バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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さて今回は本筋の話ではなくよういうサブイベントみたいなものです。
読み飛ばしても構わないぐらいです。


赤(ゼロ)によるはじめての初心者講習

「負けた…」

「やった♪」

「ウィナー!ユイちゃーん!」

「弄ばれたわね」

 

 駄目だった…。切り札のUイスフィールもUヴァリエルも上手く扱えんかった。

 

「圧倒的に経験と読みが足りないのもあるけど“英知の書館(カードプール)”が足りないのもあるわね」

「黄色はねー」

「“入れなきゃならない”カードの多さはおそらくどの色でもトップじゃないかな」

「…例えば、何だ?」

 

 三人の話では第一に“星座編第四弾:星空の王者”で出たブレイヴ《シユウ》。

 出た当初は『犬将クー・シーとシユウが出たらほぼ負け確定』とか言われてたらしい…。このシユウは当時よりは少なくなったが、やはり強さは変わらず。投入されてないことも。

 

「あの犬とシユウ合わせてレベル4じゃなきゃブロックできないとか何様と、当時の私も怒りに震えたわ」

「だってあの時は“射手座”とか“獅子座”とか“蟹座”のオンパレードだったじゃん。必然じゃない?」

「《氷雪の勇者皇ウル》と合体して、アンブロッカブルにトリプルシンボル、ライフも回復してお手上げ状態…なんて事態も多かったですね」

 

 第二に“剣刃編第三弾:光輝剣武”で出た通称“ライドリ”ことマジック《ライフドリーム》。

 自身のライフを減らして使用したターン中、自分の黄スピリットすべてをブロックされなくなるというマジック。

 

「構築にもよるけど“勝つのならほぼ必須レベル”よ」

「黄色は正面切ってバトルする色じゃないのはユキちゃんも分かったよね」

「ライフドリームが出るまで、勝つ方法、フィニッシャーになるものが少なかった、条件が厳しい割りに…とかが多かったの」

「黄色待望のマジックやブレイヴだったって訳か」

 

 第三に、祐依も後輩の祥子も使っている“剣刃編第四弾:暗黒刃翼”で出たソードブレイヴ《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア》。

 身を持って味わっているが、召喚時にリザーブのコアをライフに置けて、ブロックされれば回復、されなければライフ回復と、至れり尽くせりなカードだ。

 

「黄色の代表格、“2コスビート”でも無い限り必須級の剣刃よ」

「出たときは『ブッ壊れてる』なんて大騒ぎだったよねー」

「コストも5とそれほど高くないから、他の色のデッキにも出張することが多かったかな」

「出さない理由が無い強さだもんな…」

 

 第四に、さっきのバトルで祐依が使ったマジック。“ディーバブースター【女神達の調べ】”に入ってるマジック《ディーバメドレー》。

 

「端的に言って黄色の《光速三段突》よ。アルティメット環境下で黄色最強のマジックね」

「棒立ちしてたり、出したはいいけどコアが足りなくてレベル3のアルティメットすらデッキボトムへ送る激強カードなんだよ」

「デッキボトムへ送るなら《アルティメットプラズマ》があるけど、あれはある意味アルティメット専用のマジックだから、汎用性ならディーバメドレーに軍配が上がるよ」

 

 

「とまぁ、良く話題に挙がるカードは以上3枚よ」

「“黄色三つの依存症”とか“タマモクーシーシユウライドリトワファン”とか見かけるからね〜」

「まるで病気扱いだな…」

「黄色のカードをデザインしてる人がもう少しあれなら、黄色使いもこんな謂れはしないんだけど…」

 

 本当に苦労が絶えないんだな黄色は…。

 

 その後三、四戦祐依とバトルしたが一つも黒星を付けられなかった…。追い詰めたりはするんだが、後一歩及ばない。

 

「ディーバメドレーが見えてるとな…」

「そこに付け込むのが黄色のやり方よ。恐れずに自分のやるべき事を通すのよ」

 ・

 ・

 ・

「雲上要塞のバウンスをライフに変えるのはいいけどさ、レベル2効果のドロー条件厳しすぎだよね〜ユイちゃん」

「何故《天翼の大観覧車》レベル1と同じにしなかったのか疑問ですよね…」

 ・

 ・

 ・

「Uイスフィールのトリガーがクリティカルしたのにマジック持ってない…」

「あーたまにあるなー」

「先にUヴァリエルでアタックした方が良かったね」

「運頼みにはなるけどやらないよりはマシよ」

 ・

 ・

 ・

「ぜ、全敗…」

「ふう。まだまだ姉さんには負けないよ」

「ユイちゃんすげー!」

「それに比べて姉の不甲斐無さよ」

「なんも言い返せん…」

 

 

 バトルも全敗という形で決着したところで休憩。祐依は霧乃さんと一緒にカードを見てくると。

私と彩音は黄色デッキの見直しと今後の本デッキである“赤”をどうするか相談している。

 

