HITMAN『世界線を超えて』   作:ふもふも早苗

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###注意###

原作に登場するキャラが死亡する描写があります。作品に思い入れが有る方はご注意ください。


HITMAN『前菜は悪徳官僚』

『ハルケギニアへようこそ47』

『ハルケギニアでは魔法という特殊な技術があって、使えるものが貴族、使えないものが平民という階級制度を取ってるみたいね。行動するときは注意して。』

『今回のターゲットは、トリステイン王国の首都、トリスタニアの城下町で徴税官をやっているチェレンヌという男とその側近であるカリーザという男よ。』

『彼は所謂悪徳官僚と言うやつね。徴税を行う過程で店舗に嫌がらせをして店舗側が早く出ていってもらうために多額の税金を払わせたり賄賂を受け取ったりしているみたい。しかも王宮直属の官僚だから貴族が後ろ盾にいる商人ですら彼にはあまり意見できないそうよ。』

 

『依頼内容はチェレンヌの暗殺。及び彼の金庫にある資産の内、各商店の借用書を焼却すること。あとその金庫番であるカリーザという男の始末も含まれているわ。事故死でも暗殺と発覚しても依頼主的には問題はないみたいよ。』

『依頼主は彼に手ひどく搾り取られたさる大商人。他にも彼はいろいろな商店から金を搾り取れるだけ搾り取り、それを自分の金として使い込んでいたそうよ。でも証拠となる帳簿は本人によって偽装されており、証拠がないため法では裁けない。法で裁けないのであれば我々ICAが鉄槌を加えるまで。』

 

『準備は一任するわ。』

 

 

 

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私は今魅惑の妖精亭という酒場に来ている。服装はそこの路地で“借りた”。

「おにいさあ~ん♪そんな難しい顔してないで楽しも!」

「すまない。この顔は生まれつきなんだ」

正直言ってこういう場所は苦手だが、この店もチェレンヌという男に絞られた被害者らしく、ここで待っていればターゲットもやってくるだろう。

 

 

「おいおいお前、こんなとこで飲んでて良いのか?」

「ああ?良いんだよ!どうせオレなんか・・・」

隣のテーブルで男が二人話している。一人はかなり酔っ払っているようだ。

「つってもお前、今日の夜から貴族様の館で働くんじゃなかったのか?」

「ハッ!そうさ。だがな、誰が悲しくて太っちょ貴族の金勘定の手伝いしなきゃならねえってんだ!オレの給料いくらだと言われたと思う?1ヶ月20スワニだぞ?20スワニ!あぶく銭稼ぎまくってんのにそれっぽっちしかもらえねえならやる気なんか出るわけねえよ!」

「そうは言ってもなあ、この日のために色々やってきたんだろう?貴族様…チェレンヌとか言ったっけか?その人の好み覚えるとかよ。」

「そりゃそうよ。研修期間もあったからな。いろいろ覚えたさ。アイツが徴税しに回る店の名前はもちろん、アイツの好きな酒が【水精霊の喜び】って名前なのもな!」

####アプローチ発見####

「へえ、【水精霊の喜び】ねえ。そんな酒あったっけか?」

「特別に作るんだよ。レシピはお抱えの料理人しか知らねえ。まあオレもその端くれだから教えてもらったんだけどな」

 

 

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『チェレンヌ徴税管は【水精霊の喜び】というカクテルが好物のようよ。そのレシピはお抱え料理人しか知らないみたい。でもそのレシピを手に入れることができれば、あなたがその特別なカクテルを作ってあげられるんじゃないかしら?』

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「まあなんだ、ともかく一回顔洗っていったほうが良いぜ?流石に貴族様の仕事をほったらかしちゃ冗談じゃ済まなくなっちまう。」

「・・・まあそうだな。あーあ、めんどくせえなあ!」

そう言うと男は伸びをして席を立った。どうやら顔を洗うために店のトイレに向かうようだ。

私もさり気なく立ち、トイレに向かった男の後ろをさり気なくついていく。

 

