バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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投稿し……はっ!?紺碧のゼロデッキと究極メガデッキが発売してる!(販促は基本)
しかし今回の話はそれとはまったく関係ありません。

※ルールミスが発見されたため一部修正しました。おそらく大丈夫になったハズです。


天使と詩姫の交響曲・一曲目

「ッハーッ!ハッハッハー! イやぁ、負けチゃったよ〜」

「…ふぅ…」

 

 相手方のレキと、ひょんなことからデッキの取り違えたことから始まったバトルは、何とか私の勝ちとなった。

 

「ユキ、キミ強いじゃナいか! もっと自信持チなよ♪」

「そりゃどうも…」

 

 ケラケラと笑い称賛してくれるが、一歩間違えたらシンボル4つの直撃を食らうとこだったかも知れない。救われたのは月光龍と聖騎士のおかげだ。

 ——と、もし私とレキ以外がこの2つのデッキを弄ったらどうなったか、と考えそうになったとき横から衝撃が来た。

 

「ぐぉ」

「キャー♪!! やッたよやッたぜやッてやッたヨ悠姫ィ〜! うェ〜♪ どうヨ〜ワタシの悠姫の実力はヨ〜!」

「ちょ、馬鹿、抱き着くなうっとうしい!」

「クヒヒ…♪ ソのバカに良く好かれてるネ」

 

 璃恵も挑発は止めろ。嬉しいのは分かったから離れろ恥ずかしい。

 

「璃恵さんは離れましょうね〜」

「あァん、悠姫ィ〜」

「クヒヒ…。ハイ、約束のデッキだヨ」

「ありがとう」

 

 抱き着く璃恵を祐依が引きはがしてくれたので両腕が自由になり、デッキを返してもらえた。

 

「ソれじゃ、ボクはコれで」

「あ…おう」

 

 デッキを返してもらうと、レキは片付けて席を立った。

 

「……あ、レキ」

「ん?」

「これ、貸してもらったデッキ忘れてるぞ」

 

 帰るのはいいが貸したデッキを忘れていくのは感心しないな。私も慌てて、しかし丁寧にデッキをケースに戻してレキに渡す。

 

「オう、ゴメンね。…本当はユキに持っていテ欲シいけどネぇ。仕方なイ、“預かル”よ」

「預かるって、レキのでしょうに」

「ソれはソうだけド、コれはキミが使ウ方が似合ってルよ」

「…そう、か?」

「ソうソう♪」

 

 クヒヒと小さく笑うレキ。…よく分からん娘だけど、強いことは確かだ。 最後に祐依、璃恵、彩音をチラッと見た後私を見て、じゃあねと手を振り、レキは縁を後にした。

 

 

「結局、あのレキは何だったんだ璃恵」

「フン!口に出すのもヤーなヤツだヨ!」

 

 その後しばらく皆でバトルをし、後解散となった。

 私、祐依、璃恵と三人で並んで、あのレキという少女?について聞いた。しかしそれを聞いたら璃恵が突然不機嫌になった。今まで完璧に忘れてたのに何で顔出しに来たのか判らない!と喚きながら。

 

「えっと、レキさん…は、璃恵さんの戦歴に唯一黒星を付けた人なんだよ」

「えっ、マジで」

「思い出させないでヨ祐依ちャ〜ん! あー!今思い出しただけでも悔しィー!」

 

 …璃恵がこんだけ荒れるなら相当こっぴどく負けたんだろうな。

祐依によれば、当時の環境で白は中の下ぐらいのところで収まっていたのを、璃恵がトップの使い手として決勝戦にのし上がった。そこでの相手があのレキだったんだと。白の防御力、【装甲:赤】をものともしない力で圧倒し、璃恵の場にはスピリットが1体も残らず敗北したらしい。

 

 

 

 ————夜、自宅の自室。

 

「——焼き払われたフィールドで、璃恵さんにわざとスピリットを出させて蹂躙したのが原因かな。あとライフ1つなのに、砕かずに放置したんだよ」

「そりゃ璃恵も不機嫌になる訳だ」

 

 所謂“(もてあそ)び”状態。

 決勝の舞台であんなことするなんて…、と祐依も表情を曇らせる。

 

「……とにかく、お姉ちゃんがそういう目に遭わなくて本当に良かった」

「一歩間違えてたら二の舞か…」

「あれを初心者にやられたら辞められちゃうから…」

 

 まぁ、勝ったんだから良しとしよう。祐依も璃恵もそれを危惧して不安がってたんだよな。

 

 

「……お姉ちゃん、話は変わるんだけど…」

「ん?」

「…私と、バトルしてないよね」

「…そう、だったっけ?」

「そうだよ!」

「うおっ!?」

 

 突然、祐依がこちらにずいっと寄ってきた。か、顔が近い近い…。

 

「この前だって生徒会のお仕事手伝わされてダメ、ショップに行けばほぼ璃恵さんの独占…。せめて家ではって思えばクラスや部活の頼まれごとされてデッキを触る時間があってもバトルする時間が無いってこれ何の嫌がらせ!?」

「わ、分かった、分かったから…」

「お姉ちゃんの妹なんだから恥ずかしくないようにしてたらいつの間にか優等生キャラが付けられててちょっと困ってるんだよ!」

 

 祐依の愚痴なんて初めて聞いた…。よほど鬱憤が溜まってたのかなかなか終わらない。

 

「そうだよ。私も何か悪いことをして評価を下げればいいんだよね!」

「…例えば?」

「え? ……えと………ろ、廊下に水を撒く!……とか…」

「おお、悪いことだな」

「あ、朝早く行って誰もいない時にだよ。その後はちゃんとモップ掛けとかして水を切らないと。誰か怪我したら大変だもん」

「………」

 

 それ単に廊下清掃してるだけや祐依…。

 

 

 祐依は根本から良い娘だと判ったところで、祐依と次の休みにバトルする日程を決めた。頼まれ事全部終わらせて後は突っぱねるとやる気を漲らせて私の部屋を後にした。…祐依ってあんなパワフルだったか?

