インフィニット・オルフェンズ!   作:札切 龍哦

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新作が投稿されたので初投稿です

ガンガンBB素材が提供されてるので俺も頑張らないと!してニコニコ大百科のインフィニットオルフェンズの記事書いたら初挑戦だったことも相まって5000文字×二回の記事データが消し飛んだ時は泣きそうになりました。

本家はガンガン面白さが加速しているから、必ず見てね!止まらない・・・加速する・・・!!



『マッキー!げんきー!タバネンシャカリキー!』

「ごきげんよう、束殿。態々連絡とは・・・もしや」

『うん!明日『バエル』届けにいくよー!皆によろしくよろしく言っといてほしいなー!』

「あなたは言葉を尽くすより、一目見た方が早いでしょう」

『確かに一理ありありー!!じゃあ早速準備するよー、素敵な温泉沸かして待っててー!バイビー☆!』

「・・・ふぅ。まさに天災。世界を巻き込む災厄そのものだな」

『あの、お疲れ様です・・・准将』

「ヤマト少尉、君もいたのか。どうせなら此方にもきたまえ。存分に休暇を楽しむといい」

『は、はい。その・・・ISと共に向かいます・・・』

「・・・苦労が堪えんな、お互いに」

『い、いいんです。イージスの爆発に巻き込まれた自分を救ってくれたのは、彼女ですから』

「・・・スーパーコーディネイター。遺伝子の奇跡に目をつけたか、シノノノ・タバネ・・・」


バエル!!

臨海学校、陽もすっかり暮れた夜。俺達は水着から着替えて飯を食うために俺らが寝泊まる旅館ってとこにやってきた。遊びに遊んで、寝る場所や飯も用意してもらえるとはよ。豊かで裕福な国ってのは、俺らみてぇなガキにもきっちり気配りしてくれるもんなんだな。ちっと・・・いや、かなり感動もんだ。正直言って泣けてくるくらいのいいもんだ。・・・何度思ったかわかんねぇが・・・

 

「此処に来れて良かったと思うぜ。お前はどうだ?ミカ」

 

「勿論、俺もだよ」

 

その言葉と笑顔は、俺の心をあったけぇもんにしてくれる。仏頂面から、ミカはすっかり色んな顔を見せてくれるようになった。環境一つ違えば、こんなにも俺達は変われる。道がこんなにキラキラしてる。あぁ・・・ひょっとしたら、俺らが足掻きに足掻いてきたのは・・・

 

「此処だね。・・・ん?」

 

ひょっとしたら、此処がアガリの場所。王なんかじゃねぇ、俺らの大切な居場所なのかも・・・ん?どした、ミカ?なんか気になるもんでもあるのか?

 

「・・・ば、あ、りゅう?オルガ、これなんて読むの?」

 

宿前の書かれていた表札に書かれていた漢字を指差し、頭を捻るミカ。読み書きも出来るようになって文武両道な風紀委員サマが不覚じゃねぇか?よし、任せとけ。ちっとは俺だってな・・・

 

『温泉宿 場亜流』

 

「・・・わかんねぇや」

 

「だよね。当て字?日本語は読み書きは解るんだけど文法が凄い難しくて大変なんだ。ばありゅう・・・ばある・・・」

 

・・・なんだろうな、ミカ。その「ばある」って単語を聞くと、すっげぇアイツを思い出すんだよ。ほらアイツだよアイツ。その、やたらなんかMSに乗ってはしゃいでた・・・

 

「──・・・・・・」

 

ばある、ばある・・・ばえる・・・バエル・・・なんだよ・・・結構似てんじゃねぇか・・・嫌な予感しかしねぇぞ、大丈夫かよ・・・こんなとこまでまさか腐れ縁は繋がったりしねぇよな、大丈夫だよな・・・

 

「・・・どした?ミカ」

 

「何、アレ」

 

