バトルスピリッツ スターティング・ゼロ   作:謙虚なハペロット

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これが最後。


はじまりのゼロ

<悠姫・フィールド状況>

ライフ5

リザーブ0

トラッシュ1

手札3

[ムゲンドラ コア1 Lv1]

[リューマン・クロウ コア1 Lv1]

[アルティメット・エクス・キャリバス コア1 Lv3]

[アルティメット・レオン・ハウル コア1 Lv3]

[聖龍皇アルティメット・セイバー コア1 Lv3]

[アルティメット・サジット・アポロドラゴン コア1 Lv3]

[アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ コア5 Lv5

[ガイナロック大渓谷 コア0 Lv1]

[超新星の輝き コア1 Lv2]

 

<璃恵・フィールド状況>

ライフ3 リザーブ0 トラッシュ5

手札2(内1枚剣星鎧ソードフィッシュ)

[ノイジーレイヴン コア1 Lv1]

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン+宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス コア3 Lv2]

[甲竜戦艦エンタープライズ+白夜の宝剣ミッドナイト・サン コア1 Lv3]

[電神皇トレイン コア2 Lv4]

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア1 Lv3]

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア2 レベル4]

[究極北斗アポロドラゴン・フェクダ コア2 Lv4]

 

 

 

「行くぞ、アタックステップ!」

「アタックステップ開始にフェクダ、ヒスイ、Uザウラーの効果発揮! 系統:<甲竜>スピリット、アルティメットのBPを3千アップ! Uザウラーの効果でムゲンドラはアタックできない!」

[甲竜戦艦エンタープライズ(合体) BP20000+3000+3000=26000]

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン(合体) BP14000+3000+3000=20000]

 

「Uノヴァ、アタック!アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト4、マジック《絶甲氷盾》!」

「クリティカルヒット! カウンターは!」

「……使わないヨ」

「ならばクリティカルヒット効果、BP1万2千以下のノイジーレイヴンを破壊!」

[ノイジーレイヴン BP5000 破壊]

(璃恵リザーブ0→1)

 

「ヒット効果!必ずブロックしろ!」

「Uトレインでブロック! ブロック時アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト5、《紅炎竜ヒノコ》! ガードだ!」

「なッ、外した!?」

「Uトレインは破壊だ!!」

[電神皇トレイン 破壊]

(リザーブ1→3)

 

「ターンエンド!」

 

 このターンはここまで。後は、あの甲竜戦艦がいつ動くか、トリガーがヒットするかどうかで勝負が決まる。

 

<璃恵・第十二ターン>

「白銀の、第十二ターン!スタートステップ!」

(リザーブ3→4)

 

「ドローステッ……お前か」

(手札2→3)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ4→9)

 

「メインステップ!

 アルティメット、実戦配備! ワタシの場には白シンボルが5つあるため最大軽減!」

「っ!」

 

白銀(しろがね)の守護神、銀嶺の咆哮!

 我が愛機《アルティメット・オーディーン》!

 レベル5で、起動ッ!!」

(手札3→2)

(リザーブ9→3)

(トラッシュ0→2)

[アルティメット・オーディーン コア4 レベル5 BP20000]

 

「アルティメット・オーディーン…」

「いつかは悠姫を助けてくれたけど、今回は違うヨ! 召喚時効果発揮!相手スピリット1体、リューマン・クロウを手札に戻してもらう!」

「お前も人の事言えないな! 手札に戻るが、大渓谷の効果で2枚ドローさせてもらう!」

[リューマン・クロウ 手札に]

(悠姫リザーブ0→1)

(手札3→4→6)

 

「ホワイトホール・ドラゴンッていう鬼が居ぬ間にッてネ!Uザウラーをレベル5、鋼極天をレベル4にして、アタックステップ!」

(璃恵リザーブ3→0)

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア2→4 レベル4→5 BP15000→20000]

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア1→2 レベル3→4 BP8000→12000]

