バトルスピリッツ スターティング・ゼロ 作:謙虚なハペロット
青凪 麗奈
【星空の靂雷】
VS
緋立 悠姫
【???】
「………」
<麗奈・先攻第一ターン>
「蒼穹の第一ターン。……上の空だね悠姫君」
「…えっ?」
「彼女のことを考えるもいいけど、今は私だけを見てほしいなぁ」
「な、何言ってんですか…」
「あははっ。まぁ、上の空じゃあ私の青に勝つのは難しいぞ。
メインステップ。ネクサス《雷海域》を配置するよ」
(麗奈手札5→4)
(リザーブ4→1)
(トラッシュ0→3)
「……」
「…ふむ。バーストセットでターンエンドだ」
(手札4→3)
———数日経ち、現在カードショップ縁にて麗奈さんとバトル中…なのだが、私は麗奈さんの言っているように上の空だ。…何故かというと、このあとに“璃恵とのバトルを控えている”からだ。
<悠姫・後攻第二ターン>
「スタートステップ…」
(リザーブ4→5)
(手札4→5)
どうして璃恵とバトルすることになったか。それは遡って前に璃恵が家に来た夜の話に戻る。
───────
「ヒャッハー!完全勝利S〜♪」
「悔しいです」
はしゃぐ璃恵にちょっとむくれて拳で床を叩いている。まぁ、祐依が悔しがるのも解る。
「いや〜♪ 思ッたより楽勝だッたかナ〜♪」
「くぅ…。セイクリッド・ボウより先にウィングアローが来てれば…」
「確かにテンポは五分になッてたかもネ。でも〜、“スピリット相手なら”負ける気はしないヨ♪」
あのバトルの後、二人はバトル内容を話し合っている。あの戦況をひっくり返すには、何が引ければ良かったかなどなど…。
…正直なところ、二人が高度な会話をしていると自分がどれだけ未熟か思い知らされる感じがした。そりゃあ璃恵にも祐依にもまともに太刀打ちできない私が口を出したところで、二人にとっちゃ解りきってることだろう。
「Uグランは…」
「モチ入ッてるけどピンだヨ。理由はこのデッキの目的とヒット効果が噛み合ッて無いからネ」
「クリティカルする確率の方が高いのでは?」
「なら確実にスピリットを手札に戻せるUイグドラシルの方がワタシ個人としては良いカナ〜。ヒットしたけど戻せませんでしたーッてことは防ぎたいし」
……私は勝てるんだろうか。
今のバトルを見て、あの2枚から勝てる未来が見えない。
どうすればいい、どうしたらあいつに対抗できる。
(……スピリットなら、か…)
なら勝てる道筋となると、やっぱり“アルティメット”しか無いのか。
「ねェ、悠姫ならワタシのデッキにどう勝つ?」
「……」
「悠姫ィ〜」
「……む?」
「…♪ 勝てる? 勝つ気、ある?」
こいつ…ニヤニヤしやがって、誘ってやがる。つまりは挑発だ。
「勝つ。…いつか必ず」
「ウププ♪いつになるかナ〜♪」
「…お姉ちゃん」
「ならサ悠姫、バトルの約束しようヨ」
───────
そんで取り付けたのが、“アルティメットバトル03の発売から一週間後”という約束。
そして今日がその約束の日。現在人が集まる前、お店の開店前に菫さんに頼んで一足早く入れさせてもらった訳で。
「メインステップ。…《スターリー・リューマン》を召喚します」
(悠姫手札5→4)
(リザーブ5→1)
(トラッシュ0→3)
[スターリー・リューマン コア1 レベル1 BP3000]
「おっ、早速新しいのを入れたんだね。彩音君対策かな?」
「でもまぁ、守れるのが<星竜>だけなのがアレですけどね…。バーストをセットして、ターンエンドです」
(手札4→3)
{バースト:無し→セット}
それで、何故麗奈さんがお店にいて、バトルをしているのかというと…“女の勘”ってやつで来てくれたらしい。「話は祐依君から聞いた。緊張を解すのに一勝負と思ってね」とのこと。さすがイケメンの女性は格が違った。
赤 スピリット
《スターリー・リューマン》
コスト3 軽減赤1金1 <竜人・星竜>
<1> Lv1 BP3000
<2> Lv2 BP5000
シンボル:赤
Lv1・Lv2
お互いの効果で、系統:「星竜」を持つ自分のスピリットすべてのコアは0個にならない。
Lv1・Lv2『このスピリットのブロック時』
BP6000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
「何があっても、私は悠姫君を応援するよ」
「ありがとうございます」
「でもそれはそれ。これはこれだよ?」
「そりゃそうですね」
<麗奈・第三ターン>
「蒼穹の第三ターン。スタートステップ」
(リザーブ1→2)
(手札3→4)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ2→5)
「メインステップ。《生還者バディ》をレベル1で雇おうか」
(手札4→3)
(リザーブ5→2)
(トラッシュ0→2)
[生還者バディ コア1 レベル1 BP2000]
「むむ…」
「さて。基盤が来たけど、どう止める? 次に《三つ首竜の海賊旗》をレベル2で配置」
(手札3→2)
(リザーブ2→0)
(トラッシュ2→3)
[三つ首竜の海賊旗 コア1 レベル2]
「アタックステップ。雷海域の効果により【招雷】を持つバディのBPがプラス2000。そしてバディでアタック」
[生還者バディ BP2000+2000=4000]
【招雷】持ちの基盤になる効果破壊耐性持ちの生還者。スターリー・リューマンで守っても、海賊旗の効果でドローされた上に【招雷】まで発揮される。素直に受けるしかない……訳はない。
「そのスピリットのアタックで、バーストです!」
「ほう…」
「《トライアングルバースト》!手札からコスト4以下のスピリット、アルティメットを召喚時効果を発揮させずに召喚します!」
{悠姫バースト:セット→発動}
あの【招雷】の展開速度を上回るのは普通のデッキではまず無理。 なら、こちらは白に習ってアタックしづらい場にしてやればいいと思う。
「出すのは《ムゲンドラゴン》、レベル1!」
(手札3→2)
(リザーブ1→0)
[ムゲンドラゴン コア1 レベル1 BP4000]
「場を整える気か…。メインのアタックは?」
「そのままライフで受けます」
(悠姫ライフ5→4)
(リザーブ0→1)
「バディの【招雷】発揮。…ふむ。バディを破壊し、手札にある同じ系統でコスト5、もしくはコスト6のスピリットを喚ぶよ」
[生還者バディ 破壊]
青 スピリット
《
コスト3 軽減青2 <護将・闘神>
<1> Lv1 BP2000
<2> Lv2 BP3000
<4> Lv3 BP5000
シンボル:青
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットは、相手の効果で破壊されない。
Lv1・Lv2・Lv3【招雷:コスト5/6】『このスピリットのバトル時』
バトル終了時、このスピリットを破壊することで、自分の手札にあるこのスピリットと同じ系統を持つコスト5/6のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。
「先導するは空の海を往く星将!
