lv1
<1> Lv2
シンボル:黄赤
Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』
自分のライフが増えたとき、自分はデッキから1枚ドローする。
Lv2『自分のメインステップ』
自分の手札にある赤のスピリットカード/ブレイヴカードすべての軽減シンボルすべてを黄としても扱う。
「ライフだ!」
(悠姫ライフ5→3)
(リザーブ1→3)
「続いてダーク・ブレードでリューマン・フェニックを“指定アタック”!!」
「っ!? ちょ、ちょっと待った!」
「はい!なんでしょう!」
「その指定アタックって、見たところ合体してからの効果だろ?何で合体しないで使えるんだ?」
「…琥珀」
「あっ!? 効果を忘れてましたぁ…!」
「…はぁ。お姉ちゃん、ダーク・ブレードが合体時効果を使える訳は、このスフィエルの合体時効果なんだよ」
黄 スピリット
《
コスト6 軽減黄3 <剣使・天霊>
<1> Lv1 BP4000
<2> Lv2 BP5000
<6> Lv3 BP10000
シンボル:黄
Lv1・Lv2・Lv3【抜刀】『このスピリットの召喚時』
自分の手札にあるこのスピリットと合体可能な系統:<剣刃>を持つブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。
Lv1・Lv2・Lv3『お互いのアタックステップ』
自分のスピリット状態のブレイヴすべてをBP+5000する。
【合体時】Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
系統:<剣刃>を持つ自分のスピリット状態のブレイヴがアタックしたとき、そのブレイヴの『このスピリットの合体アタック時』効果すべてを発揮させる。
「なん…だと…」
「ブレイヴをよりサポートするスピリットなの」
【抜刀】を持ってるのはどいつもこいつも厄介だな本当に…!
[暗黒の魔剣ダーク・ブレード BP5000+5000=10000]
「リューマン・フェニックでブロック…!」
「何も無ければそのまま撃破です!」
「斬り捨てられる…!」
(悠姫リザーブ3→4)
「ターンエンドです!」
<悠姫・第八ターン>
「スタートステップ」
(リザーブ4→5)
(手札2→3)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ5→8)
「メインステップ…」
まずい、アルティメットが引けない。枚数を絞ったのが裏目に出たか…。なら何とかして、引くしかない!
「マジック《ネオ・ダブルドロー》!2枚ドローする!」
(手札3→2)
(リザーブ8→6)
(トラッシュ0→2)
(手札2→4)
「戦竜エルギニアスは、青のスピリットであり、赤のスピリットとしても扱われる!」
青 スピリット
《戦竜エルギニアス》
コスト1 軽減青1赤1 <戦獣>
<1> Lv1 BP1000
<3> Lv2 BP3000
Lv1・Lv2
このスピリットの色とシンボルは赤としても扱う。
「…っ!2枚目の《戦竜エルギニアス》を召喚!」
(手札4→3)
(リザーブ6→5)
[戦竜エルギニアス(2) コア1 レベル1]
「条件は満たした…。《アルティメット・アイアンゴレム》!」
「ふにゃ!?」
「っ!? Uアイアンゴレム…!?」
「レベル4で召喚だ!」
(手札3→2)
(リザーブ5→0)
(トラッシュ2→5)
[アルティメット・アイアンゴレム コア2 レベル4 BP12000]
「アタックステップ、Uアイアンゴレムでアタック!Uトリガー!」
「ふぇ!? あ、え、えと……コスト4、《カナブーン》です!」
「最大ヒット!」
青 アルティメット
《アルティメット・アイアンゴレム》
コスト5 軽減青2 <新生・造兵>
<1> Lv3 BP9000
<2> Lv4 BP12000
<4> Lv5 BP15000
シンボル:金
【召喚条件:自分の青スピリット1体以上】
Lv3・Lv4・Lv5【粉砕】『このアルティメットのアタック時』
相手のデッキを上から、このアルティメットのLvと同じ枚数破棄する。
【Uトリガー】Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』
Uトリガーがヒットしたとき、トラッシュに置いたカードのコスト1につき、相手のデッキを上から2枚破棄する。
「ヒットしたコスト1につき2枚破棄、合計8枚破棄!」
「ふぇぇっ!!?」
●破棄されたカード
・《エンジェルストライク》
・《光翼の神剣エンジェリック・フェザー》
・《氷火の剣聖スフィエル(2)》
・《バーストスナップ(2)》
・《朱に染まる薔薇園(2)》
・《メイシュノサウルス》
・《絶甲氷盾》
・《ライフドリーム》
「あわわ…!?」
「更に【粉砕】の効果!レベル分破棄する!Uアイアンゴレムのレベルは4、4枚破棄だ!」
「ひぇぇっ!?」
●破棄されたカード
・《流星の剣聖シューティングスター》
・《エンジェルストライク(2)》
・《エンジェルストライク(3)》
・《虚獣帝スフィン・クロス》
「あわわわわー!?」
「計14枚落ちた…。琥珀の手札1枚、フィールドのスフィエル、カナブーン、ダーク・ブレードで3枚、トラッシュにはカナブーン2枚にズラトロック、マジックのライフチャージ、バーストスナップを合わせて8枚…。合わせて21枚、残り23枚」
「琥珀のライフが無限に増えるなら、私のライフが尽きる前にそのデッキを削り取らせてもらう!
