問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡   作:ブレイアッ

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気付けばもう12月、小説書き始めて既に1年たってました

今回は若干リリなの分多めでお送りします


17話 作戦会議(笑)ですよ?

  修也は工房の外に出て空を見上げていた

 

 

 

ーーーーー「この大地が、もう戦で枯れぬよう、青空と綺麗な花をいつでも見られるような、そんな国をーーーー」

 

 

 

「箱庭の空は………綺麗だなぁ。オリヴィエにも見せてやりたい」

 

《そうですね》

 

  修也は空から目を離し、視線を前に戻す

 

「さて、ジンでも探すか。流石にリッドみたいに夜になっても見当たらないなんてことは無いだろうし」

 

  結果的に言うと簡単に見つかった。黒ウサギの部屋の前でバッタリと会ったのだ

 

「どうしました?  黒ウサギなら今、お風呂場ですけど……」

 

「あぁ、用があるのはお前だ」

 

「はい?  僕………ですか?」

 

「2人きりで話しがしたい、どこかいい場所はないか?」

 

「解りました。それなら、地下の書庫が良いと思います。ついてきてください」

 

:::

 

“ノーネーム”本拠。地下三階の書庫

 

  多くの本棚が並び、山積みになった本は埃を被っている。そんな閑散とした部屋に二人の少年がいた

 

「話って何でしょうか?」

 

  一人の少年、ジンが訊く

 

「あぁ、単刀直入に言う。俺は半年も生きられない」

 

  もう一人の少年、修也が近くの本棚にもたれ掛かって言う

 

「え?」

 

  あまりにもあっけらかんと、大したことでもないように言い放たれた言葉に、ジンの思考は停止する

 

「他のヤツには言うなよ?  特に耀とか」

 

「なんでそんなことを僕に言うんですか!?」

 

「なんでって………コミュニティのリーダーだからに決まってるだろ」

 

  当たり前のように修也は言う

 

「特に何かをしろ、とは言わない。俺が死んだときの覚悟くらいはしておいてくれ」

 

  話はそれだけだ、と修也はジンに背を向けて歩き出した

 

  バタン、と扉が閉まる音がジンしかいない書庫に響いた

 

「修也さん………貴方は何故、それを受け入れられるのですか」

 

  書庫に残されたジンは一人、呟いた

 

:::

 

  サァァァ、と雨の降る音が外から聞こえてくる

  あれから 二日程たち、修也は耀と飛鳥ともにある人物の部屋へと向かっている

 

  「それにしても、修也くんの体は不思議ねぇ、失った部分を再生させて一日も経たずに元通りなんだもの」

 

  ペタペタと修也の左腕を触りながら飛鳥は言う

 

「そんなに珍しいものでも無いと思うけどなぁ………っと、着いたな」

 

  そんな会話をしているうちに目的の人物の部屋の前へとたどり着く。あとはドアを開けて入るだけだ

 

  コンコンと耀が控えめなノックをする

 

「はーい、鍵もかかってますし中には誰もいませんよー」

 

  中から目的の人物、黒ウサギの声が聞こえる

 

「入っていいという事かしら?」

 

「そうじゃないかな?」

 

  どこをどう解釈すればそうなるのか、修也は苦笑しながらあるものを召喚する

 

  ガチャガチャとドアノブを回す二人

 

「あら、本当に鍵がかかってるわね」

 

「どうしよ? こじ開ける?」

 

「いや、ここはピッキングで………」

 

  修也が召喚したのはピッキング等でよく使うアレだ

 

  ガチャガチャという音がカチャカチャという音に変わる。

 

「はいはい、今開けますから! 御3人とももう少しソフトにというかオブラートにですね」

 

バキンッ!  と音をたててドアノブが落ちた

 

「あ、壊れた」

 

  どうすればピッキングでドアノブが落ちるかは突っ込んではいけない、修也曰く「ベルカ仕様です」だそうだ。

 

「オブラァァァト!」

 

「「「五月蝿い」」」

 

   3人の問題児にピシャリと言われて黙る。黒ウサギは取れたドアノブ片手にシクシクと泣いた

 

:::

 

  年長組が作ったクッキーをお茶請けにしてお茶を飲み、4人は月のウサギについてやギフトゲームについて話をしていた

 

 

「連中にとって黒ウサギやレティシア様以外で交渉に乗ってもいいと思えるようなものがあれば………」

 

「うーん………」

 

「そんな都合のいいものあるの?」

 

  女性陣が頭を捻って考えている間、修也は己が召喚出来るもので役に立ちそうなものはないか考えていた

 

「黒ウサギ、これとかどうだ?」

 

  修也が召喚したのは菱形の青い宝石、中にはローマ数字でXXII(22)と赤く浮かび上がっている

 

「コイツならペルセウスの連中を木っ端微塵に消し飛ばせる」

 

「そんな危険な物は却下です!  このお馬鹿様!!」

 

  バシーンとハリセンが炸裂。このやり取りは既に5回目である

  因みに修也が召喚したものはこうだ

 

1回目  触れるとあるウイルスに感染する黒く光るナイフ

2回目  赤い宝石の形をした超高エネルギー結晶体

3回目  多脚生物のような機械兵器、光学迷彩つきのステルス仕様

4回目  逃げ回るスライムのようなもの

 

「また駄目かー、全く、そのルイオスってやつの趣向とかわからないのか?」

 

「えと……彼の趣向は…………」

 

「悪趣味」

 

「げすやろー」

 

「そうですかぃ………」

 

  全く役に立ちそうなものはない。4人は完全に行き詰まった

 

「邪魔するぞ」

 

ドガァン!  と派手な音をたてて十六夜がドアを蹴破る

 

「よっ」

 

「い、十六夜さん! 今まで何処に、って破壊せずには入れないのですか貴方達は!?」

 

「だってかぎ鍵かかってたし」

 

「あ、なるほど! じゃあ黒ウサギの持っているドアノブは一体何なんですこのお馬鹿様!!」

 

  ドアノブを精一杯投げる黒ウサギ。十六夜はそれを脇に抱えていた大風呂敷で受け止める

 

「それ、なに?」

 

「ん?  ああ戦利品だよ」

 

  どさ。とテーブルの上に大風呂敷を置く

 

「十六夜さん、これは?」

 

「「スイカ?」」

 

「スイカねぇ」

 

  十六夜はヤハハと笑いながら大風呂敷を解く。そこにはペルセウスの旗印が描かれた2つの宝玉

  それこそ、ペルセウスへのギフトゲームの挑戦権だった




修也が召喚したものが全部わかった人はいるのかな?
全部『魔法少女リリカルなのは』に登場したものばっかですよ
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