バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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2015年、新年になりました初投稿です(大嘘)
しかし主人公の出番が無いうえに長いという。
またミス等ありましたら気軽にご指摘ください。



白と黒

 ───少し前、悠姫と朔耶のバトル中。

 

 

━━璃恵視点━━

 

 久しぶりに縁に寄ってみた。最近はちョいと用事、というか、悠姫にキツ〜く当たッたッてのがあッて、顔出しずらくなッてたんだよネ。 そりャね、ワタシだッてうら若い女ですヨ。好きな相手にあんなことすれば多少の自己嫌悪に陥りもしますッて。

だからこんな髪型変えて帽子被って伊達眼鏡掛けた変装(笑)までしてソロリソロリと来ている訳でして。

 

 入口近くからコッソリ店内を覗いて見ると、いつもの定位置席に悠姫の後ろ姿を発見! ……で、対戦してるのは何処で引ッ掛けた女だい悠姫ィ!

 

「いつの間にナンパのやり方を…」

「は〜い。嫉妬に駆られるのは良いけど〜お店の営業妨害はやめてね〜♪」

「うお゛ッ!? す、菫さん…」

 

 い、いつの間に背後に…。スミレ=サン!? スミレ=サンナンデ!?

 

「中に入らないの?」

「…悠姫、元気ッぽいンで。今回は良いです」

「…そう」

「なンか、前向きになッてるみたいですし。…再戦が楽しみです。ンじャまた」

「ええ。ちゃんと仲直りしなさいね〜」

 

 色々見抜かれてる感じがするけど、このままじゃ悠姫にもバレるかも知れなかったから退散退散。

 

 

 

「はァァ……」

 

 さて。逃げてきたのはいいんだけど、これからどうしよ? 行く当てもないのに出てきちャッたからなァ…。

そこら辺テキトーにぶらつくのも良いけど……祐依ちャんのとこか、麗奈さんとこ行くのもひとつかな。と、そこまで考えて急にダル〜くなッてきたから路地裏に続く曲がり角でしャがんで休憩…。

 

「……悠姫にマトモに会えないから禁断症状出ちャいそうだよ〜」

 

 

「おヤァ〜? こンなトコでクッソ情けナいヤツのクッソ情けナい弱音が聞こエたゾ〜」

 

「ッ!?」

 

 この聞きたくもない耳障りな声は…。

声のした暗がりの方に顔を向けると、日が出ているッてのに影に溶け込む真ッ黒なロングコートを着た———

 

 

「……令毀(レキ)

「ア〜。何処のゴミかト思ッたら親愛ナる“オネエサマ”ジャないでスか〜」

「…最悪な気分がもッと最悪になッた。目障りだから消えてもらえる?てか消えろ」

「クヒヒ…。ボクが消えルのは“叔母様”の用事が終わッタらね」

「っ…、“お母様”から?」

 

 お母様の使いッてことか…。行きたくはないけど、お母様直々に令毀を使わせて呼んできたのなら無視はできない。無視なんかしようものなら後がメチャメチャ恐い。いやマジで。

 

「……スンマセン来テ下さイお願いしマす」

 

 あの令毀が冷汗かきながら頭下げて頼み込んできた。

 

「い、行きます、行かせていただきます…」

 

 

 

 二人して早足で冷汗かきながら家に到着。

前に祐依ちャんが来てたのがこッちの実家の方。ワタシが済んでる悠姫達のお隣りとは違う方で、あんま離れてないけど大きいお家なンですよ。

 

「ち、遅刻してないよネ…?」

「ダ、大丈夫、のハズ…」

 

 ここはお母様の執務室兼自室。うちのお母様は時間厳守。10分以上の遅刻はお説教、それ以上掛かるようなら連絡を入れないと……そりャあ、地獄ヨ。

 お互い着衣の乱れを正して、息を調える。

 

「…? ほレ、襟元正セ」

「え? あ、サンキュ」

 

 周囲のメイド達がワタワタしてッけど無視。

 

「あの、お嬢様方…」

睦月(むつき)、ワタシと令毀におかしなトコない?」

「は、はい。大丈夫です!」

 

 よし。お母様は身嗜みにも厳しい。

 

二人揃って扉の前に立ち、メイド長の満月(みつき)さんが扉をノックする。

 

「“御当主様”。璃恵様、令毀様が到着なされました」

 

 

「ありがとう。入れて頂戴」

 

 

 返事があッた。ッてことは幸い怒ッてない=間に合ったようで。そして満月さんに扉を開けてもらい入室する。

 

 

「只今戻りマしタ」

「戻りました…」

 

「二人ともお帰りなさい。楽にして座りなさい」

 

「ハイ」

「…はい」

 

 事務机にてお仕事中だッたようで、ワタシらが入ると見ていた書類から顔をこちらに向け、ソファーに座るよう促される。

 

「…さて、璃恵。令毀に頼んであなたを呼んだ理由は解っているわね?」

 

 テーブルを挟んで同じく反対側のソファーへ優雅に座るお母様。

 

「………」

「悠姫ちゃんと喧嘩…違うわね。冷たく突き放したとか」

「それは…その…」

「いつもいつも悠姫悠姫と騒いでたあなたがねぇ。嵐でも来る前触れかしら」

「ぬゥ…」

「…クヒヒッ」

 

 お母様は相変わらず辛辣でいらッしャる…。ンで令毀アンタは笑うな。

 

「理由を言ってごらんなさい」

「………」

「……はぁ。満月、長月(ながつき)

 

 向こうにいるメイドの二人を呼ぶお母様。満月さんは言わずもがな、長月はワタシより年下(小学生)でありながら満月さんの片腕だッたりするすンごい娘だ。

…言わなくても二人に偵察させてたンじャないですか。

 

「失礼致します。長月」

「はい」

 

 入ッてきた二人、長月の手には書類が数枚…。

 

「数週間前、璃恵お嬢はカードゲームバトルスピリッツにて三度目の対戦を行いました。経過途中、後半突入までは完全に流れ悠姫さんにありました。

しかし、第16ターン。Xレアの大群により悠姫さんを押し潰し、お嬢が逆転勝利しました。それにショックを受けた悠姫さんがしばらく再起不能に陥りました」

 

「全部見てたンじャん!?」

「当たり前だお嬢。何のための我々だと思ってるんだ」

「知るかァッ!!」

 

 長月がテーブルに広げたのは写真。…これあン時のバトルしてる写真じャん!? 真上からッて…どうやッて撮ッたンだこれ?!

 

「縁の店長、真桜のお姉さんである菫さん全面協力の元撮影している。不可能は無い」

「そういう問題じャねェッての!」

 

「あっ!ちなみにちなみにぃ!」

「睦月、勝手に入らない」

「す、すみません満月様…」

 

 扉からコッソリこちらを見てたメイド達の一人、さッきの睦月が手を上げて何か言いたそう。正直聞きたくない…。

 

「その日のお嬢様が悠姫様に冷たく当たったことに後悔して、クッションに顔埋めてパタパタしてたの睦月知ってまーす!」

「ぐあァッはァァァッッ!?」

「良くやりました睦月。後でお菓子をあげます」

「わーい♪ありがとうございます御当主様♪」

 

 い、一番見られたくないところを睦月に見られてたなンて、何たる不覚…!

 

「クヒャァハッハッハ!! お前バッカじゃねェの?!」

「うッさいボケェ!!」

 

 頭に手を当てて忌ま忌ましく笑う令毀に反撃はしてみたものの情けない姿を見られたためその場に倒れこんで「orz」こんな状態ですヨ…。

 

「ちなみに、令毀お嬢様」

「ッ!? …な、何かナ満月さン?」

「最近、新しい下着を買いに行かれましたね」

「ッ!?」

「申し上げますと、昨年比と比べましても変化はありません」

「グハァッ!?」

「一昨年も同じく、変化は皆無でした」

「………」

「れ、令毀ィィー!?」

 

 これは酷い…。令毀もワタシより酷く目のハイライトが消えてる。

 

「まったく…。璃恵も令毀も、姉妹揃って迂闊ね」

 

 こ、これは迂闊に入るンですかお母様…。

 

「とにかく。言いたい事は、璃恵は早く悠姫ちゃんと仲直りして“籍を入れろ”ということです」

 

 

 

 …………え?