そんな最悪な予感を考えていた俺は、ミカの視線、指先を見つめ・・・頭を抱えたくなるくらいな衝撃に襲われる。その先にあったのは大量の石造。アートやら芸術で作られる威信のカタチを作ったもんだ。そんだけなら珍しいもんでもねぇが・・・そいつは、この世界ではあまりにも有り得ない形をしてたんだ。よぉく知ってる、ある意味鉄華団の疫病神って言ってもいいかもしれねぇ、二本のアンテナに二本の剣・・・──

 

「バエルじゃねぇか!!ちょっと待て!それじゃ──」

 

ガンダムバエルを石造に表してまで有り難がるなんぞ俺が知りうる限り一人しかいねぇ、有り得ねぇ!なんてこった、嘘だろ・・・!最悪の予想じゃねぇか!この宿は鉄華団が泊まるにゃ縁起が悪すぎるじゃねぇか!!

 

「あ、オルガ・・・!?」

 

俺は走り出した!考える前に体が動いたってヤツだ!間違いねぇ、こいつは間違いねぇ!アイツしか、あの野郎しかいねぇ!

 

「あ、オルガ?」

「ど、どうしたのだ!?そんなに血相を変えて・・・!」

 

ぴったりくっついてるシノとイチカの脇をすり抜け、俺は走りに走った。俺の生きざま、そんで掴みとった、その為に死ねるもん。下手をしたらまたソイツが台無しになっちまうのかもしれねぇ・・・!ソイツだけは・・・!

 

「き、君!旅館で走るのは危ないぞ!」

 

「退きやがれ!!」

 

従業員をはね飛ばし、俺は『責任者』と書かれた浴衣を着てる、女がすれ違う度に振り替えるくれーの、シャルと同じ金髪の男に、俺がこの世界で培った思いを拳に乗せて、叩き付ける──!

 

もしかして?とは思った。いや、まさかな、とも思った。だが、此処まで同じなら認めるしかねぇ!お前は、お前は間違いなく──!!

 

「マクギリスじゃねぇかァ!!」

「ぐうっ!!」

 

「館長ぉおぉぉおぉお!!!」

 

俺の拳が、責任経営者になってやがるマクギリスの顔面をぶん殴り、従業員に受け止められる。俺は息を切らしながら、なんでこんなところにいやがるかを聞き出そうとした瞬間──

 

「オルガ、旅館で走るのはダメだ。危ないよ」

 

「ぐぅぅうぅっ!!!」

 

風紀委員のワッペンを着け、独立風紀委員の権限を行使したミカの銃撃をまともに直撃し──

 

「・・・押さず、走らず・・・静かにしなきゃいけねぇからよ・・・駆け回るんじゃねぇぞ──」

 

俺は敢えなく、ワンオフアビリティの世話になっちまった・・・だが旅館で殺人はサスペンスだぞミカァ・・・

 

 

「というか、なんでチョコの人がいるの?もしかして、アンタも転生したの?」

 

「相も変わらず本質を見抜くか。凄まじいな、その感覚・・・いや、この世界に共に現れた以上、この出逢いは必然なのかもしれないな」

 

落ち着いた俺たちは、一旦館長室に呼ばれて挨拶することになった。ミカは単純に疑問に思ってることをぶつけマクギリスはそれに答える。そこに、今んところあぶねぇ雰囲気はねぇ。・・・まぁ、ここでやらかそうなんて思っちゃいねぇがよ・・・

 

「そちらにも、会えて嬉しいよ。オルガ団長」

 

簡単に説明しとくと、こいつはマクギリス・ファリド。鉄華団と同盟を組んでガンダム・バエルにお熱を上げる最高のアグニカ馬鹿だ。そんだけ知ってりゃこいつは理解できる。今更説明なんてこんなもんでいいだろ

 

「おう・・・つぅか、アンタはこんなとこで、旅館を経営して何やってんだ?」

 

其処だ。革命の貴公子、ガンダムバエルのパイロット様がこんな場所で宿を切り盛りたァ随分とイメージってのが合わねぇ。転生したってのは察しが着くがよ。どういう筋書きだ?キチッと説明が欲しいもんだな

 

「私は君達のように学生という年齢ではなくてね。こうして転生した以上、色々と先立つものが必要だったのだよ。この経営はそれの調達と・・・『テスト』のようなものだ」

 

