『コガネシティへようこそ。47。』
『今回向かってもらうのはコガネシティに有る“ラジオ塔”よ。ここは以前ICAの下部組織であるロケット団に占拠されたことが有るの。でもICAはそのことを承知もしていなければ把握もしていなかった。どうやら共同出資したCIAのほうが独断で実行に移したみたい。下部組織を使っての破壊工作活動はICAが管轄することになっていたはずなのに、これは明らかな越権行為。事件自体は地元の少年がポケモンを使って対処して事なきを得たようだけど、ICAとしては解決したからチャラという訳にはいかないの。』
『事件が解決したことによってラジオ塔からロケット団は撤退したけれど、それを援助したCIA工作員はまだラジオ塔の職員をしているの。今回のターゲットはそのCIA工作員よ。越権行為で我々を怒らせたらどうなるかを警告してやらなければならない。』
『でも問題があるの。その工作員の名前、性別、所属などがわからなかったのよ。わかったのは重役クラス以上では無いということだけ。だから今回は支援者をつけるわ。47は覚えてるかしら?ヤマブキシティでターゲットと一緒に強盗をしていた男女二人組のことを。あの二人はあの後ICAに正式に所属することになって、今回が初任務よ。彼女らには情報斥候と潜入支援及び陽動を担当してもらうわ。詳しい連絡方法は彼女から聞いてね。』
『準備は一任するわ』
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ガヤガヤガヤパッパッパーブーン
最近環境の変化が著しい。都会からジャングルへ行ったと思ったらまた都会に戻ってきた。私は今コガネシティのラジオ塔から数百m離れたショッピングセンターの前にいる。新しいスーツを新調しようと服屋を覗き込む男にしか見えていないはずだ。実際そろそろくたびれてきたので新調したいのも本音では有るが。
今回は以前ヤマブキシティで出会ったあの二人、“ブルー”と“シルバー”と言ったか。その二人が支援につくらしい。多少不安では有るが、地元民ではあるので土地勘や流儀の知識も私よりは有るはずだ。
まずはあのラジオ塔にどうやって潜入するかであるが、先にその二人と合流しておきたい。私は指定された待ち合わせ場所に向かうことにする。
私は待ち合わせ場所に指定された地下通路の一角にやって来た。地上や地下通路のメインストリートは人でごった返していたが、この辺りは怪しい店やゴロツキなどが居る影響かほとんど人通りはない。私は指定された一軒の店に入った。
入ってなにか声を発する前に私の顔を見た店員によって無言で奥の部屋に通された。店名は【イマジナリー・チーズ・アクセント】。表向きはチーズの専門店のような佇まいであったがなるほどそういうことか。通されたのは店の一番奥の個室だった。
「待ってたわよ。暗殺者さん。」
「・・・」
中には既に二人が座っていた。私は二人が座る向かいに腰を下ろした。
「今回は支援、よろしく頼む。」
「ええ、ダイアナさんからもよろしく言われてるわ。よろしくね47さん。」
「で、具体的にはどんな支援を?」
「まずはこれね。」ドサッ
「これは?」
「ラジオ塔クルーの作業着よ。これがあれば局内で怪しまれることはなくなるわ。あとこれは各フロアへのカードキーね。」パサッ
「なるほど。感謝する。」
「それと・・・ほら、シルバー。」
「わかってるよ。」パサッ
「これは・・・地図か。」
「ああ、ラジオ塔の館内図だ。地下2階、地上15階建て。15階から先は電波塔になっていて1階から最上階の展望フロアまでの直通エレベーターがある。それ以外では1階から15階まで行ける局員用エレベーターと、すべての階に行ける非常用兼作業用エレベーターがある。」
「なるほど。ターゲットの大凡の位置はわからないのか?」
「1階から5階までは事務要員の入るところだ。10階から15階は役員クラスの仕事場になっている。6階から9階がスタジオや楽屋、その他放送の中核的業務を行う場所だ。俺の見立てだとこの6階から9階に居ると思う。」