 

 

 

「この白鐘 瑠璃(るり)の娘であるのに奥手過ぎます。自室に連れ込んで押し倒すくらいの気概を見せなさい」

「…いや、あの」

「だから。令毀とそのバトルスピリッツで対戦なさい」

「「ファッ!?」」

 

 え!? お母様はいつも突然何か言い出すけどワタシや令毀、満月さんなら理解できるけど今回のはさすがのワタシでも意味が解らない。バトルする意味が解らない! 理解不能!理解不能!

 

「あ、あノ…叔母様?」

「令毀はいい加減、母と呼べと言っているでしょう」

「………」

「誰が何と言おうとあなたは私の娘。もう深黒(みくろ)ではなく、白鐘の娘なんですから」

「…はイ」

 

 …令毀の生い立ちは今は詳しく話さないけど、小さい頃にお母様がウチの分家である深黒から令毀を引き取ッてきたのサ。その時のお母様の怒りッぷりは今でも覚えてる…。

 

「さぁ、二人とも。噂ではカードゲームでぶつかり合い心を通わせ、蟠りも解けるのは当たり前と聞きます」

「…お、叔母s」

「………」

「…お母様、ソの噂は一体ドコかラ?」

「? 満月からですよ」

「恐縮です」

「「嘘教えンなァッ!!」」

 

 思わず令毀とハモる。こ、このメイド長は…! こういうのをしれッとお母様に吹き込むから厄介この上ない。ワタシも令毀もちびっこの時から洒落にならンくらいいぢられて涙目になッたくらいだヨもう…。

 

「嘘ではありません。実例は悠姫様の対戦履歴を見れば一目瞭然です」

 

 それはまァ…否定できない。

だけれど納得が行かない!特に満月さんの入れ知恵だッてのが特に!

 

「満月、準備を」

「畏まりました」

 

 

 

     白鐘 璃恵

    【憂いの白】

       VS

     白鐘 令毀

     【???】

 

 

「………」

「………」

 

「璃恵お嬢様ー! 頑張れー!」

「令毀お嬢様も頑張ってー!」

 

 こ、こんな…ワタシも令毀もお互い死んだような目と顔しながら向き合ってる。やる気がカケラも出ないバトルなんて初めてすぎて始める前から絶望がハンパない。

周囲はメイド達でいっぱい。テーブルの右側にはお母様と解説係の満月さん。左側にはジャッジ役の長月。

 

「ほら二人ともシャキッとしろ」

「この状況でどうシャキッとしろッてのさ…」

「こンなどウでモイイ理由でバトルするとハ…」

「どうでもいいとは何だ令毀お嬢。御当主様直々にご覧になられるんだぞ?」

 

 だからさァ…。もうこんな事になるンだッたらうじうじしてないで悠姫に会いに行けば良かッた。

 

「…はァ。仕方ナい、やルか」

「ン。ホントは今バトルしたくなかッたンだよネ」

「ホう…」

「あン時の“借り”は次やる“称号戦”に取ッときたかッたンだよ」

「…クヒヒ♪」

 

 借り。昔のワタシに黒星を付けてくれたお礼をしてやらなきャならない。

 

「クヒヒ。負けル前の言イ訳にしちャショボいナァ…」

「あ゛ァ゛ッ?」

 

言うじャナいか。令毀の方こそデッキが完成してないクセにさ。

 

「……♪」

「……クヒッ♪」

 

 

「マたブッ潰してヤるヨ、オネエサマよォッ!!」

 

「やッてみろや妹ォッ!!」

 

「両者火が点いたみたいだな。ではいつもの掛け声でバトル開始だ!」

 

 別に大した理由なんかない。

令毀がワタシを、ワタシが令毀を嫌ッていた理由なんて、お互い生意気で可愛くないからだ。

気に入らないならお互い変な気を使わずケンカすりャ良い。

 …そう思うと、お母様はそれを見越してわざわざ吹ッ掛けてくれたんだかな。

 

「メイド共!一緒に叫べ!」

 

 

 

「 「 「 「「 ゲ ー ト オ ー プ ン 界 放 !!! 」」 」 」 」

 

 

 

「先攻はワタシがいただき!」

「クヒヒ、手間が省けル。好きニしやガれ!」

 

<璃恵・先攻第一ターン>

「ふん、後悔すんなヨ? 白銀の第一ターン!」

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

「メインステップ。ネクサス、《ジグザール鋼鉄草原》を配置!」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

「バーストをセットしてターンエンド!」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「ワタシは悠姫より甘くないヨ?」

「クヒヒ。あン時の悠姫とのバトルで、アレで悠姫が勝てタのが偶然だと思ッてんノ?」

「まさか。…悠姫の実力ッしョ」

「解ッテんじゃナいか」

 

<令毀・後攻第二ターン>

禍黒(かこく)の第二ターン、スタートステップ!」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

「メインステップ。ナらボクもネクサス、《海魔巣食う海域》を配置…♪」

「ぐえッ」

(手札5→4)

(リザーブ5→0)

(トラッシュ0→5)

 

「次のターンが愉しミだなァ璃恵オネエサマよォ?♪ バーストセットでターンエンド」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

 くあァ…。厄介なネクサス張るじャないの〜。

 

「出た!令毀お嬢様の赤青戦術の基本!」

「璃恵お嬢様も05で出たネクサスを早速お使いなさってる!さすが白銀!」

 

「ふむ…」

「お二人とも、先程の沈んだ顔が嘘のようですね瑠璃様」

「ええ。カードゲームで変わった…というより、悠姫ちゃんのおかげかしら」

「璃恵お嬢様はバトルスピリッツの面白さに出会い、悠姫様と共に笑い合うために努力を惜しみませんでした。

令毀お嬢様も、璃恵お嬢様と仲良くなりたいために始めたようで」

「ふふっ。まったく、この二人は…」

 

<璃恵・第三ターン>

「白銀の第三ターン!」

(リザーブ0→1)

 

「鋼鉄草原の効果! ドローステップ時にワタシのデッキトップをオープン!」

●オープンしたカード

・《メカオコ・ジョー》

 

「おッしャ♪ それが系統:<機獣>を持つカードだッたならボイドからリザーブにコア1つを追加!」

(リザーブ1→2)

 

「ああ、オープンしたカードは<機獣>カードじャあろうがなかろうが手札に加わるから♪」

(手札3→4)

 

白 ネクサス

《ジグザール鋼鉄草原(こうてつそうげん)

コスト4 軽減白2

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:白

Lv1・Lv2『自分のドローステップ』

ドローするかわりに、自分のデッキを上から1枚オープンできる。

そのカードが系統:<機獣>を持つカードのとき、ボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。

オープンしたカードは手札に加える。

Lv2『自分のバースト発動後』

系統:<機獣>を持つ自分のアルティメット1体を回復させる。

 

「相変わラずデメリットもクソも無いネ白は」

「デメリット? 今手札に加えたカードの情報があるじャ〜ん♪」

「ンなモンデメリットになルかクソが!」

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「手の内を明かしても自身にデメリット無し。…ふむ、なかなかえげつないのね」

「バトルスピリッツ6色のうちの1つ、白にデメリットなどというのはほぼ皆無です。手の内、オープンカードなど相手にただただプレッシャーを与えるだけで、結果的にデメリットよりプレッシャーが上回るのです」

 

「メインステップ。《リーディング・オリックス》をレベル2で召喚!」

(手札4→3)

(リザーブ6→2)

(トラッシュ0→2)

[リーディング・オリックス コア2 レベル2 BP4000]

 

「マた面倒なカードを…」

「ん〜? 聞こえんなァ♪ 次に《メカオコ・ジョー》、レベル1で召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ2→1)

[メカオコ・ジョー コア1 レベル1 BP2000]

 

「コイツはワタシがバーストセット中なら完全破壊耐性を持つヨ♪」

 