「『テスト』ぉ?」

 

「今はこれだけしか伝えられないが、嘘ではないと誓おう。新たな世界に、我等のいさかいは不要なものだ。君達も来客ならば、私達は全霊でおもてなしをさせてもらう。今はそれで、妥協策といかないかな?団長」

 

「・・・けどな・・・」

 

・・・納得できねぇ事はある。そのテストがなんなのかってのは気になるし、また腹んなかで考えてるのかよ、って疑う気持ちも無いわけじゃねぇ

 

「もういいよ。それは、過ぎたことだ」

 

そんな中、言葉を発したのミカだった。コイツはもういいと言った。そんなことは、気にするものじゃない、と自分の意志を告げたんだ。

 

「ここは、俺達じゃない皆がいる。俺達の新しい人生は、もう始まってる。チョコの人もそうなんでしょ?」

 

「あぁ、その通りだ」

 

「ならいいんだ。過去のわだかまりで、今の進む道を、これからの進む道を止めちゃいけない。俺達は、進むべきなんだ。今度こそ、流されたり誰かに言われるんじゃなくて、自分が選んだ、自分の道を」

 

マクギリスの野郎も目を見張ってやがる。ちっと見ねぇ内に・・・って顔だな。今のミカは今までのミカじゃねぇ。何処に出しても恥ずかしくねぇ『風紀委員』なんだからよ

 

「だから、もういいよ。これまでの事より、大事なのはこれから、そして今だ。・・・ん」

 

そう言って、マクギリスの野郎にミカは渡す。火星ヤシ・・・今までの自分。そんで──いつも食ってる、購買のあんパン・・・

 

「宿、頑張って。応援するよ」

 

「フッ──ありがとう。今度こそ、良き関係を築こう。三日月くん」

 

握手をする二人を見て。俺は──胸んとこが、無性に熱くなる感覚を味わってた。感無量ってヤツだ。なんなら、男泣きもしてたかもしれねぇな

 

「ん。はい、オルガも」

 

・・・見てるか、アトラ。クーデリア。お前らが選んだ男は、こんなに立派になって、しっかり自分の足で、自分の意志で歩いて、生きてるぜ。とっくに『次はどうすればいい』なんて言葉から、生き方を卒業してんだ

 

「・・・そうやってお前は・・・」

 

火星ヤシを見つめながら、俺は思う。そうやってお前は──律儀に守ってるんだな。俺が言って、俺が命令した・・・『止まるんじゃねぇぞ』って生き方をな・・・

 

「・・・サンキュな」

 

そうだ、俺達は始めるんだ、新しい生き方を。学園の生徒として、生きていくために進み続けるんだ。それに、アイツに乗ってやるのを決めたのは俺だし、褒められねぇ真似もした。こいつぁ御互い様で、過去を流せるってんならそれに乗らないって手は──

 

「ぐぅぅうぅっ!?」

 

瞬間、口んなかにヘドロみてぇな感触と、ざらざらの粉薬を噛み砕いて口んなかに染み込ませたような感覚が俺を襲い・・・

 

「あれ?外れ?」

 

俺は倒れ──あえなく臓器が痙攣を起こし・・・ワンオフアビリティの世話になっちまった──

 

「ッ、フフフ、はははははははははは!はははははははははは!君の生きざまを現した実に素晴らしい力だなそれは!失礼、すまな、はははははははははは!」

 

「オルガ、大丈夫?こんなところで寝てたら風邪引くよ」

 

・・・お前ら、仲良しなのはいいがよ・・・ノリで俺を殺すんじゃねぇぞ・・・

 

 

「・・・そうだ!お前ら、過去を水に流すってんなら・・・」

 

死んだなか、俺はとある事を思い付く!こいつなら、しっかり落とし前がつけられるかもしれねぇ!なら、やるしかねぇな!俺らの、共同の初仕事をよ!