「根拠は?」
「1階から5階の事務エリアは入れ替えが激しい。調べたところ事務エリアはここ十数年で総入れ替え状態で残ってるのは准役員クラスだけだ。」
「なるほど。だが放送局エリアは入れ替えは殆どなかったと?」
「ああ。放送局は芸能人のご機嫌取りや業界ルールの把握などが面倒で、入れ替えはあまり行われないみたいだ。」
「あと私の方の情報だと、6階はほとんどが楽屋と倉庫みたい。職員が出入りすることはあっても常駐することは殆ど無いみたい。だから実質残ってるのは7階から9階までの3フロアね。」
3フロアのどこかか。それならなんとか探せそうでは有る。問題は・・・。
「探し出す方法についてはどうすればいい。」
「情報部によると、CIA職員は局内でなにか大きなことがあったら本部のラングレー?とかいうところと情報交換のために通信を行うらしい。その通信を傍受して発信元をたどり対象を見つけ出す。」
「大きな事とは・・・災害とかでも良いのだろうか?」
「大丈夫だと思うけど・・・災害を起こせるのか?」
「災害と言うほどのものではない。端的に言えばボヤ騒ぎだな。」
「ボヤ騒ぎ程度では連絡しない可能性がある。もう少し大事でないと。」
「じゃあ私達がやればいいじゃない!」
「え?」
「・・・?」
「だーかーら!私とシルバーで大事を起こすのよ!そうね、展望エリアで立てこもり事件でも発生させればいいかしら!」
「ちょ、ちょっと姉さん?!」
「展望エリアでは切り離されて考えられてしまうかもしれない。どうせなら一階ロビーでやってほしい。」
「ちょ、お前も何を!?」
「わかったわ!ほらシルバー!もう高を括りなさい!騒ぎを起こすのは私達の専売特許でしょ!」
「あーもう、わかったよ。危ないことはなしだからね姉さん。」
「よしよし!じゃあそっちの準備ができたら私達が1階で騒ぎを起こすからその時の通話記録をシルバーが1階で傍受、その記録をそっちに適時送信するわね。」
「わかった。そのプランで行こう。」
「そうと決まれば早速行動開始よ。行くわよシルバー。」
「わかったよ姉さん。47・・・さんも気をつけて。」
「そちらもな。」
そう言うと彼女たちは店を出ていった。私も受け取った作業着に着替えた後、店を出た。店を出て路地を進もうとしたとき、ブルーが小走りで戻ってきた。
「いけないいけない。忘れてたわ。ハイこれ。」
「これは?」
「通信機よ。なんでもフォックス?なんとかって部隊が使ってたのを参考に技術部が作ったんですって。地下でもどこでもクリアな音声で通話できるらしいわ。」
「なるほど。」
「じゃあ頼んだわよ。準備ができたらそれで連絡して。あ、参考にした通信機だと周波数設定しなきゃならなかったみたいだけどこっちは個人でもう登録済みだから周波数を覚える必要はないわ。じゃあね!」
そういうと彼女は再び走っていった。諜報員としてはあの慌ただしさは若干危ういものが有ると思うが、そのあたりは経験でどうにかなるだろう。最も経験を積む過程で殺されればそれまでだが。私は気を取り直してラジオ塔へ向かった。
ラジオ塔裏門には警備員が1人立っていた。ドアの上には監視カメラも有る。遠目でそれを観察していると警備員がこちらに気がついた。しかし怪訝そうな顔でこちらを見ている。服装はあっているはずなのに怪訝な顔を向けてくるということはあの警備員は職員の顔を大体把握しているということになる。厄介だ。中に入るためには策を講じる必要がありそうだ。
私は中にはいるために辺りを探り始めた。駐車場まで来ると、大きな搬入用のエレベーターの前で何人かが話している。搬入のトラックの裏側から聞き耳を立てる。
「で、どうすんだこれ。」
「この際だからこのままエレベーター乗せちまえば良いんじゃねえか?」
「バカ。そんな事したら振動で壊れちまうぞ?それで大目玉食らうのは俺は嫌だからな?」
「でもこれそれなりに重いから職員用エレベーターで運ぶにしても俺らじゃきついぜ?途中に段差は結構あるから台車も使えねえし。」
