問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡 作:ブレイアッ
ゲームが中断された後、“グリムグリモワールハーメルン”のメンバーと“サラマンドラ”からマンドラとサンドラ、“ノーネーム”からは十六夜とジン、
ギフトゲーム名:The PIED PIPER of HAMELIN
・プレイヤー一覧 現時点で3999999外門・4000000・境界壁の舞台区画に存在する参加者・主催者の全コミュニティ(《箱庭の貴族》を含む)。
・プレイヤー側・ホスト指定ゲームマスター 太陽の運行者・星霊、白夜叉(現在非参戦のため、中断時の接触禁止)
・プレイヤー側・禁止事項 自決及び同士討ちによる討ち死に。休止期間中にゲームテリトリー(舞台区画)からの脱出を禁ず。休止期間の自由行動範囲は本祭本陣営より五百メートル四方に限る
・ホストマスター側勝利条件 全プレイヤーの屈服・及び殺害。八日後の時間制限を迎えると無条件勝利
・プレイヤー側勝利条件 一、ゲームマスターを打倒
二、偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ。
休止期間、一週間を相互不可侵の時間として設ける。
宣誓、上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
グリムグリモワール・ハーメルン 印
以上がその審議決議によって変更が行われた
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ゲームが中断されてから数時間が経った
修也達は怪我をしたサラマンドラの同士を治療するためにあっちこっちを走り回っていた。といっても本人曰く「基本的に破壊と殺戮しかできない」修也は耀の手伝いや怪我人や薬などを浮遊の力で運ぶくらいしかしていない
隣で浮かない顔をしている耀に話しかける
「耀、大丈夫か?」
「修也、うん。私は大丈夫。…けど、飛鳥が」
そう、飛鳥が行方不明になったのだ
「主殿! 無事だったか!」
修也と耀の下にレティシアが走って来る
「レティシア! 飛鳥が……!」
耀の言葉にレティシアは頷き
「安心しろ、相手側は人材を求めてゲームを仕掛けてきた、だから彼女ほどの才能をあいつらはむざむざ傷つけたりはしない」
レティシアは耀を安心させるように言う
「そう……よかった………」
その時、耀の体がグラッと傾く
「耀!?」
修也がとっさに耀の体を支える
「ごめん、なんだろ?」
耀の顔は赤くなっている。修也は耀の体がいつもより熱くなっているのを感じた
「レティシア、熱があるみたいだ。どこか隔離できるような部屋は無いか」
「あ、ああ。こっちだ」
修也は耀を背負い、レティシアに付いていく
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翌日
隔離部屋でもある個室の中で耀は目を覚ました
寝苦しさで目を覚ますと視界に移ったのは椅子に座ったまま腕を組んで寝ている修也だった
「お、起きたか」
「……修也?」
耀は熱で霞む視界をこすり、修也の顔を見る
「なんでだろ……からだが………おもい」
ケホッケホと咳をしながら言う
「あんまり無理するな。今は休め」
「うん、わかった」
その言葉を最後に会話は途絶え、沈黙が部屋の中を支配する
「ねえ、修也」
「ん?」
その沈黙を破ったのは耀だ
「その……添い寝……して」
「は?」
耀の言葉に修也は素っ頓狂な声を上げる
赤かった耀の顔がさらに赤くなっている
「ダメ………?」
「うぐっ」
赤らめた顔(熱で火照った顔)+上目づかい(ベッドで寝ているため)+潤んだ瞳(熱の影響)×惚れた相手
「わ……分かった」
=断れるはずが無い(惚れた弱み)
修也は少しだけ顔を赤くしたままベッドの中に入る
「あ……、冷たい。気持ちいい」
耀は修也の体に密着して言う
「そりゃあ、一晩中座ってたら冷たくもなる」
実際、魔力の体である修也には体温というものがない。耀に違和感を与えないよう一部の魔力を変換して疑似的な体温を再現しているだけだ
修也は右腕で耀の頭を抱き寄せる
「ふふ」
耀が少し笑う
「どうした?」
「ううん、なんか昔に戻ったみたいだな~って」
「そうだな」
そう、耀は入院しているときに修也にわがままを言ってよく添い寝をしてもらっていた。
「おやすみ」
「ああ、おやすみ。耀」