《星海の海賊ペルセース》!
レベル1で、“コーリングサンダー”!」
(手札2→1)
[生還者バディ コア1→クリフォードへ]
[星海の海賊ペルセース コア1 レベル1 BP5000]
「これ以上のアタックは避けよう。恐〜い竜が睨みを利かせてるからね。ターンエンドだ」
<悠姫・第四ターン>
「まず一息…。スタートステップ」
(リザーブ1→2)
(手札2→3)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ2→5)
「メインステップ。…よし、行くか。まずムゲンドラゴンをレベル2へ。これで、緑に加えて赤としても扱われます」
(リザーブ5→4)
[ムゲンドラゴン コア1→2 レベル1→2 BP4000→5000]
「そして、《紅炎竜ヒノコ》を召喚!レベル4!
レベル分にはムゲンドラゴンから1つ受け取ります」
(手札3→2)
(リザーブ4→0)
(トラッシュ0→3)
[ムゲンドラゴン コア2→1 レベル2→1]
[紅炎竜ヒノコ コア2 レベル4 BP12000]
「出たねお手軽アルティメット」
「しかもそれなりに強いという。…案外私的には待ち望んだアルティメットって感じです」
「ふふっ、たしかに究極使いの君には素晴らしいカードだね」
この“<次代>のアルティメット”。03で登場した、アルティメットの召喚条件縛りを解くとんでもないアルティメットだ。
02にいた<次代>スピリット達がアルティメット化した姿だとか。
「バーストをセットして、アタックステップ」
(手札2→1)
{バースト:無し→セット}
「紅炎竜ヒノコ、アタック!Uトリガー!」
「……コスト4、《副船長チェスター》」
「ヒット! 2枚ドローします!」
(手札1→3)
赤 アルティメット
《
コスト5 軽減赤3 <次代・星竜>
<1> Lv3 BP9000
<2> Lv4 BP12000
<5> Lv5 BP15000
シンボル:金
【召喚条件:コスト1以上の自分のスピリット1体以上】
Lv3・Lv4・Lv5
コスト7以下の自分のアルティメットカードの召喚条件を無視する。
自分の究極シンボルすべてを赤のシンボルとしても扱う。
【Uトリガー】Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』
Uトリガーがヒットしたとき、自分はデッキから2枚ドローする。
「このアタックは?」
「無論ライフで受けよう」
(麗奈ライフ5→4)
(リザーブ0→1)
「ライフ減少のバースト、《ディクタトールレギオン》を発動させてもらおう」
{麗奈バースト:セット→発動}
「バースト効果で私のネクサス1つにボイドからコア2つを置く。対象は雷海域」
[雷海域 コア0→2 レベル1→2]
「コアブースト…」
「それだけじゃないよ。追加コストを支払ってフラッシュ効果発揮。コストはリザーブと雷海域から1つずつ頂こう」
(リザーブ1→0)
[雷海域 コア2→1]
(トラッシュ3→5)
「さて…悠姫君のバーストを覗かせてもらおうかな」
「っ!?」
{悠姫バースト:《リューマン・ゴッドブレイカー》(スピリット)}
「おやスピリットカードか。なら破棄していただくよ!」
「見た上に破棄だって…!?」
青 マジック
《ディクタトールレギオン》
コスト5 軽減青3
【バースト:自分のライフ減少後】
ボイドからコア2個を自分のネクサス1つに置く。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
相手のバースト1つをオープンする。そのカードがスピリットカードのとき破棄する。
それ以外のときは元に戻す。この効果は、メインステップで使えない。
「なんてこった…」
{悠姫バースト:セット→破棄}
「バーストを破棄するのは青のものだったんだけどねぇ…。いつの間にか白は無条件破棄するようになってしまってね」
「ああ、《バーストブレイク》とか…」
「《双銃機神ディルム・ダイナ》もそうだね。…青がやることといったら、コストを指定して当てたら封じたりデッキ破壊したりと。お株を奪うのは勘弁してもらいたいところだよ」
色んなところから顰蹙食らってんのな…。
それよりゴッドブレイカーを破棄されたのは痛い。デカいのが降りて来る前に出させたかったがそうは行かなかったと。
「アタックステップを終了して、ターンエンド」
<麗奈・第五ターン>
「よしよし、蒼穹の第五ターン。スタートステップ」
(リザーブ0→1)
(手札1→2)
(トラッシュ5→0)
(リザーブ1→6)
「メインステップ。ここはマジック《ストロングドロー》を使用するよ」
(手札2→1)
(リザーブ6→5)
(トラッシュ0→1)
「3枚ドローしたのち、2枚破棄する」
(手札1→4)
「ふむ…。《巨神ジュニアス》と《巨人銃士クリフォード》を破棄」
(手札4→2)
「次にペルセースをレベル2へアップ」
(リザーブ5→3)
[星海の海賊ペルセース コア1→3 レベル1→2 BP5000→7000]
「そして、“これ”の出番だ」
「っ!」
「星を渡る雷鳴の船!
《船星鎧ブレイヴアルゴー》!
