バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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試合が進むたびに書くのがキツくキツくなっていきます。
遅くなりました。第三試合目です。


『称号戦』第三試合

 

 第二戦目にしてこのキツさ。

最初から楽に勝てるなんて思って無いが、二戦目でこれでは精神が擦り減るスピードがマッハだ。

…あいつにたどり着くまで後どれだけ勝てばいいんだか。

 

「あ、あの…。気をつけて、くださいね。こんな事しか、言えなくて、すみません…」

「大丈夫。それだけで心強いよ」

 

 心配してくれる雫の頭を撫でてやる。

まだ二試合目だし、何かアドバイスをくれって言えるものでもない。

そして撫でるのを終え、照れる雫を送り出す。…これ雫を負かした事を祥子や朱莉が知ったらどうなることやら。

 

「雫!」

「っ! 祥子ちゃん…」

 

 そう思った矢先、件の祥子が雫に走り寄って来た。…ああ、これまた思い切り睨まれるパターンだよ。

 

「…誰に負けたの?」

「え? あ、えっと…」

 

 申し訳なさそうにこちらを見る雫に、追って目の仇を討たんとばかりの視線をこちらに向ける祥子。…心臓に悪い。

 

「まさか、悠姫先輩に!?」

「う、うん…」

「……そう」

 

 するとそれを知った祥子が何やら複雑な表情をした。色々な感情がまぜこぜになった、そんな感じ。

 

「進出、おめでとうございます」

「お、おう…」

「でも、雫を倒した分はキッチリしてもらいますからね」

 

 下級生に睨まれて縮こまる私って…。

いやいや怯んではいられない。睨まれたからとはいえ、びくびくして凡ミスしてしまっては取り返しがつかなくなる。ここは一発強気に……。

 

「私だってま「うわぁーん!!雫〜!祥子〜!」

「きゃ! あ、朱莉!?」

「ど、どうしたの…?」

 

 突然涙目で二人に突っ込んで抱き着いて来たのは朱莉。…おい私の行き場のないこの台詞をどうしてくれる。

 

「負けたッス〜!」

「はぁ!? 誰に!?」

「佐々森センパイにッスよ〜…」

「諦めなさい」

「祥子バッサリッス〜!」

 

 話を聞いてみれば、どうやら朱莉は佐々森先輩と当たり負けたようで。…惜しいが朱莉と当たることはこれでなくなってしまったか。

 

「赤緑は【地竜】型の完全上位版なのはあなたも解ってたでしょうに」

「コアブ速度もドロー速度も展開速度も上回られちゃ焼く前にこっちが焼け野原ッスよ! 悠姫センパイ、仇取ってほしいッス!」

「いや正直当たりたくないんだが…」

 

 これは本当。あのデッキタイプにワンチャン差し込める隙があるのなら私が教えてほしいくらいだ。

私が見た限りだと、“ライフ”くらいしか見当たらない。しかしながらあの速度を越えられる展開力が無い。…行き着くところはアルティメット頼りか。

 

「朱莉ちゃん。げ、元気出して…?」

「うぅ…、雫ぅ…」

「ほらメソメソしてない!他の人の邪魔になるから、行くわよ!」

「う〜い。…センパイ、祥子。後は任せたッス」

「任された」

「はいはい。…じゃあ悠姫先輩、私は二人を送ってきます」

「あいよ。またな雫、朱莉」

 

 軽く手を上げ、三人を見送る。

任されたとはいえ、佐々森先輩とは全力で当たりたくない。悪い考えだが、璃恵か祐依辺りと当たってくれると有り難かったり。

 

 

『さぁ今第二回戦最後のバトルが終わったようだ。

これで大分人数が減ったようにも見えるな』

『半分の半分くらいかな? …これもし何かあって人足りなくなったら私も飛び入りで出てもいい?』

『いやいやダぁメだよ! マジカルが出て、もし最後まで残っちゃったらオレ様もジャスティスもギャラクシーもさすがにフォローできないから!』

『えぇ〜ケチ〜』

 