 

「Uオーディーン、アタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト4、マジック《救世神撃覇》!」

「ヒット! Uオーディーンをスピリットは止められないヨ!」

「ならライフで受ける!」

(悠姫ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「次!Uザウラーでアタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト3、ネクサス《狩る者の集落》!」

「クリティカルヒット! Uザウラーもスピリットは止められない!更にダブルシンボル!」

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー シンボル極+極=極極]

 

「それもライフだ!」

「あくまで三龍神を守るッての?」

(悠姫ライフ4→2)

(リザーブ2→4)

 

「ヒスイ・キャノン・ドラゴン、合体アタック!」

「フラッシュタイミング!《ブレイド・ジー》を【神速】召喚!」

(悠姫手札6→5)

(リザーブ4→3)

[ブレイド・ジー コア1 レベル1 BP1000]

 

「そのままブレイド・ジーでブロックだ!」

「ちィ、邪魔だァッ!」

[ブレイド・ジー 破壊]

(リザーブ3→4)

 

「スピリットの破壊によりバースト発動!」

「ッ!?」

 

「“煌めく黄金の極竜”!

 《アルティメット・ショコドラ》!!」

{悠姫バースト:セット→発動→召喚}

(リザーブ4→3)

[アルティメット・ショコドラ コア1 レベル3 BP9000]

[リューマン・インフィニティ 回収]

(手札5→6)

 

「わざわざ使うコアを減らしてまでソイツを召喚して壁を増やしたつもり?」

「いや、こいつはこの戦いを決める懸け橋だ!」

「ふン、なら理想と夢を抱いたまま沈めッッ!!

 エンタープライズ、発進!!」

「動いたか…!」

「誰で受け止めようが、ライフ2つ破壊だ!!」

 

 ここだ、この瞬間を待っていた!

私が璃恵との勝負のために取っておいた“最後の隠し玉”!

 

「ムゲンドラでブロック!」

 

 

「お姉様…!」

「白銀のエンタープライズは赤紫白黄の【超装甲】に加えて闇白剣で緑白黄青の【重装甲】も得ている…。マジックで対象するのは不可能」

「悠姫君のムゲンドラじゃコアを外してエスケープする以外方法は無い。…けど」

「……お姉ちゃんは、逃げない」

 

 

Sword Brave Attack!!

甲竜戦艦エンタープライズ+白夜の宝剣ミッドナイト・サン

BP15000+5000=20000

  vs

Defense!!

ムゲンドラ

BP1000

 

「相棒を最後に倒れるか!悠姫ィ!!」

 

「最後じゃない!」

 

「何をッ!」

 

「私の相棒を、舐めるな! フラッシュタイミング!」

 

「ハッ!舐めるなッて割に逃げの一手じャ——」

 

「マジック!《チェンジリング》!!」

(悠姫手札6→5)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ1→4)

 

「ッ!?!?」

 

「Uノヴァを指定!バトルしているムゲンドラのBPの代わりに現在のUノヴァのBPを使う!」

 

「そ…そんなマジック入れて…!?」

 

「UノヴァのBPは現在3万!」

 

Sword Brave Attack!!

甲竜戦艦エンタープライズ+白夜の宝剣ミッドナイト・サン

BP15000+5000=20000

  vs

Defense!!

ムゲンドラ

BP1000→BP Change!!→BP30000

 

黄 マジック

《チェンジリング》

コスト4 軽減黄2極1

フラッシュ:

バトルしている自分のスピリット/アルティメットがBPを比べるとき、自分のアルティメット1体を指定し、かわりに、そのアルティメットのBPを比べる。

 

 これが私の最後の隠し玉!