ペルセースへ直接合体!」
(手札2→1)
(リザーブ3→1)
(トラッシュ1→3)
「【トリガーカウンター】持ちのブレイヴを出した…?」
「すぐに解るよ」
船星鎧ブレイヴアルゴー
↓
星海の海賊ペルセース(合体)
[コスト:5+4=10]
[BP:7000+4000=11000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:追加無し]
何だ…、青のやつは初めて見たな。
「バーストセット」
(手札1→0)
{バースト:無し→セット}
手札を使い切った…。相変わらず消費がずば抜けてるな。
「さぁアタックステップと行こう。まずは雷海域の効果でペルセースのBPが2000加算される」
[星海の海賊ペルセース(合体) BP11000+2000=13000]
「ペルセース、合体アタック」
来たか。あのBPじゃスターリー・リューマンが出たところで勝ち目が無い。…【招雷】持ちがあそこまでBPが高いと止めようが無くなるのはどうにかできないものか。
「ペルセース、レベル2からの合体アタック時効果発揮」
「む…」
「私のトラッシュにある系統:<闘神>を持つスピリットカード1枚を回収」
「回収効果…。【招雷】と相性バッチリですね」
「ペルセース自身も【招雷】持ちだからね。回収するのは《巨神ジュニアス》!」
(手札0→1)
「更にボイドからコア2つをペルセースに追加だ!」
[星海の海賊ペルセース(合体) コア3→5]
コアブーストまで…。その上招雷まであるということは、デメリットを自分で補っているのか。
青 スピリット
《星海の海賊ペルセース》
コスト5 軽減青3 <星将・星魂・闘神>
<1> Lv1 BP5000
<3> Lv2 BP7000
シンボル:青
Lv1・Lv2【招雷:コスト6/8】『このスピリットのバトル時』
バトル終了時、このスピリットを破壊することで、自分の手札にあるこのスピリットと同じ系統を持つコスト6/8のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。
【合体時】Lv2『このスピリットの合体アタック時』
ターンに1回、自分のトラッシュにある系統:<闘神>を持つスピリットカード1枚を手札に戻し、ボイドからコア2個をこのスピリットに置く。
「アタックは?」
「…ライフで受けます」
(悠姫ライフ4→3)
(リザーブ0→1)
「ではペルセースの【招雷】発揮……だが」
「…?」
「ブレイヴアルゴーの合体アタック時効果を発揮だ!」
カウンターを捨ててまで出したブレイヴに何の効果があるんだ…?
「【招雷】を“ペルセースを破壊せずに発揮させる”!」
「破壊しない!?」
「ブレイヴアルゴーは雷を運ぶ船!
先程回収した手札のコスト8闘神、《巨神ジュニアス》をレベル3でコーリングサンダー!」
(手札1→0)
[星海の海賊ペルセース(合体) コア5→1 レベル2→1]
[巨神ジュニアス コア4 レベル3 BP12000]
「ふふふっ。更にジュニアスの召喚時効果!悠姫君のコスト4以下のスピリット1体を破壊する…が、【招雷】によって呼び出されたため、スピリット1体を破壊とする!」
「っ!?」
青 ブレイヴ
《船星鎧ブレイヴアルゴー》
コスト4 軽減青2 <造兵・星魂>
<1> Lv1 BP3000
<0> 合体 +4000
シンボル:なし
【トリガーカウンター】
手札にあるこのブレイヴカードは、相手のUトリガーがヒットしたとき、ヒット効果発揮前に召喚できる。
召喚後次の効果を発揮する。
■バトルしているコスト6/7の相手のアルティメット1体を破壊する。
【合体条件:【招雷】を持つ】
【合体時】『このスピリットの合体アタック時』
バトル終了時、このスピリットを破壊せずに【招雷】を発揮できる。
青 スピリット
《巨神ジュニアス》
コスト8 軽減青4 <闘神>
<1> Lv1 BP8000
<2> Lv2 BP9000
<4> Lv3 BP12000
シンボル:青
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
コスト4以下の相手のスピリット1体を破壊する。
【招雷】でこのスピリットが召喚されたとき、かわりに、相手のスピリット1体を破壊する。
Lv1・Lv2・Lv3『お互いのアタックステップ』
系統:<闘神>を持つ自分のスピリットすべてをBP+5000する。
「破壊に制限がなくなった。よってスターリー・リューマンには退いてもらおう!」
「しまった…」
[スターリー・リューマン 破壊]
(悠姫リザーブ1→2)
「ターンエンドだ」
<悠姫・第六ターン>
「まだ…。スタートステップ」
(リザーブ2→3)
(手札3→4)
(トラッシュ3→0)
(リザーブ3→6)
「メインステップ。…《クローフォックス》を召喚」
(手札4→3)
(リザーブ6→3)
(トラッシュ0→2)
[クローフォックス コア1 レベル1 BP3000]
「…緑のスピリット?」
「召喚時効果、系統:<新生>を持つムゲンドラゴンにボイドからコア1つを追加します」
[ムゲンドラゴン コア1→2 レベル1→2]
緑 スピリット
《クローフォックス》
コスト3 軽減緑1 <剣獣>
<1> Lv1 BP3000
<3> Lv2 BP5000
シンボル:緑
Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』
ボイドからコア1個を系統:<新生>/<刃虫>を持つ自分のスピリット/アルティメットに置く。
Lv2『このスピリットのアタック時』
ボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。
「…まだ解らないがコアが欲しいみたいだね」
「かなりめちゃくちゃなデッキですからね」
自分でも解ってる。このデッキはハッキリ言って紙束に近い。
色を揃えるとか、それぞれの特徴とかそんなの無視に近い。
でもこれが、今あいつに敵うと思うデッキなんだ。
「成る程。ならその召喚時効果に対しバーストを発動させてもらうよ!」
「やっぱりか…!」
「バーストマジック、《キングスコマンド》!」
{麗奈バースト:セット→発動}
っ!? 知らないカード!?あれは03のカードじゃない…!
