『黒森峰女学園へようこそ。47。』
『今回は戦車道の名門“西住流”の総本山であるこの学園艦である母親の願いを叶えてもらうわよ。』
『ターゲットは二人。一人目は佐藤孝蔵。彼は日本で最近勢力を急速に伸ばしている軍用品製造会社、佐藤グループのCEOをしているわ。戦車道連盟とも太いパイプで繋がっていて戦車道で欠かせない特殊カーボンも6割以上がこの会社が作ってるみたいね。今戦車道に対する大規模な介入をグループ全体で初めてて、その自社製品に依存させるルール改編には様々な議論を呼んでいるそうよ。』
『二人目は佐藤伸二。佐藤孝蔵の一人息子。彼は大グループの御曹司のわりには軽い性格をしているわ。親の七光りというやつで結構やりたい放題やってるみたいね。例えば、いろいろな女性に手を出しては飽きたら親の権力でポイ捨て。女性側である私としてはこれだけでも許せないわね。最近の狙いは西住まほらしいわ。』
『クライアントは西住流の現家元、西住しほ。戦車道をやりたい放題改悪しようとしている佐藤グループと、自身の娘、西住まほへ最近言い寄り始めたその息子を秘密裏に葬ってほしいようね。母親としては悪い虫は取り払ってあげたいのは当然でしょう。』
『それと、今回はICAから諜報員を一人派遣するわ。協力して任務を遂行して頂戴。あなたもよく知ってる人物よ。』
『準備は一任するわ。』
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私は今山の中にいる。ここは船上だったはずなのだが山にいる。艦の大きさの関係で島原湾に入れない黒森峰女学園学園艦は、近隣の橘湾に停泊している。そこへ雲仙岳から闇夜に紛れてハンググライダーで侵入を試みた際に、着地地点を見誤ったようだ。しかし艦内に居ることは確かなのでとりあえず山を降りる。
私は今回外からの侵入が困難だった場合に備えてJaeger7を持参している。狙撃は痕跡を多く残すので余り多用するのは良くないのだが。
現在時刻、午前5時。もうすぐ夜が明ける。夜が明ける前にターゲットのおおよそな位置くらいは把握しておきたいのだが。私は山を降りると山の麓にフェンスは張り巡らされていた。どうやらこの山は戦車道のための演習場だったようだ。フェンスを乗り越え市街地へ入る。
市街地に人影はない。おそらくそろそろ新聞配達が始まる頃合いだと思うが日本では一軒一軒ポストに入れているようで時間がかかるのだろう。少し進むと前方より人影が現れた。ごく普通のカジュアルな服装の少女だが、秋口で肌寒くなってきた今の時期の早朝としてはいささか軽装すぎる。近づくと見覚えのある顔が見えてきた。
「諜報員とはお前のことだったのか。」
「そう。」
「あのとき持っていた大きな杖はどうした?」
「小さいものに変えた。こちらのほうがこの世界では良い。」
「そうか。そのほうが良いだろう。何と呼べばいい。」
「・・・タバサ。その方がわかりやすい。」
彼女は以前私がICAの新薬の実験で生き返らせた元暗殺者。最も死んだ原因も私が暗殺したからなのだが。そのままICAの訓練施設に入り、今まで訓練を積みながら科学技術と一般常識に対する教育を受けていたようだ。
「タバサ。ターゲットの二人は今何処にいる。」
「CEOの方は中央艦橋の特別来賓室。息子の方は中心街の高級ホテル。詳しい場所はここに。」パサッ
そう行ってタバサは一枚の紙を差し出した。紙にはホテルの名前、“ホテル シュヴァイツァー 607”と書かれていた。後ろの数字は部屋番号だろう。
「私も今回暗殺に参加する。」
「できるのか?」
「これでも前の世界では王政府直属の暗殺者だった。」
「・・・わかった。ではCEOの方を頼む。」
「了解した。これを。」
「これは・・・無線か。」
「あなたは以前使ったことが有ると聞いている。説明は不要?」
「問題はない。」
このタイプの無線機は以前ジョウト地方で使った覚えがある。そう言えば訓練施設に居たということは、あのときの二人にもあったのだろうか。それはともかく、早速無線機を付けテストする。
「聞こえるか。」