 

 

「よぉしお前ら!!旨い飯、んであったけぇ風呂!そんで俺らの出し物!最後まで思いっきり楽しめよぉ!!」

 

「「「「「「おおーっ!!」」」」」」

 

料理、晩飯の時間。全員で食う飯の広場のステージに上がり、俺はボーカルギター、ミカはドラム、マクギリスはDJ、イチカはベースになって登壇して新生鉄華団の皆に声をかける。そう、こいつぁ・・・皆の親睦を深める即興ライブだ!

 

「オルガ!すっごく似合ってるよ!うん!カッコいい!」

 

シャル、見とけよ!お前の男の晴れ姿をよ!

 

「流石、私の嫁だ・・・皆見ろ!あのドラムが私の嫁だ!!」

 

ミカもラウラに手を振ってやがる。お似合いじゃねぇか!

 

「あの館長さん、凄いイケメン・・・!」

 

マクギリスは黄色い声を独り占めかよ・・・ま、俺にはシャルがいてくれりゃ充分だ!

 

「イチカー!素敵だぞー!男らしいぞー!」

 

シノのヤツはイチカに首ったけじゃねぇか、カッコ悪いとこは見せらんねぇな!

 

 

 

此処にいる奴等全員、食べて、浸かって、んで聞いて楽しめ!俺の歌声、聞かせてやるよ!たっぷり楽しんでけよぉ!!

 

「準備はいいな!ミカ!マッキー!イチカァ!!」

 

「いいよー」

 

「崇高な催しだ・・・私はこのバンドステージに、アグニカ・カイエルの魂を見た・・・!」 

 

「お、おう!任せとけ!!平団員でも楽器くらい!」

 

イケメンバンド、鉄華団の結成だ・・・!一切合切、興奮の渦を巻き起こして血を熱くさせてやろうじゃねぇか!!

 

「よぉしお前らァ!今日はとことんまで行くぞぉ!!!」

 

「「「「「「いぇーい!!止まるんじゃねぇぞーっ!!」」」」」」

 

即興で始まった俺達のライブが幕を開けた!マクギリスの御機嫌なDJがアゲアゲに気分を盛り上げ、ミカのバンドがバリバリ体を振るわせて、イチカがベースを上手く弾きやがる!やるじゃねぇか、お前ら!俺も負けてらんねぇ!腹から声だしてやるぞぉ!

 

「まわりまわってー、ふーんふふーん♪かさなりあってー、ふーんふふーん♪オルガー!いけいけー!」

 

「ミカ・・・夫としてお前を誇りに思う!」

 

「「「バエル!バエル!アグニカ・カイエル!♪」」」

 

「聞け!!新生鉄華団の諸君!!今此処に、アグニカ・カイエルの魂は蘇った!」

 

「バエルよ!!温泉旅館の魂!」

 

「そう!かけがえのない青春は私達にあるっ!!」

 

「「「「「きゃあぁあぁ~っっ!!!」」」」」

 

「いいぞイチカー!もっと、もっとだー!!」

 

「もっとぉ!?あ、あぁ分かったよ!やってやるよ!やればいいんだろっ!?」

 

大盛況で皆大盛り上がりじゃねぇか!シャルもラウラもシノもはしゃぎやがって、鉄華団の皆もノリノリでよ!こいつぁ、最高の一日の上がりってやつだ!だからよ──

 

「止まるんじゃねぇぞ──!!!」

 

「オルガが進み続けるその隣に、ずっと僕はいるぞ~っ!」

 

「バエル!!」

 

「「「「「温泉旅館の魂!!!臨海学校の正義は我々にある──!!!」」」」」

 

(ラウラ、楽しい?)

 

(勿論、最高に楽しいとも!)

 

「イーチーカー!いいぞー!いいぞー!!」

 

「サンキュ、ホウキ!じゃあもっかい行くかぁ!」

 

アンコールにもノリノリに応え、俺達の本気のライブは晩飯が食い終わるまで続いた

 

人生に、次があるかは解らねぇ・・・だからお前ら、今この瞬間を思いっきり楽しめよ。悩んだり、苦しいときは一緒に背負ってやる。楽しいときは、一緒に思いっきり楽しんでやる。だから、その大事な人生の道の途中で──

 

「止まるんじゃねぇぞ──」

 

俺達の夜は、更けていく。鉄華団の、新しい門出を祝って──

 

(騒いでたけど、チフユ、来なかったね)

 

(完全に防音したのだ。当然だとも)

 

(チョコの人)

 

(?)