「弱ったなあ・・・もう一人くらい居れば解決なんだが・・・。」
####アプローチ発見####
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『精密機材をスタジオに運ぶために必要な人員が足りないで困ってるみたいね。手伝ってあげたら?お礼に局内に入れてもらえるかもしれないわよ。』
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私はトラックの影から出た。
「私が手伝おうか?」
「お、あんちゃん局の人?助かるよ!コイツを第二ブースまで持っていかなきゃならないんだ。」
「結構重くてなあ。俺ら二人と手持ちのポケモンじゃきつかったがあんた力強そうだし手伝ってくれるなら助かるよ!」
「任せてくれ。」
「でてこいワンリキー!」
「リキッ!」
「よし、じゃあみんなで持ち上げるぞ・・・せーのっ!」
「ウゴゴゴゴ・・・」
「リキー!」
「・・・っ!」
結構どころではない。おそらく重量的に300キロは超えている。力自慢の運送業の男2人で持てないのもうなずける。3人と1匹でやっと持ち上げることが出来たそれを階段の上に設置した台車に一旦乗せる。
ズシンッ
「ふー!こいつぁヘビーだな!とりあえず局内にもう何箇所か段差があるからそこまでは休憩だな!」
カラカラカラ…
「なかなかに重いが何の機材なんだ?」
「ああ、何でも新しい放送用の機材とかで、より強力な電波でクリアな音声を届けるためには絶対欠かせないものなんだそうだ。俺も詳しくは知らねえけどな。」
「なるほど。でもそれを何故第二ブースに?」
「さあ?ブースっていうくらいだから放送に使うんだろ。」
「あ、でも兄貴。第二ブースって言えばたしかこの前閉鎖されたとこだった気が。」
「何?ちょっとまて、なんで閉鎖されたとこに機材を運ばにゃならんのだ?」
「俺が聞きてえっすよ。ちゃんと納入先あってるんスか?」
「ちょっとまて・・・ああ、たしかに8階第二ブースって書いてある。どういうことなんだ・・・?」
「分からんっすねえ・・・」
「我々はただ運ぶだけでよいのでは?」
「んー・・・まあそうだな!あんちゃん良いこと言うね!そうだ。俺らは運送屋だ。運ぶのが仕事で運んだ先で運んだものがどう使われるのかは関係ねえもんな!」
「お兄さん見たとこの局の作業員だろ?運送屋に勤めてたのか?」
「いや。私見を語っただけだ。でしゃばったか?」
「いいや。プロの意識ってのはまさにそんなもんよ!」
他愛のない話をしているとやっと裏口までやって来た。私は二人に隠れるように位置を変更した。
「それはなんだ?資材運搬エレベーターは駐車場だろう?」
「それがね警備員さん。コイツは精密機械で、あのエレベーターだと振動で壊れちまうかもしれないんですわ。」
「ああ、なるほど。そういうことか。わかった通っていいぞ。」
「ありがとうございまーす。ご苦労さんでーす。」
####アプローチ完了####
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『うまく潜り込めたわね。さあ、後はターゲットを探すだけね。』
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それから私達はいくつか段差を超え、職員用エレベーターに乗り、第二ブースに到着した。
「いやーあんちゃんありがとうね。忙しいのに悪かったね。」
「いいや。これも局のためだ。」
「良いねそのプロ意識。俺らも見習わないとな!」
「そうっすね兄貴!」
「では私はこれで。」
「ああ、またな!」
私は局内を探す。格好のおかげで特に怪しまれることもなく歩き回れている。
一通り探したがやはり支援がなければCIA職員を見分けることはできなさそうだ。私はブルー達に通信を試みた。
「こちら47。準備はできているか?」