「問題ない。」
「感度良好。以後問題が発生した場合は報告するように。」
「わかった。」
「しかしここまで調べ上げられるなら君が手を下しても良かったんじゃないのか?」
「・・・私は一度死んだとき、スクエアからトライアングルへランクダウンしたように感じた。偏在が使えなくなった。」
「偏在・・・?」
「分身の術のようなもの。今回のターゲットは片方が襲撃されればもう片方に警報が行く。同時にやるか静かにやらなければならない。私はまだ静かにやるのは自信がない。」
「なるほど。だから私の到着を待っていたのか。」
「そう。」
「いいだろう。では私はホテルへ向かう。」
「私は艦橋へ向かう。」
そういうと彼女は懐から短めの杖を取り出し、一振りすると旋風のような風が舞い上がったかと思うと忽然と姿を消していた。おそらく高速移動の類だろう。しかし能力低下はリザレクターの副作用になるのだろうか。今頃技術部は改良に向けて躍起になっているだろう。私はメモに書かれたホテルの住所を頼りに中心街へ向かった。
ホテルは周囲の建物より高く、フロントの案内板によれば地上ならぬ艦上15階建てだそうだ。これ以上高い建物は少し離れたところにある艦橋しか無いだろう。私は一度ホテルの最上階へ向かった。
最上階に着くと、そこからさらに階段を登り屋上へ出た。屋上は典型的なビルの屋上という感じだ。多数の室外機と配管。コンクリート固めされており、周囲はフェンスで覆われているため好き好んでここに来る宿泊客は居ないだろう。私は屋上の室外機の下にJaeger7を隠した。
隠し終えた私はホテル内に戻った。エレベーターで6階に降り、先程のメモにあった607号室を探す。607号室はホテルの角部屋のようだった。一番東端にあったその部屋を前に聞き耳を立てる。
「わかってるって。大丈夫。・・・ああ。・・・しょうがないな父さんは、心配性なんだよ。少しは息子を信頼しなよ。」
どうやら電話をかけているらしい、相手はもうひとりのターゲットのようだ。私は周囲に気を配りつつ情報を探る。
「じゃあ切るよ。これから?これから朝食をとってからまたまほさんのとこへ行くさ。・・・なあに、大丈夫ああいう気の強い女は案外簡単に落ちるもんさ。直ぐに俺の上でヒイヒイよがり狂うことになると思うよ。じゃあ。」
「ふう・・・なんだかビュッフェまで行くの面倒だな・・・ルームサービスで済ませるか・・・。」
####アプローチ発見####
「・・・ああフロント、ルームサービスで朝食を頼む。今すぐにだよ。・・・時間外?俺が誰だか知ってていってるのか?いいからさっさともってこい!」
「ったく・・・。くるまでゲームでもするか。」
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『ターゲットはルームサービスを頼んだようね。うまくすれば彼の部屋に怪しまれずに潜り込めるかもしれないわね。』
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私は周囲を観察した。少し離れたところに宿泊客用のエレベーターとは別の従業員用のエレベーターを見つけた。近くによるとその周囲は丁度良く廊下からは死角になっている。私はエレベーターの隣のくぼみに隠れて待った。
しばらくするとエレベーターが動き出した。地下1階から上がってきている。6階でランプが止まって扉が開いた。中から朝食セットと思われる台車を押して給仕が出てきた。私は角を曲がる前に後ろから掴みかかり首を絞めて気絶させた。
気絶した給仕から服を借り、近くの掃除用具入れに押し込む。掃除用具入れに殺鼠剤があった。私はその殺鼠剤を朝食セットのスープに混ぜた。混ぜ終えると台車を押して607号室へ向う。
「失礼します。ルームサービスでございます。」
「やっと来たか。待ちくたびれたぞ全く。」ガチャ
「中までお運びしてもよろしいですか?」
「ああ、早くしてくれ。」
カラカラカラ
「ああ、あとは自分でやる。もう腹ペコなんだ。もう行っていいぞ。」
「わかりました。」