 それはともかく、バトルするとして祐依からの約束がある。

 

『黄色のデッキを組むこと』

 

 それが約束兼課題。祐依は全部の色を使うが、特に黄色には力を入れているよう。

 

「黄色のデッキねぇ…」

 

 余ったカードを保管しているケースをいくつか取り出す。…璃恵達に「レア類はコモンアンコモンとは別に、スリーブに入れて分けておけ」と言われたため、普通のカードとレアカードが入ったケース2つだ。

 

「…どう組めばいいんだ?」

 

 とりあえず、主軸となるアルティメットを出す。

 Uミカファール、Uヴァリエル。そして02で当たった《アルティメット・イスフィール》。ここらがキーになるか。

 

「問題は下だよな…」

 

 ……01と02、明の明星。見比べてみて初めて気付いた事があった。

 

「…<詩姫>と<天霊>ってまるで噛み合って無いんだな」

 

 初心者の私がどう言っていいのか判らないが、

 詩姫は『自分達はアルティメットを大いに盛り上げる』

 天霊は『自分達もアルティメットと一緒に盛り上がる』

 …やっぱり判らないな。だが、致命的に噛み合わないのは理解した。

 

「どうする……」

 

 つまりアルティメットを扱うための軸、足場が定まらない。半々にしたらおそらく待っているのは空中分解。どっちつかずになってそのまま敗北一直線だろう。

 これは難しい。璃恵から聞いた「黄と青は上級者の色」って言葉を今理解した。

 

 

 

 そんなこんなぇ悩み、デッキ制作が難航して三日。約束のバトルまで日にちが無い。あれから一応縁で黄色のカードを見て回ったが、どれもこれも尖り過ぎてて意味不明状態。

 

「はぁ……」

 

 そして学校の昼休み。

 祐依は中等部の子達にお昼を一緒してくれと頼まれ不在。

 

「何か悩んでいるの?」

「デッキのことでちょっと…」

「ならこの璃恵サマに頼ッてくれてイイんだヨ悠姫ィ♪」

「あらあら♪」

 

 机を合わせ一緒に昼食を取るのは私、璃恵、間藤さん、そして彩音。

 何故彩音が高等部の教室に来ているのかというと、間藤さんが連れてきたからだ。先に言っておくが、彩音はショップとかで着てたゴスロリ服を着てる訳じゃないからな? ちゃんと制服着てるぞ。

 

「ゆ……悠姫先輩が黄色のデッキをね」

「ウ〜ン…。1から作るとなッたら、悠姫にはまだちョ〜ッと早いんじャないかナ?」

「それって、ばとるすぴりっつ…というのですか? お姉様がやってるっていう」

「そだヨ。あ、黄色のカードってこういうのネ」

「あら、綺麗で可愛いですね」

 

 璃恵と彩音に渋い顔されてしまってはどうしようも無いな。

 

「とりあえず、今組むとしたら悠姫…先輩の選択肢は3つある…ります」

「あるりますだッて!ウププププ!」

「…いいよ彩音、無理しなくて」

「く…、ごめんなさい。あと白銀のは後で殴る…!」

 

 コホンと咳ばらいをし、改めて私にその選択肢を挙げる。…まだ笑ってる璃恵には脇腹を抓ってやった。「ヒュリン!?」とか意味不明の言葉を発したが無視する。

 

「選択肢は3つ。

 1つ。<詩姫>を中心とした中速アルティメットデッキ。

 2つ。<天霊>を中心とした攻撃型のアルティメットデッキ。

 3つ。02で出た《歌姫ラクェル》と《聖騎士ペンタン》を使った超攻撃偏重特異型のデッキ。

 以上3つよ」

 

「悠姫。補足すると今言ッた3つとも特殊な動き方をするからネ」

「特に3つ目のは特異中の特異。だから必然的に除外ね」

「えっと、恐縮なんですが、3つ目の案がお姉様に向いてない理由って何でしょう?」

「それはネ桜ちャん。“必須カードが多すぎる”、“事故ッたら負け”だからだヨ。持ち直しが効かないからネ」

「なるほど…」

「あれ? 間藤さん解るの?」

「はい。お姉様達がやっているのを見て、興味がわきましたから」

 

 そう言って間藤さんがバッグからデッキケースを取り出して見せてくれた。意外な人物がバトスピに参戦したな。

 

「今度バトルする?」

「ええ。こちらからお願いしようかと思ってました」

「話はまとまった? なら1と2、どちらを選ぶの?」

「うぅむ……」

 

 

 

 

 

 ————そして約束の日、カードショップ縁付近にて。

 

「…♪」

「嬉しそうだな祐依」

「それはもう」

 

 端から見たら美少女が満面の笑みで歩いてくるんだから対面から歩いてすれ違う男性はみな惚けてしまっている。

 

「………」

「……♪」

 

「ごきげんよう。……随分と機嫌が良いわね」

「ええ。おはようございます彩音さん」

「おはよう彩音。今朝からこんな調子で…」

「お姉ちゃんは私とバトルするのイヤなんですか?」

「いや、そうは言ってないって」

 

 その縁前にて彩音と合流。…まぁ祐依の笑顔を見ればそういう反応になるわな。

 

「…白銀のは?」

 

 今回、璃恵は不参加。理由は昨日の夜に家の用事のため来れないと今にも泣き出しそうな声で連絡してきたっけ。そういうことだと彩音に伝えたら、それなら仕方ないと一言だけ。

 

 そして三人揃って入店。いつも出迎えてくれる真桜の姿は…珍しくいない。代わりに菫さんが出迎えてくれた。

 

「あら〜いらっしゃ〜い。真桜をなら〜今日はお出かけしてて留守なの〜。ごめんなさいね〜」

「いえ、こちらこそ」

 

 真桜は留守か…。アドバイスをもらいたかったが、いないなら仕方ない。とにかく三人座れる場所…と、菫さんが奥のテーブルに案内してくれた。

 

 

「さて……っと、その前に予約しなくちゃ」

「あ、私も」

「予約?」

「次弾である“03(ゼロスリー)”の予約よ」

 

 03って、また出る頻度早いんだな。まだ対応仕切れてない私にゃとてもとても。

 

「姉さんの分も予約しとくね」

「買えるか判らんぞ?」

「大丈夫だよ」

 

 何が大丈夫なのかは解らないが、荷物を置いてカウンターへと行ってしまった。…まぁいいや、準備だけしとくかな。

 

「っと。上手く動いてくれるといいんだがなぁ」

 

 プレイマット(彩音の手作り品。スゲェ)、コアとデッキに、ライフカウンター(これも彩音の手作り品)と。…スゲェよな、古参カードバトラーになったらこういうアイテムも自作できるのか。

 このマットもライフカウンターも私に合わせて製作してくれたんだ。マジでスゲェ。

 

 

「お? ユキちゃん?」

「え……あ、桐島…、さん?」

 

 

 セットし終えデッキを確認していたら背後から声を掛けられた。振り向くと、この前対戦した相手、“桐島 霧乃(きりしま きりの)”さんだった。 …眼鏡を掛けて髪型が少し変わっている。具体的には、前はそのままのストレートだったのに、今は後ろで一まとめに。ポニーテールの先をリボンで留めてと、結構印象が違って見える。

