バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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大分お待たせいたしました。運命の最終決戦でございます。



『称号戦』決勝戦

『勝負あり!! この姉妹対決を制したのは、緋立 悠姫さんだぁッ!!』

 

 ジャスティスの言葉に、熱くなっていた思考が元に戻っていく。…静かに深呼吸して、息を整える。

 

『最終戦の白銀に挑むのは、名無し(ネームレス)の彼女だぁッ!!』

 

「姉さんの相棒から目を離したのが運の尽き…というのは、言い訳ですね」

「祐依…」

「何も言わないでお姉ちゃん。…次は負けないから」

「…ああ」

「璃恵さん驚くよきっと。お姉ちゃんの成長ぶりに」

「多分、な」

「必ず勝ってよ」

「もちろん」

 

 祐依と、感謝と約束の握手を交わす。観客から大きな拍手が送られる中、祐依はスタッフさんに従い舞台を降りた。

 

 

『さぁ、カードバトラー達よ!

 遂に、遂に決勝戦を残すのみとなった!

 そして優勝を争うのは、この二人!

 一人は初出場であり、称号を持たない新星のカードバトラー!

 そしてシードにより待ち構えるは、数々の猛者を降し、“銀嶺”と“白銀”の称号を持つ最強のカードバトラーだ!』

 

 向かいの舞台袖からスモークが上がり、派手に現れたのは…言うまでもなく璃恵。

不敵に笑うその目には、待ちくたびれたと見て取れる。

 

 

「やッと、ここまで来てくれたネ。悠姫」

「ようやく、ここまで来れたぞ。璃恵」

 

 

『二人が席に着いたらお互いデッキをシャッフルし、セットしてくれ!

 …泣いても笑ってもこれが最後のバトルだ!会場の皆も見守っている!』

 

『では…称号戦、ラスト決勝戦!!

 ゲートオープン!!』

 

  『『『『『 界 放 !! 』』』』』

 

 

 この対戦に到るまで、長かったような短かったような。

今対峙している璃恵の表情は生き生きとしていて、初めて私がバトルスピリッツを触ったときと同じ顔をしていた。

対する私は、不思議と疲れが無い。頭もスッキリしている妙な感覚。

そして心が燃える…璃恵と対戦できたのに喜び、熱くなってる感覚。

 

 

  決勝戦

  VS 白鐘 璃恵

 

 

<悠姫・先攻第一ターン>

「先攻は私らしい。スタートステップ」

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

「メインステップ。ネクサス《ガイナロック大渓谷》を配置」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

「ねェ悠姫。ワタシと悠姫が初めてバトルしたの、覚えてる?」

「…どうだったかな」

「え〜?」

「ムゲン達を手札に戻されて、Uキャノンベルでトドメさされたぐらいしか覚えてないな」

「ウププ♪しッかり覚えてンじャン♪」

 

 あの時は本当に初心者だったからな。璃恵が手加減していてくれなければああはならなかっただろう。

 

「バーストをセットしてターンエンドだ」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

<璃恵・後攻第二ターン>

「じャあ見せてもらおッかナ。悠姫が皆を倒してここまでたどり着いた力をサ!

白銀の第一ターン!スタートステップ!」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

 璃恵のデッキは…言わずもがな“白”だろう。

あいつの最強にして最高のデッキ。

 

「…フフン♪ ネクサス!《常冬の街フィンブール》を配置ィ!」

(手札5→4)

(リザーブ5→0)

(トラッシュ0→5)

 

「バーストをセットしてターンエンド♪」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

白 ネクサス

《常冬の街フィンブール》

コスト5 軽減白3

<0> Lv1

<3> Lv2

シンボル:白

Lv1・Lv2『相手のアタックステップ』

自分の白のスピリットがブロックしたとき、ボイドからコア1個をそのスピリットに置き、このバトルの間、BP+3000する。

Lv2『相手のアタックステップ』

ステップ開始時、相手のスピリット1体を指定できる。そのスピリットは、可能なら必ずアタックする。

 

 

「お互い初手はネクサスとバーストで様子見か」

「でも悠姫がやや不利かしら。あのフィンブールは厄介よ」

「でもお姉さんならあんなのへっちゃらちゃらなのですよ!」

「お姉様…頑張って…」

 

 