0コストや1コストが並びやすい私のデッキで、このムゲンやリューマン・クロウ、リューマン・ドシャットが狙われた時、逃げる以外の選択肢。

ただし弱点として、最高でもUノヴァやUムゲンの3万までしか対処できなかったり、バトルしてるやつをどうにかされてしまったらアウトだ。

 

「やッて、やッてくれンじャないか…!悠姫ィ…!!」

「“無限”の名前を持つ私の相棒は、戦艦だって打ち砕く! フラッシュがなければ…返り討ちだ!!」

「く…ッッッそおオォォォーーッッ!!!!」

 

Sword Brave Attack!!

甲竜戦艦エンタープライズ+白夜の宝剣ミッドナイト・サン

BP15000+5000=20000 →Lose...

  vs

Defense!!

ムゲンドラ

BP1000→BP Change!!→BP30000 →Counterattack!! win!!

 

「ぃよっしゃあ!!」

「ワタシの…甲竜戦艦が…コスト1のスピリットに負けた…!? ……闇白剣は残す!」

[甲竜戦艦エンタープライズ 破壊]

[白夜の宝剣ミッドナイト・サン 残留 コア1 レベル1 BP5000]

 

「……アタック終了。エンドステップにUオーディーンは回復するヨ」

[アルティメット・オーディーン 疲労→回復]

 

<悠姫・第十三ターン>

「行くぞ、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札5→6)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「メインステップ! もう一度召喚、《リューマン・クロウ》!」

(手札6→5)

(リザーブ5→4)

[リューマン・クロウ コア1 レベル1]

 

「お前がUオーディーンを喚んだのなら、私も喚ばせてもらう!」

「やッぱ引いたのか…」

 

「灼熱の龍皇!召喚!

《アルティメット・ジークフリード》!!」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→3)

[アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ コア5→2 レベル5→3]

[アルティメット・ジークフリード コア4 レベル4 BP140000]

 

「次にマジック《ネオ・ダブルドロー》!」

(手札4→3)

[超新星の輝き コア1→0 レベル2→1]

[アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ コア2→1]

(トラッシュ3→5)

(手札3→6)

 

「バーストをセットして、アタックステップ!」

(手札6→5)

{バースト:無し→セット}

 

「Uザウラーの効果はリューマン・クロウを指定!フェクダとヒスイの効果!」

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン(合体) BP14000+3000+3000=20000]

[アルティメット・オーディーン BP20000+3000=23000]

 

「Uジークフリード、アタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト3、《アルティメット・イグア・バギー》!」

「ヒット!」

「これも因縁かねェ…。ソイツはUオーディーンが相手するヨ!」

 

Attack!!

アルティメット・ジークフリード

BP14000

  vs

Defense!!

アルティメット・オーディーン

BP20000+3000=23000

 

「これじャ返り討ちだけど!」

「分かってるさ!フラッシュタイミング! Uジークフリードの【真・覚醒】発揮!

 リューマン・クロウからコア1つを移す! これでレベル5のBPプラス3千!」

[リューマン・クロウ コア1→0 消滅]

[アルティメット・ジークフリード コア4→5 レベル4→5 BP14000→20000+3000=23000]

 

「Uオーディーンと同値…!」

「相討ちだ!!」

 

Attack!!

アルティメット・ジークフリード

BP14000→Awakening!!→Lv5 BP20000+3000=23000 →Draw!!

  vs

Defense!!

アルティメット・オーディーン

BP20000+3000=23000 →Draw!!

 

「オーディーン…!」

「あの時の借りは返したぞ!」

[アルティメット・ジークフリード 相討ち]

[アルティメット・オーディーン 相討ち]

(悠姫リザーブ0→5)

(璃恵リザーブ0→4)

 

「Uショコドラ、アタック!アルティメットトリガーロックオン!」

「——コスト4、マジック《シャットアウト》!」

「ヒット! 手札から喚ぶのは…!」

 

 さぁ行くぞ相棒!最後の出番だ!!

 

「“輝ける無限の極竜”!