 

「一瞬誰だか判りませんでしたよ」

「ふっふーん♪ 決まってるでしょ〜?」

 

 イタズラっぽくニヤリと笑いウィンクまでする。

 

「ここいい?」

「あ、どうぞ」

 

 拒否する理由はまったくない。隣の席の荷物を退かし、桐島さんが隣の席に座った。

 

「誰待ち?」

「えっと……あ、戻ってきた」

 

 

「お待たせ。……あら」

「あれ…?」

 

「待ってたのはあの二人です」

「あー。あの時一緒にいた」

 

 予約を終えた祐依と彩音が調度戻ってきた。やはり桐島さんを見て少し驚いたみたいだ。

 

「ども〜。桐島霧乃でーす」

「はじめまして。姉の悠姫の妹、祐依です」

「ごきげんよう。……彩音よ」

 

 桐島さんに対し祐依と彩音が挨拶を返す。さすが礼儀正しい二人だ。しかし彩音がどう名乗ろうか若干迷ったな?

 

「えっとー、二人ともユキちゃんのご家族かな?」

「祐依は私の妹ですけど、彩音は学校の後輩で…」

「えっ!? 違うの!? てっきり三姉妹なのかと思った」

「ええ。姉さんの妹は 私 だ け ですから」

「お…おう」

 

 こら祐依、笑顔で凄むなって。…とにかく自己紹介も終えたから全員改めて席に着く。 

 私の対面に祐依、右隣に桐島さん。こちらから見て祐依の右側に彩音が座る形に。

 

 ………と、ちょっと気になることが。

私の左、二つ席を跨いだところにいる一人の女性がさっきからこちらを見てる気がする。自意識過剰かも知れないが…、まぁ気にしない方向でいこう。

 

 

 

   【緋立 悠姫】

   《黄翼(こうよく)のゼロ》

      VS

   【緋立 祐依】

    《???》

 

 

 

「さて姉さん。やっとバトルできるね」

「お手柔らかに頼むな」

「はい。柔らかく、手加減してあげますよ?」

「お、言ったな? 負けても知らんからな」

「ふふっ。じゃあ、先攻どうぞ」

 

<悠姫・先攻第一ターン>

「なら遠慮無く私から行くぞ。スタートステップ」

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

「そういえばあなた、桐島さん」

「あ〜霧乃でいいよアヤネちゃん。ユキちゃんもユイちゃんも霧乃って呼んでいいからね」

「そう。なら霧乃、何処かで視た気がするのだけど」

「…そう?」

「………あ、思い出した。ファッション誌か何かに載ってたわ」

「わっ。良く分かったねぇ、少しは変装してたのに」

「ふっ…、私の左眼なら造作も無いわ」

「…“邪気眼”?」

 

 単なるカラコンとは言えないよなぁ。不思議そうな、興味津々な顔して見てる。彩音はいつもの左手での決めポーズを決めてる。さっき彩音自分で思い出したって言ってたのに…。

 

「…メインステップ」

 

 ふむ、最初の手札はまぁまぁかな。

 

「まずはネクサス《天使の舞い降りた場所》を配置」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

黄 ネクサス

《天使の舞い降りた場所(ステージ)

コスト4 軽減黄2

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:黄

Lv1・Lv2『自分のスタートステップ』

ステップ開始時、自分の手札にあるマジックカード1枚をオープンして手元に置くことで、自分はデッキから1枚ドローする。

オープンしたマジックカードは、ゲーム終了時まで、手札にあるときと同様に使用できる。

Lv2『自分のメインステップ』

自分のアルティメットカードを召喚するとき、系統:<詩姫>を持つ自分のスピリットすべてに、黄のシンボル1つを追加する。

 

「バーストをセットしてターンエンドかな」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

 まずはこんなもん、かな…?

 

「うおっ!ユキちゃん黄色使うの!? やぁ〜やっぱ黄色よね〜♪」

「黄色は色々と罪があるけど、組むとなれば楽しいものは無いわね」

「そーそー! でも最近は『黄色は《シユウ》《ライフドリーム》《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア》でFA(ファイナルアンサー)』とか言われてるけどねぇ…」

「それをどうにかして永久機関の輪廻(ループ)に頼らないのが真の黄色使いというものよ」

 

「…闇黄剣だけは許してほしいなぁ」

「そうなのか?」

「さすがに闇黄剣まで取られたらまた《犬将クー・シー》とか『戯狩2コスビート』とかに頼るしかなくなっちゃうから…」

 

 …黄色も複雑な悩み抱えてんだな。

 

<祐依・後攻第二ターン>

「とにかくスタートステップ、行くよ姉さん」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

「メインステップ。じゃあ…《ラビィ・ダーリン》をレベル1でスカウトします」

(手札5→4)

(リザーブ5→3)

(トラッシュ0→1)

[ラビィ・ダーリン コア1 レベル1 BP1000]

 

「うひゃー!ユイちゃん【シャイニーハーツ】デッキktkr!」

「また随分尖ったのを使う気になったわね…」

 

「さらにもう一人、《ラビィ・ダーリン》をスカウトします」

(手札4→3)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ1→2)

[ラビィ・ダーリン(2) コア1 レベル1 BP1000]

 

「バーストセット、そしてアタックステップ」

(手札3→2)

{バースト:無し→セット}

 

「ラビィ・ダーリン(1)、【オンステージ】!」

 

 オンステージ…。前に霧乃さんが使ってた<詩姫>のキーワード能力だったか。あのときはアタックを留まらせる《オリンスピア競技場》があったからいいが、止める術が無いとなると辛いもんになるな。

 

黄 スピリット

《ラビィ・ダーリン》

コスト1 軽減無し <詩姫・私服>

<1> Lv1 BP1000

<2> Lv2 BP2000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2【オンステージ】『自分のアタックステップ』

このスピリットを、アタックするかわりにデッキの下に戻すことで、自分の手札/手元の系統:<衣装>を持つ「ラビィ・ダーリン」1枚を、コストを支払わずに召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2『お互いのアタックステップ』

系統:<私服>を持つ自分のスピリットすべてをBP+1000する。

 

「手札にある[プリティガール]ラビィ・ダーリンに衣装変身(コスチューム・チェンジ)!」

(手札2→1)

 

「私服ラビィ・ダーリンはデッキボトムに。

衣装ラビィ・ダーリンはそのコアを使ってレベル1でデビューし、【オンステージ】が成功したため1枚ドローします」

[ラビィ・ダーリン デッキボトムに]

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン コア1 レベル1 BP3000]

(手札1→2)

 

「同じく二人目のラビィ・ダーリン(2)も【オンステージ】!