「———として、赤のアルティメットを中心に組むなら……ちょっと失礼」

「ん」

 

 今後出てくる赤のアルティメットに期待しつつ、アルティメット中心とした利点と弱点を教わっている最中、彩音の携帯が震える。電話のようで一旦席を外すとのこと。

 

「………」

 

 ふと自分の赤のデッキを手に取ってとりあえず1枚1枚ゆっくり見ていく。…Uジークフリード、Uジークフリーデンと、まともに活躍させてやれなくて申し訳無い気分になってくる。

もっと私が上手く扱えてやれればいいんだが、如何せん経験値が足りない。

 

「…勝ちたい、よな」

 

 カードのパワーが強くなって勝つのと、私が少しでも強くなって勝つのじゃ多分後者の方が良い。個人的にね。…なら少しは本気で取り組んでみてもいいか。

 

 

 

「あのさ」

「うおわ!?」

「っ!?」

 

 突然話し掛けられ驚いた拍子に持ってたデッキをテーブルに落としてしまった。幸いコアは片付けてあるためばらまく惨事は免れた。

 

「わわわ…」

「ご、ごめん」

「ああ、いや、大丈夫——?」

 

 わたわたとデッキを回収し、ふと声を掛けてきた人を見た。その人は、さっきこちらを見てた?女性だった。

 肩ぐらいのセミロングのストレート、ファッションなのか片目に軽く掛かっている。

 

「ほんとごめん…」

「ああ、大丈夫ですよ。カードも無事ですし」

「そうなら、いいけど…」

 

 まだ申し訳無さそうな表情をしてこちらを心配してくれている。心配性なのかな。とにかく何も大事無かったから、気にしないよう伝えて用件は何か聞こう。初対面の私に話し掛けるぐらいなんだし。

 とりあえず隣に座ってもらう。……しかし近場でよく見ると美人だ。知的でクールな印象を受ける。何と言うか、カードゲームとかに縁がなさそうに見える。

 

「ん。あのさ、失礼だとは思うんだけど」

「うん」

「バトスピ?って、面白いの?」

「え?」

「面白い?」

 

 …面白いと思う。

璃恵に勧められてやりはじめたが、私なんかが熱中するぐらいだし。

 

「面白い、か」

「まぁ」

「…負け続けてたのに?」

「う゛っ…。あれは、いつかリベンジするし」

「勝たなきゃ面白くないんじゃないの?」

「う〜ん…。私が特殊なだけなのかも知れないけど…」

 

 確かに勝ち負けが決まる勝負事だ。勝った方が良いだろう。けど、私はまだその“勝てるレベル”になってない。

勝つにはどうしたんだいいとか、劣勢を返すプレイングやデッキ構築力が圧倒的に足りない。

 

「私初心者だから、上級者に偶然勝つことはあるよ。…ほんと稀に。でも普通はそうはいかない。

 だから今は“負けて学ぶ”感じかな」

 

 赤のデッキだってほぼ灼熱のゼロを弄っただけ。

 だから私より長くやっている相手とバトルして、どうしたら良いかとかを盗む。…悪く聞こえるかも知れないが、口であーだこーだ説明させるより解りやすい感じはある。

 

「負けてもいいから、相手のすごいところを見て、自分に活かす。

後は相手を負かす勢いでぶつかる、って感じかな」

「…ふーん。持論あるんだ」

「あはは…。偉そうに言ってるけど、身内じゃ二割も勝率無いからね」

「…周りが強すぎってこと?」

「そういうこと。でも、私じゃ考え付かないような動きを見せてくれるから、良い刺激になるよ」

「…あなた、強いんだね」

「…?」

「気持ちが」

 

 強い、か…。まぁ、あれだけボコボコにされて折れないのも珍しいのか? 少しは食いつけてる、なら次はもっと食いつく。みたいな気持ちが出てくるのは違うのかな。

 

「………」

 

 それを聞いて、しばし思案する謎の女性。…物思いする姿が絵になるってこの方霧乃さんと同じモデルか何かやってるのか?

 

「……うん」

「?」

「あなた、名前は?」

「え? ひ、緋立、です」

「そう。ヒダチさん、私と対戦してくれない?」

 

 急に、だな…。別に構わないけど、何を決断したんだ?

 

「ありがとう。

私は浜倉(はまくら)。浜倉 楓華(ふうか)」

「ハマクラ、さん」

「…こう書くの」

 

 するとハマクラさんがバッグからペンとメモ帳を取り出し、名前を書いてくれた。…字綺麗だな。

 

「浜に倉、楓(かえで)って書いて、音読みの楓(フウ)に華で楓華。…風流っぽいけど、私には似合わない名前でしょ」

「そんなこと。素敵な名前ですよ」

「…ありがとう。次はヒダチさんのをお願い」

「あ、はい…。えっと…」

 

 浜倉さんの書いた名前の下辺りに私の名前を書き込む。…自分では字普通だとは思うが、汚いって思われたらどうしよう…。

 

「…緋色に立つ悠久の姫、ね」

「私の方が名前負けしてる例です…」

「ふふっ、そんなことない。良い名前じゃない」

「恐縮です…」

 

 

「自己紹介も終わったし、早速対戦してくれる?」

「勿論です」

 

 そして対面席に楓華さん(名前呼びの許しが出た)が座る。…さて、楓華さんは何のデッキを使うのかな? バッグからデッキを取り出す……だけ?

