HITMAN『世界線を超えて』   作:ふもふも早苗

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HITMAN『ポケットの中の暗殺者』

『ヤマブキシティにようこそ47。』

『あなたはポケットモンスターは知ってるかしら?ある特定の地域にのみ生息する生命体で、その殆どは私達がよく知る動物から派生または変質したものだと言われているわ。例えば鳩から派生した“ポッポ”、スズメバチから変質した“スピアー”等がそうね。今回来てもらったヤマブキシティはそんなポケットモンスター、通称ポケモンが最初に見つかった地域、“カントー地方”の中心都市。空高くそびえる摩天楼とコンクリートジャングル。この地方の経済の中心地よ。あなたにとっては久々かしら?こういう高層ビルが立ち並ぶ大都会は。』

 

『今回のターゲットは“ジャイス”と呼ばれているわ。本名も“ジャイス”よ。彼は名付けられる前に親から捨てられた元孤児。一度は施設に入ったみたいだけどすぐに脱走したみたいね。幼い頃から非常に頭が切れる子供だったみたいで数々の犯罪歴にまみれているわ。万引き、窃盗、空き巣、強盗、殺人。その殆どの罪から逃げおおせて今は16歳。今はこのヤマブキシティの地下カジノで働いてるみたいね。ポケモンを捕まえるための“モンスターボール”も盗んではポケモンを捕まえ手下として働かせてるみたいね。』

 

『今回の依頼は彼が強盗に入ったある大手銀行からの依頼。盗まれた数億ゴールドはもちろんだけど、それ以上に重要な各界の著名人の個人情報の入ったファイルを盗まれてしまったらしいの。それが盗まれたことが公になったせいで倒産寸前みたい。今回の依頼は盗んだジャイスへの報復としての暗殺よ。』

『ICA情報部は近々ジャイスがこの街で大きな強盗計画を企ててる情報をキャッチしたわ。今回は強盗メンバーの一員になってみるのはどうかしら?』

『準備は一任するわ』

 

 

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ガヤガヤパッパーブゥーン

私は今ヤマブキシティの中心街にいる。経済の中心というだけあって非常に人通りと交通量が多い。緑は公園以外にはほとんど無く、ニューヨークのタイムズスクエアを思い起こさせる高層ビル群ときらびやかなネオンが目を引く。

今回私は銀行強盗に参加しその過程で警官に射殺されたと見せかけてターゲットを殺害するというプランを立てた。そのために情報部には路地裏の廃ビルに“TAC-4AR”を配置してもらった。精度威力ともに申し分ないアサルトライフルだ。ポケモンを今から育てるわけにはいかないのでコイツに頼ることになるだろう。

ターゲットは強盗メンバーを探しているらしく、私は裏社会のまとめ役に推薦された用心棒というわけだ。情報ではあと2名ほど人員を雇ったらしい。ちなみに“裏社会のまとめ役”はCIAとICAが合同で築き上げたこの地方の暗部だ。ポケモンを使ったもう少し穏便な悪事はさらなる下部組織である方面組織に委任されているらしい。この地方では“ロケット団”とか言ったか。

 

私は中心街から路地へ入った。一本路地へ入っただけで閑散として軽犯罪が多発しそうな雰囲気になるのはどの国でも同じだ。路地中腹まで進むと1つの廃ビルが目の前に現れた。4階建てでガラスは割れ複数ある入り口は一つを除いて木板で封鎖されているいかにもな廃ビルだ。私はその封鎖されていない鉄製扉を押して中に入った。

 

「遅かったじゃねえか。お前が例の“用心棒”か?」

「ああ。」

 

 

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『アレがジャイス。この当たりのごろつきの中でも一番危険だと噂されてる少年。』

 

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廃ビルに入ると高所に陣取ったジャイスが居た。犯罪者というものは高いところが好きなのも万国共通だ。高所は相手を威嚇するのには有効だが、目立ちすぎてしまい敵から狙われやすくなるというのにもかかわらず。