 《アルティメット・ムゲンドラゴン》!!」

(手札5→4)

[アルティメット・レオン・ハウル コア1→0 消滅]

[アルティメット・ムゲンドラゴン コア1 レベル3 BP11000]

 

「出てきたかUムゲンドラゴン!」

「Uショコドラのアタックはどうする!」

「鋼極天でブロック! これ以上好きにさせる訳にャ行かないヨ!」

 

Attack!!

アルティメット・ショコドラ

BP9000 →Lose...

  vs

Defense!!

鋼極天ゴールデン・バッファロー

BP12000 →win!!

 

「っ…!」

「最後まで抗うのがカードバトラーだからサ。死ぬまで抗うだけだ!」

[アルティメット・ショコドラ 破壊]

(悠姫リザーブ5→6)

 

「だがUショコドラが破壊されたことにより、バースト発動!」

「何ッ!?」

「バーストはこれだ!《アルティメットリターン》! 今破壊されたUショコドラを回復状態で復活させる!」

{悠姫バースト:セット→発動}

(リザーブ6→0)

[アルティメット・ショコドラ コア6 レベル6 BP20000]

 

「もう一度Uショコドラでアタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「ま、まさか…。——コスト4、スピリット《運命姫神スクルド》!」

「ヒット! そのまさかだ!

 “閃く蒼き極竜”!

 《アルティメット・ドライアン》!!」

(手札4→3)

 

「レベルにはUショコドラとUエクス・キャリバスから受け取って、レベル6!」

「……ッ! そうか何でUショコドラのレベルを上げないかと思ッたら!」

[アルティメット・エクス・キャリバス コア1→0 消滅]

[アルティメット・ショコドラ コア6→1]

[アルティメット・ドライアン コア6 レベル6 BP29000]

 

 璃恵の思った通りだ。

ブロックするならあの鋼極天か白の究極北斗かどちらかだ。Uショコドラの効果を知ってる嫌でも破壊しにかかるだろう。

レベルを上げなかったのは、アルティメットリターンで呼び戻し、もう一回トリガーを使うためだ。

そしてUドライアンが最大レベルで出た!

 

「Uドライアン、レベル6の効果!

 私のアタックステップ中、Uドライアン以外のアルティメット達のレベルを、最大まで押し上げる!!」

「それが狙いか悠姫ィ…!!」

「これが私の、今できる全力だ!!璃恵ッ!!!」

 

[アルティメット・ムゲンドラゴン レベル3→6 BP11000→30000]

[アルティメット・ショコドラ レベル3→6 BP9000→20000]

[アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ レベル3→5 BP15000→30000]

[アルティメット・サジット・アポロドラゴン レベル3→5 BP12000→23000]

[聖龍皇アルティメット・セイバー レベル3→5 BP10000→20000]

 

「更にUムゲンの【Uエナジー】発揮! UドライアンとUショコドラに赤シンボルを追加!!」

[アルティメット・ドライアン シンボル極+赤=極赤]

[アルティメット・ショコドラ シンボル極+赤=極赤]

 

「これでUショコドラはダブルシンボル!防がなければ後が無くなるぞ!」

「くッ…! フラッシュ!マジック《パーフェクトリペアー》! ヒスイ・キャノン・ドラゴンを回復させる!」

(璃恵手札2→1)

(リザーブ4→2)

(トラッシュ2→4)

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン(合体) 疲労→回復]

 

「そのまま迎え撃つ!ブロックだ!」

 

Attack!!

アルティメット・ショコドラ

BP20000 →Draw!!

  vs

Defense!!

ヒスイ・キャノン・ドラゴン+宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス

BP7000+7000+3000+3000=20000 →Draw!!