 会場からドッと笑いが起きる。…付近の人の表情をチラ見すると、笑ってはいるが「マジカルが参戦とか冗談じゃない」みたいな若干焦りが混じって見て取れる人と、「マジカルとバトル出来たらいいなぁ」みたいな期待している感じの表情をしてる人もいる。

この両極端な感じは何なんだろうか。

 

『魅せ重視のバトルだというのにガチデッキで来たマジカルはとにかく、三回戦目の抽選を始めるぞ!』

『ジャスティスあの時のことまだ根に持ってるんだ…』

『未だに《星空の冠》を見ると思い出してしまうんだ…』

 

 …一体何があったんだ? 周囲はかなり笑ってるが、その当時の事情を知らない私としては何が何だか解らない。

 

『とにかくスイッチオォーン!』

 

 ジャスティスが何かを吹っ切るようにシャッフルボタンを押した。…こう見ると二戦でかなり減ったな。そうなれば身内と当たる確率もグンと上がる。

 

『ストォーップ!』

『はーい、この三回戦目が終わったら一旦休憩になりまーす。さすがにぶっ続けはキツいもんね』

『三回戦目が終わったら詳しく説明するから、バトルが終わったら勝った方はすぐには動かず、その場で待っていてくれよ?』

 

 へぇ。休憩挟んでくれるのか。

一応スパルタ特訓のおかげか、連戦には慣れてる。悲しいことにな…。

 

『さぁ皆、決定した席に移動お願いしまーす』

 

 と、移動の合図が掛かったから私も番号を見つけて移動せねば。

 

「ん〜っと……あった」

 

 発見した私の番号は右下の真ん中より下辺り。

相手方の番号が点灯してないってことは、相手さんも着いてないってこと。ならささっと行かないとな。

 

「……先輩」

「…? 祥子、どうした?」

「………」

「…っ!?」

 

 祥子が見せてきたIDカードの番号。

…それには、私が対戦する相手方の番号が書かれていた。

 

「よろしく、お願いします」

「…ああ」

 

 

   第三試合

  VS 有栖川 祥子

 

 

「あの時とは速さが違います。お覚悟をば」

「勿論。私だってあの時とは違う」

「では…。行きます!」

 

 

<悠姫・先行第一ターン>

「先行は私だな。スタートステップ」

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

 さて…。祥子は黄色の<想獣>を扱うが、“速さが違う”と言う。一回戦で当たった榛堂さんが使った《砲天使カノン》を使う可能性がある。

しかしそれより、祥子がアルティメットを使うかどうか分からない。

あのベヒモスで意地でもアルティメットを踏み越えてくるか…?

 

 

「メインステップ。ネクサス、《ガイナロック大渓谷》を配置」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

「バーストをセットしてターンエンド」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

<祥子・後攻第二ターン>

「良い出だしですね。スタートステップ」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

「メインステップ。一角兎の神獣、《アルミラージ》を召喚。レベル1です」

(手札5→4)

(リザーブ5→0)

(トラッシュ0→4)

[レイキ コア1 レベル1 BP3000]

 

「バーストをセットし、アタックステップ!」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「アルミラージでアタック!」

「何も無い。ライフだ」

(悠姫ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「アルミラージ、レベル1からの【聖命】発揮! ボイドからコア1つをライフへ!」

(祥子ライフ5→6)

 

黄 スピリット

《アルミラージ》

コスト4 軽減黄2 <想獣>

<1> Lv1 BP3000

<2> Lv2 BP4000

<3> Lv3 BP6000

シンボル:黄

Lv1・Lv2・Lv3【聖命】『このスピリットのアタック時』

このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

Lv2・Lv3

【聖命】を持つ自分のスピリットすべては、相手の効果で破壊されたとき、疲労状態でフィールドに残る。

 

「ふふん。ターンエンドです」

 