手札の衣装ラビィ・ダーリンへと衣装変身。同じくレベル1でデビュー!【オンステージ】成功で1枚ドロー!」

(手札2→1)

[ラビィ・ダーリン(2) デッキボトムへ]

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン(2) コア1 レベル1 BP3000]

(手札1→2)

 

 一気に2体も【オンステージ】したか…。しかも手札損失は悪くないし、ドローも許してる。

 

「先に出ていた衣装ラビィ・ダーリンの効果発揮」

「むっ」

「【シャイニーハーツ】を持つ私のスピリットが【オンステージ】で召喚されたとき、ボイドからコア1つを、その召喚されたスピリットに乗せます」

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン コア1→2]

 

 おお…、【オンステージ】をサポートするのか。

 

「ラビィちゃんキター!」

「悠姫、因みにこの詩姫の元ネタは《ダンデラビット》なのよ」

「…ん?」

「あれ? ユキちゃん“擬人化(ぎじんか)”って知らない?」

「ぎ、ぎじ…ん?」

 

黄 スピリット

《[プリティガール]ラビィ・ダーリン》

コスト4 軽減黄3 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP3000

<3> Lv2 BP5000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』

【シャイニーハーツ】を持つ自分のスピリットが【オンステージ】で召喚されたとき、ボイドからコア1個をそのスピリットに置く。

 

「この兎が、この娘になるのよ」

 

 彩音から見せてもらったのは緑のスピリットカード《ダンデラビット》。そして指差されたのは《ラビィ・ダーリン》。

 

「……日本ってすげぇな」

「まったく、日本人のサブカルチャーは最高だぜ!ってね」

「ふふっ。正式なアタックはしないでこのままターンエンドだよ」

 

<悠姫・第三ターン>

「アタックしないか…。スタートステップ、のときにステージの効果を使うぞ。

手札のマジックカード《パワーダウン》を手元に置いて、1枚ドローと」

(手札3→2)

●オープンしたカード

・《パワーダウン》

(手札2→3)

(リザーブ0→1)

 

「それで普通のドローっと」

(手札3→4)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「メインステップ。ふむ…、よし。《天使ウィズエル》を召喚。コスト1で、軽減黄が1だから0コストで召喚」

(手札4→3)

(リザーブ5→4)

[天使ウィズエル コア1 レベル1 BP1000]

 

「【スピリットソウル】持ちのスピリットだね」

「おおぅ!ユイちゃんが<詩姫>ならユキちゃんは<天霊>なんだ!」

「そちらを選んだのね。究極を操るあなたに相応しいわ」

 

 そう。私が黄色のデッキに選んだのは<天霊>。それしか私がまともに扱えるのがなかったから、なのかも知れない。

 彩音が言った、私がアルティメット使いだから〜って訳じゃない。

 

「相応しいってもんでもないけど…。《アルティメット・サラティ》、レベル3で召喚だ!」

(手札3→2)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ0→2)

[アルティメット・サラティ コア1 レベル3 BP5000]

 

「アタックステップ。Uサラティでアタック! Uトリガー!」

「——コスト3、《サヤ・シャイン》」

「危ね…!? とにかくヒット! Uサラティのアタックが通ればボイドからコア1つをライフに置くぞ!」

 

黄 アルティメット

《アルティメット・サラティ》

コスト4 軽減黄2 <新生・天霊>

<1> Lv3 BP5000

<2> Lv4 BP8000

<3> Lv5 BP10000

シンボル:金

【召喚条件:自分の黄スピリット1体以上】

【Uトリガー】Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、このアルティメットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

Lv5【光芒】『このアルティメットのアタック時』

バトル終了時、自分がこのバトルで使用したマジックカードすべては手札に戻る。

 

「姉さんの狙いが見えるよ」

「むむ…」

「そのアタックはライフで受ける」

(祐依ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「よしっ。ボイドからライフにコア追加だ」

(悠姫ライフ5→6)

 

「ならライフ減少でバースト発動、《絶甲氷盾》! 姉さんだけ回復させないから」

「ぐぬぬ」

{祐依バースト:セット→発動}

(祐依ライフ4→5)

 

「ターンエンド」

 

「祐依が絶甲を入れてるなら本気かしら」

「どっちにしろ絶甲は必須じゃない?」

「それもそうだけど、忌ま忌ましいあの白のせいでバーストの信用率が下がってるのよね…」

「そりゃあまぁ、自業自得じゃない?どの色もさ」

 

<祐依・第四ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ2→3)

(手札2→3)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ3→5)

 

「メインステップ。…Uサラティをそのままにしておくと、ちょっと厄介だよね」

「祐依が言うんだからそうなんだろうな」

「だから…《エンジェルストライク》で下がってもらおうかな」

(手札3→2)

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン(2) コア2→1]

(リザーブ5→3)

(トラッシュ0→3)

 

「何っ!?」

「UサラティのBPを5000ダウン!これで0になったからUサラティを破壊!」

「せっかく出したのに!?」

[アルティメット・サラティ BP5000−5000=0 破壊]

(リザーブ1→2)

 

 げぇー!? そりゃ私も《エンジェルストライク》を入れてるがアルティメットを出したところにストライクされるとへこむぞ…。

 

「ユイちゃん、容赦無し!」

「星座編時代や覇王編時代なら出した瞬間溶けるなんて日常茶飯事だったわよ。じきに慣れるわ」

「一体どんな修羅の時代だったんだ…」

 

 うぅ…。とにかくアルティメットが破壊されたから優位をくじかれたな。

 

「どんどん行くよ。次に《セイナ・リューミン》をレベル1でスカウト!」

(手札2→1)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ3→5)

[セイナ・リューミン コア1 レベル1 BP2000]

 

「リューミンちゃんキタキター!」

「あの“バトスピの汚点”がここまで綺麗になるなんてね…」

「それは言わないであげましょう…」

 

黄 スピリット

《セイナ・リューミン》

コスト4 軽減黄3 <詩姫・私服>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP4000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2【オンステージ】『自分のアタックステップ』

このスピリットを、アタックするかわりにデッキの下に戻すことで、自分の手札/手元の系統:<衣装>を持つ「セイナ・リューミン」1枚を、コストを支払わずに召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2『自分のアタックステップ』

【シャイニーハーツ】を持つコスト7以上の自分のスピリットがBPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

「このままアタックステップに入って、セイナ・リューミン!【オンステージ】!