 

 

 

 

バシャバシャバシャ

フーッ

 

男が顔を洗っている。幸いにしてこのトイレは少し大きめのトイレで、個室がいくつかある。洗面台には鏡はついていない。

私は近くの洗面台の下にあった鉄パイプを手にとった。

 

(サイレントアタック)ギャッ!! ドサッ

 

男を殴って気絶させた。彼の服装を借り、気絶した彼を個室の一つに入れ内側から鍵をかけ、上の隙間から外に出る。私は今からターゲットの館で今夜から働くキッチンスタッフだ。

私はターゲットの館へ向かった。

 

 

 

 

 

 

正門前に護衛と思わしき武装した歩兵が立っている。

「オイお前止まれ。ここは貴族の館だお前みたいな平民が来るところじゃないぞ」

「今日からここで働くことになったキッチンスタッフのものです。何処へ向かえばよいですか?」

「ああ、おまえがそうなのか。なんか話に聞いてたような雰囲気とは違うな…もっと不真面目そうだったと聞いたが」

「貴族様の館で働けることはこれ以上ない喜びでございます。心を入れ替えて頑張りたいと思います。」

「ふーん・・・まあいい。厨房は正門を入って右の小屋だ。チェレンヌ様は味に五月蝿い方だからくれぐれも気をつけるんだな。」

「ありがとうございます。」

 

 

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『うまく潜り込めたようね。ターゲットを探して。後金庫も忘れないようにね。』

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正門をくぐり、右の小屋に向かう。しかし厨房内の人間で何人かの責任者に当たる人物はおそらく研修期間中に新人に会ってるだろうから変装がバレる恐れがある。

私は隙を見て中に入り、机を掃除するふりをして機を窺うことにした。

 

 

 

「にしてもチェレンヌ様は何だって急に【水精霊の喜び】を注文されたんだ?いつもは記念日くらいにしか飲まないのに」

「なんでも今夜金庫番と一緒に飲むらしいぜ?理由は知らないが大方金庫の金が1000エキューに達したとかそんなんだろう」

「はーっ、1000エキューあったら城でも何でも買えるわな。俺達にも少しはお目溢しがほしいもんだ」

「いや、あくまでオレの想像だからな?ホントのとこは知らねえよ」

「うーんまあいいや。とりあえずカクテル作らないとな。レシピなんだっけか?」

「忘れたのか?タルブ産のブランデーとゲルマニア産の蒸留酒とガリア産のウイスキーを2:1:1。それにアルビオン産のレモンを一絞りだ。」

####情報を入手####

「ああそうだったそうだった。でも誰が作るんだ?混ぜるのがトロいと確か変なふうに分離するんだろ?」

「そこなんだよな。料理長は今てんてこ舞いだし、かと言って確実に完璧に作れるのなんて料理長くらいだし…」

 

どうやら今日例のカクテルは晩酌に出されるようだ。

私は掃除を止め、近くの扉から地下の食料庫へ向かった。

 

 

 

食料庫の隅に殺鼠剤が置いてある。これは使えそうだ。懐に忍ばせる。

食料庫では何人かの料理人が整理作業を行っていたが視界の隅に映っても警戒する素振りを見せなかったことからこちらのことは知らないようだ。私はカクテルの材料の場所を聞くことにする。

 

「すみません、こちらに入ったばかりなのですが、タルブ産のブランデーとゲルマニア産の蒸留酒とガリア産のウイスキー、あとアルビオン産のレモンは何処にあるでしょうか?」