 

「裏水瓶座と翡翠竜を相討ちに持ち込むとかシャレんなんないヨ! 裏水瓶座は残す!」

「…ショコドラ、ここまで無理させて済まなかったな」

[アルティメット・ショコドラ 相討ち]

[ヒスイ・キャノン・ドラゴン 相討ち]

[宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス 残留 コア1 レベル1 BP5000]

(悠姫リザーブ0→1)

(璃恵リザーブ2→4)

 

「Uドライアン、アタック! ダブルアルティメットトリガー、ロックオン!」

「——ッ!コスト8、《アルティメット・グラン・ウォーデン》とコスト6、マジック《光速三段突》!」

「シングルヒット!」

「ヒットした方にカウンター!《剣星鎧ソードフィッシュ》をスピリット状態で召喚!」

(璃恵手札1→0)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ4→6)

[剣星鎧ソードフィッシュ コア1 レベル1 BP3000]

 

「これでこのターン、悠姫のアルティメットからの効果は受けない!」

「それでも!アタックはダブルシンボルだ!」

「…フェクダでブロック!」

「白の北斗七星、打ち破らせてもらう!」

 

Attack!!

アルティメット・ドライアン

BP29000 →win!!

  vs

Defense!!

究極北斗アポロドラゴン・フェクダ

BP13000 →Lose...

 

[究極北斗アポロドラゴン・フェクダ 破壊]

(璃恵リザーブ1→3)

 

「Uサジット、アタック!ダブルアルティメットトリガー、ロックオン!」

「——ッ! アッハッハ!! ワタシの悪運も捨てたモンじャないなァ悠姫ィ!!」

「っ!?」

 

 っ何だ、この土壇場で何がヒットしたんだ…!

 

「知りたいかい悠姫!

 コスト7、スピリット《不滅龍エターナル・ドラゴニス(白)》!

 コスト12、スピリット《聖騎士ペンタン》!

 どッちもハズレッてことさァ!!」

「はぁ!?」

「ウプヒャハハハハッ!! 更にこの2体は、相手のデッキ破棄かUトリガーでデッキから落ちたとき、ノーコストで召喚できるンだヨネェこれが!!

 聖騎士ペンタンと不滅龍、両方レベル3でノーコスト召喚!!」

(璃恵リザーブ3→0)

[究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー コア4→2 レベル5→4]

[鋼極天ゴールデン・バッファロー コア2→0 消滅]

[不滅龍エターナル・ドラゴニス コア4 レベル3 BP9000]

[聖騎士ペンタン コア3 レベル3 BP20000+10000=30000]

 

 あのペンタンはともかく、不滅龍は私も璃恵から受けとったやつ…。ここにきて璃恵の踏ん張りが本気を出してきている。

 

* スピリット

《不滅龍エターナル・ドラゴニス》

コスト7 軽減*3 <滅龍>

<1> Lv1 BP5000

<2> Lv2 BP7000

<4> Lv3 BP9000

シンボル:*

このスピリットカードは、相手のUトリガー/「デッキ破棄効果」によって自分のデッキからトラッシュに置かれたとき、コストを支払わずに召喚できる。

Lv3『このスピリットのアタック時』

自分か相手のアルティメットがいる間、このスピリットに*のシンボル1つを追加する。

 

「剣星鎧の効果はターン中。よッて不滅龍も聖騎士もアルティメットの効果は受けない!」

「くっ、アタックは!」

「ソイツは聖騎士でブロック!Uサジットには環境を散々荒らし回ッた報いを受けてもらおうか!」

Attack!!

アルティメット・サジット・アポロドラゴン

BP23000 →Lose...

  vs

Defense!!

聖騎士ペンタン

BP20000+10000=30000 →win!!

 

「Uサジット…!」

「ウプヒャハハハハッ! あースッキリした!」

[アルティメット・サジット・アポロドラゴン 破壊]

(悠姫リザーブ1→2)

 

「まだだ!Uセイバー、アタック! アルティメットトリガーロックオン!」

「——こッちも因縁か…。コスト7、《アルティメット・グレイザー》! ガード!」

「っ、何だ…カードが璃恵を守ってるのか!?」

「かもね!アタックはソードフィッシュでブロック!」

 

Attack!!

聖龍皇アルティメット・セイバー

BP20000 →win!!

  vs

Defense!!