白 スピリット

《メカオコ・ジョー》

コスト2 軽減白2 <機獣>

<1> Lv1 BP2000

<2> Lv2 BP3000

シンボル:白

Lv1・Lv2

自分のバーストをセットしている間、このスピリットは破壊されない。

 

「キャー!璃恵お嬢様さすがえげつない!」

「令毀お嬢様、恥知らずな白に負けないでー!」

 

「アタックステップ…に入るけど何もやんないで終了♪ と、ここでリーディング・オリックスレベル2からの効果発揮! ワタシの場に白しか無いならドローステップを再度行う!」

 

白 スピリット

《リーディング・オリックス》

コスト3 軽減白2 <機獣>

<1> Lv1 BP3000

<2> Lv2 BP4000

<4> Lv3 BP6000

シンボル:白

Lv1・Lv2・Lv3【スピリットソウル:白】

自分がアルティメットカードを召喚するとき、このスピリットに[白]を追加する。

Lv2・Lv3

自分のアタックステップ終了後、自分のフィールドに白以外のスピリット/アルティメット/ネクサスがないとき、ドローステップを行う。

この効果はターンに1回しか使えない。

 

「ワタシの場には白の鋼鉄草原、白のメカオコ・ジョー、そいで白のリーディング・オリックスしかいないから成立♪ エクストラドローステップ…なんだけどぉ! ドローステップに鋼鉄草原のオープン効果発揮!」

●オープンされたカード

・《ミストバラッジ》

 

「…と、外したか。でも手札に加えま〜す♪」

(手札2→3)

 ここで調整不足がきたか…。入れ替えたのが小型やマジックぐらいで代わり映えしてないのがねェ。

 

「はァ…苛立なァ白は」

「赤とか青の手札効果とかトップめくってデッキボトム送りするとかバッカじャ〜ん? 破棄するカードもボトムに送るカードなんて白にはありませ〜ん♪」

「ウッゼェなァ!」

 

<令毀・第四ターン>

「禍黒の第四ターン!」

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ1→6)

 

「メイン。《ツインネックハイドラ》召喚!」

(手札4→3)

(リザーブ6→4)

(トラッシュ0→1)

[ツインネックハイドラ コア1 レベル1 BP1000]

 

「更ニ、《アルティメット・エルギニアス》召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ4→3)

[アルティメット・エルギニアス コア1 レベル3 BP5000]

 

「アルティメット…」

「悠姫やオ前がだけガアルティメットを使う訳ジャないンだヨ。ツインネックハイドラとUエルギニアスにコアを追加!」

(リザーブ3→1)

[ツインネックハイドラ コア1→2 レベル1→2 BP1000→2000]

[アルティメット・エルギニアス コア1→2]

 

 

「最後に海域をレベル2にしテ、アタックステップ!」

(リザーブ1→0)

[海魔巣食う海域 コア0→1 レベル1→2]

 

「ツインネックハイドラ、喰ラえ!」

「ふン、来るかい!」

「ツインネックハイドラ、レベル2かラの効果! ボイドからコア1つをアルティメットに置ク! こレによリ、Uエルギニアスがレベル3へ上がル!」

[アルティメット・エルギニアス コア2→3 レベル3→4 BP5000→7000]

 

青 スピリット

《ツインネックハイドラ》

コスト2 軽減青1 <海首>

<1> Lv1 BP1000

<2> Lv2 BP2000

<4> Lv3 BP3000

シンボル:青

トラッシュにあるこのスピリットカードは、系統:<新生>を持つ自分のアルティメットが召喚されたとき、手札に戻る。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

ボイドからコア1個を自分のアルティメットに置く。

 

「さァテ、このアタックはドうすルよ」

 

 狙いは何だ? 今の二頭の海蛇竜ならうちのオコジョさんが一方的に餌にできる。まァ単純にコア差を埋めるためにアタックしてきた可能性もあるけど…さて…。

 

「シかシ? 何にしてモお前は赤緑白のバーストは発揮デきなイけどネェ」

「…ならライフで受けてやるヨ!」

(璃恵ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「令毀お嬢様が1点取った!」

「令毀お嬢は璃恵お嬢のやり口を良く知っている。璃恵お嬢がこう出るのを理解していて後攻スタートを選んだんだろう」

 

「まして、令毀お嬢様が使う【赤青】は他の赤青とは違うかなり異質なデッキ。まだ未完成とお聞きしましたが、果たして」

「ふふふっ。璃恵も令毀も本当に楽しそう」

 

「続ケ、Uエルギニアス! トリガーロックオン!」

「コスト3が…。ッ!? コスト2の《ミストバラッジ》!?」

「クヒャアハハハッ! お前の運で2枚目引くかモ知れナいなんてなァ!想定の範囲内なんダよオォッ!!」

「クッソがァァ…!」

「コスト7以下のスピリット、リーディング・オリックスにャ消えテもらウが、カウンターを使ッても良いンだガ?」

 

 ちくしョがァ…!ここで使ッて次に引けるかどうかッて話は令毀以外なら行けたけど、令毀が相手じャ話が違う。ここで使ッたら次にいつ引けるか…。

 

「通すンだナ? なラ目障りな鹿モドキには消えテもらウ!」

[リーディング・オリックス 破壊]

(璃恵リザーブ2→4)

 

「…ねぇ長月」

「ん? どうした睦月」

「オリックスって鹿さんじゃないの?」

「オリックスはウシ目ウシ科に分類されているんだ」

「え!? 牛さん!?」

「鹿に似た見た目らしいぞ」

「へぇー!長月物知りー!」

「ふん、まぁな」

「……ところでさ、最近よくお店の真桜って子と一緒にいるよね? 睦月のことほっといてさ」

「えっ」

 

 

 海域があるせいでバーストも発揮できないし、オリックスは破壊された。…まァ、立ち上がりが遅れるのは解ッてた。でも今回ばかりは遅れたら致命的になる。

 

「メカオコ・ジョーでブロック!」

「邪魔なネズミがァ…!」

「完全破壊耐性さァいこおオォーゥ!」

「まァいいダろ。ターンエンド」

 

<璃恵・第五ターン>

「白銀の第五ターン!」

(リザーブ4→5)

●ジグザール鋼鉄草原効果

・《機獣要塞ナウマンガルド》

(リザーブ5→6)

(手札3→4)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ6→8)

 

「《メカオコ・ジョー》2体目!」

(手札4→3)

(リザーブ8→7)

[メカオコ・ジョー(2) コア1 レベル1]

 

「マた壁か?」

「バーストがある限り強靭!無敵!」

 

 まさに言葉通りの無敵(ただしバウンスやコアシュートは除く)破壊耐性。耐性が付く条件が緩すぎだけど、その分バーストを維持しなきャならないッていう小さい枷が付く。それを差し引いても飛び越されない限り2回ライフを守ッてくれる頼もしいイタチ! これからは“オコジョさん”と呼ぼう。

 

「次に喚ぶのは

 終焉予言せし鋼の六極天!

 《鋼極天ゴールデン・バッファロー》!

 レベル4で、降臨!」

(手札3→2)

(リザーブ7→0)

(トラッシュ0→3)

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア4 レベル5 BP17000]

 

「これでバースト封じは関係無くなるネ♪」

「チッ…」

 

「バッファロー、GO!」

「何もナい。ライフだ!」

(令毀ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「ライフ減少でバースト、《ディクタトールレギオン》! ボイドからコア2つを海域に置ク!」

[海魔巣食う海域 コア1→3]

 

「追加コストを支払ッて、オ前のバーストを覗き見ル!」

(リザーブ1→0)

[海魔巣食う海域 コア3→1]

(トラッシュ1→4)

 

「他人のを覗き見るなんてスケベ!」

「問答無用で破棄シてクる色が寝ぼケた事吐かすナ。…で、セットは?」

●璃恵のセットされているバースト

・《バーストタートル》

 

「クヒヒッ!スピリットか!なラ破棄だ!」

「ちィッ…!」

{璃恵バースト:破棄→無し}

 

「まさか“黄のクソ天使”かト思ッたガ、まァ良いサ。バーストが無くなッたからイタチの耐性が剥がれるからナァ!」

 

「二人ともお互い1点ダメージ。そろそろ大きく動くか」

「ねぇ長月。真桜ちゃんといつもどこ行ってるの?ねぇ?この前満月さんにお休みもらって嬉しそうに出掛けるの弥生(やよい)が見てたんだよ?ねぇ?どこ行ってたの?ねぇ」

「………」

 

 

(…睦月怖ェ)

(令毀、睦月前あんなんだッたッけ?)