<悠姫・第三ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「メインステップ。召喚、《ムゲンドラ》レベル1」

(手札4→3)

(リザーブ5→4)

[ムゲンドラ コア1 レベル1 BP1000]

 

「ムゲンドラ?」

「こいつは私の“相棒”さ。次に召喚、《アルティメット・ブレイドラ》レベル3」

(手札3→2)

(リザーブ4→3)

[アルティメット・ブレイドラ コア1 レベル3 BP3000]

 

「更にマジック《ネオ・ダブルドロー》。Uブレイドラがいるため3枚ドローする」

(手札2→1)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ0→2)

(手札1→4)

 

「手札を増やしてどうすンのかなァ? ワタシが水銀島やら配置する前にガッツリ持ッておきたいッてトコ?」

「さてな。ターンエンドだ」

 

 璃恵の言ったことの一部当たりだ。だが、ちょっと違う。

 

<璃恵・第四ターン>

「何企ンでのかナ〜? 白銀の第四ターン、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ1→6)

 

「メインステップ! ならワタシもネクサス《ジグザール鋼鉄草原》を配置!」

(手札4→3)

(リザーブ6→3)

(トラッシュ0→3)

 

「更にィ、《リーディング・オリックス》をレベル2で召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ3→4)

[リーディング・オリックス コア2 レベル2 BP4000]

 

「そいつは…」

「そら、動いてみるかい? アタックステップ…は何もせず終えてオリックスの効果発揮! ワタシの場に白のカードしか無いとき、ドローステップをもいッかい行う! 更にドローの代わりにデッキトップをオープン!」

●オープンされたカード

・《ターコイズ・ドラゴン》(甲竜)

 

「おッと。<機獣>じャなかッたからコアブは無し。手札に加えるッと」

(手札2→3)

 

「ウププ♪ 何かしないと手ェ増やすヨ〜♪ ターンエンド♪」

 

 これはあいつの挑発だ。

璃恵の場はこのまま放っておけばコアも手札も差が開く。そして私が動くのを誘っている。

……なら、飛び込んで、吹っ飛ばしてやればいい!

 

<悠姫・第五ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ1→2)

(手札4→5)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ2→4)

 

「メインステップ。

 召喚、《リューマン・クロウ》レベル1」

(手札5→4)

(リザーブ4→3)

[リューマン・クロウ コア1 レベル1 BP1000]

 

「更に召喚!《アルティメット・エクス・キャリバス》レベル3! レベルにはUブレイドラから受け取る!」

(手札4→3)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ0→3)

[アルティメット・ブレイドラ コア1→0 消滅]

[アルティメット・エクス・キャリバス コア1 レベル3 BP10000]

 

「フム…」

「アタックステップ、Uエクス・キャリバスでアタック!Uトリガー!」

「——コスト5、スピリット《運命姫神ヴェルザンディ》ッと」

「ヒット! UエクスキャリバスのBP以下のスピリット1体、リーディング・オリックスを破壊する!」

[リーディング・オリックス BP4000 破壊]

(璃恵リザーブ0→2)

 

「アタックはどうする!」

「ライフで受けたげるヨ!」

(璃恵ライフ5→4)

(リザーブ2→3)

 

「ライフ減少でバースト発動!

 掻き鳴らせ!《ノイジーレイヴン》!

 レベル2で、Let's ROCK!!」

{璃恵バースト:セット→発動→召喚}

(リザーブ3→0)

[ノイジーレイヴン コア3 レベル2 BP9000]

 

「この烏は【超装甲:赤】持ちのBP9千! そう簡単にャやられないヨ!」

「さすが固いな…!」

「更にバースト効果で追撃のバーストセットもできちャう!」

(璃恵手札3→2)

{バースト:無し→セット}

 

「更におまけの召喚時効果発揮! 悠姫のスピリット1体、ムゲンには手札へお帰り願うヨ!」

「バウンスまで備えてるのか!」

[ムゲンドラ 手札へ]

(悠姫手札3→4)

(リザーブ0→1)

 

白 スピリット

《ノイジーレイヴン》

コスト6 軽減白3 <機獣>

<1> Lv1 BP5000

<3> Lv2 BP9000

シンボル:白

【バースト:自分のライフ減少後】

このスピリットカードを召喚する。その後、自分の手札にあるバースト効果を持つカード1枚をセットできる。

Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』

相手のスピリット1体を手札に戻す。

Lv2【超装甲:赤】

このスピリットは、相手の赤のスピリット/アルティメット/ネクサス/マジックの効果を受けない。

 

「フフン♪ これで——」

「その召喚時効果、待ってたぞ!」

「ッ…!?」

「召喚時効果に反応して、バースト発動! 《プテラヴァクセン》!」

{悠姫バースト:セット→発動}

 

 璃恵の<機獣>には召喚時効果を持ったやつが多数いる。実際それを身を持って実感したからな。お前が最初に来てくれて助かったよ!