 

「あと二人来る予定なんだ。それまで待っててくれ。大丈夫、すぐに来るさ。」

「わかった。」

 

その言葉通り、それから数分した後入口のドアが再び開いた。

 

「待たせたわね」

「・・・」

「お、やっと来たな。じゃあ仕事に取り掛かる前にお互いの自己紹介と仕事内容の説明だな。オレの名はジャイス。仕事中は“J”って呼んでくれ。じゃあ次はお前だ。」

「私はフォード、仕事中は“F”とでも呼んでくれ。」

「あたしはブルー、私は“B”でいいわ。」

「シルバー。“S”でいい。」

「よし。自己紹介は終わったな。じゃあ仕事の説明に入ろう。店に入ったらオレのリザードが“えんまく”を張る。きっと店内は騒ぎになるだろうからその隙にS、防火シャッターをおろせ。ボタンは入り口のすぐ右側の柱についてる。」

「・・・」コクン

「そしたらB、おまえのプリンの“うたう”で店内にいる奴らを眠らせろ。」

「わかったわ。」

「そこまで警報を鳴らされなかったら大成功。鳴らされても慌てるなよ?防火シャッターさえおろしてしまえば警察はなかなか中には入れないはずだ。そこまで行ったらSとBはオレと一緒に奥の金庫室に来い。リザードの“かえんほうしゃ”で扉を柔らかくしたあと、オレのニドキングの“とっしん”でぶち破る。そしたらコイツの中身を出して袋に詰めろ。」

「あら、これは?」

「札束と同じ厚さに作っておいた紙箱だ。コイツと大きめの袋がアタッシュケースの中に入ってるから中身の紙箱を袋に詰めた後、札束をアタッシュケースの中に詰めれるだけ詰めろ。袋に箱移してる間にニドキングが細かい金庫をぶっ壊してるからよ。」

「何のためにこんな箱を袋に詰めなきゃならないの?普通に袋に札束詰めたほうが良くない?」

「まあまて、アタッシュケースに札束詰め終わったあとはSとBは箱を詰めた方の袋を持って屋上からプリンとヤミカラスで袋を持って飛んで逃げろ。つまりは陽動だな。」

「なるほど、陽動のための袋と箱ってわけね。」

「おまえらが飛び立つのを確認したらオレとFは建設中の地下道を通ってアタッシュケースを逃走用に用意したバンに運んで逃げる。お互い逃げたあとは警察を巻きつつ16番道路にある小屋で落ち合おう。」

「わかったわ。」

「F、お前はポケモン持ってないが銃の腕前はあるという触れ込みだからな。俺らが金庫を漁ってる間に警察が来たときの対処要因だ。」

「わかった。全力で食い止めてみせよう。」

「逃走の準備が整ったら再度リザードのえんまくで撹乱したあと屋上と地下道で逃げるからそれまで耐えろよ。そういやお前、肝心の銃は何処だ?」

「この建物のすぐ近くの建物に用意している。今すぐでも取ってこられる。」

「ああ、そうか。まあ突入用の車を今持ってくるから、それまでに用意しとけよ。」

「わかった。」

「よし、じゃあ何か質問はないか?・・・なにもないな!じゃあ諸君、この仕事が成功すればざっと4億ゴールドの収入が期待できる。オレは気前がいいから分け前は全員4分の1ずつってことで文句はねえな!じゃあ仕事に取り掛かろう!」

 

 

 

 

私は廃ビルの隣りにある倉庫に向かい、TAC-4ARを取ってきた。車が来るまで銃の整備をしていると“B”が話しかけてきた。

 

「今回はよろしくね。かっこいい用心棒さん。」

「ああ。」

「そっけない返事。もっと愛想よくしたら女の子にモテると思うわよ?」

「残念ながら愛想良く振る舞うのは苦手なんだ。」

「ふーん、まあいいや。あ、シルバー…じゃなかったSは私の弟みたいな存在なの。よかったら仲良くしてやってね。これからもこういう仕事柄顔を合わせることありそうだし。」