(少なクとモ、店長の妹と知り合ウ前まデは違ッたな…)

 

 だんだん睦月の目からハイライトが消えてきて長月も青い顔してる。……ん? これは長月が悪いのか? 後で聞いてみよう。

 

<令毀・第七ターン>

「か、禍黒の第七ターン…」

(リザーブ0→1)

(手札2→3)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「メインステップ。…Uエルギニアス、ツインネックハイドラ、海域のレベルを下げル」

[アルティメット・エルギニアス コア3→1 レベル4→3]

[ツインネックハイドラ コア2→1 レベル2→1]

[海魔巣食う海域 コア1→0 レベル2→1]

(リザーブ5→9)

 

「クヒヒ…、“喰らい時”ダッ!!」

「ッ!?」

 

「大地蹂躙せシ兇暴の化身!

 慈悲失き顎に畏れ、平伏セッ!

 《凶龍爆神ガンディノス》!

 レベル2で、喰らイ尽くセッ!!」

(手札3→2)

(リザーブ9→3)

(トラッシュ0→3)

[凶龍爆神ガンディノス コア3 レベル2 BP10000]

 

「キャー!一時バトスピ界を席巻したガンディノスよー!」

「はぅ…」

「ガンディノス……ケルベロード……星座編初期……うっ、頭が…」

「アイエエエッ!? ガンディ!? ガンディナンデ!?」

 

「満月、メイド達が阿鼻叫喚なのだけれど」

「あれはバトルスピリッツでは『裏Xレア』と呼ばれる一部の強者がショップで開かれる大会や、公式で開催される大会などで手に入れられる、市販のカードとは異質なカードであり強者の証でもあります」

「ほう。それはさぞかし強いのでしょうね」

「はい。…しかし、当時その余りにもずば抜けた能力により、過去の大会出場者の大半、上位入賞者全員が専用デッキを組み、席巻したカードでもあります」

「…成程。璃恵が焦り出したのも、メイド達の慌てようも理解出来るわ」

 

 この状況でガンディノス…! これはまずい。非常にまずい!

 

「タだ、このマまじャ面白ク無いよナァ?」

「…何だヨ」

 

「クヒヒヒヒッ…!

 “裏黄道十二宮、不揺(ふよう)ノ魂が一つ”!」

 

「ッ!? 裏十二宮ブレイヴ!?」

 

「《天秤星鎧ブレイヴリブラ》!

 凶龍爆神ガンディノスへ、直接合体ッ!!」

(手札2→1)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ3→5)

天秤星鎧ブレイヴリブラ

  ↓ 直接合体

凶龍爆神ガンディノス(合体)

[コスト:7+5=12]

[BP:10000+5000=15000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「召喚時効果ァ! ボクの手札、まタはトラッシュにアるネクサス1つをノーコストで配置デきル!」

「ガンディに加えて裏天秤座まで…」

「トラッシュにはディクタトールレギオンしかナい。ボクは手札かラ、ネクサス《戦星燃ゆる渓谷》を配置スる!」

(手札1→0)

[戦星燃ゆる渓谷 コア0 レベル1]

 

「最後にツインネックハイドラをレベル2にしテ、アタックステップ!」

(リザーブ1→0)

[ツインネックハイドラ コア1→2 レベル1→2]

 

 くッ、バッファローをアタックさせたのが裏目に出たかなこりャ…。でも例え戻せてもまた最大軽減で出てくるし、アタックを許している時点でこの状況ならドローは確定。また新しいネクサスを引かれたらそれこそ厄介だ。

 

「ディナータイムだァ!

 ガンディノス、合体アタック!!」

 

「全速前進DA!」

「強靭!無敵!最強!」

 

「まズはガンディノス、レベル2かラの効果ァ! BP5000以下のイタチを喰らウ!」

「令毀お嬢、効果説明は正確に」

「…BP5000以下のイタチを破壊!」

[メカオコ・ジョー 破壊]

(璃恵リザーブ0→1)

 

「破壊しタことニより、1枚ドロー! 更に戦星の効果、オ互いのアタックステップにオ前のスピリットを破壊した数につキ、1枚ドローすル! よッテ2枚ドローだ!」

(手札0→2)

 

赤 スピリット

凶龍爆神(きょうりゅうばくしん)ガンディノス》

コスト7 軽減赤2青2 <地竜・皇獣>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP10000

<5> Lv3 BP12000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3【強襲:2】『このスピリットのアタック時』

このスピリットは、ターンに2回まで、自分のネクサス1つを疲労させることで回復できる。

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

BP5000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

この効果で相手のスピリットを破壊したとき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

赤 ネクサス

戦星(いくさぼし)燃ゆる渓谷》

コスト5 軽減赤3

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:赤

Lv1・Lv2『お互いのアタックステップ』

相手のスピリットを破壊したとき、その破壊したスピリット1体につき、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2

系統:<星竜>/<神星>を持つ自分のスピリットすべてに

“【覚醒】自分のスピリット上から、フラッシュタイミングで、コアを好きなだけこのスピリット上に置くことができる”

という効果を与える。

 

「(手札が)増えたー!」

「魚っあー!?」

「令毀お嬢様のが脈打ってガンディとの移動は私に解かせました!謎」

 

「メイドが世紀末状態ね」

「世紀末ワニムが見受けられます。トラウマを刺激されたのでしょう」

 

「すかサず裏天秤座の合体アタック時効果! オ前のデッキトップ1枚を破棄!」

「ンなろ…!」

●破棄されたカード

・《甲竜戦艦エンタープライズ》(スピリット)

 

「なッ…!?」

「クヒャアハッハッハァッ!! 叩き潰ス手間が省けタ! スピリットが破棄されたタめ、ガンディノスは回復だァッ!!」

[凶龍爆神ガンディノス(合体) 疲労→回復]

 

青 ブレイヴ

《天秤星鎧ブレイヴリブラ》

コスト5 軽減青3 <造兵・光導>『天秤座・裏』

<1> Lv1 BP5000

<0> 合体 +5000

シンボル:無し

Lv1『このブレイヴの召喚時』

自分の手札/トラッシュにあるネクサスカード1枚を、コストを支払わずに配置できる。

【合体条件:コスト5以上】

【合体時】『このスピリットの合体アタック時』

相手のデッキを上から1枚破棄する。

この効果で相手のトラッシュにスピリットカード/アルティメットカードが1枚以上置かれたとき、このスピリットは回復する。

 

「これデ失敗するマで【強襲】を温存、失敗テも3回のアタックを残してイる。…クヒヒ♪ 手札にある《ミストバラッジ》でダメージを止めたラどうダ?」

 

 チクショウが…! ここでこれを切れッてか?!

 

「ふむ。随分規模の大きい“木馬”ね」

「…流石です御当主様」

「私は璃恵と令毀の母ですよ。まだ娘の手ぐらい読めます」

「恐れ入ります御当主様」

「クフフッ。…さて、あの“龍の内側”には何が隠れているのかしら」

 

「ほラほラ、使ッちまえヨ!」

「ッ〜…!」

「令毀お嬢、過度な煽りは注意1だぞ」

「チッ…。はイはイ、長月も二股注意ナ♪」

「ふ、二股じゃない!!絶対違うからな!!」

 

 長月の二股はまた後で問い質すとして、今はこッちだ。

ワタシの手札には《機獣要塞ナウマンガルド》と《ミストバラッジ》のみときたもんだ。

 

「イかに白が他色におンぶに抱ッこダッたか理解したカ?」

「うッさい!」

 

 ここは仕方ない、使うしか無いか…。下手したら連続で当てられてThe END。なら使わずしていつ使うんだッての!