 

「バースト効果でBP6千まで破壊できるが、破壊できるやつはいない。だが、その後の召喚時効果で、お前のネクサス2つは破壊させてもらうぞ!」

「や…やッてくれンじャない悠姫ィ…!」

{悠姫バースト:発動→召喚}

(リザーブ1→0)

[プテラヴァクセン コア1 レベル1 BP3000]

[常冬の街フィンブール 破壊]

[ジグザール鋼鉄草原 破壊]

 

 これで璃恵の足場が崩れた。待った甲斐があったと言うもの。

 

「悠長にしてると何だって?璃恵」

「ぐぬゥ…!言うようになッたじャんか…!」

「おかげさまでな。ターンエンドだ」

 

<璃恵・第六ターン>

「立て直しかまッたく! 白銀の第六ターン、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札2→3)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「…《ターコイズ・ドラゴン》を召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→2)

[ターコイズ・ドラゴン コア1 レベル1 BP2000]

 

「次に召喚するのは

 裏黄道十二宮、神水の魂が一つ!

 《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》!

 ノイジーレイヴンに直接合体!!」

(手札2→1)

(リザーブ2→0)

[ノイジーレイヴン コア3→2 レベル2→1]

(トラッシュ2→5)

宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

  ↓ 直接合体

ノイジーレイヴン(合体)

[コスト:6+5=11]

[BP:5000+7000=12000]

[合体時:追加]

[シンボル:白+白=白白]

 

「無理矢理出した? …いや、違うか」

「アタックステップ!…は何せず終了してエンドステップ! 裏水瓶座を手札に戻してノイジーレイヴンに1コアブースト!ほいでターンエンド!」

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス 手札に]

(手札1→2)

[ノイジーレイヴン コア2→3 レベル1→2]

 

 コアブーストするために出したのか。ノイジーレイヴンは超装甲を得るにはレベル2になる必要がある。裏水瓶座は調度よかったという感じか。

こちらにコアを与えず自分はコアを増やす。アルティメットを出さなければ私の手札も増えることは無い。

 

<悠姫・第七ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札4→5)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ1→4)

 

「メインステップ。……ムゲン、もう一度来い!」

(手札5→4)

(リザーブ4→3)

[ムゲンドラ コア1 レベル1]

 

「更に召喚、《ホワイトホール・ドラゴン》レベル1!」

(手札4→3)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ0→1)

[ホワイトホール・ドラゴン コア1 レベル1 BP3000]

 

「うげッ!? “バウンス耐性”!?」

「プテラヴァクセンのコアとリザーブのコアをUエクス・キャリバスに移し、バーストをセットして、アタックステップ!」

(リザーブ1→0)

[プテラヴァクセン コア1→0 消滅]

[アルティメット・エクス・キャリバス コア1→3 レベル3→4 BP10000→15000]

(手札3→2)

{バースト:無し→セット}

 

「Uエクス・キャリバス、アタック!Uトリガー!」

「——コスト2、マジック《ミストバラッジ》!」

「クリティカルヒット!」

「おおッとソイツは通せないナァ! トリガーカウンターを使うヨ!」

「っ!」

「その龍の聖剣は、ウチの“星剣”が捌いてあげるヨ! カウンターブレイヴ《剣星鎧ソードフィッシュ》をノイジーレイヴンに直接合体!」

(璃恵手札2→1)

[ノイジーレイヴン コア3→1 レベル2→1]

(トラッシュ5→7)

剣星鎧ソードフィッシュ

  ↓ 直接合体

ノイジーレイヴン(合体)

[コスト:6+4=10]

[BP:5000+4000=9000]

[合体時:追加]

[シンボル:白+白=白白]