 

「……」

「…? え、えっと」

「ごめんなさい。他に何か必要だった?」

 

 っ!? まさかデッキしか持ってきてない?!

 

「コアとか、プレイシートは?」

「コア? コアって、その青いビーズみたいの?」

「そうです」

「…持ってないわね」

「えっ!?」

 

 ど、どういうことだ…。大体バトスピやってる人ってコアとかシートとか持ってるもんだと思ったが、持ってない人もいるのか…。

 

「私、友人に無理矢理やらされてるもんだから…」

「なんと…」

「『すぐ良さが解る』って言われて、デッキだけ押し付けられたの」

 

 楓華さん、初心者だったのか。私は無理矢理では無かったけど、デッキだけ押し付けるって随分強引なんだな…。悪く言うつもりはないけど、初心者にちょっとそれはどうなんだ。

 

「じゃあ、コアとシート貸しますよ」

「いいの?」

「余ってますんで。何なら一枚シートあげます」

 

 構築済みデッキの灼熱と白銀のシートを出す。どちらも三枚ずつ持っててどうしたらいいか困ってたんだ。あげるならいいよな。

 

「どっちにします?赤と白」

「本当にいいの?」

「遠慮せずどうぞ」

「…なら、白の方を貰うね」

 

 白の方を取った楓華さん。広げて見て、素敵と一言。プレイシートって結構凝ってるよな。

 ああ、広げたばかりだから折り目が強いため手で表裏両方を伸ばす。……よし、これで大丈夫だろう多分。

 

「次はどうしたら?」

「…何も知らされてないんですか?」

「ええ。全部“アイツ”がやって、私は付き合わされるだけだったから。…手を煩わせてごめんなさい」

「い、いえいえ」

 

 う〜ん、これは…。なら不肖私が準備から開始までを教えよう。

 

「まずそのデッキケースからデッキを取り出して、右上の『Deck(デッキ)』って書かれたところに置いてください」

「ん…。こうね」

「次にこの青い粒、コアを左の『Life(ライフ)』と書かれたところの円にこれを5つ、その下にある『Reserve(リザーブ)』と書かれてるところに4つ置いてください」

「……できた」

 

 こっちも赤のデッキを置いてライフカウンターに5つ、リザーブに4つセットする。…まさか私が教える立場になるなんて思いもしなかった。

 

「…それは?」

「あ、これはライフカウンターっていう…まぁ備品みたいなもんです」

「あった方が良いの?」

「無くても大丈夫です。数え間違いや、何かの弾みでリザーブとごっちゃになってしまうのを予防するぐらいは趣味…ですかね、聞いた限り」

「へぇ…。綺麗ねそれ」

 

 置いてたコアを退かしてライフカウンターを楓華さんに渡す。…まじまじと見られると何となく照れ臭いのは何故だ。

 

「こういうの売ってるの?」

「普通のはここなら売ってます。私のは友達が自作してくれたやつで…」

「自作!? …そういえばアイツのもやけに凝ってたし、あれ自分で作ってたんだ」

 

 ありがとう、と返してもらい、再びコアをセット。

 さて、改めてバトル開始と行こうか。

 

 

   緋立 悠姫

  【灼光のゼロ】

     VS

   浜倉 楓華(はまくら ふうか)

 【おしつけデッキ】

 

 

「どこまで知ってます?」

「番が来たときのやり方なら…」

「なら大丈夫、かな?」

 

 その都度何か言えば大丈夫か。

 

「先攻後攻は…」

「悠姫からでいい? やり方を見て何とかするから」

 

<悠姫・先攻第一ターン>

「では先攻貰います。スタートステップ」

(リザーブ4)

 

「ドローステップ」

(手札4→5)

 

「………」

「メインステッ……どうしました?」

「いえ、そのなんとかステップって言うの必要なのかなって」

「ああ、相手に分かるよう言うのがマナーらしいんで。最初から言ってるうちに馴染みますよ」

 

 身内でのバトルならともかくステップ宣言をしないといつぞやのヤなヤツと同じになっちゃうからな。マナーは大切だからね。

 っと、手札は悪くないな。

 

「改めてメインステップ。毎度先鋒を勤めるのは《リューマン・フェニック》。レベル1で召喚」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→3)

[リューマン・フェニック コア1 レベル1→3 BP2000→6000]

 