 

「フラッシュ、マジック《ミストバラッジ》!」

(手札2→1)

(リザーブ1→0)

(トラッシュ3→4)

 

「璃恵様、苦戦してますね」

「璃恵が手の内を晒しすぎたのもあるでしょうが、令毀の恐竜が場を支配しているのが大きいわね」

 

「ガンディノスを指定! このターン中ワタシにダメージは与えられない! だからライフ!」

「クヒヒ、悪あガきだナァ…♪」

 

 本当は《絶甲氷盾》なり《シャットアウト》なり手札にあッたら万々歳だッたんだけど、無い物ねだりしたッてしョうがない!

 

「二度目!合体アタック! BP5000以下、2匹目のメカオコ・ジョーを破壊!」

[メカオコ・ジョー(2) 破壊]

(リザーブ0→1)

 

「ソして1枚、戦星の効果デ1枚。計2枚ドロー!」

(令毀手札2→4)

 

「次に裏天秤座の効果!」

●破棄されたカード

・《アルティメット・グランウォーデン》(アルティメット)

 

「Uグランウォーデン!?」

「ハッハァッ!ヒットォ!なァンてねェ!」

[凶龍爆神ガンディノス(合体) 疲労→回復]

 

「ライフ!ダメージ無し!」

「こノままデッキアウトを狙うのも手ダな…。クヒヒ♪ 三度目ェ!」

「まだ来るんディスカ!」

「今ノ璃恵のデッキの特性上、白以外の色を入れルとしたらマジック以外有り得なイ。まだ引いテ無い、まタは入れてないダろう“重巡”で白の<機獣>多段召喚がキーッてとコか?」

 

 痛い痛い。その通り、的中してるわコリャ。

 

「クッヒヒヒヒッ! さァ落とセ!」

「………」

 

 ……でも、1つ検討ハズレな部分があるンだなこれが♪

 

「さァカードを宣言しナ!」

 

「………

 

 ……

 

 …ウププ♪」

 

「ッ!?」

 

 

●破棄されたカード

・《聖騎士ペンタン》

 

 

「な…ッ!!?」

 

「ウププププ〜♪ デッキの特性上マジック以外他の色を入れない? ウプヒャハハハッ!!お生憎サマだブゥアァ〜カッ!!」

 

 ウプ、ブフフ!笑いが止まりませんわァ! 見てヨあの令毀の顔!信じられないモノを見たて驚愕に歪む表情! いや〜最ッ高だわァ! ウプヒャハッハッハァッ!!

 

「まったく、璃恵も令毀も性格が歪んでるわ。何をどうやったらああなるのかしら」

「はい。御当主様に良く似ていらっしゃいます」

「…どういう意味かしら?」

「言葉の通りです」

 

「馬鹿ナ……。まさか、悠姫や今の環境に合わせてそれを?」

「せいかーい♪ Wトリガーが増えたから劇的に活躍の場が増えた訳よ。ならピンで入れてても邪魔にはならんのヨ♪」

「リーディング・オリックスでめくれる可能性もあるッてのに…」

「そこは“運”サ♪ 引いたらそこまで。引かなかッた祈る。それだけ」

「…………」

 

 バトルスピリッツにおいてピン挿しは、1枚制限を除いて余りにも危険な賭けだ。“サーチカード”…デッキを見て指定されたカードを手札に、または場に出せるカードは無い。

それで万が一ピン挿ししているのがデッキの一番下に埋まッてしまったら

 

“掘り返す(オープン系などで上のカードを下に送り、下にあるカードを押し上げる)”

または

“掘り出す(デッキ破棄、大量ドローなどでデッキを削り、下にある目的のカードを目差す)”

 

 くらいしか方法は無い。一番確実なのは3枚積むことだ。

しかしながら、こういう聖騎士ペンタンのように超重量コストでノーコスト召喚条件が限られているカードを3枚入れるのは相当勇気がいる。デッキが黄色か専用デッキじャなければ余程思い入れがあるのか。

 

「この賭けはワタシの大勝利♪ 欲張ッた令毀の歴史的大敗北だヨ!」

 

 ………ん? 何で皆若干困ッた顔してんの?

 

 

「……洒落でしょうか」

「本人が気付いてないから本気なんでしょ」

 

 

 ??? 令毀は片手を顔に当てて苦虫噛み潰したような苦〜い

表情しながらぶつぶつ言い出したし、長月も睦月もメイド達もどうしたらいいかわかんない顔してる。…なんかしたワタシ?

 

 

「……璃恵は」

「ん?」

「璃恵は、そんなことして楽しめるの?」

「勿論♪」

「即答…」

 

「当ッたり前ヨ!

 だッて“面白い”じャん。

ガチガチにして有無を言わさず圧勝するのも楽しいけど、ピンで入れてたカードで大逆転!なんて面白くならない訳ないじャん♪」

 

「面白い…」

 

「ま、自己流だけどネ〜。令毀も楽しんでる?」

 

「相手にしてみたらそんなの、腹立たしいくらいだよ…」

 

「そうだよネ〜。そこでお互いが満足できるバトル展開ができるようになれば一流のカードバトラーさ♪」

 

「………よく、解らない」

 

 仕方ないネ。考え方やり方は人それぞれ十人十色。押し付けは良くない。

 

「璃恵は、何でそんな強いのさ」

「強くないサ」

「………」

「どちらかと言えば、“変われた”ッてやつかな」

「変われた…?」

 

「そう。悠姫に逢えたのと…“令毀ッていう妹ができたから”かな」

 

「ッ…!!

 ………はァァ…」

 

 令毀が今まで被っていたフードを外し、俯いていた顔を上げると、今まで暗く妖しい目の光り方をしてたけど表情も目も明るくなッた。

 

「ッ! 良いネェ、良い瞳してるヨ令毀ィ♪」

 

「憑き物が落ちたような、仕方ないという表情ですね。…良い笑顔です」

「…やはり、私の娘達ね」

 

 

「ッたく〜、ホントに腹立つヤツだよなァ…」

「ウププ〜♪ これでも令毀のお姉ちャんですからネ〜♪」

「何がお姉ちャんだ。同い年じャん!」

「あァン? じャどちらが姉かケリ着けッか?あァン?」

「あァン?やるか?あァン?」

 

 良いネェ良いネェ!盛り上がッてきたよおッ!!

 

「ふふっ。璃恵お嬢、令毀お嬢。打ち解け終わったのならバトルを続行してくれ。ギャラリーが待ってるぞ」

 

「「応さ!」」

 

 

「Uトリガー、またはデッキ破棄効果で落とされた《聖騎士ペンタン》はノーコスト召喚できる! 更にこのターン中、もうデッキ破壊は効かない!

 出てこい!《聖騎士ペンタン》、レベル3!」

(リザーブ1→0)

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア4→2 レベル5→4]

[聖騎士ペンタン コア3 レベル3 BP20000]

 

「更に今はアタックステップ中、しかもワタシの場にアルティメットの鋼極天がいる。そのため聖騎士ペンタンのBPにプラス1万!」

[聖騎士ペンタン BP20000+10000=30000]

 

「聖騎士ペンタンのご登場!さァ詩えメイド達!」

 

「「「でってこい♪でてこ〜い♪ランラランララン♪ でってきた♪でってきたランラランララン♪ ランラランララ〜ン♪」」」

 

「ん〜♪ やッぱ“アレ”を知ッてるとこれがシックリくるよネェ♪」

「…それ“紫蓮の人”のパクリでしょ」

「失敬な令毀。Respect! そう言ッてほしいナァ」

 

黄 スピリット

聖騎士(パラディン)ペンタン》

コスト12 軽減黄6 <歌鳥・漂精>

<1> Lv1 BP12000

<2> Lv2 BP15000

<3> Lv3 BP20000

シンボル:黄黄

このスピリットカードは、相手のUトリガー/「デッキ破棄効果」によって自分のデッキからトラッシュに置かれたとき、コストを支払わずに召喚できる。

さらに、このターンの間、自分のデッキは破棄されない。

Lv1・Lv2・Lv3

相手の効果で自分のデッキは破棄されない。

Lv2・Lv3『お互いのアタックステップ』

自分のアルティメットがいる間、このスピリットをBP+10000する。

 

「ガンディノスは聖騎士が迎え撃つ!」

 

Brave Attack!!