「ん?おお、新人さんか。その品目は【水精霊の喜び】だな?アレは作るのが難しいがお前さんが作るのか?」

「いえ、料理長にもってこいと頼まれました。」

「そうか。だったら覚えとけ。【水精霊の喜び】に使う材料はいつも決まって一箇所にまとめておいてあるんだ。いつ要求されてもすぐに作れるようにな。ほらあそこだ」

男はそういうと倉庫の一番端にある棚を指し示した。

「さっさと持っていってやんな。ああ、使う容器も食器も同じとこに入れてあるからそれも忘れんなよ」

「わかりました。ありがとうございます」

私は男がまた後ろを向いて倉庫整理を再開したのを見ると、棚に近づき、その棚の中で【水精霊の喜び】を作った。

何のことはない。レシピ自体も中にはいっていた。分量さえ間違えなければただ単に早く混ぜればよいだけのようだったので私には造作もなかった。私は作った2杯それの片方だけに殺鼠剤を混ぜトレイに移した。厨房に戻り、目に付きそうなとこにそのカクテルを置いて私は厨房から出る。

 

 

 

厨房と本館との間には微妙な隙間が空いており、その間を警備が巡回している。

 

ゴッ ギャッ!

 

私はひと目がつかないところを警邏する警備員を鉄パイプで昏倒させる。近くに大きめの箱があった。服を入れ替えて警備員を箱に入れて隠す。今から私はこの館の警備兵だ。おっと、槍も忘れずに。

そのまま館に侵入。時たま「お疲れ様です」とハウスメイドの子から声をかけられる。

1階広間の掃除をしているメイドたちの会話が聞こえてくる。

 

「今日はどうしたのかしら?カリーザ様。いつもは私達にお声をかけてくださるのに。」

「なんか今日は忙しいらしいよ?何でもチェレンヌ様とふたりだけで勝利の晩餐とかいうのをするんだとか」

「え、何。カリーザ様そんな趣味あったの?えぇ…」

「勘違いしないの。おそらく金庫のことね。私見ちゃったのよ。金庫の前で不敵な笑みを浮かべるカリーザ様を。アレは絶対金勘定中だったのよ。その祝杯じゃない?」

####アプローチ発見####

「ああなんだそういうこと。てっきり私…」

「ちょっと!変なこと言わないでよね!想像しちゃうじゃない!」

「ごめんごめん。祝杯ってことは例のカクテルを?」

「そうみたい。チェレンヌ様が厨房の召使いに指示してるのを聞いたわ」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『今夜、ターゲット2人はふたりだけで晩酌をするようね。しかも金庫のそばで。これは3つの依頼を一気に片付けるチャンスね。あなたもその勝利の晩酌とやらに参加してみたらどうかしら?きっと素敵な晩酌になるわ』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

私は一足先に金庫があると思われる部屋の近くへ行く。部屋の前には警備兵が2人立っていてそれなりに警備は厳重だ。しかもその警備兵は隊長クラスらしく、近寄ると怪訝な顔を向けてきたのでそのまま横にそれてやり過ごした。おそらく兵ひとりひとりの顔を熟知しているのだろう。

私は隣の部屋に入る。この部屋は目的の部屋とはつながっていないが同じ外壁に窓がある。幸いにして外壁の装飾はぶら下がるだけの出っ張りがあった。

私は出っ張りに捕まる形でぶら下がり、隣の金庫の部屋へ移った。

金庫の部屋は無人で。警備兵も配置されていなかった。私は静かに侵入し、隠れられそうなタンスを発見した。

金庫は暗証番号式の典型的なもので、人一人分より少し大きめだ。

と、誰かがこの部屋に近づいている。私はとっさにタンスに身を隠した。

 

「どうだ。誰も入れていないだろうな?」

「はっ、カリーザ様。誰も入れておりません。」

「よろしい。私は金庫を確認する。誰も入れるなよ?」

「承知しました。」

 

ガチャ バタン スタスタスタ…

彼は金庫の前に行くとダイヤルを回し始めた。残念ながらこの位置からでは番号まではわからない。

「えーと…あれ?しまったぞ…ど忘れしてしまった…」

どうやら番号をど忘れしてしまったようだ。すると懐から一枚のメモを取り出した。

「えーと・・・ああそうだったそうだった。」カリカリ ガチャ

「おお、開いた開いた。メモは持っとくものだな」

どうやら暗証番号が書いた紙は彼が持っているようだ。

「ウヒヒ…金貨金貨金貨。笑いが溢れるのお。」

彼がゲスの極みのような笑い方をしている。何処の世界でも金は正義であり金は欲望の象徴のようだ。

 