「ええこっちは準備万端よ!もう始めちゃって良いのかしら?」
「ああ。無事に局内に潜入できた。頼む。」
「わかったわ!少し待っててね!」
通信を終え、辺りを観察しながら待っていると
ドーン
下の階から爆発音がした。一体何をやらかしたのだろうか?悲鳴のような叫び声もかすかだが聞こえてくる。
ピンポーン
“1階ロビーにて緊急事態発生。職員は直ちに指定の避難経路を使って避難を開始してください。これは訓練ではありません。繰り返しますこれは訓練ではありません。”
どうやら避難命令が出されたようだ廊下がとたんに騒がしくなった。各ブースやいろいろな部屋から一斉に人々が出てきたためだ。
「こちら47、一体何をやったんだ?」
「ああ47。ごめんね。ホントはちょっと脅かして立てこもり事件っぽくしようと思ったんだけど、警備員が本気で応戦してきちゃったもんだからこっちも本気で応戦しちゃった。」
「さっき爆発音がしたが。」
「ああ、あれは私のニドちゃんの“はかいこうせん”よ。大丈夫、ちょっと火災が発生しちゃったけどカメちゃんの“ハイドロポンプ”で警備員の威勢ごと消しておいたから!」
どうやらだいぶ豪快に荒事をこなしているようだ。本来の目的を忘れては困るので釘を差しておこう。
「暴れるのもよいがそろそろ傍受を開始してくれ。既に避難は始まっている。」
「わかってるわ。そっちはシルバーがうまくやってる。今代わるわ。」
「47。聞こえるか?」
「シルバー。聞こえてる。それで通信の方は?」
「今傍受している。今現在通信が行われてるのは15箇所。そのうち10箇所はその3フロア以外だから除外するとして5箇所で通信している。」
「内容はわからないのか?」
「内容までチェックするのはもうちょっと時間がないと。今どこに?」
「8階の第4倉庫前だ。」
「だったらその近くにある第4ブースの中で一人通信してるやつが居る。確認してくれ。」
「了解した。」
私は足早に第四ブースへ向かった。ドアを少しだけ開けて中を探る。
「大変なんだ!なんか爆発音がしたと思ったら・・・ほんとだよ!信じてくれよハニー!」
明らかに違うだろう。社内電話を使って妻に連絡をとってるようだ。
「シルバー、ここはハズレのようだ。他に近場にないか?」
「そこ以外だと後は一つ上の階だな。5番スタジオだ。」
「わかった。向かおう。」
階段を降りてくる群衆に逆らいつつ9階に上がった。だいぶ避難は進んでいるようでもう人影は殆どなかった。5番スタジオを見つけ、中を覗く。
「わかってる。この騒ぎを早く収束させろ。なに?相手は子供のよう?だったら早く収束させろ!こっちは明後日までにまとめなきゃならないんだぞ!」
こちらも違うようだ。警備室と連絡をとっているようだ。
「シルバーここも違う。内容の傍受はまだできないのか?」
「もうすぐ・・・今できた。っとうるさいうるさい・・・。」
「その中に落ち着いた声でのんきな内容を話してるやつを見つけろ。知らない地名や知らない単語が出てきても良い。」
「ちょっとまって・・・ん!居た。ウイスキー?びゅろー?カンパニーとかいうよくわからないことを喋ってるやつ。」
「ビューロー・・・まさかFBIも絡んでるのか・・・?まあいい。そいつは今どこにいる。」
「コイツはさっき通信を始めたばかりのようだ。8階第二ブースだ。」
「さっきのところか。わかった。」
私は急いで階段を降り、先ほど機材を運び入れた第二ブースへ戻った。慎重に扉を開けると、窓際で何かの機械をいじっているやつを見つけた。慎重に近づき、持っている機械の横にある用紙を発見した。アレは・・・細かい字は見えないが上部に描かれている紋章、間違いない。CIAの紋章だ。内容は後で確認するとして私はシルバーボーラーを構えた。
「うん・・うん・・・まて、雑音が混ざっていないか?・・・クソっ!」
パシュン!キン!
「そう簡単にやられてたまるか!」
「くっ!」
既の所で気が付かれかわされた。そのまま銃撃戦に発展する。
パァンパァン!
パシュンパシュン!