「リューマン・フェニックは、私のフィールドのスピリットが2体以下のとき、レベル3として扱われます」

「へぇ…」

「これでターンエンドです。楓華さんの番ですよ」

 

<楓華・後攻第二ターン>

「うん。…えっと、スタート、ステップ?」

(リザーブ4)

(手札4)

 

「次にここのコア置き場、ボイドからコア1つをリザーブに置くコアステップです」

「コアっと…」

(リザーブ4→5)

 

「次が山札、デッキの一番上のカードを引くドローステップです」

「ドロー…」

(手札4→5)

 

「……ふむ」

 

 楓華さんのデッキがどんなのか判らないから、安心安定のフェニックを出したがもし紫とか白だとどうしよう…。

 

「…もう少し待って。アイツがどうやらせたか思い出すから」

「了解です」

「う〜〜ん……。バーストっていうのは、ここの左上に置くんだっけ?」

「はい。カードの効果が書かれてる上に【バースト】って書かれてるやつがあると思うんですが、それを左上の『Burst(バースト)』置き場に裏向きで1枚置けます」

「ふむ…。なら、これを伏せる」

(手札5→4)

{バースト:無し→セット}

 

「あとは確か……これを出すんだっけ? 出し方は…」

「えっと、出したいカードを出して」

「ふむ」

(手札4→3)

 

 …出したのは《ワン・ケンゴー》か。

 

「次にカードの左上にある数字分、コアをトラッシュに移すんです」

「ふむ」

「えっと何て例えたらいいか…。召喚するコストが、召喚するカードを雇える金額で、ここのレベル部分が渡すお給料って言えば伝わりますかね…?」

「あぁ、大体解った。ありがとう」

 

 良い例えが思い浮かばなかったからとりあえず璃恵達から聞いた例を伝えたが、何とか伝わったようでよかった。

 

「なら…3だから、1、2、3個をこっちに置いて…」

「そこのレベル1以上になるようコアを出したカードに乗せてください」

「こうね」

(リザーブ5→1)

(トラッシュ0→3)

[ワン・ケンゴー コア1 レベル1 BP2000]

 

「それで召喚成立ですね」

「へぇ。大方理解できたわ」

「カードを出す、コストの計算、コアの支払い、レベル決定の流れです」

「うん。覚えた」

 

 うむ、飲み込みが早いのは付き合わされたのもあるかな。

 

「あ、何かこのワンコに書いてあるけど」

「はい? ちょっと失礼…」

 

 書いてある? 効果持ちなのかな。ワン・ケンゴーって名前は聞いたことあるけどどんなのかは見たことないからなぁ…。

 

赤 スピリット

《ワン・ケンゴー》

コスト3 軽減赤2 <皇獣>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP4000

<5> Lv3 BP6000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3

自分のバーストをセットしている間、このスピリットをLv3として扱う。

Lv2・Lv3【激突】『このスピリットのアタック時』

相手は可能ならば必ずブロックする。

 

「フェニックと同じくレベル3になれて【激突】まである…だと…!?」

「?」

「あ、今ワン・ケンゴーは、楓華さんがバーストをセットしている間、ここのレベル3として扱われますね」

「へぇ…。強いの?」

「強いですね…」

 

 たまに璃恵と彩音が犬将クー・シーを見たときに「黄色いクソ犬と赤いクソ犬」と罵るカードってこのワン・ケンゴーのことだったのか。

 

「これで終わり、かな」

 

<悠姫・第二ターン>

「まだ1体だから何とかなるか…? スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札4→5)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ1→4)

 

「メインステップ。…《リューマン・ティーガー》をレベル1で召喚しますか」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→3)

[リューマン・ティーガー コア1 レベル1 BP1000]

 

「では攻撃、アタックステップに行きます。攻撃する際は、攻撃させたいカードの名前を言って、横にします」

「ふむふむ」

「…と、その前にリューマン・ティーガーのアタックステップ時効果を発揮させますね。

私のアタックステップ中、系統…この名前の横にあるやつです。この系統:<竜人>と<星竜>のBPをプラス3000します」

[リューマン・フェニック BP6000+3000=9000]

[リューマン・ティーガー BP1000+3000=4000]

 

「おお…」

「改めてリューマン・フェニックでアタックします。レベル2からのアタック時効果で1枚ドローしますね」

(手札4→5)

 

「そして攻撃された楓華さんは、今縦になっている…回復状態のワン・ケンゴーで防御するか、自分のライフで受けるかを選べます」

「ああ、アイツが大袈裟に『スピリットを守るからライフで受ける!』とか言ってたっけな…。なら受けよう」

「ライフですね。なら今アタックしてるリューマン・フェニックの右下あるこのシンボルの数だけライフのコアをリザーブに移してください」

「えっと、赤いマークは1つだね。1つリザーブにと…」

(楓華ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「バーストは大丈夫ですか?」

「使うには条件が必要なんだよね。……大丈夫」

 

 伏せたバーストを確認する楓華さん。…使わないのか、それとも発動条件が違うのか。

 