剣星鎧ソードフィッシュ

BP3000 →Lose...

 

「まだ負けるなとサ!」

「カードに愛されてるとでもいうのかよ…!」

[剣星鎧ソードフィッシュ 破壊]

(璃恵リザーブ0→1)

 

「Uノヴァ、アタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——やァ、お前もか。

 コスト8、《アルティメット・ラグナ・ロック》!ガード!」

「またガード…!」

「ホントはコイツもUノヴァと決着着けたかッたんだろうけど、一歩遅かッたかナ。不滅龍でブロック!」

 

Attack!!

アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ

BP30000 →win!!

  vs

Defense!!

不滅龍エターナル・ドラゴニス

BP9000 →Lose...

 

[不滅龍エターナル・ドラゴニス 破壊]

(璃恵リザーブ1→5)

 

「Uムゲン、アタック! ダブルアルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト7、《究極巨神アルティメット・トール》!

 …コスト6、《アルティメット・ストライクヴルム》!」

「シングルヒット! Uムゲンに赤シンボル1つ追加!」

[アルティメット・ムゲンドラゴン シンボル極+赤=極赤]

 

「そのアタックはライフで受ける!!」

(璃恵ライフ3→1)

(リザーブ1→2)

 

 

 

「……ラストだ」

 

「……あーあ、もう終わりか」

 

「………」

 

「…なァにしョげた顔してんのさ」

 

「………」

 

「胸張れヨ!…ワタシに勝つんでしョ?」

 

「…ああ」

 

「なら前向いて!ワタシを見て!

 最後のアタック、しッかり受け止めてやんヨ!!」

 

「…ありがとう、璃恵。

 ムゲンドラ!最後のアタックだッ!!!」

 

「悠姫の情熱、受け止めるヨ!!

 ライフで…受けるッ!!!!」

 

 

(璃恵ライフ1→0)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 相棒の一撃は、璃恵の最後のライフを砕いた。

バトルは終わり、静まり返る会場。

 

 

 

『………き……決まったああぁぁーーーッッ!!!

 この死闘、激闘を制したのは、無名のカードバトラー!緋立悠姫さんだああぁぁーッッ!!!!』

 

 呆然していたジャスティスが持ち直し、勝者を告げる掛け声に会場全体大歓声が起きた。

 

 

「……勝ったのか」

 

 未だ実感が無く頭がハッキリしない。余程熱にやられたみたいだ。でも不思議と冷静でいる自分がいる。

 

「おめでと悠姫♪」

「…璃恵」

「いやァまさか返されるなんて思ッてもみなくッてさァ♪」

「璃恵」

「しかも三龍神に三極竜まで揃えるんだからやッぱ悠姫はワタシが見込んだ通り——」

「璃恵っ」

「…ん?」

 

「…ありがとうございました」

 

 まだ熱が残る右手を差し出す。

 カードバトラーとしての、最後の礼儀だ。

 

「…♪ ありがとうございました!

 良いバトルだッたヨ♪」

「ああ!」

 

 お互い璃恵と握手を交わす。

それにより拍手と歓声が更に大きくなる。

観客席側を見れば、皆が拍手と歓声を送ってくれている。何か言ってるみたいだが、よく聞き取れない。

 

 

『二人とも、素晴らしいバトルだった! カリスマ一同、二人の健闘を讃える!』

『悠姫さんも璃恵ちゃんもすごかったよー! マジカル超感動!』

『僕もね、息飲んじゃうくらい凄いバトルだった!ボンバーなんか何でか震えちゃってるもん!』

『もうね…もう…言葉が出ないよ』

『では悠姫君て璃恵君ね表彰式だ!』

 

 

 まだボーッとする頭であれよあれよと表彰式が執り行われた。

…勝った。璃恵に勝てた。ただそれだけしか考えられないくらい上の空だった。

 

『ではまず準優勝、白鐘 璃恵君!トロフィーと楯の授与だ。良いバトルだった!おめでとう!』

「あざーッす♪」

『今回は惜しくも準優勝だったが、どうかな』

「今回は!準優勝に甘んじますけど、次は負けないでーす♪」

 

 ギャラクシーが最終順位を告げ、ボンバーから授与された物を受け取り、やや軽口を混ぜた璃恵のインタビュー。

あれが営業スマイルってやつか。

 

『そして…。優勝、緋立 悠姫君!