 ちょっと得意げなところが可愛いが、ライフに差が出た。さぁてどう切り崩すかな。

 

<悠姫・第三ターン>

「【聖命】か…。スタートステップ」

(手札3→4)

(リザーブ1→2)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「メインステップ。召喚、《リューマン・ドシャット》と《エクス・ムゲンドラ》レベル2」

(手札4→2)

(リザーブ6→2)

(トラッシュ0→1)

[リューマン・ドシャット コア1 レベル1 BP1000]

[エクス・ムゲンドラ コア2 レベル2 BP3000]

 

「アタックステップに入って、ムゲンでアタック。レベル2からのアタック時効果で1枚ドローだ」

(手札2→3)

 

「勿論ライフで受けますよ」

(祥子ライフ6→5)

(リザーブ0→1)

 

「痛くも痒くもないです」

「そりゃ1つ増えてるしなぁ」

「でも、ライフ減少でバースト発動!」

「っ!」

「仮想空間の扉、《イマジナリーゲート》!」

{祥子バースト:セット→発動}

 

「私の手札にある黄のスピリット1体を、召喚時効果を発揮させずにノーコストで召喚します!」

 

 ノーコスト召喚!? 05になって随分強化されたなぁ。

 

「召喚するのは

 古の花の都川に棲みし水竜!

 《水竜神ガルグイオス》!

 レベル1で、幻の扉より現れいでよ!」

(祥子手札3→2)

(リザーブ1→0)

[水竜神ガルグイオス コア1 レベル1 BP5000]

 

「ベヒモスじゃない…?」

「手札に無かったから仕方ないです」

「…それ言っていいのか?」

 

黄 マジック

《イマジナリーゲート》

コスト4 軽減黄3

セットしているこのカードは、相手によって破棄されたとき、バースト条件を無視して発動できる。

【バースト:自分のライフ減少後】

自分の手札にある黄のスピリットカード1枚を召喚できる。

ただし、『このスピリットの召喚時』効果は発揮されない。

その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

フラッシュ:

このバトルの間、相手のスピリット/アルティメット1体をBP−5000する。

 

 とにかく、厄介のが出てきたのに代わりない。ベヒモスがあれだ。8コストから考えるとして、この水竜は早めに何とかしたいがどうするべきか。

 

「ターンエンドだ」

 

<祥子・第四ターン>

「ふふっ…。バースト頼りだけどこの速さ、黄色が求めたもの! スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札2→3)

(トラッシュ0→4)

 

「メインステップ! 竜宮の姫、六天の黄!《水極天プリンセス・オト》! レベル3で召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→2)

[水極天プリンセス・オト コア1 レベル3 BP5000]

 

「この乙姫も<想獣>なんですよ」

「極天ってことは、この乙姫も【Uハンド】持ちか。だが大渓谷を忘れてはいなよな。祥子がアルティメットを召喚したため2枚ドローさせてもらう!」

「お好きにどうぞ」

(悠姫手札2→4)

 

黄 アルティメット

《水極天プリンセス・オト》

コスト4 軽減黄2極1 <次代・想獣>

【召喚条件:コスト1以上の自分のスピリット1体以上】

<1> Lv3 BP5000

<2> Lv4 BP6000

<3> Lv5 BP10000

シンボル:極

【Uハンド:黄】Lv3・Lv4・Lv5

自分の手札にある黄のカードがバースト条件を満たしたとき、そのバーストを手札から発動できる。

Lv4・Lv5『相手によるこのアルティメットの破壊時』

自分の黄のスピリット1体を疲労させることで、このアルティメットは疲労状態でフィールドに残る。

 

「更にをアルミラージとガルグイオスをレベル2へ!」

(リザーブ2→0)

[アルミラージ コア1→2 レベル1→2 BP3000→4000]

[水竜神ガルグイオス コア1→2 レベル1→2 BP5000→6000]

 

