問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡 作:ブレイアッ
黒ウサギ、飛鳥、耀、レティシアたち女性陣+
「流石はサウザンドアイズの温泉ね、あれだけあった生傷が浸かるだけで治るんだもの」
「Yes、家主はあれですけどこの温泉はとっても素晴らしいのですよ♪」
「確かに、家主はあれだけど」
「家主はあれだかな」
そのあれな家主はというと、温泉のはしっこから黒ウサギや飛鳥たちの体見ていた。それはもう余すことなく隅々まで、舐めるようにだ
「ところでのう、おんしら
「「「「セクハラされるから!!」」」」
「うわーん! 黒ウサギ、皆が私を腫れ物扱いするんじゃっ」
涙を流しながら(演技)黒ウサギに抱きつく白夜叉、その両手のひらは黒ウサギの双丘を掴んでいる
「ひゃあ!?」
「相変わらず黒ウサギの体は柔らかいのう! 力を加減すれば綿のような手触り、されど力をこめればこの弾力ときたら! ボヨンボヨーン♪」
黒ウサギの双丘を揉んだり下から上へと手のひらの上で弾ませたりと白夜叉のセクハラ行為はとどまることを知らない
スコーン!!
「ぶべらぁ!?」
飛鳥と耀が投擲した木桶が見事白夜叉の頭に命中、白夜叉は鼻血を出しながら温泉の隅っこに吹っ飛ばされた
「全く、油断も隙もありゃしないわね」
「黒ウサギ、大丈夫?」
「はい、不本意ながら白夜叉様のセクハラにはなれておりますので」
「黒ウサギ、お前も苦労したんだな………」
ホロリ、と涙をこぼす吸血鬼メイド、レティシア
ちなみにリボンをとっているので大人の姿をしている
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『ガールズトークin温泉』
「さてさて、白夜叉様は気絶しておられるのでレティシア様も交えてガールズトークパート2と参りましょうか♪」
鼻血を流して気絶している(気絶させたともいう)白夜叉を温泉の隅っこに女性店員が持ってきた『白夜叉専用拘束縄』でちょいキツめのぐるぐる巻きにして放置し、黒ウサギが楽しそうに会話を始める
「あら、また?」
「Yes、今回はもっとパーソナルでプライベートな部分に触れていきたいのですよ♪」
「ぱーそなるでぷらいべーと?」
聞き慣れない言葉に疑問符を浮かべる昭和女子代表、どうやら英語は苦手のご様子だ
「スバリ! お好きな……メガネとか!」
「「メガネ!?」」
「む、主たちはガールズトークでメガネの話をしないのか? 箱庭ではわりとスタンダートな話だと思うのだが」
「は…箱庭ではそんな話になるの?」
ガールズトークでメガネの話、外界と箱庭の差を思い知った飛鳥である
「私は極太黒縁、フレームレスは認めない」
「流石は耀様、わかってるな」
「は、早くも話についていけいわ……」
仲間だと思っていた耀があっさりと適応し、率先してメガネの話に加わる。これがいきる時代の違いというものか…………
「も、もっと普通の話はないの? 例えば好きな食べ物とか、好きな人とか」
「好きな人ですか! つまり恋の話、略してコシですね!」
「りゃ、略しすぎなのではなくて?」
ちなみに外界では恋の話をコイバナと略す
「あぁ、そんなガールズなお話が出来るとは、夢にも思いませんでした」
「飛鳥はどう? もとの世界に好きな男の子とか……いた?」
「外の世界か……」
「主殿?」
「この箱庭は素敵ね、色とりどりに囲まれて、毎日キラキラしていて、前にも言ったかもしれないけど私がいたところは毎日がくすんだ灰色の世界だったの。恋愛だなんて、考えたことも無かったわ」
どうせ
「春日部さんは? どうなの? 好きな殿方とかいたの?」
次は耀の番だとばかりに飛鳥は話を切り上げ、耀にきく。この中で唯一おもしろそうなコシを持っているのは明らかに春日部耀だ。黒ウサギ、飛鳥、レティシアの視線が耀に集中する