「おー。麗奈さん、早速使ってますなのですよ」
「うおわっ!? 真桜、いつの間に…」
「おお、真桜君。有り難く使わせてもらってるよ」
「ま、またショップの陰謀か…」
「悠姫お姉さんが強くなるには逆境!ってお姉ちゃんが言ってたのですよ。だから、麗奈さんに新しい構築済みデッキのカードを取り入れてもらったのですよ」
えへんって胸張ってるところ悪いが私、いい実験台ってことかそれ…?
「ははっ。まぁ菫さんも真桜君もいつものことだから笑って許してあげてくれ。悠姫君も私も良い経験になるだろう?」
「それを言われたら…まぁ…」
「ありがとう。ではバトルに戻って《キングスコマンド》のバースト効果発揮だ」
…もうこれからは菫さんと対戦するときは警戒してバトルしよう。いいよなぁショップの店員、いや店長か。先に新しいカードに触れて。
「デッキから3枚ドロー!」
(麗奈手札0→3)
「そして1枚破棄! 破棄するのは《海賊将エドワード》!」
(手札3→2)
「ストロングドローと似た効果…?」
「でも捨てる枚数は1枚少ないのです。とても良いカードなのですよ」
「真桜君の言う通り。召喚時バーストだから使い方がキモだけど、いつも手札が不足する青にとっては有り難いカードだよ。
では追加コストを支払いフラッシュ効果。悠姫君のコスト4以上のスピリットはアタックできない!」
[巨神ジュニアス コア4→2 レベル3→2]
(トラッシュ3→5)
青 マジック
《キングスコマンド》
コスト4 軽減青2
【バースト:相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】
自分はデッキから3枚ドローする。その後、自分は手札1枚を破棄する。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
このターンの間、コスト4以上の相手のスピリットはアタックできない。
「てことは、ムゲンドラゴンがアタックできない…」
「予防策としてね。悠姫君が中、大型を【神速】で出してこないとは言えないから」
「…なるほど」
手の内がバレてるのか? だとしても、まだ大丈夫。狙いはまだある。
「クローフォックスをレベル2へ」
(リザーブ3→1)
[クローフォックス コア1→3 レベル1→2 BP3000→5000]
「次にマジック《ネオ・ダブルドロー》。足りない分はムゲンドラゴンから受け取ります」
(手札3→2)
(リザーブ1→0)
[ムゲンドラゴン コア2→1 レベル2→1]
(トラッシュ2→4)
「アルティメットであるUヒノコがいるため3枚ドローします」
(手札2→5)
よし、これなら何とかなる。
「バーストをセットして、アタックステップ!」
(手札5→4)
{バースト:無し→セット}
「おっと!アタックステップに巨神ジュニアスと雷海域の効果だ。
ジュニアスの効果でこちらの<闘神>スピリットのBPをプラス5000、ペルセースは雷海域の効果で更に2000する!」
[巨神ジュニアス 9000+5000=14000]
[星海の海賊ペルセース(合体) 5000+4000+5000+2000=16000]
「14000…」
「更に雷海域レベル2の効果で、悠姫君のアルティメットがアタックする際、リザーブのコア2つをトラッシュに置かなければアタックできないよ」
「アタック抑制まで…」
「かみなりじゃないわ、いかづちよ!なのですよ!」
青 ネクサス
《
コスト3 軽減青2
<0> Lv1
<1> Lv2
シンボル:青
Lv1・Lv2『お互いのアタックステップ』
【招雷】を持つ自分のスピリットすべてをBP+2000する。
Lv2『相手のアタックステップ』
相手のアルティメットがアタックするとき、相手は、相手のリザーブのコア2個を相手のトラッシュに置かなければアタックできない。
「ならコスト3のクローフォックスでアタック! レベル2からのアタック時効果でボイドからリザーブにコアを追加します!」
(リザーブ0→1)
「なるほど、しかし…」
「そちらのフラッシュが無いのなら、こちらのフラッシュタイミング!」
「っ!」
「マジック《ライフチャージ》!今アタックしているクローフォックスを破壊して、ボイドからコア3つをリザーブに追加!」
(手札4→3)
(リザーブ1→0)
(トラッシュ4→6)
[クローフォックス コア3→2 破壊]
(リザーブ1→4→6)
「ターンエンドです」
<麗奈・第七ターン>
「思い切りが良くなったじゃない。蒼穹の第七ターン」
(リザーブ1→2)
(手札2→3)
(トラッシュ5→0)
(リザーブ2→7)
「メインステップ。ではバーストをセット」
(手札3→2)
{バースト:無し→セット}
「そして…
青の次代戦術士、《知将プトレマイオス》!
レベル3で、召喚!」
(手札2→1)
(リザーブ7→3)
(トラッシュ0→3)
[知将プトレマイオス コア1 レベル3 BP9000]
「アルティメット…? のようには見えにくいですね」
「あのアルティメットは、Uヒノコと同じ“<次代>”のアルティメットなのですよ」
<次代>のアルティメット、か…。
「では“トレミー”の召喚時効果発揮!」
「トレミー?」
「ああそれはね、プトレマイオスの英称で『Ptolemy』って読めることから来てるんだよ」
「へぇ…」
「トランザムもGN電池もちゃんと搭載しているのですよ!」
「え?」
「あはははっ。さすがに紅蓮を纏ったりしないから大丈夫だよ」
わ、解らん…。とにかく強そうとしか…。
「改めて、召喚時効果で悠姫君のデッキトップ3枚をオープンしてもらうよ」
「なっ!?」
●オープンされたカード
・《ネクサスコラプス》
・《アルティメット・ジークフリーデン》
・《アルティメット・キングタウロス》
「う〜ん…どれも厄介だなぁ。
じゃあ、Uジークフリーデンを“破棄”してもらおうか」
「なっ、破棄!?」
青 アルティメット
《知将プトレマイオス》
コスト6 軽減青3金1 <次代・闘神>
<1> Lv3 BP9000
<3> Lv4 BP16000
シンボル:金
【召喚条件:自分のコスト1以上のスピリット1体以上】
Lv3・Lv4『このアルティメットの召喚時』
相手のデッキを上から3枚オープンできる。その中のカード1枚を破棄する。
残ったカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
【Uトリガー】Lv4『このアルティメットのアタック時』
Uトリガーがヒットしたとき、相手のバースト1つを破棄する。そのカードがマジックカードなら、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
「残った2枚は、Uキングタウロス、ネクサスコラプスの順番に戻していいよ」
「しかも中身の操作までする効果なのか…」
「確実にトリガーが狙われるのですよ!」
「しかし残念ながら次に続くアルティメットが無いと来たもんだ」
とりあえずは助かった。…となれば何でネクサスコラプスを上に置いたんだ? Uキングタウロスを出させたくないのかな…。
「リザーブのコア2つをペルセースに移動っと」
(リザーブ3→1)
[星海の海賊ペルセース(合体) コア1→3 レベル1→2]
「アタックステップ。ジュニアスと雷海域の効果でBPアップ」
[巨神ジュニアス BP9000+5000=14000]
[星海の海賊ペルセース(合体) BP11000+5000+2000=18000]
「ペルセース、合体アタック! 合体アタック時効果により《巨人銃士クリフォード》を回収し、ボイドからコア2つを追加!」
(手札1→2)
[星海の海賊ペルセース(合体) コア3→5]
「くぬ…、ライフで受けます!」
(悠姫ライフ3→2)
(リザーブ6→7)
」
「バースト発動!《絶甲氷盾》!