凶龍爆神ガンディノス+天秤星鎧ブレイヴリブラ

BP10000+5000=15000 →win!!

  vs

Defense!!

聖騎士ペンタン

BP20000+10000=30000 →Lose...

 

「凶暴なモンスターを討つのは聖なる騎士(ナイト)のお役目ッてネ!」

「ガンディノスが沈む…。裏天秤座はその場に残す!」

[凶龍爆神ガンディノス 破壊]

[天秤星鎧ブレイヴリブラ 残留 コア3 レベル1]

 

「まだ攻める?」

「モチ。ツインネックハイドラでアタック! Uエルギニアスに1コア追加!」

[アルティメット・エルギニアス コア1→2]

 

「ライフで受けたげる!」

(璃恵ライフ4→3)

(リザーブ0→1)

 

「璃恵お嬢様が返した!」

「すっごーい!璃恵お嬢様素敵過ぎますぅ!」

「 一 転 攻 勢 」

 

「ほう…。あの状況を打破しましたね」

「クッフッフ…。さすが、あなたの言った事が正しかったわね満月」

「恐縮です」

「しかしまだ流れは令毀にあるよう。…さて、璃恵はこれをどうするのか楽しみね」

 

「ターンエンド!」

 

<璃恵・第八ターン>

「白銀の第八ターン!スタートステップ!」

(リザーブ1→2)

●ジグザール鋼鉄草原効果

・《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》(ブレイヴ)

(手札1→2)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「メインステップ!」

 

 意気込んだのは良いけど手札アドが完全に差を付けられてる。しかもアルティメットを出せても4枚ドローのうちカウンターを握られててもおかしくないし。

ペンタンで押し切るのも手かナ? コスト12でアルティメットがいればBP3万とスペック抜群。…でも令毀の手札にアレがあッたら、話は変わる。

 

「裏黄道十二宮、神水の魂が一つ!

 《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》!

 聖騎士の鎧となれ! 直接合体!」

(手札2→1)

(リザーブ6→2)

(トラッシュ0→4)

宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

  ↓ 直接合体

聖騎士ペンタン(合体)

[コスト:12+5=17]

[BP:20000700027000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:黄黄+白=黄黄白]

 

「鋼極天をレベル5にして、アタックステップ!」

(リザーブ2→0)

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア2→4 レベル4→5]

[聖騎士ペンタン(合体) BP27000+10000=37000]

 

「聖騎士ペンタン、合体アタック!」

「フラッシュ!」

「ッ!?」

「それを出されて見逃すボクじャない! マジック《ブレイヴクリメイション》!」

(令毀手札4→3)

[天秤星鎧ブレイヴリブラ コア3→1]

[ツインネックハイドラ コア2→1 レベル2→1]

[アルティメット・エルギニアス コア2→1]

(トラッシュ5→9)

 

「握ッてたか…!」

「合体スピリットになッてくれた聖騎士ペンタンを破壊!」

[聖騎士ペンタン 破壊]

 

「裏水瓶座を残したかッたらボクに2枚ドローさせるのが条件だヨ璃恵ェ…♪」

「小憎らしい…! 裏水瓶座は残す!」

「なら2枚ドローだ!」

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス 残留 コア3 レベル1 BP5000]

(令毀手札3→5)

 

「更に戦星の効果! これはマジックで破壊してもドローできる!」

「知ッとるわ!」

(手札5→6)

 

 合体させたのはマズかッたかなァ…。

 

「裏水瓶座のアタックはライフで受けてヤるヨ!」

(令毀ライフ4→3)

(リザーブ0→1)

 

「…ターンエンド」

 

<令毀・第九ターン>

「禍黒の第九ターン、スタートステップ!」

(リザーブ1→2)

(手札6→7)

(トラッシュ9→0)

(リザーブ2→11)

 

「メイン! …クヒヒ♪ マジック《ストロングドロー》!」

「にャにィ!?」

(手札7→6)

(リザーブ11→10)

(トラッシュ0→1)

 

 ここでソレッてことは…。

 

「3枚ドロー!」

(手札6→9)

 

「クヒヒヒヒッ!後2枚破棄! 破棄するのは

《獣竜アルドゥーム》、《鳥竜エルドゥーム》!この2枚ッ!」

(手札9→7)

 

「「キターッ!」」

「令毀お嬢様の十八番、邪龍コンボ!」

 

「コレが来たらもう理解(わか)るヨナァ?」

「………」

「先に《ホワイトホール・ドラゴン》を召喚させてもらう!」

(手札7→6)

(リザーブ10→7)

(トラッシュ1→2)

[ホワイトホール・ドラゴン コア2 レベル2 BP5000]

 

「バーストセット。ツインネックハイドラ、海域、Uエルギニアスを最大レベルにして…」

(手札6→5)

{バースト:無し→セット}

(リザーブ7→1)

[ツインネックハイドラ コア1→4 レベル1→3 BP1000→3000]

[海魔巣食う海域 コア0→1 レベル1→2]

[アルティメット・エルギニアス コア1→3 レベル3→4 BP5000→7000]

 

「ターンエンド。…案外あのバッファローが邪魔だね」

「でしョう?♪」

 

 危ッぶなァ…。手札に無かッたのか? あの邪龍を召喚されてたら確実に終わッてたわ…。

 

<璃恵・第十ターン>

「白銀の第十ターン、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

●ジグザール鋼鉄草原効果

・《重巡機ピーコックルーザー》

 

「ッ!?」

「ワオ入ッてた。…いつ入れたんだッけ?」

「知るかバカ!」

「とにかくコアブースト!」

(リザーブ1→2)

(手札1→2)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「メインステップ。ようやくお出まし!

 《機獣要塞ナウマンガルド》!

 レベル1で発進ッ!

(手札2→1)

(リザーブ6→0)

(トラッシュ0→6)

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス コア3→2]

[機獣要塞ナウマンガルド コア1 レベル1 BP7000]

 

「更にナウマンガルドに裏水瓶座を合体させて、鋼極天からコア1つを移してレベル2へ!」

宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

  ↓ 合体

機獣要塞ナウマンガルド(合体)

[コスト:8+5=13]

[BP:7000+7000=14000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:白白+白=白白白]

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス コア2 譲渡]

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア4→3 レベル5→4]

[機獣要塞ナウマンガルド(合体) コア1→4 レベル1→2 BP7000→12000+7000=19000]

 

「アタックステップに入るけど即終了! ナウマンガルドのレベル2効果発揮! ワタシのアタックステップ終了後、ドロー、リフレッシュ、メインのどれか1つをもう1回行う!

 …ワタシはドローステップを選ばせてもらうヨ。エクストラドローステップ! 同時に鋼鉄草原の効果発揮!」

●ジグザール鋼鉄草原効果

・《シャットアウト》

 

「チッ、ホントムカつく悪運だヨ…!」

「ラッキーラッキー♪ コアブーストは出来なかったけど《シャットアウト》は手札に!」

(璃恵手札1→2)

 

「改めてターンエンド! さァいつでも喚ンでみろッてンだ!」

 

<令毀・第十一ターン>

「…一気に攻め辛くなッた。禍黒の第十一ターン、スタートステップ!」

(リザーブ1→2)

(手札5→6)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ2→4)

 

「メインステップ。…ならお望み通り喚び出してやる!」

「ッ!」

 

「数多の光喰らう、終滅の闇!

 《邪神龍ドゥーム・ドラゴン》!

 レベル5、降臨ッ!!」

(手札6→5)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→3)

[ツインネックハイドラ コア4→2 レベル3→2]

[ホワイトホール・ドラゴン コア2→1]

[邪神龍ドゥーム・ドラゴン コア4 レベル4 BP23000]

 

「「令毀お嬢様の切り札キターッ!!」」

「「邪神龍!降臨!」」

 

 遂に来た邪神龍! でも受け止める準備はギリ間に合ッた。後は何とかするのみ!