 

「このターン、悠姫のアルティメットからの効果は受けない!」

 

「だが貫通効果はスピリットに及ぶ効果じゃない!アタックはどうする!」

「わーッてるヨ!ターコイズ・ドラゴンでブロック!」

「クリティカルヒット効果!BP6千以下のスピリットにブロックされたとき、ライフ1つをリザーブへ置く!」

(璃恵ライフ4→3)

(リザーブ0→1)

 

「ワタシを後手に回させたうえにライフを触らせないしバウンス耐性とか、ホントヤラしくなッたよ悠姫ィ…!」

「そりゃどうも!あんだけ徹底的に負ければこうもなる!」

「だッたら…本気の本気を見せてあげようか!!」

 

 本気の本気とは、璃恵らしいというか言い訳チックというか…。だが、それこそ本気(マジ)になるくらいヤバいって認識でいいのか?

 

「ターコイズ・ドラゴンのブロック時効果! ボイドからコア2つを置いて、レベル2になりBPを3千Up!」

[ターコイズ・ドラゴン コア1→3 レベル1→2 BP2000→4000+3000=7000]

 

白 スピリット

《ターコイズ・ドラゴン》

コスト3 軽減白1青1 <甲竜>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP4000

シンボル:白

Lv1・Lv2『このスピリットのブロック時』

ボイドからコア2個をこのスピリットに置き、このスピリットをBP+3000する。

【連鎖:条件《青シンボル》】

[青]:ターンに1回、コスト10以上の自分のスピリットすべてを回復させる。

 

「勿論敵わず破壊されるけど役目は果たした!お疲れ!」

[ターコイズ・ドラゴン 破壊]

(璃恵リザーブ1→4)

 

「スピリットの破壊で、バーストォッ!

 虹の翼、《重巡機ピーコックルーザー》!!」

{璃恵バースト:セット→発動}

 

「っ、バーストスピリット…!」

「バースト効果!ワタシのデッキトップ3枚オープン! そのオープンされたカードが<機獣>スピリット、アルティメットだッたなら…」

●オープンされたカード

・《鋼極天ゴールデン・バッファロー》

・《機獣要塞ナウマンガルド》

・《究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー》

 

「ハッハァッ!! それらを全てノーコストで召喚できちャうんだヨねェッ!!」

「全部召喚…!?」

「当然全て召喚ッ!!何とかしてみせなヨ悠姫ィ!!」

(リザーブ4→0)

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア1 レベル1 BP8000]

[機獣要塞ナウマンガルド コア1 レベル1 BP7000]

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア1 レベル1]

{璃恵バースト:発動→召喚}

[重巡機ピーコックルーザー コア1 レベル1 BP6000]

 

 

「一気に大型4体ノーコスト召喚…。いつ見てもえげつない光景ね」

「あれが<機獣>だけでよかったよ。もし白の〜とかだったと思うと、ね」

「お姉さん、ここが正念場なのですよ!」

 

 

「さァアタックを続けるかい悠姫!」

「…ターンエンド」

 

<璃恵・第八ターン>

「白銀の第八ターン、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札1→2)

(トラッシュ7→0)

(リザーブ1→8)

 

「メインステップ! そう決着を急がないでヨ悠姫ィ、まだまだここからなんだからさァ!」

 

 ここからか…。手札は無いがコアはある。ホワイトホール・ドラゴンがいるからって油断してたら一瞬だ。

 

「裏水瓶座をナウマンガルドに直接合体!」

(手札2→1)

(リザーブ8→5)

(トラッシュ0→3)

宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

  ↓ 直接合体

機獣要塞ナウマンガルド(合体)

[コスト:8+5=13]

[BP:7000+7000=14000]

[合体時:追加]

[シンボル:白白+白=白白白]

 

「次にナウマンガルド、Uザウラー、ピーコックルーザーのレベルを上げてッと」

(リザーブ5→0)

[機獣要塞ナウマンガルド(合体) コア1→4 レベル1→2 BP7000→12000+7000=19000]

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア1→2 レベル3→4 BP10000→15000]

[重巡機ピーコックルーザー コア1→2 レベル1→2 BP6000→10000]

 

「アタックステップ! Uザウラーでアタックゥ! アルティメットトリガー、ローックオーン!」

 

 動いたか…!