ボイドからコア1つをライフに置いて、追加コストを支払いアタックステップを強制終了します!」
{悠姫バースト:セット→発動}
(ライフ2→3)
(リザーブ7→3)
(トラッシュ6→10)
「あー…マジックだったか。ならトレミーのレベル上げてアタックしておけばよかったなぁ。これでターンエンド」
「結果論なのですよ麗奈さん。よくあることなのです」
<悠姫・第八ターン>
「これはキツい…。スタートステップ」
(リザーブ3→4)
(手札3→4)
(トラッシュ10→0)
(リザーブ4→14)
「メインステップ」
「むむっ。今悠姫君が引いたカードはネクサスコラプスだね?」
「すごい!千年眼(ミレニアム・アイ)なのですゃ!」
「さっき見たでしょが!」
預言者ごっこはやめてください心臓に悪いから!
「ムゲンドラゴンをレベル2にして《ネクサスコラプス》をぶち込みます!」
(リザーブ14→13)
[ムゲンドラゴン コア1→2 レベル1→2]
(手札4→3)
(リザーブ13→12)
(トラッシュ0→1)
「雷海域、海賊旗を破壊!」
「ああ、私のネクサスが!」
(麗奈リザーブ1→3)
「更に2枚目の《ネオ・ダブルドロー》を使って、3枚ドローします!」
(手札3→2)
(リザーブ12→10)
(トラッシュ1→3)
(手札2→5)
「やはりドロー力では赤に敵わないな」
「ボクの緑もあれぐらいのドロー力が欲しいのですよー」
「いやいや、緑が赤のドローと合わせたらマズイでしょう。ただでさえもりもりコアが増えるんだから。 昔は“ガンディノス”、最近は【連鎖】と仲良いんだから青に是非欲しいね」
まぁ、赤からしたら、防御が弱いから相手のアタックを阻害する青も、コアを増やす緑も欲しいところだけども。あまり欲張ると、ねぇ…。
「《北風の狼ボレアースウルフ》を召喚!」
(手札5→4)
(リザーブ10→7)
(トラッシュ3→5)
[北風の狼ボレアースウルフ コア1 レベル1 BP3000]
「最後に召喚するのは
《アルティメット・キングタウロス》!
レベル5で召喚!」
(手札4→3)
(リザーブ7→0)
(トラッシュ5→9)
[ムゲンドラゴン コア2→1 レベル2→1]
[アルティメット・キングタウロス コア4 レベル5 BP18000]
「来たねぇ!悠姫君に追い風来てるよ!」
「びゅおおおああーー!なのですよー!」
「来てる来てる!ビュンビュン来てるよ!ビュンビューン!」
「ビュビューンなのですよー!」
「「風だ!追い風だぁぁぁー!!」なのですよー!」
「な、なんだこの果てしないウザさは…」
二人とも突然テンションが振り切れたんだが…。誰か助けて!
「ふう…。では悠姫君。続きを」
「できるか!」
「仕切り直して、バーストをセット」
(手札3→2)
「アタックステップに入ります。そこでボレアースウルフの効果発揮!
麗奈さんのデッキの一番上を見させてもらいます!」
「むっ。いいだろう」
●麗奈デッキトップ
・《絶甲氷盾》(マジック)
緑 スピリット
《北風の狼ボレアースウルフ》
コスト4 軽減緑2金1 <護将・剣獣>
<1> Lv1 BP3000
<3> Lv2 BP6000
シンボル:緑
Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』
ステップ開始時、相手のデッキの1番上のカードの内容を見ることができる。
Lv1・Lv2
系統:<剣獣>を持つ自分のスピリットすべては、相手の効果では、フィールドから手札/デッキに戻らない。
「よし、Uヒノコでアタック!Uトリガー!」
「勿論コスト4の《絶甲氷盾》だよ」
「ヒット!デッキから——」
「待った!【トリガーカウンター】を使わせてもらうよ!」
「っ!?」
「カウンターマジック《インパクトロア》だ!」
(麗奈手札2→1)
(リザーブ3→1)
(トラッシュ3→5)
カウンターか…! でも、Uキングタウロスが狙われなかっただけ良しとしなければ。
「ヒットした絶甲氷盾のコストプラス3以下の、バトルしているアルティメット、Uヒノコを破壊させていただく!」
「くっ…」
[紅炎竜ヒノコ 破壊]
(悠姫リザーブ0→2)
青 マジック
《インパクトロア》
コスト4 軽減青2
【トリガーカウンター】
手札にあるこのマジックカードは、相手のUトリガーがヒットしたとき、ヒット効果発揮前に次の効果を使用できる。
■バトルしている相手のアルティメットがコスト(ヒットしたカードのコスト+3)以下のとき、そのアルティメット1体を破壊する。
フラッシュ:
コスト4以下の相手のスピリット1体を破壊する。
「だけど本命が残ってる!Uキングタウロス、アタック!Uトリガー!」
「——っ!? 良い運を備えてきたじゃないか。コスト3、マジック《ストロングドロー》…!」
「クリティカルヒット! 麗奈さんのライフ1つをリザーブに落とします!」
「いいだろう!」
(麗奈ライフ4→3)
(リザーブ1→2)
「そしてヒット効果でスピリット2体、ジュニアスを疲労させます!」
[巨神ジュニアス 回復→疲労]
「更にレベル4からの効果で乗っているコア1つにつきBPを1000アップ。 乗っているコアは4つ、よってBP22000!」
[アルティメット・キングタウロス コア4 BP18000+4000=22000]
「このアタックは!」
「…ライフだ!」
(麗奈ライフ3→2)
(リザーブ2→3)
「よし、あと2つ!」
「しかしライフ2つを砕いた分はいただく!