 

「召喚時効果! トラッシュにあるアルドゥーム、エルドゥームを復活! それぞれレベル2!」

[ツインネックハイドラ コア2→0 消滅]

[アルティメット・エルギニアス コア3→1 レベル4→3]

[天秤星鎧ブレイヴリブラ コア1→0 消滅]

[獣竜アルドゥーム コア3 レベル2 BP5000]

[鳥竜エルドゥーム コア2 レベル2 BP4000]

 

「アタックステップ、場に邪神龍がいるから鳥竜エルドゥームのBPプラス10000!」

[鳥竜エルドゥーム BP4000+10000=14000]

 

「獣竜アルドゥームの効果にヨり、邪神龍に赤シンボル1つ追加!」

[邪神龍ドゥーム・ドラゴン シンボル極+赤=極赤]

 

「………」

「……♪」

 

 どう考えてもワタシは残り1点で耐えられる仕組みになッてるんだなコレが。

令毀がブレイヴクリメイションをもう1枚握ッててもナウマンガルドの効果が発揮されて、手札のピーコックルーザーも発動する。 アタックに対してワタシが気に入らなければシャットアウトで強制終了させられる。邪神龍のトリガーは防ぐ意味は無いンだヨネェ♪

 

「この状況で令毀様に攻撃を躊躇わせる。流石璃恵様」

「手札の情報が余計躊躇わせ、場の巨象の存在も無視できない。警戒して動かなければ璃恵に流れがズルズルと傾いて行ってしまう。

…クッフッフ、意地を見せますね璃恵♪」

 

「……ドゥーム・ドラゴン、アタック! エルドゥームの効果、邪神龍がアタックしたとき、1枚ドロー!」

(手札5→6)

 

 邪神龍で攻めてきたか! コイツにカウンターは使わない!

 

「重巡機の可能性を少しでも潰す! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「そうか、そういうのもアリか…。ーーコスト5、スピリット《ネガ・テュポーン》!? やッちまッたー!?」

「ッシャ!ヒット!」

「ガッデェーッム!」

 

 さすがにこれは予想外。欲しかッたヤツの1枚だッたのにィ!

 

「ここで流してたら状況が悪くなッてたかもネェ」

「それはどうかなァ?」

「ヒット時効果! アルドゥーム、エルドゥームのBPをプラス15000!」

[獣竜アルドゥーム BP5000+15000=20000]

[鳥竜エルドゥーム BP14000+15000=29000]

 

「邪龍の進撃を食い止めろナウマンガルド!」

「蹴散らせ、ドゥーム・ドラゴン!」

 

Attack!!

邪神龍ドゥーム・ドラゴン

BP23000 →win!!

  VS

Defense!!

機獣要塞ナウマンガルド+宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

BP12000+7000=19000 →Lose...

 

「破壊されたことによりナウマンガルドの効果発揮! 3枚ドローと3コアブースト!裏水瓶座は残す!」

「こッちも戦星の効果で1枚ドローさせてもらう!」

(璃恵手札2→5)

(リザーブ0→3)

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス 残留 コア4 レベル1]

(令毀手札6→7)

 

「そして、鋼極天ゴールデン・バッファローの【Uハンド:白】発揮!

 ワタシのスピリットが相手によッて破壊されたとき、手札の《重巡機ピーコックルーザー》のバースト発動!」

 

白 アルティメット

鋼極天(こうきょくてん)ゴールデン・バッファロー》

コスト6 軽減白3極1 <次代・機獣>

【召喚条件:コスト1以上の自分のスピリット1体以上】

<1> Lv3 BP8000

<2> Lv4 BP12000

<4> Lv5 BP17000

シンボル:極

【Uハンド:白】Lv3・Lv4・Lv5

自分の手札にある白のカードがバースト条件を満たしたとき、そのバーストを手札から発動できる。

Lv4・Lv5『このアルティメットのブロック時』

相手のスピリット1体を手札に戻す。

 

「ピーコックルーザー、バースト効果!

デッキトップ3枚オープン!」

「嫌な予感しかしない!」

「ここぞッてときのワタシの運をナメンなッ!!」

●オープンされたカード

・《究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー》

・《機甲剣聖ミノタウロス》

・《黒皇機獣ダークネス・グリフォン》

 

「うぎャあァあァァーーー!?!?」

「ウプヒャハッハッハァーーッ!!

最ッ高、最ッッ高の引きだァァッ!!

 オープンしたカードが系統:<機獣>を持つスピリット、またはアルティメットならノーコスト召喚!」

 

「これは…」

「クフアッハッハッハッハ!! 今度は令毀が焦る番か!」

 

「ミノタウロスはレベル1、Uレイ・ザウラーはレベル4、黒皇機獣はレベル3で発艦!」

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス コア4→1]

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア3→2 レベル4→3]

[機甲剣聖ミノタウロス コア1 レベル1 BP3000]

[黒皇機獣ダークネス・グリフォン コア4 レベル3 BP14000]

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア2 レベル4 BP15000]

 

「バースト効果発揮後、《重巡機ピーコックルーザー》!レベル1で発進!」

(手札5→4)

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス コア1→0 消滅]

[重巡機ピーコックルーザー コア1 レベル1 BP6000]

 

白 スピリット

重巡(じゅうじゅん)機ピーコックルーザー》

コスト7 軽減白3極1 <機獣>

<1> Lv1 BP6000

<2> Lv2 BP10000

シンボル:白

【バースト:相手による自分のスピリット/アルティメット破壊後】

自分のデッキを上から3枚オープンできる。

その中の系統:<機獣>を持つスピリットカード/アルティメットカードすべてを召喚できる。

召喚しない、または、残ったカードは破棄する。

この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。

Lv2『自分のアタックステップ』

系統:<機獣>を持つ自分のアルティメットは、相手のアルティメットにブロックされたとき回復する。

 

「さァ機甲剣聖ミノタウロスの召喚時効果発揮! 手札の<剣刃>ブレイヴ、《紫電の霊剣ライトニング・シオン》を【抜刀】!」

「なッ…!?」

(手札4→3)

[重巡機ピーコックルーザー コア1→0 消滅]

[紫電の霊剣ライトニング・シオン コア1 レベル1 BP5000]

 

「光紫剣の召喚時効果! ホワイトホール・ドラゴンのコア1つをリザーブへシュート!」

「クソが…ッ!」

「バウンスに強くてもコアシュートにャ滅法弱〜いンだよネェ♪」

[ホワイトホール・ドラゴン コア1→0 消滅]

(令毀リザーブ0→1)

 

「そいで1枚ドロー♪」

(手札3→4)

 

「はい効果発揮終了〜。さてアタックステップはどうしますかナ〜?」

「…終了だ終了!」

 

<璃恵・第十二ターン>

「逆襲のお時間だ!白銀の第十二ターン、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

●ジグザール鋼鉄草原効果

・《白夜の宝剣ミッドナイト・サン》(ブレイヴ)

(手札4→5)

(トラッシュ6→0)

(リザーブ1→7)

 

「覚悟はいいかい令毀!

《白夜の宝剣ミッドナイト・サン》を黒皇機獣ダークネス・グリフォンへ直接合体!」

(手札5→4)

(リザーブ7→5)

(トラッシュ0→2)

白夜の宝剣ミッドナイト・サン

  ↓ 直接合体

黒皇機獣ダークネス・グリフォン(合体)

[コスト:8+6=14]

[BP:14000+5000=19000]

[合体時効果:追加、発揮可能]

[シンボル:白+白=白白]

 

「それまで引いたとか…、どッちが悪魔なンだヨ!」

「他の色がいなければ…何だッて?令毀ィ?♪」

「ウゼェ!クソウゼェー!!」

「はいはい次にUレイ・ザウラーをレベル5へ!」

(リザーブ5→3)

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア2→4 レベル4→5 BP15000→20000]

 

「更に光紫剣をミノタウロスに合体させて、リザーブのコアも追加してレベル2に。鋼極天をレベル5へ!」

紫電の霊剣ライトニング・シオン

  ↓ 合体

機甲剣聖ミノタウロス(合体)

[コスト:6+6=12]

[BP:3000+5000=8000]

[合体時効果:追加、発揮可能]

[シンボル:白+紫=白紫]

(リザーブ3→0)

[機甲剣聖ミノタウロス(合体) コア1→3 レベル1→2 BP3000→6000+5000=11000]

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア2→4 レベル4→5]

 

「アタックステップ!」

「くッ…!」

「黒皇機獣、剣刃合体アタック!