「ターンエンド」

 

<楓華・第三ターン>

「私の番ね。スタートステップに、コアと…」

(リザーブ2→3)

 

「1枚引いて…」

(手札3→4)

 

「リフレッシュステップは、トラッシュに置いたコアを全部リザーブに戻して、横になって疲労しているカードを縦にする、回復させます」

「うん。カードは横になってないから、トラッシュ?のコアをリザーブにっと…」

(トラッシュ3→0)

(リザーブ3→6)

 

「…で、メインステップ、だっけ」

「そうです」

「……これをワンコに重ねて使うんだっけ…」

「?」

 

 楓華さんが出した“紫”のカード。重ねるってことはブレイヴか? …うん。ブレイヴだ。

 

「下に【合体条件】って部分を満たしたスピリットに重ねて出すなら、出す時にフィールドにあったシンボルと左上のコストの右にあるマークを照らし合わせてコストを軽減します」

「コストを軽減?」

「出す時にフィールドにあるシンボルと一致した分、雇うお金が安く済むって感じですかね」

「なるほど」

「今はワン・ケンゴーの赤シンボルが1つ。なので、『5−1=4』で4コストですね」

「なるほど。…4つと」

(手札4→3)

(リザーブ6→2)

(トラッシュ0→4)

 

 重ねて出したブレイヴは見たこと無いやつだが、コスト3に合体できるってことは昔のカードだよな。紫と赤で星座も描かれてたし。

 

「えっと、出した時の効果」

「召喚時効果ですね」

「うん。…えっと『相手のスピリット1体のコア2個を相手のリザーブに置く』だって」

「ふぁっ!?」

 

紫 ブレイヴ

騎士王蛇(きしおうじゃ)ペンドラゴン》(1枚制限カード)

コスト5 軽減紫2赤2 <妖蛇・星魂>

<1> Lv1 BP4000

<0> 合体 +4000

シンボル:無し

Lv1『このブレイヴの召喚時』

相手のスピリット1体のコア2個を相手のリザーブに置く。

この効果でそのスピリットのコアが0個になったとき、自分はデッキから1枚ドローする。

【合体条件:コスト3以上】

【合体時】『このスピリットの合体アタック時』

合体していない相手のスピリットのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

騎士王蛇ペンドラゴン

  ↓ 直接合体

ワン・ケンゴー(合体)

[コスト:3+5=8]

[BP:6000+4000=10000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「つ、強…」

「2つって、そっち2つも乗ってないよね」

「可能な限り外しますので好きな方をどうぞ…」

「そう? ならそっちの…ティーガー?から」

「はい…」

[リューマン・ティーガー コア1→0 消滅]

(悠姫リザーブ0→1)

 

「スピリットに乗っているコアが0になったら“消滅”、自滅ということになります」

「ふむふむ」

「そして0にして消滅させたので1枚引いてどうぞ」

「うん。1枚っと」

(楓華手札3→4)

 

 …これは、まずい。

 

「ここで、攻めるんだっけ…。ワンコで攻撃」

「むむ…。重ねてるペンドラゴンの【合体時】効果発揮ですね」

「下のだよね」

「合体してないリューマン・フェニックのコア1つがリザーブに置かれて、フェニックは消滅します」

「やった」

[リューマン・フェニック コア1→0 消滅]

(悠姫リザーブ1→2)

 

 ブレイヴ1枚に更地にさせられるとは思ってなかった…。しかも損失がほぼ無いってなぁ。

 

「ワン・ケンゴーのアタックはライフで受けます…」

「おお、1つ減らした」

(悠姫ライフ5→4)

(リザーブ2→3)

 

<悠姫・第四ターン>

「立て直しか…。スタートステップ」

(リザーブ3→4)

(手札4→5)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ4→7)

 

「メインステップ。…うぅむ」

 

 たった2枚で場を抑えられるとは…、あの犬っころと蛇強いぞ。

目下あれを何とかしなきゃスピリット展開は正直無理。中途半端にだせば【激突】とコアシュートが合わさって1、2体ほぼ消される。

 

「ネクサス《狩る者の集落》を配置」

(手札5→4)

(リザーブ7→4)

(トラッシュ0→3)

 

「ネクサス?」

「うーん…、スピリット達が戦う舞台って言えばいいのか…」

「舞台、ね」

 

 とりあえずネクサスを配置してシンボルを確保しなければ…。

 

「次にマジック《ブレイヴデストラクション》を使用します」

(手札4→3)

(リザーブ4→2)

(トラッシュ3→5)

 

「魔法カードだっけ?」

「大体そんな感じですね。原則一回こっきりの使い捨てです」

「なるほど」

「効果発揮。ブレイヴデストラクションは楓華さんの合体しているスピリットのブレイヴを破壊します!」

「てことは?」

「重なっている騎士王蛇ペンドラゴンをワン・ケンゴーから外して、トラッシュに置いてください」

「あー、なるほど」

[騎士王蛇ペンドラゴン 破壊→ワン・ケンゴー]