「アタックステップ! ガルグイオス、レベル2からの効果!私の全<想獣>のBPを5000アップ!」

[アルミラージ BP4000+5000=9000]

[水竜神ガルグイオス BP6000+5000=11000]

 

黄 スピリット

《水竜神ガルグイオス》

コスト8 軽減黄3赤3 <想獣・地竜>

<1> Lv1 BP5000

<2> Lv2 BP6000

<3> Lv3 BP10000

シンボル:黄赤

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

系統:<想獣>/<地竜>を持つ自分のスピリットがBPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

系統:<想獣>/<地竜>を持つ自分のスピリットすべてをBP+5000する。

 

「アタックステップ! ガルグイオスでアタック!」

「押せ押せだな…」

「ガルグイオスは黄と赤のダブルシンボル。当たれば痛いですよ」

 

 あの時みたくダブルシンボルの押し付けあいになるのか? しかし状況が悪い。場が整ってないが、ここで守るとなると……

 

「…そのアタックに反応して、バースト発動!」

「っ! アタック時バースト…!」

「マジック《トライアングルバースト》! 手札からコスト4以下のアルティメット、《炎極天リューマン・バースト》をノーコスト召喚!」

{悠姫バースト:セット→発動}

(手札4→3)

(リザーブ2→1)

[炎極天リューマン・バースト コア1 レベル3 BP6000]

 

「っ、しかし、六天の赤が出たところで……」

「アタックはライフだ!」

「っ!?」

(悠姫ライフ4→2)

(リザーブ1→3)

 

「炎極天の【Uハンド:赤】! 蹴り穿て、《リューマン・ゴッドブレイカー》!」

(手札3→2)

 

「っ!? ゴッドブレイカーを抱えていた!?」

「BP10000以下の兎には大人しくしててもらう!」

「くっ…。レベル2からのアルミラージの効果! そちらによって効果破壊された場合、【聖命】を持つスピリット、すなわちアルミラージは疲労状態で残ります!」

[アルミラージ BP9000 効果破壊→疲労状態で残る]

 

「そして、アルティメットであるリューマン・バーストがいるため、1枚ドローしてレベル2で召喚!」

(手札3→4)

(リザーブ3→0)

[リューマン・ゴッドブレイカー コア3 レベル2 BP10000]

 

 これでアルミラージのライフ回復は止めた。

ライフ2つ失ったのは必要経費だと割り切ろう。……1体止めるためだけに?と思うだろうが、こっちはアルティメット1体とスピリット1体、1枚ドローまで出来たとなれば上々過ぎるくらいだ。

 

「流石、肉斬骨断は赤の御家芸ですね…。ターンエンドです」

 

<悠姫・第六ターン>

「チャンスだ! スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札4→5)

(トラッシュ1→0)

(リザーブ1→2)

 

「メインステップ。召喚、《リューマン・ファンタジスタ》!レベル1!

コストはリザーブとゴッドブレイカーから。レベルにはムゲンから受け取る!」

(手札4→3)

(リザーブ2→0)

[リューマン・ゴッドブレイカー コア3→1 レベル2→1]

(トラッシュ0→4)

[エクス・ムゲンドラ コア2→1 レベル2→1]

[リューマン・ファンタジスタ コア1 レベル1 BP5000]

 

「ファンタジスタですか…」

「多シンボルの押し付けあいはあの時と一緒だな」

「ふっ…。こういうのはお嫌いですか?」

「いいや、貫通とかじゃなければ望むところさ。 バーストをセットして、アタックステップ!」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「アタックステップ開始時、ファンタジスタの効果で私のトラッシュにあるコア全てを<竜人>に分け与える。

ゴッドブレイカーに2つ、ファンタジスタに2つ割り振る!」

(トラッシュ4→0)

[リューマン・ゴッドブレイカー コア1→3 レベル1→2 BP6000→10000]

[リューマン・ファンタジスタ コア1→3 レベル1→2 BP5000→7000]