バタン
私は運び終えるとそのまま部屋の前で内部の様子をうかがった。中ではターゲットが朝食を食べる食器の音がしている。
「うっ!・・・何だ・・・これは・・・うげぇ・・・」
中からうめき声が聞こえる。スープを口にしたようだ。内部で扉を開ける音が聞こえる。私はその音を確認すると給仕の服に入っていたマスターキーを使って内部に入る。
ターゲットはユニットバスのトイレで中の物を吐き出しているようだ。そっと後ろから近づき、そのまま一気にターゲットの顔を便器の中に突っ込んだ。
「!?!?ゴボォゴア!?」
「・・・。」
「ゴァア!?ゴボァ・・・」
「・・・。」
ターゲットは動かなくなった。
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『ターゲット、佐藤伸二の死亡を確認。あとはCEOの佐藤孝蔵よ。』
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私は風呂に水が入っているのを確認した。ターゲットの死体の服を全て剥ぐと風呂の中に沈めた。服を風呂場の外に乱雑に放り投げると私は部屋を後にした。
「タバサ。聞こえるか。」
「聞こえている。」
「一人目の暗殺は完了だ。そちらはどうなっている。」
~タバサside~
「こちらは今ターゲットを確認した。現在位置艦橋のデッキ部分。」
「そうか。こちらはそのままホテルの屋上より狙撃体制に入る。」
「わかった。でも狙撃の世話にはならない。私がやる。」
「健闘を祈る。」
もうひとりのターゲット、佐藤孝蔵は艦橋からせり出した展望デッキに居た。3つほどあるデッキの中で一番高い位置に有るこのデッキはホテルからもよく見えるだろう。ターゲットは護衛2人を伴って外でタバコを吹かしている。
私はと言えばそのデッキよりも高い位置に有る通風孔の中にいる。私でギリギリの広さのこの通風孔は格子で外と仕切られているが、その格子は所々錆びており内側から叩けば簡単に外れそうだ。
「まったく、あの道楽息子にも困ったものだ。だが今回はその道楽が功を奏したな。」
「はい、伸二さまが西住まほと接触していただいたおかげで戦車道連盟にも今後の身の振り方を変える者たちが出ております。」
「だがまほさんは鬱陶しく思っているようだが?」
「その点は伸二さまの文字通りの手腕にかかっているかと。」
「手腕か。なかなかうまいことを言うな。」
なんともゲスい話をしている。私は杖を取り出し、杖の先を格子からだして呪文を唱える。
“スリープクラウド”
「ん?なにやら霧が出てきたな。」
「洋上ですから霧もよくあることか・・・と・・・」バタ
「お、おい?どう・・・し・・・た・・・」バタ
「な、何だこの霧。なんだかね・・むく・・・」バタ
一応スリープクラウドを艦橋全体に行き渡るように拡散させた後、私は格子を叩いて外し、外へ出た。
黒服のガードマン二人、その間に白髪の老人が一人。私はその老人に向かって杖を構える。
“ウィンディ アイシクル”
ズザザガチャザザザ
放たれた氷の矢はターゲットを穴だらけにし、最後の一発は眉間に刺さった。
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『全ターゲットの死亡を確認。初陣にしては上々かしら?そこから脱出して頂戴。』
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魔法で出来た氷の矢。役目を終えると空中に霧散していった。そう言えば先程攻撃中になにか別の音がしたような・・・。
「お前!そこで何をしている!」
「!?」
しまった。先程の音はやはり中の警備員が外に出てきた音だった。うかつだった。
「社長!?クソ!」カチ
ビービービー
私が動揺している間に警報を鳴らされてしまった。早急に撤退するしか無い。私はデッキから飛び降りた。
「飛び降りただと!?ちっ!逃がすか!警護隊聞こえるか!襲撃だ!犯人はデッキを飛び降り東方面へ逃走中!」