 

赤 マジック

《ブレイヴデストラクション》

コスト3 軽減赤2

フラッシュ:

相手の合体スピリットのブレイヴ1つを破壊する。

または、BP3000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

 

 これで剥がしたからこれ以上のコアシュートはさせない。あとは犬だ。

 

「バーストをセットしてターンエンド」

(手札3→2)

{バースト:無し→セット}

 

<楓華・第五ターン>

「私の番っと」

(リザーブ2→3)

(手札4→5)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ3→7)

 

「うーん、どれもあまり可愛くないなぁ」

「まぁ、赤ですからね。どちらかと言えば勇ましいとかカッコイイとかが多いかと」

「なるほどね。…次はこれ出してみようか。か…《カグツチドラグーン》? ワンコのマークが1つあるから、4−1で3つと」

(手札5→4)

(リザーブ7→3)

(トラッシュ0→3)

[カグツチドラグーン コア1 レベル1 BP3000]

 

「カグツチドラグーンか…」

「で、合体条件がコスト4以上だから…これを合体だっけ?できるよね」

「…あ、《砲竜バル・ガンナー》ですね。カグツチに合体させられますよ」

「よし。じゃあ合体っと。…えっと、今出したドラゴンとワンコの赤マークが2つあって、このカードのが2つあるから4−2で2つか」

(手札4→3)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ3→5)

砲竜バル・ガンナー

  ↓ 直接合体

カグツチドラグーン(合体)

[コスト:4+4=8]

[BP:3000+2000=5000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

「…これやばいな」

「ヤバいの? ならドラゴンで攻撃しちゃおうかな。…で、攻撃したときの効果だっけ」

「ちょっとカード失礼しますね。…うん、カグツチとバル・ガンナーの効果で2枚引けますよ」

「おお、ラッキー」

(楓華手札3→5)

 

赤 スピリット

《カグツチドラグーン》

コスト4 軽減赤2 <古竜>

<1> Lv1 BP3000

<3> Lv2 BP6000

シンボル:赤

Lv1・Lv2『このスピリットのアタック時』

自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2【激突】『このスピリットのアタック時』

相手は可能ならば必ずブロックする。

 

 カグツチドラグーンとバル・ガンナーを召喚した分を補充された…。このデッキ作った人、かなりの上級者ってことだよな。かなりピンチのこの状況。さっきブレイヴデストラクションを使ったから今ブレイヴを剥がせるカードが手札に無い。

 

「ライフで受けます」

「また1ついただきだね」

「あぁいえ。合体しているスピリットは、ブレイヴのコスト、BP、合体時効果、シンボルを受け継ぎますから、この場合2つライフをリザーブに移します」

(悠姫ライフ4→2)

(リザーブ2→4)

 

「あと2つ。ワンコも…」

「ちょっと待った!」

「っ!」

「私のライフが減ったため、バーストを発動させてもらいます!」

「おお」

「《アルティメットウォール》!

カグツチドラグーンのアタックが終わったら強制的に楓華さんのアタックステップを終了させます!」

{悠姫バースト:セット→発動}

 

「…てことは?」

「アタックステップが終了したら後はターンエンドしかないですね」

「惜しい」

 

<悠姫・第六ターン>

「ヤバいってこれ…。スタートステップ」

(リザーブ4→5)

(手札3→4)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ5→10)

 

「厳しいなぁ…、とにかくこいつで…。《デブリ・ザード》をレベル1で召喚」

(手札4→3)

(リザーブ10→9)

[デブリ・ザード コア1 レベル1 BP1000]

 

「更に《生還者ネオ・アーク》をレベル2で召喚」

(手札3→2)

(リザーブ9→5)

(トラッシュ0→2)

[生還者ネオ・アーク コア2 レベル2 BP4000]

 

「おお…」

「そして、《アルティメット・ジークフリード》を召喚!」

(手札2→1)

(リザーブ5→1)

(トラッシュ2→5)

[アルティメット・ジークフリード コア1 レベル3 BP10000]

 

「金色のカードだ…」

「アルティメットについて聞いてますか?」

「何か、苦手だとかチートだとか喚いてたことがあったような」

 

 なるほど…。やっぱ上級者、古参のプレイヤーだったんだな。

 とりあえず楓華さんに説明。…あんまダラダラできないからな。

 

 

「——うん、アイツが喚く理由がちょっと理解できたよ」

「あはは…。最後にバーストをセットして、アタックステップ!」

(悠姫手札1→0)

{バースト:無し→セット}

 

「Uジークフリードでアタック! Uトリガーです!」

「山札の1番上をめくって見せて、そのジークフリードっていうののコストより低ければアタリ、だっけ」

「そうです。ではカード名とコストを言ってください」

「…っと。……そ、《双翼乱舞(そうよくらんぶ)》? コストは4だよ」

「Uジークフリードより低いのでヒット! めくったカードはそのままトラッシュに置いてくださいね」

「わかった」

 

 ヒット確認。…てかよくよく見ると楓華さんのカード、やけにキラキラしてるな。ワン・ケンゴーもカグツチドラグーンも双翼乱舞も私がwikiで見た絵柄じゃないみたいだし、こっちの方がカッコイイぞ?