メインのアタックはどうする!」
「ら、ライフで受けます!」
(琥珀ライフ6→5)
(リザーブ0→1)
「ターンエンド!」
<琥珀・第九ターン>
「あわわ…!す、スタートステップ!」
(リザーブ1→2)
(手札1→2)
(トラッシュ8→0)
(リザーブ2→10)
『残りデッキ22枚』
「メインステップ…!こうなったら!
《月影の剣聖アマルティア》!!
レベル3で召喚です!!」
(手札2→1)
(リザーブ10→5)
(トラッシュ0→2)
[月影の剣聖アマルティア コア3 レベル3 BP7000]
「次に薔薇園をレベル2に!」
(リザーブ5→4)
[朱に染まる薔薇園 コア0→1 レベル1→2]
「一旦スフィエルからトワイライト・ファンタジアを分離させます!」
氷火の剣聖スフィエル(合体)
↓ 分離
(リザーブ4→3)
[夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア コア1 レベル1 BP5000]
[氷火の剣聖スフィエル コア2 レベル2 BP5000]
「更に《イリテバン》を、スフィエルに直接合体させて召喚です!!
薔薇園レベル2の効果で、赤のブレイヴであるイリテバンの軽減を黄色にします!よって、最大軽減で1コストです!」
(手札1→0)
(リザーブ3→2)
(トラッシュ2→3)
イリテバン
↓ 直接合体
氷火の剣聖スフィエル(合体)
[コスト:6+4=10]
[BP:5000+2000=7000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:黄+赤=黄赤]
「分離してたトワイライト・ファンタジアをアマルティアに合体!」
夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア
↓ 合体
月影の剣聖スフィエル(合体)
[コスト:5+5=10]
[BP:7000+5000=12000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:黄+黄=黄黄]
[夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア コア1→リザーブへ]
(リザーブ2→3)
「アタックステップです!アマルティアで、剣刃合体アタック!!」
「…ブロックはしない!」
「捨て身ですか!? と、とにかくコハクのライフが回復して、薔薇園効果でドローです!」
(琥珀ライフ5→6)
(手札0→1)
『残りデッキ21枚』
「ライフだ!」
(悠姫ライフ3→1)
(リザーブ0→2)
「月影の剣聖アマルティアの効果、【聖命】!アタックでライフを減らしたら、ボイドからコア1つをライフに置いて!更にドローします!」
(琥珀ライフ6→7)
(手札1→2)
『残りデッキ20枚』
黄 スピリット
《月影の剣聖アマルティア》
コスト5 軽減黄3 <剣使・想獣>
<1> Lv1 BP4000
<2> Lv2 BP5000
<3> Lv3 BP7000
シンボル:黄
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットと、系統:<剣刃>を持つ自分のスピリット状態のブレイヴすべてに
“【聖命】『このスピリットのアタック時』
このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く”を与える。
【合体時】Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
自分のスピリット状態のブレイヴすべては、Lv1/Lv3の相手のスピリットからブロックされない。
「ライフが減ってバースト発動、《アルティメットウォール》!このバトルが終わったら、アタックステップは強制終了だ!」
{バースト:セット→発動}
「うにゅ…!ターンエンドします!」
残り20枚…。Uアイアンゴレムのトリガー最大ヒット+粉砕じゃ削り切れない。しかも切り札らしきカードも落ちたっぽいが、1枚だけとは限らない。更には絶甲氷盾も落ちきってはいない。
<悠姫・第十ターン>
「これが最後…。スタートステップ!」
(リザーブ2→3)
(手札2→3)
(トラッシュ5→0)
(リザーブ3→8)
「……メインステップ」
教わった青の動きを思い出せ。青は常に最良の手札に代え続けること。…なら打つ手は!