 

(これからよろしくね)

 

(・・・こちらこそだ。三日月くん。君に──)

 

(・・・?)

 

(1000アグニカポイントを、進呈しよう──)

 

 

 




晩御飯後、自由時間

セシリア「あら、リンさんにシノノノさんじゃありませんの。どうなさいましたの?イチカさんと先生の扉にへばりついて」

ホウキ「しーっ、静かにしないか!今・・・」

リン「いいところなんだから・・・!」

「いいところ・・・?」

イチカの声『チフユ姉、久し振りだから緊張してない?』

チフユの声『そんなわけあるか馬鹿者・・・あっ、ん・・・少しは加減をしろ・・・』

『はいはい、じゃあここは?』

『なっ・・・そ、そこは、やめ・・・』

『遠慮すんなって、大分溜まってたみたいだしね』

セシリア「こ、ここ、これは・・・風紀の乱れっ・・・!?教師生徒の、禁断の恋!?み、三日月さんに報告を──!?」

「し、しーっ!?しーっ!!」

ホウキ「これは・・・先生公認ではないのか!?」

「えぇっ!?私も!私も混ぜてくださいまし!風紀を、風紀を確かめますわ!!」

「あ、馬鹿!おさないで敗北者!!」

「止せ、止めろ!!あ、あ、あ──!!」

ガシャーン!!

イチカ「?」

チフユ「・・・何の用だ?」

「「「ま、マッサージ・・・」」」


露天風呂

ラウラ「汗をかいただろう、ミカ。夫の私が、背中を流してやる」

ミカ「ありがと、ラウラ」

「うむ、任せておけ。・・・それにしても凄い盛り上がりだったな。私も、嫁の晴れ姿が見れて鼻が高い。私の嫁は、学園一だと証明されたようなものだな、うむ!」

「じゃ、ラウラも一緒にやろう。色々、教えてあげるから。知らないこと、もっともっと一緒に分かるようになろうよ」

「あぁ、その通りだ。寄り添い、成長する。それが、夫婦なのだからな」

「うん。・・・でも」

「?」

「ワサビは嫌いだ」
「・・・私もだ。なんだあの、つーんとくるのは。理解できん・・・」

「上がったら、あんパン食べよう。二人の分、買っておいたからさ」

「!でかした!あ、料金は・・・」

「奢りだよ」

「ミカぁ・・・!」

オルガ・シャル寝室

「なんか、布団の数・・・合わなくねぇか・・・」

「ご、ごめんね・・・!?その、飲み物溢しちゃって・・・マクギリスさんが・・・『一つ布団で過ごすのは、神聖な儀式だよ』って・・・」

「あの野郎・・・」

「ぼ、僕はいいんだ!一つでも・・・!む、むしろ・・・近くに入れて、良かった・・・う、ううん!何でもない!と、とにかく眠ろう?い、今寝巻きに着替えるから!」

「ヴァアァアァアァアァアァ!!!?」

~布団

「今日は、楽しかったね。皆、とっても幸せそうだったよ。オルガや皆のお陰だね」

「・・・ハィ」

「ふふっ、まだまだ学園生活が始まったばかりだなんて夢みたい・・・毎日、こんな楽しいことが一杯なんだね・・・凄く、幸せだよ。僕」

「・・・アァ」

「オルガ、本当にありがとう。僕の初めてを知ってくれたのが・・・オルガで良かった・・・」

「は、はじめっ・・・」

「ねぇ、オルガ」

「・・・ハ,ハイ・・・」

「──これからも、ずっと一緒にいてね。離れたり・・・いなくなったりしたら・・・許してあげないから」

「──ハィ」

「ふふっ、御休みなさい。また明日も・・・一緒にいてね・・・」

「────────」

・・・キボーノハナー・・・♪


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