 

「——コスト3、スピリット《リューマン・インフィニティ》!」

「Yes! Critical Hit!!

 ヒット効果でUザウラーはスピリットからブロックされない! 更にクリティカル効果で究極シンボル1つ追加!」

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー シンボル極+極=極極]

 

「ダブルシンボル…!」

「更にピーコックルーザーレベル2からの効果! ワタシの<機獣>アルティメットを、悠姫のアルティメットがブロックしたら回復するヨ!」

「っ!?」

 

 スピリットでのブロックを許さないどころか、アルティメットでブロックすれば回復だと…!?

 

「っ……ライフだ!」

「Uザウラーはダブルシンボル!」

(悠姫ライフ5→3)

(リザーブ0→2)

 

「くっ、ライフ減少時にバースト発動!《絶甲氷盾》! ライフを1つ回復して、追加コストを支払いアタックステップを強制終了させる!」

{悠姫バースト:セット→発動}

(悠姫ライフ3→4)

(リザーブ2→0)

[アルティメット・エクス・キャリバス コア3→1 レベル4→3]

(トラッシュ1→5)

 

「ウププ…♪ アタックステップ終了。そンでナウマンガルドの効果発揮!ドローステップをもう1回行うヨ!」

(璃恵手札1→2)

 

「更に更にエンドステップに裏水瓶座の効果! 召喚時効果を持たないブレイヴ、ソードフィッシュを手札に戻してノイジーレイヴンに1コアブースト!」

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス 手札に]

(手札2→3)

[ノイジーレイヴン コア1→2]

 

 あの剣星鎧が手札に戻ったって事はほぼアルティメットの効果が通らなくなった。しかも裏水瓶座は【超装甲:赤】があるから破壊したくてもできない。

 

<悠姫・第九ターン>

「…スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札2→3)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ1→6)

 

「メインステップ。

 召喚、《アルティメット・レオン・ハウル》レベル4! レベルにはリューマン・クロウから受け取る!」

(手札3→2)

(リザーブ6→0)

(トラッシュ0→4)

[リューマン・クロウ コア1→0 消滅]

[アルティメット・レオン・ハウル コア3 レベル4 BP15000]

 

「あッ、それ!」

「お前がくれたカードだ! 召喚時効果、BP1万以下のスピリット1体。ピーコックルーザーを破壊させてもらう!」

「…こッち狙ッて来たのネ」

「回復効果持ちは早めに潰させてもらう! そして今消滅させた《リューマン・クロウ》を手札に戻す!」

[重巡機ピーコックルーザー BP10000 破壊]

(悠姫手札2→3)

(璃恵リザーブ0→2)

 

「バーストをセットしてアタックステップ!」

(手札3→2)

{バースト:無し→セット}

 

「Uレオン・ハウル、アタック!Uトリガー!」

「自身に掛かる効果ならソードフィッシュは意味無しッて…。 コスト4、スピリット《メカトリス》!」

「ヒット! Uレオン・ハウルのBPをプラス1万!」

[アルティメット・レオン・ハウル BP15000+10000=25000]

 

「さぁどうする!」

「……ナウマンガルドでブロック!」

「何もなければ破壊だ!」

「破壊はされてやるけど、3枚ドローと3コアブーストの補給させてもらうけどネ!」

[機獣要塞ナウマンガルド 破壊]

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス 残留 コア1 レベル1 BP5000]

(璃恵手札3→6)

(リザーブ2→5→8)

 

「ターンエンド」

 

 お互い潰し潰されだが、差が開きつつある。

 

<璃恵・第十ターン>

「楽しい、愉しいよ悠姫ィ! 白銀の第十ターン、スタートステップ!」

(リザーブ8→9)

(手札6→7)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ9→12)

 

「メイン!今度はワタシが攻め立てる番!

 白の北斗七星!その名は禄存!

 《究極北斗アポロドラゴン・フェクダ》!