「マジック、《ストロングドロー》!エルギニアス2体の青シンボルで、1コストで使う!
3枚ドローして、2枚破棄する!」
(手札3→2)
(リザーブ8→7)
(トラッシュ0→1)
「3枚、ドロー!」
(手札2→5)
「——っ! 《ムゲンドラ》と《アルティメット・ジークフリーデン》を破棄!」
「Uフリーデンを捨てるんですか!?」
「今この状況で出しても意味が薄い。肝心のスフィエルとアマルティアが残られてしまう。お姉ちゃをにとっては、もう少し早く来てほしかったカードだよ」
「だから私は、こっちを選んだ。《ドライアン》を召喚!」
(手札3→2)
(リザーブ7→6)
[ドライアン コア1 レベル1 BP1000]
「“天に聳える城塞、大地をも砕くその威容”…だったっけ?」
「っ!」
「《アルティメット・キャッスルゴレム》!!
レベル4で、召喚だ!!」
「ふぇぇっ!?こ、ここで!?」
「“ライフが削れないなら、デッキを切り崩す”。
赤はライフを。青はデッキを。それをコンセプトにしたデッキだからな!調整なんてしてない!
レベル分には、エルギニアス2体から受け取る!」
(手札2→1)
(リザーブ6→0)
(トラッシュ1→5)
[戦竜エルギニアス コア1→0 消滅]
[戦竜エルギニアス(2) コア1→0 消滅]
[アルティメット・キャッスルゴレム コア4 レベル4 BP12000]
正直、勝てるかどうかは琥珀に引かせたあの“2枚の手札”にかかっている。
絶甲氷盾を引かれていたら、その時点でアウト。
最大ヒット、もしくは10枚以上吹き飛ばせなくてもアウト。
デッキ破棄を止めるカードが落ちてもアウト。
「アタックステップ!Uキャッスルゴレム、アタック!Uトリガー!」
頼む…!
「っ!? 最後の《氷火の剣聖スフィエル》、コスト6です…!」
(コハク残りデッキ19枚)
「っ!! 最大ヒットォッ!!」
「ここでヒットさせる…。お姉ちゃん、凄い…」
「ヒットしたコスト1につき、デッキを3枚破棄!3×6で18枚破棄だ!!」
●破棄されたカード
・《虚獣帝スフィン・クロス(2)》
・《ライフドリーム(2)》
・《ライフレボリューション》
・《絶甲氷盾(2)》
・《月影の剣聖アマルティア(2)》
・《ライフチャージ(2)》
・《アルミラージ》
・《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア(2)》
・《イリテバン(2)》
・《アルミラージ(2)》
・《光翼の神剣エンジェリック・フェザー(2)》
・《流星の剣聖シューティングスター(2)》
・《朱に染まる薔薇園(3)》
・《ライフレボリューション(2)》
・《月影の剣聖アマルティア(3)》
・《宝の番人ズラトロック(2)》
・《剣将クー・シー(2)》
・《リバイヴドロー》
「残り1枚…!」
「ふ…フラッシュタイミング!!」
「っ!?」
「さ…最後の、《絶甲氷盾》…です!!