「くそ!ICAだな!こんな事してただで済むと思ってるのか?!」
「・・・」
「・・・そうだ!・・・出てこい!ラッタ!」
「ガー!」
「ポケモン・・・!」
「そうだ。この地域に溶け込むにはポケモンの一匹でも持っていないとな!いけラッタ!“でんこうせっか”!」
「ガ!」シュンシュン
「くっ!」
素早い動きで後ろに回り込まれた。そのまま体当たりを試みてくる。既の所で転がって躱した。
「ハハハ!このまま葬り去ってやろう!」
「そうはいかない。」パァンパァンガシャン!
ビュォォォ
「な、窓が!悪あがきを!ラッタ!たいあたりを当たるまで続けていけ!」
「ガー!」
「ふっ、ふっ」パンパンパン
「くっ、なに!?」
私は躱しつつ位置を変える。予定地点に到着すると私は銃を撃ちつつまっすぐターゲットに接近していった。ターゲットのベルト付近に着弾。何かのベルトがちぎれて床に落ちた。後ろからラッタが追いかけてくる。
「ガー!」
ラッタが体当たりを敢行しようとしている。私は直撃の瞬間にターゲットの足元にダイブする形で伏せた。
「ガッ!?」
「うわ!」
ドシーン!
ラッタとターゲットは盛大にぶつかった。そのはずみでターゲットは割れたガラスの近くまで押し出された。私はすかさずラッタごと窓の方へターゲットを押しやった。
ガシャーン
「うわうわうわああああ!」
「ギーーー!」
ラッタとターゲットは割れた窓から外へ放り出された。
「くっそ!そうだコイツをクッションに・・・!」
「そうはいかないな」
ターゲットは卑劣にもポケモンをクッションに死を逃れようとしたようだが、私の足元に転がっていたモンスターボールがついたベルトから、一つだけ分離したモンスターボールを手にした。
「戻れ、ラッタ。」パシューン
「な・・・!うわあああああ!」
ドシャ キャー
モンスターボールというのは対応しているポケモンなら誰が戻る指示を出しても戻るようだ。このポケモンたちには気の毒では有るが、たった今おまえたちの主人は8階下のコンクリートに打ち付けられた。
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『ターゲットの死亡を確認したわ。よくやったわね。帰還して頂戴。』
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「こちら47、目標達成。撤退する。」
「こちらブルー。了解よ。シルバー!そろそろ撤退!」
「わかったよ姉さん。オーダイル、出口の連中に向かってハイドロポンプだ。」
私は通信を終えると、CIAの工作員が持っていた書類に目を通した。どうやらこのラジオ塔を再び占拠する計画が進行中だったようだ。
私は書類を彼の持っていたアタッシュケースにしまうとそれとポケモン達を持って避難経路に従って脱出した。
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~5日後~
『どうするんだ?ICAを怒らせたらこうなることは私ははじめに忠告したはずだぞ?』
「わかっています。現在部内で議論中です。対応を間違えればそれこそ長官の首が飛びかねないですからね。それも物理的に。」
『それはなんとしても避けてほしいところだ。彼は私の古い友人であり支援者だ。向こうはなんと言ってきているんだ?』
「今後は下部組織へ口は出すなと言ってきました。しかも現地のNOCリストまで入手したと言っています。下手に強硬策に出ればあの地域の諜報網が壊滅する可能性すらある案件になりました。」
『・・・まあとにかく。私の方からもICAにはそのくらいにしておくように言っておく。少し支援金に色を付けることになりそうだがね。』
「ありがとうございます。よろしくおねがいします。大統領。」
『これに懲りたら下手な策は辞めて素直に協力することだな。ジェイソン君。』
ガチャ
「協力ね・・・。できたら苦労はしないんだ。」
ミッションコンプリート
・「裏方仕事」 +1000 『作業員としてラジオ塔に潜入する。』
・「メディアの弱み」 +3000 『局員を避難させる。』
・「大都会遊覧飛行」 +3000 『ターゲットを落下死させる。』
・「だいすきクラブ名誉会員」+5000 『ターゲットを暗殺する。ポケモンは死なせてはならない。』
無用な被害は出しません。ポケモンでも同じです。
次回は別アプローチです。