「カリーザ様。チェレンヌ様がお戻りになられました。」

「おお、わかった。すぐに行く。」

そう言うと彼は金庫の扉を閉め、鍵をかけた後いそいそと部屋を出ていった。

私は部屋をよく観察することにした。出入り口とは別にもう一枚ドアがある。開けてみるとそこは簡易的なトイレだった。ちょうどよくタンスもある。もうすぐ夜の帳が下りる。私はここに隠れることにした。

 

 

 

 

下から晩餐の笑い声が聞こえる。貴族は食事は厳かに行うものと聞いていたがチェレンヌは違うようだ。

やがて宴もお開きになったのか階段を登る音が聞こえてきた。するとすぐに

「いや今日は楽しい一日だ!どうだカリーザ。今日は余の部屋で晩酌といこうではないか」

「もったいなきお言葉ありがとうございます。お供させていただきます。」

「ははは!おい、そこのお前、厨房に言って【水精霊の喜び】を持ってこさせろ!」

「ははっ、ただ今すぐに。」

そういうと二人は部屋に入ってきた。私はトイレから扉を少しだけ開けてそれを見守る。

しばらく談笑していたがやがてカクテルがやってきた。私が作っておいたカクテルだ。

「今日は特別にお前にもこの【水精霊の喜び】を味あわせてやろう!各国の旨い酒をブレンドしたカクテルだ!」

「ありがとうございます。いただきます。」

「我々の輝かしい未来に」「乾杯!」

そう言うと二人はカクテルを一気に飲み干した。

 

 

「うっ!あああ…何だこれは…何故か猛烈に気持ちが悪く…」

 

殺鼠剤を盛った方を飲んだのはチェレンヌの方だったようだ。

「クソ厨房の連中め…一体どういう作り方をしたのだ…」

「大丈夫ですか?チェレンヌ様!お待ちください今すぐ水メイジを呼びますゆえ」

「その前に少し失礼する。厨房の連中を罰するのはその後だ…ウップ」

チェレンヌがこちらに着た。私は再びタンスに隠れる。

彼はそのままトイレの便器に顔を近づけると勢いよく吐き出した。

私は気取られないように静かに後ろに近づき。そしてそのまま近づけていた顔を便器の中に押し込んだ。

「!!!!おぶっおご!!がはっ!!!」

突然頭を押さえつけられたパニックで錯乱している息ができておらず段々とおとなしくなっていき、ついには動かなくなった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『お見事よ47。あとはカリーザと金庫内の借用書だけね』

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私はそのまま顔面を付けた状態のまま放置し、部屋の外で待っているであろうカリーザの始末にシフトした。

外ではカリーザが扉越しに衛兵と話していた。

「すぐに厨房の料理長を呼べ!今すぐにだ!あと水メイジもな!」

「は?りょ、了解しました。」

私は扉を少しだけ開け、彼と反対方向へコインを投げた。

チャリーンチャリンチャリン

「ん?なんだ?」

彼がコインの方へ向かったのを見計らって鉄パイプで勢いよく殴打した。 

 

ゴッ「ぎゃ!」

 

昏倒したのを確認すると懐の中から暗証番号が書いた紙を取り出し、確認するとそのまま首の骨を折った。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『スマートね47。後は金庫内だけよ』

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金庫を暗証番号で開ける。急がねば水メイジと料理長が来てしまう。