手札にある《[烈の女王]セイナ・リューミン》に衣装変身!」

(手札1→0)

[セイナ・リューミン デッキボトムに]

(リザーブ0→1)

[[烈の女王]セイナ・リューミン コア1 レベル1 BP5000]

 

「【オンステージ】成功で1枚ドロー!さらに衣装ラビィ・ダーリン二人の効果で衣装セイナ・リューミンにボイドからコア2つを追加!」

(手札0→1)

[[烈の女王]セイナ・リューミン コア1→3 レベル1→3 BP5000→6000]

 

「2体分カウントされんのか…!」

「そして更に衣装セイナ・リューミンの召喚時効果発揮! 【シャイニーハーツ】を持つ私のスピリットが3体以上いるとき、ボイドからコア2つを衣装セイナ・リューミンに追加!」

[[烈の女王]セイナ・リューミン コア3→5]

 

「合計4つも増えたのか…」

 

黄 スピリット

《[烈の女王]セイナ・リューミン》

コスト7 軽減黄4 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP5000

<3> Lv2 BP6000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』

【シャイニーハーツ】を持つ自分のスピリットが3体以上いるとき、ボイドからコア2個をこのスピリットに置く。

Lv2『自分のアタックステップ』

???

 

「これでターンエンド」

「なかなか仕掛けてこないな」

「焦りは禁物。アイドルの本領はこれから、だよ姉さん」

 

<悠姫・第五ターン>

「ならほっておく訳にも行かんかな。スタートステップ。…ステージの効果は使わない」

(リザーブ2→3)

(手札2→3)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ3→5)

 

「天使の舞い降りた場所は、ドロー追加を期待できるけど、逆にオープンしないと相手に“踏み込ませる隙”を見せることになっちゃうからね」

「そうなのか…。…あ、い、いや、マジックが無いからオープンしなかった訳じゃないからな!」

「ふふっ、姉さん嘘がヘタだね」

「そ、それは祐依もだろ!」

 

 さすがだな私ら姉妹。お互いのことがよく解っとる。

 

「とにかく、ネクサス《エイレインの雲上要塞》を配置!」

(手札3→2)

(リザーブ5→4)

(トラッシュ0→1)

 

「手札が心許ない。《天使イヴェール》をレベル2で召喚!」

(手札2→1)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ1→2)

[天使イヴェール コア2 レベル2 BP2000]

 

「そいで雲上要塞をレベル2にする」

(リザーブ1→0)

[エイレインの雲上要塞 コア0→1 レベル1→2]

 

「アタックステップ。イヴェールでアタック!」

「むっ」

「レベル2からのアタック時効果で衣装ラビィ・ダーリン(1)のBPをマイナス3000、ウィズエルの【強化1】(ワンチャージ)!最大4000ダウン!」

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン BP3000−4000=0]

 

「これでBPが0になったから、1枚ドローだ!」

(手札1→2)

 

 よし、手札の確保は出来た。これで祐依がブロックしてきてもオープンしてる《パワーダウン》がある。 完璧だな。

 

黄 ネクサス

《エイレインの雲上要塞》

コスト3 軽減黄2

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:黄

Lv1・Lv2

系統:<天霊>を持つ自分のスピリットが相手のスピリット/マジックの効果で手札/デッキに戻ったとき、戻ったスピリット1体につき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

Lv2『お互いのアタックステップ』

バトルしている相手のスピリットがターンで初めてBP0になったとき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

「そのままライフで受けるよ」

(祐依ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「ターンエンド」

 

「これは長期戦かな?」

「コンボ狙いの黄色同士のバトルよ。長引くのも無理無いわ」

 

<祐依・第六ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ1→2)

(手札1→2)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ2→7)

 

「メインステップ。…うん、良い引き」

「ん?」

「衣装セイナ・リューミンのコアをリザーブに下げて、衣装ラビィ・ダーリン二人のレベルを2に」

[[烈の女王]セイナ・リューミン コア5→3]

(リザーブ7→5)

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン(1) コア1→3 レベル1→2 BP3000→5000]

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン(2) コア1→3 レベル1→2 BP3000→5000]

 

「悠姫、祐依の運命力(うんめいりょく)は強いわよ」

「う、うんめいりょく?」

「“カードバトラーのドローは常に必然”!だよね♪」

 

「《グリーフィア・ダルク》、レベル3でスカウト!」

(手札2→1)

(リザーブ5→0)

(トラッシュ0→2)

[グリーフィア・ダルク コア3 レベル3 BP8000]

 

「あっ!それショップバトルでの限定カード!」

「“【シャイニーハーツ】は揃わない”と言われてる原因のひとつね…」

「何だその“なんちゃらは砕けない”みたいな言い方」

 

「まさかダルクのためにショップバトルを蹂躙するハメになるとは思いませんでした…。

アタックステップに入ります。

グリーフィア・ダルク、【オンステージ】!」

 

 なっ!? 衣装引いてたのか!?

 

「[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルクに衣装変身!

 レベル2で、デビュー!」

(手札1→0)

(リザーブ0→3)

[グリーフィア・ダルク デッキボトムへ]

(リザーブ3→0)

[[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルク コア3 レベル2 BP9000]

 

「やはりそちらも持っていたわね…」

「あれアタシ1組しか入手出来てないんだよね〜。皆必死になりすぎ」

 

「さすがに買うとなると出費がまずいので、目を血走らせて狙いにきた方々には申し訳ないんですが、刈らせてもらいました」

 

 可愛さに冷静さを失ったやつを狙ったってか…。それでよくトラブルに巻き込まれなかったな祐依。

 

「【オンステージ】成功で1枚ドロー!

そして【オンステージ】によって召喚されたとき、デッキから2枚ドローします!」

(手札0→3)

 

「一気に3枚…!」

「【シャイニーハーツ】の中核を担う1枚だからね。

そして衣装ラビィ・ダーリン二人の効果で衣装グリーフィア・ダルクにコア2つ追加して、レベル3!」

[[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルク コア3→5 レベル2→3 BP9000→11000]

 

「改めて衣装グリーフィア・ダルクでアタック!」

 

 攻めて来たか…。

 

「レベル2からのアタック時効果。私のデッキトップ1枚をオープンします」

●オープンされたカード

・《ノア・フルール》

 

「それが<詩姫>のスピリットなら手元に置きます」

 

 あれ…。置くだけ、か?