合体バトル時効果で黒皇機獣は回復! 更に【連鎖:紫】! エルドゥームのコア2つをトラッシュへシュート!」

[黒皇機獣ダークネス・グリフォン(合体) 疲労→回復]

[鳥竜エルドゥーム コア2→0 消滅]

(令毀リザーブ1→3)

 

「どうする令毀? ブレイヴ割るなり何なり出来るッしョ?」

「舐めるナ!フラッシュ、マジック《アルティメットフレイム》!」

(令毀手札7→6)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ3→5)

 

「合体スピリットは全部消し飛べ!!」

「あららまた全滅…」

[黒皇機獣ダークネス・グリフォン 破壊]

[機甲剣聖ミノタウロス 破壊]

[白夜の宝剣ミッドナイト・サン 残留 コア4 レベル1 BP5000]

[紫電の霊剣ライトニング・シオン コア5 レベル1 BP5000]

 

「更にボクのバーストがセットされているなら追加でシンボル1つの闇白剣を破壊する!砕けろ!」

[白夜の宝剣ミッドナイト・サン 破壊]

(璃恵リザーブ0→4)

 

赤 マジック

《アルティメットフレイム》

コスト6 軽減赤2極4

フラッシュ:

合体スピリットすべてを破壊する。

自分のバーストをセットしているとき、さらに、シンボル1つの相手のスピリット1体を破壊する。

 

「そして戦星の効果で3枚ドローさせてもらう!」

(令毀手札6→9)

 

「………令毀ィ♪」

「あン?」

 

「今ァ、ワタシのスピリットを破壊したなァ…?」

「ッ!?」

「鋼極天の【Uハンド:白】発揮!

 手札から現れるのは、神々を幻惑せし蠱惑なる神!!」

「……まさかッ!?」

 

「世界嘲笑うは《魔星機神ロキ》!

 己が愉悦の為、総てを惑わせ!!」

 

「ロキ、ですか」

「北欧神話でオーディン率いる神族を裏切り天界に刃向かった神族ね。その力は主神オーディンに並び立つまで言われてるとか」

「片や裏切りの神、片や終滅の邪神龍。…随分と禍々しい姉妹ですね」

「クッフッフ…。さしずめ光の勇者は悠姫ちゃんってところかしら。……名前的にどちらが姫を奪うか争ってる感じかしら♪」

 

「ロキのバースト効果。

ワタシのライフは3のため、合計コスト8までスピリット、アルティメットをデッキボトムにバウンスできる!」

「冗談キツい…!」

「邪神龍にはご退場願おうか!」

[邪神龍ドゥーム・ドラゴン デッキボトムへ]

(令毀リザーブ1→5)

 

「そして効果発揮後、レベル3で降臨!!」

(手札4→3)

(リザーブ4→0)

[紫電の霊剣ライトニング・シオン コア3→2]

[魔星機神ロキ コア5 レベル3 BP14000]

 

白 スピリット

《魔星機神ロキ》

コスト7 軽減白3 <星将・武装>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP10000

<5> Lv3 BP14000

シンボル:白白

【バースト:相手による自分のスピリット破壊後】

自分のライフが3以下のとき、コスト合計8まで相手のスピリット/アルティメットを好きな順番でデッキの下に戻す。

この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。

Lv2・Lv3【超装甲:可変】

このスピリットは、このスピリットの色の相手のスピリット/アルティメット/ネクサス/マジックの効果を受けない。

 

「さてさて、何処まで耐えられる?

 次にUレイ・ザウラー、アタック! アルティメットトリガー、ロック・オン!」

「「「 バッキュ〜ン♪ 」」」

「相変わらずメイドを上手く使う…。コスト4の《獣竜アルドゥーム》だヨ!」

「は〜いヒットー! スピリットからブロックされないヨ〜♪」

 

白 アルティメット

《究極元帥(げんすい)アルティメット・レイ・ザウラー》

コスト7 軽減白3極1 <新生・機獣>

【召喚条件:自分の白スピリット1体以上】

<1> Lv3 BP10000

<2> Lv4 BP15000

<4> Lv5 BP20000

シンボル:極

Lv3・Lv4・Lv5『相手のアタックステップ開始時』

相手のスピリット1体を指定できる。

このターンの間、指定されたスピリットはアタックできない。

【Uトリガー】Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、このアルティメットは相手のスピリットからブロックされない。

【クリティカルヒット】:ヒットしたカードがコスト3以下なら、さらに、このアルティメットに究極シンボル1つを追加する。

 

「……Uエルギニアスでブロック!」

「おう、噛み砕け!」

[アルティメット・エルギニアス 破壊]

(令毀リザーブ5→6)

 

「………」

 

 バーストを発動しない、か…。ロキを受け止める気かい? まァこッちもロキを通さないことには勝ちが見えなくなりそうだからネェ。

 

「ロキ、アタック!」

「ライフ!」

(令毀ライフ3→1)

(リザーブ6→8)

 

「ライフ減少でバースト、《ドリームボム》!」

{令毀バースト:セット→発動}

 

「回復できるスピリットはいない。だけどボクのライフが2以下だからトラッシュからコア1つをライフに置く!」

(トラッシュ5→4)

(令毀ライフ1→2)

 

「追加コストを支払ッて、アルティメット1体、鋼極天を手札へ!」

「Oh、ヤッてくれンじャン!」

(リザーブ8→3)

(トラッシュ4→9)

[鋼極天ゴールデン・バッファロー 手札へ]

(璃恵リザーブ0→4)

(手札3→4)

 

「これで…」

「光紫剣アタック!」

「ッ…はァ!?」

「フラッシュが無いならこッち使うけど良いの?」

「な、無いけど…」

「ならフラッシュ!マジック《ドリームネビュラ》!」

「なッ!?」

「獣竜アルドゥームを手札へバウンス!」

(璃恵手札4→3)

(リザーブ4→2)

(トラッシュ2→4)

[獣竜アルドゥーム 手札へ]

(令毀リザーブ3→6)

 

 後は……勝つも負けるも運任せッ!

 

「続けてマジック!《パーフェクトリペアー》!」

(手札3→2)

(リザーブ2→9)

(トラッシュ4→6)

 

「ロキを回復! このターン中、ロキはスピリットの効果を受け付けない!」

[魔星機神ロキ 疲労→回復]

 

「光紫剣のアタックは!」

「……ライフだ!」

(令毀ライフ2→1)

(リザーブ6→7)

 

「ロキ、ラストアタック!!」

 

 

「………いつ気付いた」

 

「………」

 

「手札に防御札が無いのに」

 

「ん? そんなん解らないヨ」

 

「クヒッ…。あッそ」

 

「どちらにしろ、ここで決めなきャ令毀が次に引くのは…。ネ♪」

 

「クヒッ。……敵わないなァ。

 …ライフで受けてやるヨ!!」

 

 

(令毀ライフ1→0)

 

 

 

〔winner!! 白鐘 璃恵〕

 

 

 

 

 

 

 

「長月ィ」

「うむ。令毀お嬢、失礼するぞ」

 

 長月が令毀に断りを入れてデッキトップをめくる。……うン、ホント防御を握ッてなくて心底安心した。

 

「……《邪神龍ドゥーム・ドラゴン》」

「ウププ…♪」

「ッたく、ホント腹立つ“姉”だヨ…」




璃恵vs令毀(レキ)戦でした。
一応これで姉妹喧嘩は決着…なのかな?(他人事)




以下どうでもいい設定。無視するのがオススメ
1、璃恵と令毀は従姉妹で同い年。
2、昔、璃恵の母・瑠璃が令毀を親元から引き取ってきた。
3、令毀があんなだったのは璃恵に相手にされずふてくされたから。
4、元苗字は深黒(みくろ)
5、深黒は白鐘の分家のようなもの。
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