金庫を開けると下の段に金貨の袋。上の段に書類が山積みされていた。私は書類の束をすべて取り出した。

残念ながら吟味しているほど時間がない。手早く書類を束ねると金庫内にカリーザの死体を入れ扉を閉め鍵をかけた。紙の束を背中に抱えつつ、私は窓の外にぶら下がった。

「失礼します。水メイジ、ハルクと料理長のラーリィーです。」

間一髪というやつだ。料理長と水メイジが到着した。

私は隣の部屋にぶら下がりで移る。

「チェレンヌ様?いらっしゃらないのですか?開けますよ?」

発覚する前に退散する必要がある。私は急いで部屋を後にした。館から出た後すぐに

 

「チェレンヌ様!大丈夫ですかしっかりしてください!衛兵!衛兵!」

 

死体が発見されたようだ。しかし既に館の裏口付近にいる私には関係のない話だった。私は近くの篝火の中に書類を投げ捨て燃やした。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『よくやったわ47。後はそこから脱出するだけね』

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裏口は内側から鍵がかかって居るためか誰も警備しておらず、私は鍵を開けて難なく外に出た。その足で帰途についた。しかしその姿を見ていた小さな影がいたことには気がつくことができなかった。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

~1週間後~

 

 

「そういえばルイズちゃん、チェレンヌが死んだみたいよ?」

「スカロン店長、それほんとなの?あのデブ貴族がそう簡単に死ぬとは思えないんだけど?」

「おいおいルイズ、口がわりーぞ、まあ俺もアイツは気に入らなかったけどまさか死んだとはな。なんかの病気だったのか?糖尿病とか?」

「とうにょう・・・何とかかはわからないけどどうやら噂では殺されたらしいのよ。怖いわ、怖いわあ・・・」

「暗殺…か。たしかにいけ好かないやつだったけど貴族ってのは魔法が使えるんだろ?そう簡単にやられるのか?」

「貴族にもピンきりがあるからね。チェレンヌは魔法の才能より話術の方であの職についていたって昔エレオノール姉さまから聞いたことがあるわ」

「そんなもんなのか・・・何にせよ、どんな理由があれ人が殺されていい理由はないと思ってる。それで?その犯人は捕まったのか?」

「それがねえ…誰がどうやって館に侵入したのか何もわからないのよぉ…。噂ではその夜から姿を見なくなったカリーザって男が絡んでるんじゃないかとも言われてるけど」

「誰?それ。」

「金庫番よ。金庫の中の金貨を奪ってそれをチェレンヌに見つかって殺した。ってこと。最も金貨が盗まれたかどうかは金庫番がいなくなったせいで、誰も金庫を開けられなくなって確認のしようがないんだけどね。その金庫特別なロックの魔法がかかってるみたいだし。」

「ふーん・・・金目当ての犯行ってやつか。こっちの世界でもそういうのあるんだなやっぱり」

「まあともかく、あたしら商人はみんなチェレンヌが死んだことで清々してるって方が強いわね。新しい徴税官は真面目な私好みの好青年だし!」

「うえ・・・まさかスカロン店長、ほm」

「なにか言ったか?」

「いえ!何でもございません!」

「さあさあ、辛気臭い話はこれでおしまい!みんな!ルイズちゃんとサイトくんにいっぱいサービスして!」

「「「ハイ!ミ・マドモアゼル!」」」

 

 

 

「・・・」

ルイズとサイトが魅惑の妖精亭で飲んだくれてるのを一人の少女が見ていたのを知るものは誰もいなかった。

 

 

 

 

ミッションコンプリート

 ・「水の精霊の鉄槌」+2000 『水精霊の喜びに毒を混入させる』

 ・「優秀な兵士」+1000 『館の警備兵に変装する』

 ・「犯人は身内」+3000 『誰にも見られずにターゲットを殺害し、嫌疑をカリーザに着せる』

 ・「晩酌は永遠に」+1000 『晩酌中にターゲットを2人共始末する』

 ・「平民を舐めるな!」+1000 『鉄パイプでターゲットを昏倒させる』

 

 




ゼロの使い魔は小説もアニメも全部見ました。設定資料集も見ましたし、このハーメルンで検索するのは主にゼロ使ですし。


次回は別アプローチです。
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