 

「…?」

「悠姫、“手元に置く”というのは情報アドバンテージを失う代わりに相手にプレッシャーとカード保護のアドバンテージを得るの。あなたの手元にオープンしてるパワーダウンもね」

 

 なるほど。『こいつが見えないのか?』っていう無言の圧力で相手の手を鈍らせるのか。…となると、彩音と霧乃さんがあのオープンしたカードに要注意ってことだな。

 

黄 スピリット

《グリーフィア・ダルク》

コスト5 軽減黄3 <詩姫・私服>

<1> Lv1 BP4000

<2> Lv2 BP6000

<3> Lv3 BP8000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2・Lv3【オンステージ】『自分のアタックステップ』

このスピリットを、アタックするかわりにデッキの下に戻すことで、自分の手札/手元の系統:<衣装>を持つ「グリーフィア・ダルク」1枚を、コストを支払わずに召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

このターンの間、相手のスピリット1体をBP−3000する。

 

黄 スピリット

《[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルク》

コスト8 軽減黄3 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP9000

<5> Lv3 BP11000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

【オンステージ】で召喚されたとき、自分はデッキから2枚ドローする。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

『このスピリットのアタック時』

自分のデッキを上から1枚オープンし、そのカードが系統:<衣装>を持つスピリットカードなら手元に置く。他のカードのときは手札にする。

オープンしたスピリットカードは、ゲーム終了時まで、手札にあるときと同様に使用できる。

 

「グリーフィア・ダルクのアタックはライフで受ける!」

(悠姫ライフ6→5)

(リザーブ0→1)

 

「衣装セイナ・リューミンもアタック!」

「フラッシュタイミング!手元の《パワーダウン》を使う!」

(リザーブ1→0)

[天使イヴェール コア2→1 レベル2→1]

(トラッシュ2→4)

 

「セイナ・リューミンのBPを3000ダウン、【強化】を1つを乗せて4000ダウン!そんで1枚ドロー!更に雲上要塞レベル2の効果で1枚ドローだ!」

[[烈の女王]セイナ・リューミン BP6000−4000=2000]

(悠姫手札2→3)

 

黄 マジック

《パワーダウン》

コスト4 軽減黄2

このマジックカードは、相手のUトリガー/「デッキ破棄効果」によって自分のデッキからトラッシュに置かれたとき、手札に戻る。

さらに、このターンの間、自分のデッキは破棄されない。

フラッシュ:

相手のスピリット1体をBP−3000し、自分はデッキから1枚ドローする。

 

「次に《イエローアラート》!

 セイナ・リューミンを【強化】1つでBPを3000ダウン!」

(手札3→2)

[エイレインの雲上要塞 コア1→0 レベル2→1]

(トラッシュ4→5)

[[烈の女王]セイナ・リューミン BP2000−3000=0]

 

「そして、祐依のターンに使ったから天使イヴェールを回復させる!そこにブロック!」

「ふーん、なかなか良い動きよ」

 

黄 マジック

《イエローアラート》

コスト2 軽減黄1

フラッシュ:

このターンの間、相手のスピリット1体をBP−2000する。

このマジックカードを相手のターンで使用したとき、さらに自分の黄のスピリット1体を回復させる。

 

 マジックで手札を増やしつつ相手を撃退する。これ黄色っぽい良い動きなんじゃないか?

 

「良い手だけど姉さん、そのブロックは取り下げてもらいます」

「何?」

「衣装セイナ・リューミン、レベル2の効果。【シャイニーハーツ】を持つコスト7以上のスピリットはレベル1、2のスピリットからブロックされません」

「ファッ!?」

 

《[烈の女王]セイナ・リューミン》

Lv2『自分のアタックステップ』

【シャイニーハーツ】を持つコスト7以上の自分のスピリットすべては、Lv1/Lv2の相手のスピリットからブロックされない。

 

「姉さんのイヴェールは現在レベル2。よってブロックすることができません」

「…良い動きだけど、それはしっかり相手のカードを確認しなさいね?」

「はい」

「アタックは?」

「大人しくライフで…」

(悠姫ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「ターンエンドです」

 

 ぐぬぬ…、マジックを余計に使ってしまったか…。

 

<悠姫・第七ターン>

「ま、まだこれからだし。スタートステップ。ステージの効果は使わない」

(リザーブ1→2)

(手札2→3)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ2→7)

 

「これなら…。《生還者天使メイル》を召喚」

(手札3→2)

(リザーブ7→4)

(トラッシュ0→2)

[生還者天使メイル コア1 レベル1 BP2000]

 

「私に扱えるか分からんが、こいつの出番だ!

 《アルティメット・イスフィール》!

 レベル3で召喚だ!」

(手札2→1)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ2→5)

[アルティメット・イスフィール コア1 レベル3 BP11000]

 

「Uイスフィール!黄のコアの光主のアルティメットキター!」

「02の黄アルティメットだね…」

「ああそうだ。アタックステップ、天使メイルの効果発揮! 私の場にUイスフィールがいるから、系統:<天霊>を持つスピリットとアルティメットのBPを4000アップさせる!」

[天使ウィズエル BP1000+4000=5000]

[天使イヴェール BP1000+4000=5000]

[生還者天使メイル BP3000+4000=7000]

[アルティメット・イスフィール BP11000+4000=15000]

 

黄 スピリット

生還者(サバイバー)天使メイル》

コスト3 軽減黄1 <護将・天霊>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP3000

シンボル:黄

Lv1・Lv2

このスピリットは、相手の効果で破壊されない。

Lv1・Lv2『お互いのアタックステップ』

系統:<天霊>を持つ自分のスピリットすべてをBP+2000する。

自分のアルティメットがいるとき、かわりに系統:<天霊>を持つ自分のスピリット/アルティメットすべてをBP+4000する。

Lv2『自分のアタックステップ』

カード名に「イスフィール」と入っている自分のアルティメットがアタックしたとき、自分はデッキから2枚ドローする。

 

「Uイスフィールでアタック!Uトリガーだ!」

「…コスト3、マジックカード《シンフォニックバースト》」

「クリティカルヒット!」

「っ!」

「フラッシュタイミングで私は2枚のマジックをコスト無しで使える!…が、生憎1枚しか手札は無い」

 

黄 アルティメット

《アルティメット・イスフィール》

コスト7 軽減黄4 <新生・天霊>

<1> Lv3 BP11000

<3> Lv4 BP16000

<4> Lv5 BP20000

シンボル:黄

【召喚条件:自分の黄スピリット1体以上】

【Uトリガー】Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、自分のマジックカード1枚を、フラッシュタイミングでコストを支払わずに使用できる。

【クリティカルヒット】:ヒットしたカードがマジックカードなら、さらに、自分のマジックカード1枚をフラッシュタイミングでコストを支払わずに使用できる。

Lv4・Lv5『自分のアタックステップ』

系統:<天霊>を持つ自分のアルティメットがBP3000以下の相手のスピリットにブロックされたとき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