「実の弟というわけではないのか。」

「んー・・・まあいろいろとね。こう見えても結構危ない橋を渡ってきたのよ?私達。警察に追いかけられることもしょっちゅうだったし。」

「その歳でか。何があったかを詮索する気はないが早めにまっとうな職に就いたほうが良いと思う。」

「それは・・・お説教?」

「忠告だ。こういうことを続けていると私みたいになるぞ、というな。」

「うーん、まあ私達もこのままでいいとは思ってないけどね。ご忠告どうも。っと、車、来たみたいよ。」

「そのようだ。」

 

外には黒いセダン車が止まっていた。私達は身バレ防止の為のマスクなり仮面なりを身に着け車に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「リザード!えんまく!」

「ガアッ!」プシュー

キャーキャーバリンピーピー

 

ここはヤマブキシティで一番大きな銀行。ヤマブキ・シティ銀行だ。Citiグループ系列なのだろうか。Bがプリンで眠らせる前にJが演説を行うようだ。

 

 

「お前らよく聞け!これ以上騒いだり変な気を起こそうとするやつは容赦なくあの世に送ってやる!おとなしくしてれば五体満足で家に帰れるんだ!お前らの預けてる金も政府が保証してくれる!勇者気取りな行動は慎むことだな!B!」

「ぷりり!うたう!」

 

プ-プププープリー

 

 

 

「ほほう!流石だな。オレらだけ対象から除外するとは。なかなか高度なことをしやがる。」

 

なるほど強制的に眠らせる技か。しかも従業員と客は眠らせながら我々は眠くなっていないところから高練度になると対象をある程度選べるようだ。

 

「よし!S!B!金庫室へ向かうぞ!F!ここを任せた!」

「わかった。」

 

三人が店の奥へかけていった。と、シャッターの向こう側がにわかに騒がしくなってきた。どうやら警察勢力のお出ましのようだ。

 

「強盗団に告ぐ!直ちに武器とポケモンを手放し投降しなさい!あなた達は完全に包囲されています!」

 

何処の世界でも通用するテンプレートだ。あのセリフで実際に投降した犯人がいるのか一度調べてみたくはある。私は急いで眠った客と従業員をカウンター内へ引きずり、カウンターの内側で待ち構えることにする。

どうやら警察もあの呼びかけで投降するとは微塵も思っていなかったらしく、そうそうに呼びかけは止められた。店内に設置してある外が見える監視カメラ映像によると、犬のようなポケモン、ガーディと言ったか、が数体並んでいる。

 

「ガーディ!かえんほうしゃ!」

「ガウッ!」

 

ボボボボボボ

 

いくら防火シャッターとは言え高温の炎にさらされ続ければいずれ融解する。そしてそれが3~4体による一斉放射ともなればそうそう時間はかからなかった。

 

 

ガシャーン!

とうとうシャッターが壊された。警官隊と警察犬代わりのガーディが突入しようとする。私は壊れる瞬間にスタングレネードを投げた。

 

バァン!キーン!

「きゃあ!」

「バウッ!」

 

スタングレネードで警官隊はひるんだ。私は基本的に無益な殺戮は好まない。警官隊が止めてある車両の裏に逃げおおせる時間も考慮しつつライフルの引き金を引いた。

 

 

 

ダダダダダダダダ!!!!

「うわ!相手は銃を所持しているぞ!」

「引け!一旦引け!」

 

 

ダダダダキン!キン!キン!