 レベル3で降臨!!」

(手札7→6)

(リザーブ12→8)

(トラッシュ0→3)

[究極北斗アポロドラゴン・フェクダ コア1 レベル3 BP10000]

 

「召喚時アルティメットトリガー、ロックオーン!」

「——コスト4、マジック《キャノンボール》!」

「ヒットォ♪ 手札のコスト6以下の白スピリット、《ヒスイ・キャノン・ドラゴン》をノーコスト召喚!」

(手札6→5)

(リザーブ8→7)

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン コア1 レベル1 BP5000]

 

「更に豪華特典の召喚時効果ァ! 手札の系統:<甲竜>スピリット、アルティメットをノーコストで召喚する!」

「召喚するのは…」

「That's right♪

 無敵の甲竜、《甲竜戦艦エンタープライズ》! 抜錨ッ!!」

(手札5→4)

(リザーブ7→6)

[甲竜戦艦エンタープライズ コア1 レベル1 BP10000]

 

「また一気に3体…! だがガイナロック大渓谷の効果で2枚ドローする!」

(悠姫手札2→4)

 

「まだまだ!

 白の次代アルティメット、《電神皇トレイン》を召喚!」

(手札4→3)

(リザーブ6→3)

(トラッシュ3→5)

[電神皇トレイン コア1 レベル3 BP9000]

 

「っ、2枚ドロー!」

(悠姫手札4→6)

 

「最後!

 白銀の剣刃その瞳に刻め!!

 《白夜の宝剣ミッドナイト・サン》!

 甲竜戦艦の“刃”となれ!!」

(手札3→2)

白夜の宝剣ミッドナイト・サン

  ↓ 直接合体

甲竜戦艦エンタープライズ(合体)

[コスト:10+6=16]

[BP:15000+5000=20000]

[合体時:追加]

[シンボル:白白+白=白白白]

 

「白闇剣の【連鎖】無視効果でエンタープライズの連鎖は常時レベル3!」

「っ!?」

「更にフェクダ、ヒスイ、トレインのレベルアップ! 裏水瓶座をヒスイ・キャノン・ドラゴンに合体! そしてアタックステップ!」

(リザーブ3→0)

[ノイジーレイヴン コア2→1]

[究極北斗アポロドラゴン・フェクダ コア1→2]

[電神皇トレイン コア1→2]

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン コア1→2]

 

宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

  ↓ 合体

ヒスイ・キャノン・ドラゴン(合体)

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン(合体) コア2→3 レベル1→2 BP5000→7000]

[コスト:6+5=11]

[BP:7000+7000=14000]

[合体時:追加]

[シンボル:白+白=白白]

 

白 アルティメット

《究極北斗アポロドラゴン・フェクダ》

コスト6 軽減白3 <新生・星竜>

【召喚条件:自分の白スピリット1体以上】

<1> Lv3 BP10000

<2> Lv4 BP13000

<4> Lv5 BP20000

シンボル:極

【Uトリガー】Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットの召喚時』

Uトリガーがヒットしたとき、自分の手札にある、コスト6以下の白のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。

Lv4・Lv5『相手のアタックステップ』

系統:<甲竜>/<武装>を持つ自分のスピリットすべてをBP+3000する。

 

「悠姫ィ!大好きな悠姫ィ!!

 バウンスとかコアシュートなんざ小細工はいらない!!

 真正面から殴りあおうよッ!!」

「望むところだ…!来い、璃恵!!」

 

 正面からのバトルなら望むところ…とは言ったが状況が悪い。

だが啖呵は切ったんだ。張り合うのは上等!

 

「エンタープライズ、出撃ィッ!!」

「そいつからか!」

「ライフ3つ捧げるか!やられてライフ2つ抉られるか!」

「…ホワイトホール・ドラゴンでブロック!」

「何も無いならエンタープライズを回復させ、ライフ2つ頂きィ!」

[ホワイトホール・ドラゴン 破壊]

[甲竜戦艦エンタープライズ(合体) 疲労→回復]

(悠姫ライフ4→2)

(リザーブ1→3)

 

「スピリット破壊でバースト発動! 《シンフォニックバースト》!」

{悠姫バースト:セット→発動}

 

「今破壊されたホワイトホール・ドラゴンを手札に戻し、追加コストを支払う。これで私のライフが2以下だかららアタックステップは強制終了だ!」

「あー! 望むところ〜とか言ッといてそりャ無いでしョ!」

「攻める側が代わるだけだ!」

(悠姫手札6→7)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ4→7)

 

<悠姫・第十一ターン>

「私のターンだ!スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札7→8)

(トラッシュ7→0)

(リザーブ1→8)

 

「メインステップ!召喚、《リューマン・クロウ》レベル1!」

(手札8→7)

(リザーブ8→7)

[リューマン・クロウ コア1 レベル1 BP1000]

 

 …璃恵の布陣は完璧だ。

そしてあいつが大渓谷の効果を知っていながら私に引かせたこの“手札”。

今なら多分、理解できる。

応えろ。応えてみせろって言ってる。

ここまで押してくれた皆のため、私を待っていてくれた璃恵に報いるために———

 

 

 ——私の、全てを出し切る!