「ならフラッシュタイミング」

「むっ」

「マジック、《ディーバメドレー》を使用します」

 

「あっ」

「………」

 

「…何だ?」

「コストは衣装ラビィ・ダーリン二人から2つずつ確保します」

(祐依手札3→2)

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン(1) コア3→1 レベル2→1]

[[プリティガール]ラビィ・ダーリン(2) コア3→1 レベル2→1]

(トラッシュ2→6)

 

「そこに。トラッシュのコア1つをボイドへ送って“レベル3のアルティメット”をデッキボトムへ送ります!」

「な、何ぃっ!?」

(トラッシュ6→ボイドへ→5)

 

黄 マジック

《ディーバメドレー》

コスト6 軽減黄2

フラッシュ:

相手のスピリット1体をデッキの下に戻す。

自分のトラッシュのコア1個をボイドに置くことで、かわりに、Lv3の相手のアルティメット1体をデッキの下に戻す。

 

「対象は今アタックしているUイスフィール。姉さんには悪いけど、そのままデッキの一番下に行ってもらうよ」

「ガーンだな…」

[アルティメット・イスフィール デッキボトムへ]

(悠姫リザーブ0→1)

 

 ああぁ…Uイスフィールがぁぁ…。

 

「これでアルティメットがいなくなったから、天使メイルの効果も弱体化するよ」

「ぐぬぬ…。で、でもまだ後続がいる!」

 

 正直守れる気がしなくもないが、耐え凌ぐしかない。

 

「ターンエンド…」

 

<祐依・第八ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札2→3)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ1→6)

 

「メインステップ。衣装グリーフィア・ダルク、衣装セイナ・リューミンのレベルをダウン」

[[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルク コア5→1 レベル3→1]

[[烈の女王]セイナ・リューミン コア3→1 レベル2→1]

(リザーブ6→12)

 

「次に、《アルティメット・ソフィア》プロデューサー!お願いします!」

(手札3→2)

(リザーブ12→8)

(トラッシュ0→3)

[アルティメット・ソフィア コア1 レベル3 BP10000]

 

「召喚時効果は知ってるね? 手札から最強最高、超時空“超神星”アイドルがデビューします!」

「ち、超時空…?」

 

「《[超神星アイドル]ノア・フルール》!

 レベル1にて鮮烈デビュー!」

(手札2→1)

(リザーブ8→7)

[[超神星アイドル]ノア・フルール コア1 レベル1 BP6000]

 

「キャアァー!!ノアちゃーん!!」

「な、何だ…、超神星…?」

「ユキちゃん!ご存知、ないのですか!?」

「彼女こそ、“星々が誕生する彼の地”より生まれた超銀河系神星アイドル、《ノア・フルール》よ。

その煌めく笑顔と心を震わす歌声は正に“神なる星の産声(ビッグバン)”そのもの!」

 

 な、何かやけに二人の説明に熱が入ってるが、カードを見た感じXレアのようだが…。

 

「因みに、衣装ノア・フルールは封入操作をされているのが『5箱買っても出ない』『私服ノア・フルールだけとか紙屑か』なんて話題になったわ。これも『シャイニーハーツは揃わない』と言われる原因のひとつよ」

「アタックは殆ど衣装ノアちゃんと衣装ダルクちゃんに。コアブは衣装セイナちゃんと衣装ラビィちゃんに頼りきりだからね〜」

「シャイニーハーツのレアリティが軒並み高いのも原因ね。興味本位でこのパックだけでデッキを組もうとすると痛い目を見るわ」

「お、おう…」

 

 今度は冷静になって説明し始めた…。この落差は一体何なんだ。

 

「ユキちゃんも普通に使うなら【アブソリューツ】をオススメするよ」

「Xレアの衣装リューネ・マトが出ないと思うけどいなくても普通にやれるわ」

「あそう…」

 

「じ、じゃあ続けるね。

 衣装ノア・フルールの召喚時効果発揮。今の私のライフは4。5以下なのでボイドからコア1つをライフに置いて、姉さんのスピリット1体バウンス。

 だから、天使メイルには手札戻ってもらうよ!」

「何っ!?」

(祐依ライフ4→5)

[生還者天使メイル 手札へ]

(悠姫手札1→2)

(リザーブ1→2)

 

「だが、雲上要塞レベル1の効果で手札に戻ったからライフを回復させてもらう!」

(悠姫ライフ4→5)

 

「そしてオープンしてる私服《ノア・フルール》をレベル1でスカウト」

(リザーブ7→4)

(トラッシュ3→5)

[ノア・フルール コア1 レベル1 BP3000]

 

「そして、私服ノア・フルール、衣装グリーフィア・ダルクをレベル2、UソフィアPのコアをリザーブのコアを衣装セイナ・リューミンに移します。お疲れ様、UソフィアP」

(リザーブ4→0)

[ノア・フルール コア1→2 レベル1→2]

[アルティメット・ソフィア コア1→0 消滅]

[[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルク コア1→3 レベル1→2]

[[烈の女王]セイナ・リューミン コア1→3 レベル1→2]

 

「アタックステップ。

 私服ノア・フルール、レベル2からの効果。衣装ノア・フルールに黄のシンボル1つを追加します」

「シンボル追加、だと!?」

[[超神星アイドル]ノア・フルール シンボル黄+黄=黄黄]

 

黄 スピリット

《ノア・フルール》

コスト5 軽減黄3 <詩姫・私服>

<1> Lv1 BP3000

<2> Lv2 BP4000

<3> Lv3 BP5000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2・Lv3【オンステージ】『自分のアタックステップ』

このスピリットを、アタックするかわりにデッキの下に戻すことで、自分の手札/手元の系統:<衣装>を持つ「ノア・フルール」1枚を、コストを支払わずに召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

このスピリット以外の系統:<衣装>を持つ自分の「ノア・フルール」すべてに黄のシンボル1つを追加する。

 

「まずグリーフィア・ダルクでアタック! BPは6000、衣装セイナ・リューミンの効果でレベル1、2のスピリットからブロックされません!」

「むぅ…」

●オープンされたカード

・《ウィングブーツ》

(祐依手札1→2)

 

 ここが正念場か。手札はあるが……止めるためにはスピリットを犠牲にする必要がある。

 

「……ライフで受ける!」

(悠姫ライフ5→4)

(リザーブ2→3)

 

「次に衣装セイナ・リューミンでアタック! こちらもレベル1、2のスピリットからブロックはされません!」

「それもライフだ!」

(悠姫ライフ4→3)

(リザーブ3→4)

 

「衣装ノア・フルールで、アタック! 衣装ノア・フルールはコスト8。同じくブロックされませんよ!」

「ダブルシンボルはさすがにな…! フラッシュタイミングでマジック《ゴールデンカウンター》を使う!」

(手札2→1)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ5→9)

 

「衣装ノア・フルールのBPを【強化】乗せて11000ダウン! これで0になったから衣装ノア・フルールのシンボルを消させてもらうぞ!」

[[超神星アイドル]ノア・フルール BP6000−11000=0 シンボル黄黄→無し]

 

黄 マジック

《ゴールデンカウンター》

コスト8 軽減黄5

フラッシュ:

このターンの間、相手のスピリット/アルティメット1体をBP−10000する。

その相手のスピリット/アルティメットがターンで初めてBP0になったとき、このターンの間、そのスピリット/アルティメットのシンボルすべてを無いものとして扱う。

 

「アタックはライフだ!」

「……ターンエンドです」

 

 よっし凌いだ!