放たれる弾丸はポケモンたちにも容赦なく襲いかかる。しかし持ち前のフットワークの軽さでなんとか避けきっているように見える。相手の退却に合わせ照準を遠目にしていく。弾丸はたちまち止めてあったパトカーの側面ガラスやタイヤ、車体を蜂の巣に変えていった。

 

「お、応援!応援を呼ぼう!」

「そ、そうだな!・・・ギャ!」

「お、おい!あわわ…シンドウがやられた!」

 

応援は流石に呼ばれると面倒なことになる。ここからでは応援を呼ぼうとしている警官は見えても無線機は見えなかった。残念だが彼は今回の事件の犠牲者第一号だ。ガラス越しにきれいにヘッドショットが決まり、おそらく生きては居ないだろう。

 

「この野郎!シンドウの敵を討て!」

「ガーディ!かえんほうしゃ!手当たり次第!」

「ガウガウ!」

 

ダンダンダン! ボォォォ!!

 

仲間を殺されてヤケになったのかブチ切れたのか。人質など居ないかのように手当たり次第に撃ちまくり燃やしまくり銀行をたちまち廃墟に変えていく警官たち。こちらも適時応戦することになった。一人また一人とそれなりに狙いを定めているヘッドショットが決まり倒れていく。火炎放射を放っているポケモンにも容赦のない銃撃を加える。そうしなければこちらが蒸し焼きになってしまいそうだ。

 

「おい、大丈夫かF、助太刀するぜ!」

「ありがたい。頼むJ。」

「ニドキング!はかいこうせん!」

「ガアアア!」

 

もう場はメチャクチャである。ガーディの火炎放射が店の外観を溶かし、ニドキングの破壊光線でパトカーは吹っ飛び。私の銃撃で向かいの店舗も穴だらけだ。しばらくそんな応酬を続けていると奥からBがやって来た。

 

「OK!全部詰め終わったよ!撤収しよう!」

「よし。B!お前ゼニガメ持ってたよな!みずでっぽうを彼奴等の炎に噴射しろ!」

「ええ?!でも威力的にかなわないよ?!」

「いいんだよ、水蒸気を作れれば何でもいい、煙で何も見えなくなるだろ。」

「わかったわ。お願いカメちゃん!みずでっぽう!」

「ゼニ!」

 

プシュウウウウウウ

 

たちまち廃墟になった通りに水蒸気の煙が立ち込める。ついでにと私もスモークグレネードを投げ込んでおく。

 

「よし!リザード!お前もえんまくだ!」

「ガウッ!」プシュー

「これだけ撹乱しとけばしばらくは大丈夫だろ。B!Sを連れて屋上から脱出しろ!」

「わかったわ!もうSは向かってる。あなた達も気をつけてね!合流地点で会いましょ!」

「F!俺らも行くぞ!」

「わかった・・・っと。」

 

カランカラン…バァァン!!グワー!

 

置き土産に手榴弾も投げておいた。これでしばらくはこれまい。

私は店の奥にあったアタッシュケース4個のうち2個をひっつかみ、店の一番奥にある地下通路へのトンネルへ入った。

 

 

 

トンネル内部は入り組んではいるが、基本的に明かりが付いている方に進めばいいらしく、迷うことはなかった。5分ほど走るとマンホールの蓋が開いているはしごがあった。

 

「そこがゴールだ!早く上がれ!」

 

後ろからJが急かす。アタッシュケース2つを持ちながらはしごを登るのはそれなりな難易度ではあったが無事に地下から脱出した。すぐ近くに白のバンが側面扉を開けたまま止めてあった。その中にアタッシュケースを放り込む。

 

「くっそ!重えなこれ!おい!F!手伝ってくれ!」

「わかった。」

 

アタッシュケースをはしご下から手渡されそれをバンに放り込む。

2つ放り込み、あとは“ターゲットのみ”だ。

 

「よし!これでおれたちは億万長者だ!」

「ああ、だがお前を除いてだがな。」

「えっ?」

 

パシュン

 

手を掴み、引き上げ手繰り寄せたところにターゲットの心臓にシルバーボーラーを押し当て躊躇なく引き金を引いた。弾丸はいともたやすく貫通。そのまま手を離し、何があったかわからないという表情のままターゲットは地下通路へ転落していった。

 

ドサッ

 