 

「…とと、Uジークフリードのヒット効果。楓華さんのスピリットがブロック可能ならば必ずこのUジークフリードの攻撃をブロックしてください」

「ということは…」

「現在ワン・ケンゴーがブロック可能ですね」

「じゃあ、ワンコで」

「そしてスピリットでブロックされたとき、楓華さんのライフ1つをリザーブに置きます!」

「えっ! …こういうの“貫通(トランブル)”って言うんだっけ?」

「と、とら…?」

「アイツがたまに言っててさ」

(楓華ライフ4→3)

(リザーブ1→2)

 

 続いてブロックしたことでバトルが発生。簡単に今のUジークフリードとワン・ケンゴーの現在のBPを比べて高かった方の勝ちと説明。

 今は私の狩る者の集落によるBP+2000でUジークフリードはBP12000。対するワン・ケンゴーはBP6000。倍違うので私ねUジークフリードの勝ちだ。

 

「これで破壊ですね」

「ああ、ワンコが…」

(リザーブ2→3)

 

「続けてネオ・アークでアタック! レベル2からのアタック時効果でBPプラス5000。更にアルティメットであるUジークフリードがいるため追加で1枚ドロー!」

[生還者ネオ・アーク BP4000+2000+5000=11000]

(悠姫手札0→1)

 

「防御できるカードが無いから…、ライフで受ける」

(楓華ライフ3→2)

(リザーブ3→4)

 

「攻め立てるか。デブリ・ザードで——」

「待った!」

「っ!?」

「えっとたしか……【自分のライフ減少後】って書いてあるから使えるんだよね」

「使う場合は表にして確認します」

「じゃあ、これ使うよ」

「…っ!? 《龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード》!?」

{楓華バースト:セット→発動}

 

 な…!? こんなカードがデッキに入ってたのか! しかも最初から伏せてたって事は初手で引いてた!?

 

「えっと、自分のライフが3以下のとき。…3以下だね。相手のBP15000以下のスピリット1体を破壊する。てことはそのトカゲかな」

「は、はいっす…」

[デブリ・ザード 破壊]

(悠姫リザーブ1→2)

 

「よし。それで、この効果発揮後このスピリットカードを召喚する。…コストは払うの?」

「払わなくて大丈夫です…」

「ほんと? よかった。ならレベル…2で出そうかな。3つの乗せてっと」

(楓華リザーブ4→1)

[龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード コア3 レベル2 BP10000]

 

 ふ、楓華さんがUジークフリードに合わせて出してきてたら返り討ちに遭ってたかも…。

 しかも絵柄が銀ピカで絵柄がマトモに見えないという。

 

赤 スピリット

《龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード》(1枚制限カード)

コスト8 軽減赤3 <覇皇・古竜>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP10000

<5> Lv3 BP13000

<8> Lv4 BP20000

シンボル:赤

【バースト:自分のライフ減少後】

自分のライフが3以下のとき、BP15000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。

Lv2・Lv3・Lv4『このスピリットのアタック時』

相手のスピリット1体を指定し、そのスピリットにアタックできる。

Lv3・Lv4『このスピリットのアタック時』

自分のバーストをセットしているとき、このスピリットのBP以下の相手のスピリット1体を破壊する。

 

 あばばば…。やばいやばいって!

 

「た、ターンエンド…」

 

<楓華・第七ターン>

「おっ、もしかして行けるこれ?」

(リザーブ1→2)

(手札5→6)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ2→7)

 

「よーし、これ」

「…ネクサスですね。…《千識の渓谷》?」

「うん。…あ、今ある赤マークが減らすマークより多くなってる時って、もっとコスト減らせるの?」

「いいえ、その軽減シンボルの分だけしか軽減できませんね」

「解った。なら2つだね」

(手札6→5)

(リザーブ7→5)

(トラッシュ0→2)

 

「《千識の渓谷》をもう1枚出そうかな」

(手札5→4)

(リザーブ5→3)

(トラッシュ2→4)

 

「うーん…」

「どうしました?」

「出したいカードがあるんだけど、リザーブのコアが足りなくて…」

「ああ、それなら場に出ているスピリットからも使えますよ」

「そうなの?」

「乗っているコアが0になるとトラッシュに行っちゃうんで、上手く払うのが良いですよ」

「なるほど。ならまずカードを出して…」

 

 

「…その前に悠姫、この千識の渓谷ってカードの効果ってどういう意味?」

「? ちょっと失礼」

 

赤 ネクサス

千識(ちしき)渓谷(けいこく)