 

 

 

 

「…璃恵!」

 

「ン? 愛の告白なら何時でもイイヨ!」

 

「真面目に聞け!」

 

「はいはい何でしョうか?」

 

「……今の璃恵から見て、私はどう見える?」

 

「……まだ、かな」

 

「そうだろうな。

 私はまだまだ未熟だ。祐依や彩音のようなテクニックも、真桜や麗奈さん、レキのような豪快さには程遠い」

 

「“初心者”、だからネ」

 

「ああ。私はまだ、マイナスのままだ。

 皆の力を分けてもらっても、お前に触れられるかどうかも分からない。…けど」

 

「けど?」

 

「だからこそ、私はお前に追い付きたい。

 ここまで来れたのは、私一人の力じゃない。皆が背中を押してくれたからこそここに来れた。…押すのがちょっと荒っぽかったけど」

 

「ウププ♪ ホントにちョッとだッたのかナ?」

 

「ちょっと…いや、かなり荒っぽかったな」

 

「だろうネ♪」

 

「ああ。…追い付くためにも、私はお前に勝つ。

 お前に初めて勝てたとき、私は……

 私はマイナスから初めて“ゼロ”になれるのかも知れない」

 

「マイナスからゼロ、か…」

 

「お前を“追い越す”のは、そのあとでいい。

 お前が私にバトルスピリッツを教えてくれた、それに報いるためにもだ!」

 

「嬉しいネェ悠姫ィ!

 なら追い付いてみろ!!

 この白銀に届くほどの輝きをさ!!」

 

「ああ!見ていろ!

 お前に届く私の、龍達の輝きを!!

 ネクサス《超新星の輝き》をレベル2で配置!!」

(手札7→6)

(リザーブ7→5)

(トラッシュ0→1)

[超新星の輝き コア1 レベル2]

 

「このターン、私の手札にある<三龍神>アルティメットのコストは私のライフと同じになる!よってコストは2! そしてレベル2の効果で、私のアルティメットをスピリットとしても数えられる!」

「来るかい、三龍神!」

 

「三龍神、“明け星の救世竜”!

 《聖龍皇アルティメット・セイバー》!!」

(手札6→5)

(リザーブ5→4)

[聖龍皇アルティメット・セイバー コア1 レベル3 BP10000]

 

「三龍神、“流星の天馬”!

 《アルティメット・サジット・アポロドラゴン》!!」

(手札5→4)

(リザーブ4→3)

[アルティメット・サジット・アポロドラゴン コア1 レベル3 BP12000]

 

「そして、“究極の超新星”!

 《アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ》!!」

(手札4→3)

(リザーブ3→0)

[アルティメット・レオン・ハウル コア3→1 レベル4→3]

[アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ コア5 レベル5 BP30000]

 

「三龍神が雁首揃えてお出ましか!」

「Uノヴァの召喚時“アルティメットトリガー、ロックオン”!」

「——コスト5、マジック《ドリームボム》!」

「最大ヒット!! ヒットしたコスト分、ボイドからコアをライフに置く!

 これでライフ、全回復だッ!!」

(悠姫ライフ2→5)

 

 

 私は、お前のライバルに相応しいだとか、追い抜いて最強になりたいだとか、そんなことはどうでもいい。

 

 ただ、お前と一緒にいたいだけなんだと思う。

 璃恵が見ているものを、私も見てみたい。

 

 

 

「璃恵。“見える”か?」

 

「…うん。見たヨ、悠姫」

 

「……行くぞ、アタックステップだ!!」

 

 

 

.




まずはここまで。
最終決戦ですが、最終回ではないという投稿が遅れてこの始末。原因は三龍神…。
アニメである最終回ひとつ前のお話だと思ってくださいな。

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