ライフにはまだ余裕がある、手札もある。…が、決定打が…。

 

<悠姫・第九ターン>

「スタートステップ」

(手札1→2)

(リザーブ0→1)

(手札1→2)

(トラッシュ9→0)

(リザーブ1→10)

 

「メインステップ」

 

 祐依の切り札であろう衣装ノア・フルール。私服ノア・フルールと一緒にあると、アタックステップにシンボルが増える。だがそれは衣装ノア・フルールのみの話。…押し切れるか。

 

「生還者天使メイルを再召喚、レベル1」

(手札2→1)

(リザーブ10→7)

(トラッシュ0→2)

[生還者天使メイル コア1 レベル1]

 

「んでもって…

 《アルティメット・ヴァリエル》、レベル4で召喚!」

(手札1→0)

(リザーブ7→1)

[アルティメット・ヴァリエル コア2 レベル4 BP14000]

(トラッシュ2→6)

 

「おおっ!“エリス様”の切り札キター♪」

「あの乳袋は朝のアニメには刺激が強すぎるわ」

 

 ああ、そういえばパッケージに描かれてたあのキャラクターだっけ? たしかにその…うん…。

 

「んんっ」

「の、残ったコアでイヴェールをレベル2にしてアタックステップ。天使メイルの効果。天霊のBPをプラス4000する!」

[生還者天使メイル BP2000+4000=6000]

[天使ウィズエル BP1000+4000=5000]

[天使イヴェール コア1→2 レベル1→2 BP1000→2000+4000=6000]

[アルティメット・ヴァリエル BP14000+4000=18000]

 

「Uヴァリエルでアタック! Uトリガー!」

「——コスト5、《[純白の乙女]サヤ・シャイン》

 

 マジックじゃなかったか…!

 

「ヒット!Uヴァリエルよりレベルが低いスピリットとアルティメットからはブロックされない!」

「そのままライフで受けます!」

(祐依ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「お互いライフがなかなか減らないな」

「これが黄色の強みであり厄介なところだからね」

「ならイヴェールでアタックだ!アタック時に衣装ラビィ・ダーリンのBPを4000ダウン、0になったから1枚ドロー!」

(悠姫手札0→1)

 

「それもライフで!」

(祐依ライフ4→3)

(リザーブ1→2)

 

「メイルでアタック!」

「ライフです!」

(祐依ライフ3→2)

(リザーブ2→3)

 

「………ターンエンド」

 

<祐依・第十ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ3→4)

(手札2→3)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ4→9)

 

「メインステップ。ブレイヴ《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア》を衣装ノア・フルールに直接合体。召喚時効果は使いません」

(手札3→2)

(リザーブ9→6)

(トラッシュ0→3)

夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア

   ↓ 直接合体

[超神星アイドル]ノア・フルール(合体)

[コスト:8+5=13]

[BP:6000+5000=11000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:黄+黄=黄黄]

 

「次に衣装ノア・フルール、衣装グリーフィア・ダルクのレベルを3へアップ」

(リザーブ6→1)

[[超神星アイドル]ノア・フルール コア1→4 レベル1→3 BP6000→10000+5000=15000]

[[お嬢様アイドル]グリーフィア・ダルク コア3→5 レベル1→3 BP9000→11000]

 

「アタックステップ。私服ノア・フルールの効果、衣装ノア・フルールに黄シンボルを1つ追加!

 そして、衣装ノア・フルールでアタック!」

[[超神星アイドル]ノア・フルール シンボル黄黄+黄=黄黄黄]

 

本命がトリプルシンボルになって突っ込んできた…! しかもたしかあのブレイヴ、ブロックしたら回復してくるんだったか。

 

「衣装ノア・フルール、レベル3のアタック時効果発揮!」

「っ!」

「名前の異なる系統:<衣装>を持つスピリットが三人以上いるとき、このノア・フルールに黄色シンボルを1つ追加します!」

「し、シンボル4つ!?」

[[超神星アイドル]ノア・フルール シンボル黄黄黄+黄=黄黄黄黄]

 

「遂にキター!クアドラルシンボル!」

「詩姫に似つかわしくない一撃必殺のコンボよね」

「しかもブロックなにそれの黄色だからほぼ確実に3つ4つ叩きのめせる謎のパワー!衣装ノアちゃんが出てる時点でブロッカーが1体減ってるから更に通しやすい!」

 

黄 スピリット

《[超神星アイドル]ノア・フルール》

コスト8 軽減黄5 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP7000

<4> Lv3 BP10000

シンボル:黄

【チーム:シャイニーハーツ】

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

自分のライフが5以下のとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置き、相手のスピリット1体を手札に戻す。

Lv3『このスピリットのアタック時』

カード名の異なる系統:<衣装>を持つ自分のスピリットが3体以上いるとき、このスピリットに黄のシンボル1つを追加する。

 

 まずい、まずいぞ…!

 

「アタック、どうする姉さん?」

「………」

「ブロックした時点で闇黄剣は回復し、後続のグリーフィア・ダルクとセイナ・リューミンが待ってます。ブロックしたくてもセイナ・リューミンの効果でレベル1、2のスピリットからブロックされないよ」

 

 ………くっ…手詰まり、か…!

 

「……ちくしょう、負けだ!ライフで受けてやる!!」

 

(悠姫ライフ3→0)

 

 

 

 

〔winner!! 緋立 祐依〕




長くなって申し訳ありません。
悠姫vs祐依の初姉妹バトル、しかも黄天霊vs黄詩姫という下手したら泥沼orどちらか封殺されかねないバトルでした。え?ホムホム?さて誰のことでしょうか?(すっとぼけ)

少々というかかなり詩姫側が乱数調整があった感じですが、幾分優しいeyesで見ていただければ…。
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