ライフ減少でバースト!《フラッドストリーム》!」
{麗奈バースト:セット→発動}
「合計コスト5まで悠姫君のスピリットを破壊させてもらう!」
「合計コスト…」
「今はお姉さんの《ムゲンドラゴン》と《北風の狼ボレアースウルフ》、どちらかが破壊されてしまうのですよ!」
「厄介なのは複数色を持っているムゲンドラゴンだけども…。ここはデッキトップを覗き見てくる破廉恥狼に退場してもらうとしよう!」
破廉恥狼て…。麗奈さんのアルティメットも同じことやってたじゃないですか。
「コスト4のボレアースウルフを破壊!」
「ちぃ…」
(悠姫リザーブ2→3)
「念のため追加コストを支払ってトレミーのBPを上げておくかな」
(麗奈リザーブ3→1)
(トラッシュ5→7)
青 マジック
《フラッドストリーム》
コスト4 軽減青2
【バースト:自分のライフ減少後】
コスト合計5まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
このターンの間、スピリット/アルティメット1体をBP+4000する。
「スターバーストストリーム!なのですよ!」
「何処ぞの加速する世界みたいに似た大仰な名前だが、効果はBPを4000加算するだけなんだなこれが」
「ああ、たまに漫画とかでもありますよね。凄そうな名前の割に地味とか」
[知将プトレマイオス BP9000+4000=13000]
「…ターンエンドで」
<麗奈・第九ターン>
「これはピンチかな? 蒼穹の第九ターン」
(リザーブ1→2)
(手札1→2)
(トラッシュ7→0)
(リザーブ2→9)
「ふっ、ここで来るか。メインステップ」
…何だ、何が来たんだ?
「まずトレミーをレベル4に上げよう」
(リザーブ9→7)
[知将プトレマイオス コア1→3 レベル3→4 BP9000→16000]
「アタックステップ。ジュニアスの効果でBPプラス5000!」
[巨神ジュニアス BP9000+5000=14000]
[星海の海賊ペルセース(合体) BP11000+5000=16000]
「ペルセース、合体アタック! 効果でトラッシュの《海賊将エドワード》を回収!コア2つを追加!」
(手札2→3)
[星海の海賊ペルセース(合体) コア5→7]
「…ライフで受けます!」
(悠姫ライフ3→2)
(リザーブ3→4)
「では【招雷】発揮!手札のコスト6、《海賊将エドワード》をレベル3でコーリングサンダー!」
(手札3→2)
(リザーブ7→2)
[海賊将エドワード コア5 レベル3 BP10000]
「お姉さん!青の<星将>なのです!」
「星将か…!?」
「その通り。召喚時効果発揮! 手札の系統:<星魂>または<光導>を持つブレイヴをノーコストで召喚できる!」
…てことは、来るか?!
「星へ導かれし蒼蠍!
神すら衰滅させし劇毒を鎧へと変え、あらゆる命を熔かし尽くせ!
“裏黄導十二宮、蠍神の魂が一つ”!
《天蠍星鎧ブレイヴスコーピオン》!!
海賊将エドワードへ、直接合体!」
「裏十二宮…!」
「《天蠍神騎スコルスピア》、蠍座のブレイヴ版なのですよ!」
「こいつも表と同じくまた効果が独特でね、扱い方に癖があるんだ」
(手札2→1)
天蠍星鎧ブレイヴスコーピオン
↓ 直接合体
海賊将エドワード(合体)
[コスト:6+6=12]
[BP:10000+5000=15000]
[合体時効果:発揮]
[シンボル:青+青=青青]
「裏蠍座の召喚時効果発揮!」
「っ!」
「悠姫君の“一番コストの低いアルティメット”1体を破壊する!」
「なっ!?」
「さぁて…。悠姫君の場に一番コストの低いアルティメットは誰かかなぁ?」
い、一番コストが低いって…。私の場には“アルティメット・キングタウロスしかいない”ぞ!?
「……」
「Uキングタウロスしかいないねぇ。よって!Uキングタウロスは熔け消えてもらう!」
「そんな馬鹿な…!?」
[アルティメット・キングタウロス 破壊]
(リザーブ4→7)
青 ブレイヴ
《
コスト6 軽減青3 <異合・光導>
<1> Lv1 BP5000
<0> 合体 +5000
シンボル:青
Lv1『このブレイヴの召喚時』
相手は、最もコストの低い相手のアルティメット1体を破壊する。
???
【合体条件:コスト4以上】
【合体時効果無し】
青 スピリット
《海賊将エドワード》
コスト6 軽減青3 <星将・闘神>
<1> Lv1 BP5000
<2> Lv2 BP8000
<5> Lv3 BP10000
シンボル:青
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
自分の手札にある系統:<光導>/<星魂>を持つブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。
この効果で系統:<光導>を持つブレイヴが召喚されたとき、自分はデッキから3枚ドローする。その後、自分は手札2枚を破棄する。
【合体時】???…
「そこでエドワードの効果!系統:<光導>を持つブレイヴスコーピオンの召喚に成功したことで3枚ドローし、2枚破棄する!」
(手札1→4)
「破棄するのは2枚目の《生還者バディ》と《雷海域》!」
(手札4→2)
「これで悠姫君は無防備、丸裸!」
「なぜだかとっても卑猥に聞こえるのですよ…!」
「ふふふっ…。あとはゆっくりしっぽりムフフと——ぁだっ!?」
「ふぎゃ!?」
麗奈さんと真桜のセクハラ発言にどうしようと思ったところ、二人の頭に銀のトレーが良い音を立てて直撃した。
…有り難いことに菫さんが制裁を加えてくれた。ありがとうございます!