「私!? 私は……えっと………その…………ゴニョゴニョ」
なにやら急に顔を赤くしてブツブツと呟き出す耀
しかし、ここにはとても耳がいいウサギがいる
「なるほど、好きな幼馴染みがいると」
「くッ黒ウサギ!?」
「ふっふっふ、黒ウサギの素敵耳の前ではたとえ小さな声も無駄なのですよ」
「主殿、ここは素直に話たほうが身のためだと思うぞ」
「レティシアまで!?」
「さぁ、おとなしく吐きなさい!」
「うぅ~」
黒ウサギ、飛鳥、レティシアの三人に包囲され逃げ場を失った耀はおとなしく自分の初恋について語った(耀の初恋話をかいている途中で作者は心に瀕死の重症を負い、永遠の未完となりました)
「やっぱりって感じね」
「Yes、ここまで揃ってるのに何故告白しないのでしょう?」
春日部耀と源修也は両思い、これはノーネームの中では全員が知っていることだ。それにこの二人は恋人のようなことを多くしている
たとえば夜中に二人っきりで貯水地にうつる星や月を眺めたり、二人で買い物に出たり
「だって、修也が私を避けてるから…………」
「「「避けてる?」」」
「いや、避けてるっていうより一定の距離を保ってるっていうか…踏み込んだら問答無用で切り捨てられそうな領域がある、みたいな感じで……もし、私が告白するならその領域に入れるくらい強くならないとダメな気がする」
「うーん、よくわからないわね」
修也と親しい耀だからこそ言えること、それは黒ウサギたちのように出会ってから一ヶ月と少し程度の彼女たちにはあまり理解できなかった
告白宣言についてはあえてスルーする
「そっそれより黒ウサギはどうなの!? 好きな人とかいないの?」
話を自分からそらそうと黒ウサギに問いかける耀
「くッ黒ウサギでございますか!? んー、好みのタイプはございますが…………」
「どんなどんな?」
好きなタイプ、この言葉に飛鳥が飛び付く
「あ、あらためて口にするとなると…………」
「なるとなると?」
さらに耀も飛び付く
「やっぱり、ちょっと恥ずかしいですね」
「むぅ、黒ウサギの好みのタイプとなると私も興味をもっていたのだが」
チラ、と飛鳥に視線を送るレティシア。その意図を理解したのか飛鳥は頷き、ザバァッと音と水しぶきを上げながら立ち上がる。ちなみにここは女風呂、隠す必要も、隠すものもない
「
そう言う飛鳥だが
「飛鳥、目が本気だった」
「こほん、誰よりも強くて男気に溢れて頼りがいがあって、どんなことにもくじけない信念をもった人に…………引かれてしまいますね」
誰よりも強くて男気に溢れて頼るがいがあって、どんなことにもくじけない信念を持った人…………少々問題児ではあるがそれがぴったりと当てはまる人物がいる。今頃脱衣場でくしゃみをしていることだろう
そう、脱衣場で
脱衣場と浴場を区切る扉が勢いよく開く
「おーー、箱庭のサウザンドアイズ自慢の温泉ってのも結構広いんだな!」
「ここの温泉には怪我を治癒する効能があるそうです。修也さんは明日に備えてゆっくりと休んでください」
「あぁ………お、先客か? って」
浴場に入ってきたのは腰にタオルを巻いた
「ジン坊っちゃん!?」
「十六夜くん!?」
「修也!?」
ノーネームの男性陣だった
「「「「きっ…………」」」」
「ん?」
「「「「きゃぁぁあああ!!!」」」」
悲鳴と共に飛ぶお湯と風呂桶
男性陣は脱衣場へと撤退していった
この後にジンと修也はこう語る
「十六夜さんが堂々と入っていくから自分が間違ってるのかな? ってついていったらひどいめに会いました」
とジンはたんこぶをさすりながら語る
「出来るのなら今度は二人で入ってみたいな」
と修也は語る
本人は誰かとは言わなかったが誰のことを言っているのかお分かりだろう
ちなみに上記の二つは十六夜調べだ
北側一日目の夜はまだまだこれからだ