コスト4 軽減赤2

<0> Lv1

<2> Lv2

シンボル:赤

Lv1・Lv2『自分のメインステップ』

自分の手札にある系統:<覇皇>/<古竜>を持つスピリットカードすべてに、軽減シンボル[赤]を与える。

Lv2『自分のドローステップ』

ドローの枚数を+1枚する。

 

「…その今出そうとしてるマ・グーの軽減シンボルを増やせる効果と、レベル2からドローステップでの引ける枚数が増える効果みたいですね」

「へぇ…。じゃあこの何か怖いマ・グーっていうのの減らすマークが増えるんだ」

「らしいですね。このマ・グーは赤の軽減が3から5になったから、2コストで出せますよ」

「おお、安上がり。じゃあ改めて出そう」

(手札3→2)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ4→6)

[焔竜魔皇マ・グー コア1 レベル1 BP5000]

 

「あ。このバル・ガンナーって、負けちゃうまで動かせないの?」

「あ、それは合体条件さえ合っていれば自由に付け替えられますよ」

「へぇ。ならこれをこの銀ピカのに重ねてっと」

 

砲竜バル・ガンナー

  ↓ 換装

龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード(合体)

[コスト:8+4=12]

[BP:10000+2000=12000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

「で、カードを伏せて…」

(手札2→1)

{バースト:無し→セット}

 

「攻撃に入ろう。…マ・グーの効果は……今アタックステップだっけ?」

「そうですね」

「ふむ…。『ステップ開始時、自分のトラッシュのコアを、好きなだけこのスピリットに置くことができる』?」

「ふぁっ!?」

「好きなだけ、なら全部置いちゃえ」

(楓華トラッシュ6→0)

[焔竜魔皇マ・グー コア1→7 レベル1→3 BP5000→10000]

 

 トラッシュのコアを好きなだけ戻すって、何だよそれ!? アルティメットがチートとか霞むぐらい反則だろそっちの方が…。

 

「それで…『系統:<竜人>/<古竜>を持つ自分のスピリットすべてにBP+3000する。系統:<古竜>を持つ自分のスピリットすべてに赤のシンボル1つを追加する』…だって」

「………」

 

赤 スピリット

焔竜魔皇(えんりゅうまおう)マ・グー》

コスト7 軽減赤3 <竜人・古竜>

<1> Lv1 BP5000

<3> Lv2 BP8000

<5> Lv3 BP10000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

ステップ開始時、自分のトラッシュのコアを、好きなだけこのスピリットに置くことができる。

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

系統:<竜人>/<古竜>を持つ自分のスピリットすべてにBP+3000する。

Lv2・Lv3

系統:<古竜>を持つ自分のスピリットすべてに赤のシンボル1つを追加する

 

[カグツチドラグーン BP3000+3000=6000 シンボル赤+赤=赤赤]

[龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード 12000+3000=15000 シンボル赤赤+赤=赤赤赤]

[焔竜魔皇マ・グー 10000+3000=13000 シンボル赤+赤=赤赤]

 

 

 ——あれ? 負けしか見えない。

 

「銀ピカで攻撃!」

 

 流石にヤマトのトリプルシンボルは受けられない。…しかし伏せたバーストでは迎撃もできない始末であって。

 

「…ヤマトのアタックに反応してバースト発動!」

「えっ!?」

「《刀の覇王ムサシード・アシュライガー》をバースト召喚!」

{バースト:セット→発動}

 

「BP5000以上のスピリットがアタックしてきたとき発動して召喚できる! レベルは2が限界か…」

(リザーブ2→0)

[生還者ネオ・アーク コア2→1 レベル2→1]

[刀の覇王ムサシード・アシュライガー コア3 レベル2 BP8000]

 

「更にバースト召喚したターン中、BPプラス3000する。…だけどヤマトには届かない」

[刀の覇王ムサシード・アシュライガー BP8000+3000+11000]

 

「このままブロック!」

「たしかここの数値を比べるんだよね。こっちは…10000+2000?」

「マ・グーの効果も入ってますから10000+2000+3000で15000ですね。対してこちらは8000+3000で11000。こっちの負けです」

(悠姫リザーブ0→3)

 

「ならこっちのドラゴンで攻撃!」

「……ライフで受けます…」

(悠姫ライフ2→0)

 

「やった、勝った!」

「ま、負けた…」

 

 

 

〔winner!! 浜倉 楓華〕

 

 

 

 

「わぁ、初めて勝っちゃった」

「初白星おめでとうございます」

「…手加減してくれた?」

「恥ずかしながらしてないんですよ…」




しゅしゅしゅにすら負けてしまう主人公の回でした。
しかし覇王編時代は私事ですが暗黒時代でしたね…(遠い目)

04弾の情報も出てきましたね。
【毒刃】が相手にすると面倒極まりないですが、使う分には面白い効果かと思います。
それと虚神たちがアルティメットになったことが嬉しいですね。
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