「当店でのセクハラ発言は〜、禁止となっておりま〜す♪」
「痛たた…。す、すみません…」
「あうう…。久々のおぼんアタックなのですよ〜…」
自業自得だなまったく…。せっかく裏十二宮が出てきたのに色々と台なしなんだからもう。
「とにかく、エドワードで合体アタック!」
「ダブルシンボルか…!」
「安心するのは早いよ!エドワードの合体アタック時効果発揮だ!」
「っ!?」
「悠姫君のデッキトップ1枚を破棄してもらうよ!」
アルティメットトリガーか何かなのか…? いや、青のことだから何かしら制限を設ける効果なんだろうな。
●破棄されたカード
・《ガーネットドラゴン》(スピリット)
「白のカード確認! これで悠姫君は白のカードを使用することはできない!」
「っ!?」
《海賊将エドワード》
【合体時】Lv2・Lv3『このスピリットの合体アタック時』
相手のデッキを上から1枚破棄する。相手は、この効果で破棄したカードと同じ色の手札のカードを使えない。
「バトル終了系の白マジックは使わせないよ。仕留めに行かせて頂くからさ」
「くっ…」
「裁定がどうか微妙なのですが、多分使えなくなるのは何も表記が無いからおそらくバトル中だと思うのですよ」
「そうなのか?」
「《雷神砲カノンアームズ》と同じ効果だから、私もバトル中効果だと思うよ。…よくこうやってテキストが無いから判断に困るのがあるよねぇ真桜君」
…確かに。効果を読ませてもらったら、「ターンの間」なのか「バトルの間」なのか書かれていない。
「もう!それぐらい入るスペースがあるのに何で書かないのか不思議でしょうかないのですよ!」
「《森羅龍樹リーフ・シードラ》のやつもそうだったね…。一文が無いだけで一時期ショップが荒れたからねぇ」
「そーなのですよ! ボクのお姉ちゃんと麗奈さんが諌めてくれたから何とかなったのですが…」
その言葉が足らないだけで惨事を起こすのか…。カードゲームは言葉が大切だと改めて実感した瞬間だった。
「さて、この合体アタックはどうする? 通したら2つ削れて終わってしまうよ」
ならば、通さなければいいだけの話!
「フラッシュタイミング! 白がダメなら、“紫”だ!
マジック《ブレイヴクリメイション》!!
ムゲンドラゴンはレベル1のとき、紫としても扱われるため、3コストで使えます!」
(悠姫手札2→1)
(リザーブ7→4)
(トラッシュ9→12)
「紫のマジックだって?!」
「疲労状態の合体スピリット、エドワードを破壊します!」
「成る程ね…、そうきたか。
…ブレイヴスコーピオンはそのまま残す!」
[海賊将エドワード(合体) 破壊]
[天蠍星鎧ブレイヴスコーピオン 残留 コア5 レベル1 BP5000]
やっぱりこいつは残ったか。だけど……
「残すことは、解ってましたよ!」
「きゃー!悠姫お姉さんカックイーのですよー!」
…言って後悔と羞恥で顔が熱くなってきた。言うんじゃなかった。
「…う、裏蠍座が残されたので私は2枚ドローし、アタックはライフで受けます!」
(悠姫手札1→3)
(ライフ2→1)
(リザーブ4→5)
紫 マジック
《ブレイヴクリメイション》
コスト4 軽減紫1
フラッシュ:
疲労状態の相手の合体スピリット1体を破壊する。
その後、相手がその合体スピリットのブレイヴをフィールドに残したとき、自分はデッキから2枚ドローする。
「照れた顔もまた可愛いね」
「ち、茶化さないでください
それと、ライフ減少でバースト発動!
《救世神撃覇》!」
{バースト:セット→発動}
「ほほう、やるじゃないか!」
「バースト効果で、合計BP6000まで破壊。BP5000の裏蠍座を破壊します!」
裏蠍座を残したのはライフを削るのもあるだろうが、麗奈さんも狙いがあってのことだ。さっきのマジックは想定外だとしても、私のバーストは織り込みずみのはずだ。
「くっ…。ライフを取ったツケだね」
「追加コストを支払って、フラッシュ効果を使います。1枚ドロー。……バーストをセットします」
(リザーブ5→1)
(トラッシュ12→16)
(手札3→4)
(手札4→3)
{バースト:無し→セット}
「そうきたか。なら破壊された裏蠍座の効果発揮!
私のトラッシュにある青のネクサス3枚をノーコストで配置する!
《雷海域》2枚と《三つ首竜の海賊旗》を配置!雷海域2つはレベル2とする!」
[天蠍星鎧ブレイヴスコーピオン コア5→3]
[雷海域(1) コア1 レベル2]
[雷海域(2) コア1 レベル2]
[三つ首竜の海賊旗 コア0 レベル1]
(リザーブ2→5)
ネクサスの再配置…! ネクサスを簡単に破壊させたのは誘いだったのか?!
《天蠍星鎧ブレイヴスコーピオン》
Lv1『このスピリットの破壊時』
自分のトラッシュにある青のネクサスカード3枚を、コストを支払わずに配置できる。
「………」
「っ……」
「……知将プトレマイオス、アタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」
来た…!
ここで当てられたらそこまで。…でも、私の悪運を…信じる!!
「—————コスト…“7”!」
「何ぃっ!?」
「《アルティメット・キャッスルゴレム》! ガード!!」
っっしゃおらぁッ!! 防いだぞッ!!