 

「更にファンタジスタがレベル2になったことで、私のアルティメット1体につき、<竜人>スピリット全員にBPプラス5000!」

[リューマン・ドシャット BP1000+5000=6000]

[リューマン・ゴッドブレイカー BP10000+5000=15000]

[リューマン・ファンタジスタ BP7000+5000=12000]

 

「《焔竜魔皇マ・グー》に似てるとはいえ、相変わらず馬鹿げた上昇値ですね!」

「ファンタジスタ、アタック!」

「無論ライフです!」

(祥子ライフ5→3)

(リザーブ0→2)

 

「次、ゴッド……」

 

「そこまでです!」

 

「っ!?」

 

「ライフ減少により、水極天の【Uハンド:黄】を発揮!

 お見せしましょう、私の“アルティメット”を!」

 

 Uハンドで出てくるアルティメット…!?

まさかマリア先輩と同じUセイバーか?

 

「夜天に輝きし黄金の望月!麗しきは天衣無縫なる月の姫君!

 《アルティメット・カグヤ》!

 海の姫君の導きにて、ここに降臨!!」

 

「カグヤ……かぐや姫?!」

「その通り!

まずバースト効果! ボイドからコア1つをライフに置きます!」

(祥子ライフ3→4)

 

「更にこのターン中、先輩の全てのスピリットはアタックすることは許されません!」

「回復しただけじゃなくアタックまで止めるだと…!?」

「月の姫の難題の1つ、とでも言えばいいですかね。最後に召喚!レベル4!」

(手札2→1)

(リザーブ2→0)

[アルティメット・カグヤ コア2 レベル4 BP12000]

 

「くっ…。ターンエンド」

 

<祥子・第七ターン>

「ふふふっ! 月の姫の難題、先輩に突破できますか? スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札1→0)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ1→3)

 

「メインステップ! ……Uカグヤをレベル5に!」

(リザーブ3→0)

[アルティメット・カグヤ コア2→5 レベル4→5 BP12000→20000]

 

「ではアタックステップ!」

[アルミラージ BP4000+5000=9000]

[水竜神ガルグイオス BP6000+5000=11000]

 

「ライフ1つで何処まで堪えられますか? Uカグヤでアタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト5、《紅炎竜ヒノコ》!」

「ヒットです!」

 

 Uヒノコが落ちたか…。だがまだ…!

 

「ヒット時効果! 先輩のレベル2のスピリット全てを手札へ戻してもらいます!」

「何っ!?」

「レベル2なのはゴッドブレイカーとファンタジスタ。2体とも手札へ!」

[リューマン・ゴッドブレイカー 手札へ]

[リューマン・ファンタジスタ 手札へ]

(悠姫リザーブ0→6)

(手札3→5)

 

「くそ…!」

「更にこの効果で1体でもスピリットを戻したのならば、先輩のライフ1つをリザーブへ落とします!」

「っ!?」

(悠姫ライフ2→1)

(リザーブ6→7)

 

黄 アルティメット

《アルティメット・カグヤ》

コスト6 軽減黄3 <新生・想獣>

【召喚条件:自分の黄スピリット/アルティメット1体以上】

<1> Lv3 BP8000

<2> Lv4 BP12000

<5> Lv5 BP20000

シンボル:極

【バースト:自分のライフ減少後】

ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

このターンの間、相手のスピリットすべてはアタックできない。

この効果発揮後、このアルティメットカードを召喚する。

【Uトリガー】Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、Lv2の相手のスピリットすべてを手札に戻す。

この効果でスピリットを手札に戻したら、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

「さぁ、このアタックはどうします! ライフで受けるなどという選択肢はありませんよ!」

「…そいつは、どうかな! ライフ減少でバースト!《救世神撃覇》!」

「っ! 悪あがきを…!」

「悪あがきは私の十八番さ。バースト効果は空撃ちだが、追加コストを支払って、1枚ドローする!」

{悠姫バースト:セット→発動}

(リザーブ7→6)

(トラッシュ0→1)

(手札5→6)

 

 …っ!? ……お前が来たか。

 

「そして炎極天の【Uハンド:赤】! 《リューマン・ゴッドブレイカー》を再びバースト召喚!