 トロフィーと楯。そして称号が送られるぞ!

 初めての大会で初優勝おめでとう!並み居る強豪バトラーからよくぞ優勝まで勝ち抜いた!! おめでとう!!』

 

 私はマジカルから楯を、ジャスティスから璃恵のトロフィーより大きなトロフィーを受け取…思ったより重いぞこれ。

 

『いや本当彼女は凄い。何が凄いってマジカル』

『悠姫さんがここまで来るのに、称号持ちを6人に倒してるみたいですよー』

 

 私の戦績に観客席がざわめく。

そりゃそうだ、一級の称号持ちが名無しに負けたんだからそうもなる。…何だか申し訳ない気持ちが。

 

『えっとですね。神淵、絳焔、緑迅、蒼穹、紫蓮、熾天、白銀と』

『聞けば誰もが知ってる称号持ちの人…あっ、あそこで肩車して両手振ってる人達かな?』

 

 マヌガスが指差す先。

麗奈さんに肩車され、満面の笑みで真桜が両手を振っている。…凄まじく他人の振りしたい。

そこに皆まとまっているのだから余計気恥ずかしい。

 

『緋立君。今の気持ちをジャスティスに教えてくれ』

「え!? え、えぇっと…」

 

 突然のインタビューのしどろもどろになる。そりゃ急に言われたら詰まるに決まってる。

な、何を言うべきか……

 

「そ、その…。ここまでこれたのは私だけの力じゃないというか、ただがむしゃらにここまで来てしまったというか」

『なるほど。しかし璃恵君にかなり対抗心があったように見えたが?』

「対抗心…というか…。約束と言うか」

『ほう約束』

「約束と言っても、ただ璃恵に勝つぐらいですけど…」

『しかし大事な約束だったのだろう?』

「…はい。今ではとても」

『うむ、ありがとう。君と璃恵君の笑顔が何よりの証拠だ』

 

『さてー称号授与なんですがー。何がいいかな?』

 

 …え?称号授与って後で裏で何かやるもんじゃないの?この場で決めるの?!

 

『ボンバー何かある?』

『う〜ん…、赤の<竜人>とか使ってたから、竜のお姫様で“竜姫(りゅうき)”っていかが?』

「あッ!それイイ!悠姫、どうかナ!」

「どうかなって、どうなんだ」

 

 竜姫…。これ以上名前負けは避けたいところなんだが、名前にも姫、称号にも姫は少し恥ずかしい。

てか皆自然にある花や空とかなのに私だけ随分ストロングじゃないか?

 

『マヌガスは?』

『そうですねぇ……赤使い…赤…紅……竜…“紅竜(こうりゅう)”か“無限”とかどうでしょう!』

『マヌガス安直ー』

『えー!? じゃあマジカルは?』

『あたしもう考えてたよー。“灼熱(しゃくねつ)”!』

『それ俺も考えてた!』

『えジャスティスもー?』

『ああ。究極のゼロばりに決めてくれるからそれかもしくは“究極(アルティメット)”か悩んだんだけどなぁ〜』

 

 究極と灼熱、か…。

 

『最後は緋立君が決めるんだが、何がいい?』

 

 …少し目を閉じて、思い返す。

私の始まり。璃恵が最初にくれたもの。

 

 

 

「……“灼熱”。それにします」

 

 

 

 “灼熱のゼロ”。

璃恵から最初に貰ったデッキであり、“私の始まり”。

 

 

『そうか!では諸君!緋立君の称号は“灼熱”に決まった!!