「やったー!なのですよー!」
「マジか悠姫君…!そこで防いでくるなんていつもの悠姫君らしくないじゃないか!」
「誉めてるんですか貶してるんですか!?」
「あははっ、誉めてるんだよ」
賭けは私の勝ちだ!これで気兼ね無くバーストを発動させられる!
「ムゲンドラゴン、ブロック!」
「フラッシュを使うのかい?」
「いいえ、そのまま破壊されます!」
[ムゲンドラゴン 破壊]
(悠姫リザーブ1→2)
「相棒の破壊は無駄じゃありませんよ!スピリット破壊によるバースト発動!
《夢幻祈祷》!」
{バースト:セット→発動}
「今度は黄色のマジックなのですよ!」
「前に組んだ赤青のデッキより目茶苦茶だねそれ…!」
「褒め言葉として受け取っときます!」
黄 マジック
《
コスト3 軽減黄1
【バースト:相手による自分のスピリット破壊後】
ボイドからコア1個を自分のライフに置く。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
アタックしている回復状態の相手のスピリット1体を破壊する。
「ボイドからコア1つをライフに置きます!これでライフが2つ!」
(悠姫ライフ1→2)
「参ったねこりゃ…。巨神ジュニアスは残すしかない。くっそーターンエンド!」
回ってきたラストターン!
アルティメットのアタックは雷海域で止められている。…なら次に引くカードでこれを決める!
<悠姫・第十ターン>
「最後のスタートステップ!」
(リザーブ2→3)
(手札3→4)
(トラッシュ16→0)
(リザーブ3→19)
「メインステップ。
…来い!《炎竜将イフリート》、レベル1!」
(手札4→3)
(リザーブ19→12)
(トラッシュ0→6)
[炎竜将イフリート コア1 レベル1 BP4000]
「イフリートの召喚時効果!
手札にある系統:<星魂>、<光導>を持つブレイヴをコストを支払わず召喚します!」
「これは…」
「もしかして…なのです…!」
「私も、“裏十二宮”を呼びます!」
「っ!」
「牡牛座のブレイヴ
《金牛星鎧ブレイヴタウラス》!!
炎竜将イフリートに、直接合体ッ!!」
(手札3→2)
「裏牡牛座ブレイヴ、キター!!なのですよー!」
「よりによって…。裏蠍座を残した事で引かせたと思うと頭が痛いよ」
「あいつと渡り合うなら、これぐらい強引にやらないと届かないと思いましてね」
「ふっ…。確かにね」
赤 スピリット
《炎竜将イフリート》
コスト6 軽減赤3 <星将・竜人>
<1> Lv1 BP4000
<3> Lv2 BP6000
<6> Lv3 BP10000
シンボル:赤
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
自分の手札にある系統:<光導>/<星魂>を持つブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。
この効果で系統:<光導>を持つブレイヴが召喚されたとき、このターンの間、系統:<星将>を持つ自分のスピリットすべてに赤のシンボル1つを追加する。
【合体時】Lv2・Lv3『このスピリットの合体アタック時』
このスピリットのBP以下の相手のスピリット1体を破壊する。
金牛星鎧ブレイヴタウラス
↓ 直接合体
炎竜将イフリート(合体)
[コスト:6+6=12]
[BP:4000+3000=7000]
[合体時効果:追加]
[シンボル:赤+赤=赤赤]
「イフリートの召喚時効果で<光導>ブレイヴの召喚に成功したとき、このターン中、私の<星将>スピリットに赤のシンボル1つを追加する!」
[炎竜将イフリート(合体) シンボル:赤赤+赤=赤赤赤]
———これは、確実に仕留める攻撃。
凌がれれば、次は無い。
「アタックステップ…!」
「っ…、ジュニアスの効果で<闘神>スピリットのBPをプラス5000!」
[巨神ジュニアス BP9000+5000=14000]
[星海の海賊ペルセース(合体) BP11000+5000+2000+2000=20000]
「イフリート、合体アタック!!
裏牡牛座の合体アタック時効果…
【真・激突】ッ!!」
「……ここまでか」
「っ!」
「いやぁ、この短期間で驚くくらい強くなったね。デッキはビックリするぐらいブッ飛んでるけどね」
「…恐縮です」
「ふふっ。その謙虚さと大胆さと粘り強さで、彼女とのバトルも頑張るんだよ」
「はい…っ!」
「巨神ジュニアスで、ブロック」
「裏牡牛座の合体アタック時効果、発揮!
ブロックしている巨神ジュニアスとシンボルの数を比べ、超えているシンボルの数だけ、麗奈さんのライフへ貫通します!」
《
コスト6 軽減赤3 <皇獣・光導>『牡牛座《裏》』
<1> Lv1 BP5000
<0> 合体 +3000
シンボル:赤
【合体条件:星将/コスト8】
【合体時】【真・激突】『このスピリットの合体アタック時』
相手は可能ならスピリット/アルティメットでブロックする。
【合体時】『このスピリットの合体アタック時』
ブロックした相手のスピリット/アルティメットとシンボルの数を比べ、多かった自分のシンボル1つにつき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
「こっちの巨神ジュニアスは青シンボルが1つ」
「こちらのイフリートは裏牡牛座と効果を合わせて赤シンボルが3つです」
Brave Attack!!
炎竜将イフリート+金牛星鎧ブレイヴタウラス
BP4000+3000=7000
Symbol:赤赤赤 →2exceed!!
vs
Defense!!
巨神ジュニアス
BP9000+5000=14000
Symbol:青 →Penetration!! 2Damage!!
「うん。久々に良い敗北をした」
「…ありがとうございます」
「こっちこそ、なかなか面白いバトルだったよ」
(麗奈ライフ2→0)
〔winner!! 緋立 悠姫〕
悠姫の混色アルティメットvs麗奈の招雷(に似た何か)のバトルでした。
アルティメットと言っておきながら決め手は「星将+裏牡牛座」と味気無い幕切れで申し訳ありません。
…あの“相棒”の出番はまだお預けです。
因みにですが…悠姫と麗奈の戦績はあの緑と黄の構築戦の時以外、悠姫が負け越していました。