 BP10000以下の兎を破壊して、召喚はできる!」

[アルミラージ 破壊→疲労状態で残る]

(手札6→5)

(リザーブ6→1)

[リューマン・ゴッドブレイカー コア3 レベル2 BP10000]

(手札5→6)

 

「アタックはドシャットでブロック! そしてフラッシュタイミングでマジック《絶甲氷盾》を使う!」

(手札6→5)

 

「握っていたなんて…」

「コストはリザーブとドシャットから受け取り、バトルが終わり次第、アタックステップは強制終了だ!」

(リザーブ3→0)

[リューマン・ドシャット コア1→0 消滅]

(トラッシュ1→5)

 

「ターン、エンドです…!」

 

<悠姫・第八ターン>

「スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札5→6)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ1→6)

 

「メインステップ!」

 

 ……と、意気込んだのは良いが状況が最悪だ。いつもの事のように。この返しが失敗に終われば次は無い。

 

「…ならば、ここが賭け所だ…!」

「っ!?」

 

「射手座の裏十二宮!《射手星鎧ブレイヴサジタリアス》!

 ゴッドブレイカーへ直接合体!」

(手札6→5)

(リザーブ6→3)

(トラッシュ0→3)

 

射手星鎧ブレイヴサジタリアス

  ↓ 直接合体

リューマン・ゴッドブレイカー(合体)

[コスト:8+6=13]

[BP:10000+5000=15000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

「アルティメットを殲滅させる気ですか…!」

「まだだ!」

「っ!?」

 

 本当は“アイツへの隠し玉”として入れたんだが、来たって事は…そういう事なんだよな。きっと。

初心者ごときが出し惜しみなんかしてんじゃねぇっていうメッセージなのかも…なんてな。

 

「“獅子座”の裏十二宮!《獅子星鎧レオブレイヴ》!

 ゴッドブレイカーへ、ダブルブレイヴ!!

 足りないコストはムゲンと炎極天から受け取る!」

(手札5→4)

(リザーブ3→0)

[エクス・ムゲンドラ コア1→0 消滅]

[炎極天リューマン・バースト コア1→0 消滅]

(トラッシュ3→8)

 

獅子星鎧レオブレイヴ

  ↓ 直接合体

リューマン・ゴッドブレイカー(双合体)

[コスト:8+6+5=18]

[BP:10000+5000+5000=20000]

[合体時効果:追加]

[シンボル:赤+赤+白=赤赤白]

 

「っ!?っ!? 射手座と獅子座のダブルブレイヴ…!?」

「そうだ! 裏射手座と合体したスピリットは系統:<光導>のブレイヴをもう1つだけ合体することが可能になる!」

 

《射手星鎧ブレイヴサジタリアス》

【合体時】

このスピリットは、系統:<光導>を持つブレイヴ2つまでと合体できる。

 

「勝負だ祥子! その2枚の手札が強制終了系、手札・デッキへ戻る系、ダメージ防御系、行動不能系、コアシュート系とかだったら私の負けだ!」

「ば、馬鹿なんですか!? 分が悪いとかそんな次元じゃないのに! お、追い詰められての神風特攻なんて見苦しいですよ!」

 

 そりゃそうだ。多分、祐依達も同じように言うだろう。……けど、アイツ…璃恵ならなんて言うだろうか。

この手札と場なら……、アイツは——

 

「——『面白くなってきた』とかかな」

「…この状況を愉しんでいるんですか?」

「多分な」

 

 確かに分は最悪。

 でも0(ゼロ)では無い。

 ……今、私はどんな表情をしてるんだろうか。

いつもみたいな焦りや不安からくる緊張じゃなく、別の何かで心臓が高鳴る。…皆、こんな気持ちで対戦しているんだろうか。

 