た、足りない分は、カナブーンから使います!」
(手札2→1)
(リザーブ3→0)
[カナブーン コア1→0 消滅]
(トラッシュ3→7)
……やってしまったか…。
最後の最後で引かせてしまうとは、ツイてない。
「何てこった…!」
「アタックは、ライフで受けます!」
(琥珀ライフ7→6)
(リザーブ0→1)
「悔しいがここまでだな。ターンエンド」
<琥珀・第十一ターン>
「さ、最後のスタートステップ!」
(リザーブ1→2)
(手札2→1)
『残りデッキ1→0』
(トラッシュ7→0)
(リザーブ2→9)
「詰めは…慎重に…!マジック《リバイヴドロー》を使います!ドローはできませんので、トラッシュのスピリットカードを手札に戻す効果を使います!」
(手札1→2)
(リザーブ9→6)
(トラッシュ0→3)
「手札に戻すのは…
《虚獣帝スフィン・クロス》です!!」
「っ!?」
(手札1→虚獣帝スフィン・クロスを回収→2)
赤 マジック
《リバイヴドロー》
コスト4 軽減赤1
メイン:
自分はデッキから2枚ドローする。
または、自分のトラッシュにあるスピリットカード1枚を手札に戻す。
フラッシュ:
このターンの間、スピリット1体をBP+2000する。
「そして、バーストをセットします!」
(手札2→1)
{バースト:無し→セット}
「この場面でセット…?」
「《虚獣帝スフィン・クロス》の、手札にあるときの効果です!
コハクのバーストがセットされているなら、手札にあるスフィン・クロスのコストは7になります!」
「コストが変わる!?」
「コハクのアマルティアと同じくらい最大最高の切り札!
《虚獣帝スフィン・クロス》!!
バーンと召喚します!!!」
最後の最期で最大級の切り札か…!
「スフィン・クロスのコストは元々11です!でも、バーストをセットしているのでコストは7に!軽減はスフィエル、アマルティア、薔薇園、トワイライト・ファンタジアで4!
よってコスト3で召喚です!!」
(手札1→0)
(リザーブ6→0)
(トラッシュ3→6)
[虚獣帝スフィン・クロス コア3 レベル1 BP7000]
「スフィン・クロスにダーク・ブレードを合体!そしてレベル2にします!」
暗黒の魔剣ダーク・ブレード
↓ 合体
虚獣帝スフィン・クロス(合体)
[コスト:11+6=17]
[BP:7000+5000=12000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:黄+赤=黄赤]
[虚獣帝スフィン・クロス コア3→4 レベル1→2 BP7000→9000+5000=14000]
「アタックステップです…!
虚獣帝スフィン・クロスで、剣刃合体アタック!!」
「そいつは…通さない! Uアイアンゴレムでブロック!Uアイアンゴレムは破壊されるが、これで…!」
「まだです!!」
「っ!?」
「虚獣帝スフィン・クロスがBPを比べるとき、乗っているコア1つをボイドに送って、ブロックされなかったことにします!!」
[虚獣帝スフィン・クロス(合体) コア4→3 レベル2→1]
「な…っ!?アルティメットを…!?」
「お姉ちゃん。虚獣帝スフィン・クロスの効果は“自分自身と味方とルールに対する効果”。だから、例えアルティメットでも飛び越えることができるの。
しかも使えるタイミングが“バトル解決時”。このタイミングで邪魔されることはまず無い。ほぼ確実にライフへと抜けることができるんだよ」
黄 スピリット
《虚獣帝スフィン・クロス》
コスト11 軽減黄6 <虚神・想獣>
<1> Lv1 BP7000
<4> Lv2 BP9000
<8> Lv3 BP14000
シンボル:黄
自分のバーストをセットしている間、手札にあるこのスピリットカードをコスト7にする。
Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
このスピリットと【聖命】を持つ自分のスピリットがBPを比べるとき、アタックしているスピリットのコア1個をボイドに置くことで、BPを比べずにブロックされなかったものとして扱う。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
自分のスピリットが相手のライフを減らしたとき、自分のトラッシュにある黄のカード1枚を手札に戻す。
「虚獣帝スフィン・クロスは、ダブルシンボルです!!」
「くっそぉ…っ!! ライフだ!!」
(悠姫ライフ1→0)
〔winner!! 月宮 琥珀〕
.
茶番が長くなってしまいました。
久々にデッキ破壊に四苦八苦…。しかもデッキ枚数が多分おかしくなってると思いますが、そこはご容赦をば(土下座)
アルティメットバトル03、04の情報がちょくちょく出てきましたね。
<星将>や<光導>ブレイヴにアルティメット化した《太陽龍》と《月光龍》。
楽しみですね。