私は走る。艦首に脱出用のボートを用意してもらっているのでそこまでたどり着ければ。
ブゥーン イタゾー
追手の車だ。この世界の車という乗り物は私の元いた馬はもとより、場合によっては風竜より早く移動できるという。走りでは追いつかれるのも時間の問題だろう。私はとっさに路地裏に逃げ込む。
路地裏は曲がりくねっており、小回りの効かない車は追ってこれないはずだ。風の力を利用して走っている私は魔法を使わない人間の倍以上の速度で移動できる。このまま走っていれば追いつかれないだろう。
バラバラバラ
?!ヘリコプター!?まずい、空から追われたのでは速度の有利を生かせない。しかも遠目で見てもわかるそのヘリコプターは明らかに戦闘用だ。側面についているロケット弾やミサイルは使わないにしても機首についている機銃だけでも十分に脅威。あの機銃の威力は、似たものを訓練施設で見たがおそらく元の世界ならばあの一機でトリステインの国軍程度なら壊滅させられるだろう。
できる限りヘリコプターから死角になるように逃げるがヘリは正確に着いてきてサーチライトで照らしてくる。もうすぐ路地裏が終わってしまう。広いところに出れば機銃の餌食になるだろう。しかし路地裏からは人が大量に追いかけてくる気配がするため、いつまでも路地裏に籠もっているわけにも行かない。
路地裏を抜けた。目の前にヘリコプターが回り込んで来た。
「もう逃げられないぞ。おとなしく降伏せよ。」
「くっ・・・。」
どうする。魔法で攻撃しようにもエアハンマーもエアカッターもこの風圧下では使えない。氷の矢は出現させた瞬間に機銃弾の雨を食らうだろうし、そもそもあの機体に氷の矢が通るかもわからない。ICAが持たせてくれた拳銃も焼け石に水だろう。戻るにしても脱出方法が・・・。
ガキン!バキッ!
ヒュンヒュンヒュン
「な、なんだ!?テールローターが!?」
「制御不能!落ちる!」
目の前のヘリコプターが勝手に回転し始めた。どうやら後ろについていたプロペラが狙撃によって破壊されたようだ。
ヘリコプターはそのまま制御を失い、くるくる回転しながら離れていき、
ヒュンヒュンヒュン…ドォーン
落下して爆散した。落ちた場所は市街地を抜けた後の演習区画だったようで被害は少ないだろう。通信が入る。
「逃走は失敗だな。次はもう少しうまく逃げれるようにな。」
「47・・・恩に着る。」
「ヘリにはいくつか弱点が有る。そこを正確に攻撃できればそれほど驚異ではない。」
「訓練施設に帰ったら勉強する。」
「それがいい。では私も脱出する。」
助けられてしまった。もっと精進せねば。私はそのまま艦首へ向かい、ボートで脱出した。
~(少し前)47side~
ホテルの屋上へ戻った私は室外機の下に隠していたJaeger7を取り出すとスコープを覗いて艦橋デッキを見た。確かに数人が艦橋で話しているのが確認できる。が、ここからではどれがターゲットか判別が難しい。
そのうち、その少し上の通風孔から青白い霧が出てきた。デッキ全体に広がったそれはデッキに居たターゲットの集団3人とそこから死角になっているデッキ入り口の警備員と思わしき人影を倒れさせた。霧が晴れ、通風孔から人が出てきた。おそらくタバサだろう。
タバサはそのまま先程の3人が立っていた付近まで来ると、周囲に何かが浮かび始めた。10個足らずのそれらは一斉にターゲットが倒れてると思わしき付近へ殺到する。おそらく魔法の矢かなにかなのだろう。・・・ん、攻撃中に死角になっている扉が開いた。中から人が出てきた。タバサは気がついていないようだ。私が援護してやることもできるが・・・ここは手並みを見せてもらおう。
ビービービー
案の定出てきた警備員と思わしき人物に見つかったようだ。そこで何かしら応戦するかと思われたがそのまま警報を鳴らされてしまった。タバサはデッキから飛び降りた。魔法で着地したのだろうがその逃走経路は私にはできそうにないので少し羨ましい。何かと引き換えにしてまでほしいとは思わないが。