「ゼロじゃない。分が最悪なだけだ」

「む、無茶苦茶です!」

「アタックステップ!」

「っ!?」

 

 そうだったとするなら、悪くない。

 

「ゴッドブレイカー、ダブルブレイヴアタック!!」

「ほ、本当に来た…!?」

「裏射手座の合体アタック時効果でアルティメットの水極天へ指定アタック!」

「き、強制ブロック…!」

「更に裏獅子座の合体時効果! レベル3以下のアルティメットにブロックされたため、ゴッドブレイカーは回復!」

[リューマン・ゴッドブレイカー(双合体) 疲労→回復]

 

白 ブレイヴ

《獅子星鎧レオブレイヴ》

コスト5 軽減白2 <機獣・光導>『獅子座・裏』

<1> Lv1 BP5000

<0> 合体 +5000

シンボル:白

このブレイヴカードは、1コスト以上支払わなければ召喚できず、合体条件を無視できない。

【合体条件:星将/コスト8以上】

【合体時】【超装甲:赤/緑】

このスピリットは、相手の赤/緑のスピリット/アルティメット/ネクサス/マジックの効果を受けない。

【合体時】『自分のアタックステップ』

Lv3以下の相手のスピリット/アルティメットが疲労したとき、このスピリットは回復する。

 

「さぁ、どうだ!」

「……破壊です!」

[水極天プリンセス・オト 破壊]

(祥子リザーブ0→1)

 

「次!ゴッドブレイカー、二度目のダブルブレイヴアタック!

 そしてゴッドブレイカー、レベル2からのアタック時効果! 手札の《アルティメット・ブレイドラ》を破棄して回復!」

(手札4→3)

[リューマン・ゴッドブレイカー(双合体) 疲労→回復]

 

「このアタックは!」

「……が、ガルグイオスで、ブロック!」

「水の竜、砕かせてもらう!」

[水竜神ガルグイオス 破壊]

(祥子リザーブ1→3)

 

「三度目!ダブルブレイヴアタック! 手札の<竜人>スピリットカード、《リューマン・ファンタジスタ》と《リューマン・クロウ》を破棄して回復!」

(手札3→1)

[リューマン・ゴッドブレイカー(双合体) 疲労→回復]

 

「ライフで受けます…!」

「ゴッドブレイカーはトリプルシンボル!ライフ3つを砕くぞ!」

(祥子ライフ4→1)

(リザーブ3→6)

 

「ラスト…。ゴッドブレイカー、ダブルブレイヴアタック!!」

 

 

「……はぁ…。まったく、何が強くなったですか。悪い影響受けまくってるじゃないですか」

 

「…まぁ、周りが周りだからな」

 

「溜息しかでませんよ…。

 ……でも、その感じを大事にしてください。

 こんな熱い悠姫先輩は嫌いじゃないですよ」

 

「ありがとう。…ちょっと照れ臭いな」

 

「それはこっちのセリフです!

 …このライフ、差し上げます!」

 

 

(祥子ライフ1→0)

 

 

〔winner!! 緋立 悠姫〕

 

 

 

「裏獅子座なんて、相変わらずどんなデッキ構築してるんですか」

「み、耳が痛いです…」

「…ま、まぁ? それなりに出来上がっていて、邪魔しあわないぐらいなんですから、悪くは無いですよ」




これをここでやるべきだったのか大いに疑問だったのですが「出し惜しみしてる場合じゃねぇ!」というのが伝われば…(希望)
これでまだ身内が残っているんですから書く方が地獄です…。
またミス等ありましたらお気軽にご指摘ください。

余談。
「ソウルコア」…。また面倒なシステムが出てきましたね。
ロロとインフェルノアイズ禁止制限行きで両手を上げてガッツポーズしざまぁみろと叫ぶ屑作者です。
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