 

「Da questo mondo andiam a mani vuote.だ。」

 

 

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『ターゲットの死亡を確認。お見事ね。そのお金は好きにしていいわ。そこから脱出しましょう。』

 

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私はバンの扉を閉め、16番道路へ向かった。

 

 

 

 

 

「遅かったわねF。あれ?Jは?」

「・・・?」

「Jは警官に撃たれた。心臓を撃たれていたようだったので助からない。彼もそれがわかっていたらしく私だけ逃げるようにと。」

「そう・・・。それじゃあ今頃は・・・。」

「ああ、あの世に旅立ってるだろう。警官に囲まれながらな。」

「そっか・・・。」

「それで。金は?」

「ここにある。」

 

初めてSが喋ったのを聞いた気がする。私はバンの後部扉をあけて中のアタッシュケースを外に出した。そのまま近くの簡易的なベンチに置き開ける。中には乱雑ではあるがびっしりと札束が入っていた。

 

「まあ金は手に入ったんだし。Jは残念だったけどとりあえず山分けね!」

「そのことなんだが、君たち二人にはしばらくこの金を持っていてほしい。」

「え?どうして?」

「・・・?」

「このバンは警察に見られた可能性もある。このバンを私はこれから処分してくる。それまで金は預ける。1週間経っても音沙汰がなかったら金は二人で分けてもらって構わない。」

「・・・わかったわ。じゃあ私達はこの金を持ってとりあえずトキワシティに行くわ。連絡はそこでね。」

「ああ、わかった。」

 

私はバンに乗り込み二人が見送る中その場を後にし、そのままクチバシティのICAセーフハウスへ向かった。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

~1週間後~

 

 

「今日で1週間。結局音沙汰ないじゃないの!」

「ということはこの金は二人で山分けすることになるのか?」

「そういうことね!やったあ!思わぬ臨時収入ね!何に使おうかしら…新しい服も買いたいし…あ、この量があれば新しい隠れ家も買えちゃうかも!」

「ねえさん。」

「え?なに?どうしたのシルバー。」

「この金は姉さんが全部持っていくんだ。」

「え!?どうして?」

「姉さんはこのお金でまっとうな人間に戻るんだ。」

「?!」

「オレはオレたちをこんなにしたマスクド・チルドレンを探る。そして復讐する。」

「ダメよ!一人じゃ危険だわ!私も…」

「それこそダメだ。姉さんはまだ真人間に戻れる。オレはどうやっても真人間にはなれない。だからお願いだ。姉さん。」

「そんなの・・・シルバーだって戻れるよ!一緒に暮らそう?ね?」

「姉さん・・・わかってくれ。」

「・・・」

「姉さん。」

「・・・わかったわ。そのかわり。ちゃんと連絡はしてよね。必ずよ?」

「わかってる。約束する。」

「1ヶ月に1回とかじゃ足りないんだからね!1週間に1回よ!もうそれこそ3日に1回でも!」

「わかってる。なるべく頻繁に連絡するさ。」

「・・・・・・・でも今日だけは一緒にいましょ?」

「そうだね。今日だけは。」

「私達の新しい旅が明日から始まるのね。」

「そうだよ。辛く厳しいかも知れないけど、それでもオレたちは前に進むんだ。」

 

 

 

 

 

ミッションコンプリート

・「シェレメーチエヴォ」 +3000 『強盗が成功したあとにターゲットを暗殺する』

・「公共の敵」      +2000 『警官を10人以上殺害する』

・「子供にはまだ早い」  +1000 『ブルーとシルバーに気づかれずにターゲットを暗殺する』

・「Kaboom!」     +1000 『手榴弾3種類をすべて使う』

 




前回を執筆してる段階から頭にあったものなので意外にスラスラとかけました。

もっとドンパチ派手にやるつもりでしたが文章だと如何せん擬音だらけになりそうなのでこのくらいで・・・w


次回は別アプローチです。もっと派手にいきます。

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