タバサは走って逃走しているようだ。しかし駐屯区画と思わしきところから3台のハンヴィーが出てくるのが見える。重機関銃などで武装しているようだ。このままでは追いつかれる・・・っと路地裏に逃げ込んだか。その選択は正解だろう。
遠くからヘリの音がしてきた。音のする方を見ると艦尾のヘリポートからヘリが発進したのが見えた。AH-1Zバイパーだ。米軍でもまだ配備途中の最新鋭機を何故持ってるのかは疑問だが、あれに追われるとなると逃げ切るのは至難の業だ。私なら艦内区画に入るが・・・タバサは追ってから逃げることに集中しすぎて縦方向に逃げることを忘れているようだ。
バイパーがサーチライトを照射した。発見されたようだ。まだ時刻は6時前。こんな早朝に低空でヘリが飛んでいたら住民はたまったものではないだろうな。そのうち方向転回した。おそらく追いつめたのだろう。私はJaeger7を構え、テールローターを照準に入れる。狙いはローターの結合部だ。狙いを定め、木々を見て風向きと強さを図り修正する。ヘリが完全に止まったその時を逃さず引き金を引いた。
パシュン
弾丸は正確にテールローターの結合部に直撃、完全には破壊できなかったが破損させれてやればその回転に耐えられなくなった結合部は破壊される。テールローターは外れ、バイパーは回転を始めた。制御不能になったバイパーはそのまま奥の演習区画へ墜落していった。私は通信を入れる。
「逃走は失敗だな。次はもう少しうまく逃げれるようにな。」
「47・・・恩に着る。」
「ヘリにはいくつか弱点が有る。そこを正確に攻撃できればそれほど驚異ではない。」
「訓練施設に帰ったら勉強する。」
「それがいい。では私も脱出する。」
彼女の今後の成長に期待するとしてJaeger7を片付けると、ホテルを出た。ホテルを出るときに黒服の男性数名が入れ替わりで走って中にはいっていった。おそらくCEOの死亡を知らせに来たか、知らせたが応答がなかった息子の様子を見に来たか、あるいはその両方だろう。
私はホテル前に止められていたタクシーの1つに乗るとそのまま桟橋へ向かい、脱出した。
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~3日後~
「やあやあ、家元。お元気そうで何より。」
「理事長。ご無沙汰しております。」
「今回は災難でしたな。黒森峰女学園で暗殺事件とか?」
「ええ。ですが被害は最小限、死者は佐藤グループCEOとその息子、そして犯人を追跡していた戦闘ヘリの乗員2名です。大事の割には少ないと言えるでしょう。」
「色々と黒い噂が耐えなかった佐藤グループもあの戦闘ヘリはまずかったようですな。今度グループ全体に公式に警察の捜査が始まるようです。」
「皮肉なものです。被害者である佐藤グループが捜査対象になるとは。」
「・・・今回の事件。私は誰か裏で糸を引いてるんじゃないかと思っとったんですがいかがでしょう?」
「・・・。さあ、私は熊本の本家に居たのでわかりかねます。」
「そうですか・・・。それよりまほさんは大丈夫かね?来月の国際試合に影響がないと嬉しいのだが。」
「その点については問題ありません。まほも私と同じく家にいましたので被害にはあっておりません。先程も言ったように今回の事件で学園艦在住の者の被害はなく、戦車も無事です。」
「そうか。噂になることはあってもその程度で西住流は揺るがないということですな。」
「そうです。」
「・・・。」
「・・・。」
「ま、まあともかく、今回の事件に惑わされないように来月の国際親善試合。よろしく頼みますぞ。」
「お任せください。彼女たちなら必ずや勝利してくれると確信しています。」
ミッションコンプリート
・「リピッシュ博士の実験」+1000 『グライダーで学園艦に乗艦する。』
・「役割分担」 +1000 『ターゲットをタバサと分担して始末する。』
・「敗因は水没」 +3000 『ターゲットを溺死させる。』
・「誰にでも弱点は有る」 +2000 『戦闘ヘリのテールローターを狙撃する。』
結局ガルパン要素殆どなしという。別アプローチではもうちょっと特色出したいと思ってます。
次回は別アプローチです。