 “灼熱”と“白銀”。

 アルティメット編を象徴するカードバトラーの誕生だ!!』

 

 

 

 

   最終戦績: 優勝

     称号:“灼熱”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

————あの称号戦から。

 

 現在、年を跨いだ春。

季節が代わり、私も晴れて進級。2年生だ。

 

「姉さん、準備できた?」

「ああ。…大丈夫か?」

「えっと。…うん、オッケー」

 

 始業式に向かうため祐依と身嗜みチェック中。

変わったのは襟に付ける学年を示すピンバッジくらい。あとは……璃恵から貰った“赤と銀のヘアピン”を着けているくらい。

あの時の優勝祝いプラス……まぁ……その……了解した訳なんだ。その証。

 

「さ、行きましょう」

「うん」

「あ、デッキも忘れないでね。忘れると璃恵さんがうるさいから」

「大丈夫。持ってるよ」

 

 

 

「や。Good Morning♪」

「おはよう璃恵」

「おはようございます死ね」

「…祐依ちャんいい加減許してくれないかナ?」

「絶対に許しません。絶対にだ」

「ヒーン悠姫ィ!未来の義妹が冷たいヨー!」

「あなたに義妹と言われるとイラッときますからやめてください」

 

 璃恵と祐依はいっつもこんな感じ。

私が了解してから璃恵に対する風当たりが一層厳しくなったみたいで。

ああ、彩音達もひとつ上がって、彩音は高等部一年。祥子達三人は中等部二年。真桜は中等部一年となり、学校に知り合いが増えた。

マリア先輩達は卒業し大学生になったらしいが…兼任としてうちの学校の生徒会後見人となったようで。…つまりちょくちょく遊びに来るらしい。

 

 

「あーそういえばさ。ウチの知り合いの開発部とマリア先輩の会社がバトスピのバトルフィールド開発に挑んでるらしいヨ?」

「は?」

「え?リアルでやってるんですか?」

「うん。将来はアクションバトルなンてのも目指してるッてさ」

「馬鹿も行き着くと凄いですね」

「それはさておき……ターゲット!」

「うおっ、なんだ」

「ウププ〜♪この新しいデッキver.06の切れ味を試したくてサ〜♪」

 

 もう一つ、ある事があった。

璃恵が言った06。…そう、『アルティメットバトル06』が発売した。

詳しくは省くが、称号戦の後、私含む知り合い全員が集められて、その06のテストバトルをしたんだ。…結果は聞かないでほしい。

 

 

「悠姫も祐依ちャんも組み直したんでしョ?」

「まぁ…」

「私は組み直しましたよ」

「ならバトルしようゼ!」

「始業式が済んだらお相手します」

「えー!そんなの待ッてられないー!悠姫!遊戯室へ今すぐGo Direct!!」

「は!? え、ちょおい引っ張るな!コケる、コケるから!」

「あ!待ちなさい!」

「待たぬ!退かぬゥ!」

 

 

 と、まぁ…いつもと変わらない感じな訳で。

近々『アルティメットバトル07』も発売するとのことだ。

 

 璃恵には感謝してる。

バトルスピリッツを教えてくれたこと。

 

 私の始まり。ゼロからスタートする。

 

 …て、カッコ付けてるけど、最近また負けが嵩んでるんだけどな。

 

 まぁ。気長にやって行こう。

 またゼロからのスタートだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——:————::: Next…?

 

 

『バトルスピリッツ!

 全国のカードバトラー達よ!

 群雄割拠、戦国乱世の時代に己が名を、生き様を刻め!!』

 

 

「ふおぉ…かっけぇ! アタシも一番目指してぇ!

 目指せ1番星!なんてね!」

 

 




無事?完結致しました。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
最後が駆け足気味ですが、ダラダラ書くより良いと思いこんな感じと相成りました。
活躍させられなかったカードが多いのがちょっと心残りです。

続きはないです。

ミス等ありましたら気軽にご指摘ください。
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