『さてっと・・・。今日中に終わるかなあ・・・。』
『本来こういうのはバーンウッドさんがやるべきことじゃないんですかね・・・ブツブツ』
『まあ私も、こういうのをまとめるのは嫌いではないですからいいですけど。』
『・・・ああ、各々音声記録が付いてるのね。ヘッドセットは・・・っと。』
『さて、最初は・・・。』
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~艦これside~
「第一艦隊!帰投しました!」
「よし。球磨、睦月、吹雪は入渠してくれ。深雪、白雪、如月は次の命令があるまで各自自由とする。」
「自由時間かあ・・・どうする?」
「私は吹雪ちゃんについていこうかなあ。かすり傷だけど汚れちゃったし。」
「そうねえ。私も特に怪我はしてないけどお風呂に浸かりたい気分。」
「じゃあ吹雪達についてこーぜ!」
「賛成~。」
横須賀第3鎮守府は、7年前の大戦において着任したばかりの若い提督がその類まれなる統率力で、前任者の悪行の影響で分裂しかかってた艦娘たちをまとめ上げ、最終決戦において深海棲艦の親玉への攻撃で武勲を上げたそうです。
そんな事があり、今では提督を慕うものも多く、最近のもっぱらの問題は提督に対する過剰なアプローチに起因するものがほとんどだそうです。
前任者の悪行の被害者の艦娘達にも大本営から謝罪と補償が与えられたそうです。生まれてきた子供と暮らす子もいれば、忌まわしき記憶として幼い頃に施設に入れて離れて暮らす娘もいるようです。その辺りは大本営も臨機応変に対応しているようで、大きな問題には発展していないようです。
現在、この世界は7年前に完全沈黙したと思われていた深海棲艦が再び現れ始めたことを受け、かつての鎮守府が続々と活動を再開し始めているようです。ICA情報部によれば既に深海棲艦の総数は10万を超えており、現在抑制策として秘密裏の技術提供を模索しているようです。ちなみに深海棲艦の設計図は今も大本営のメインコンピュータの奥深くに死蔵されており、いつか誰かが発見する可能性があるとのこと。その時発見者が“大本営が黒幕”と見るか、“かつての偉人の調査記録”と見るかは予測がつかないそうです。
この世界にあるICA施設“サイト01”は実験体の攻撃により破壊された箇所を修復し、すっかり元通りになっています。新たに対深海棲艦用のジャミング装置や要塞砲が設置された以外はほとんど変わっておらず、この世界における情報収集の重要拠点となっています。
太平洋はマーシャル諸島はベーカー島にあったICAの実験施設はそこに何か建物があったのかもしれない。というレベルで何も残っていません。あるのは鉄筋が刺さったコンクリート片。海に浸かったおかげで燃え残ったタイヤ。それと、島の中央にある巨大なクレーターのみです。ココで実験体が作り出されたことはICAしか知る由はありません。
世界は復興途中と言えます。沿岸部のほぼすべての大都市が壊滅したため、ニューヨークやサンフランシスコはもちろん。ロンドンやパリ、北京などの比較的内陸部に存在した都市も殆ど瓦礫に変わってしまっています。衛星からの調査では凱旋門やエッフェル塔は完全に倒壊しており、ビックベンや自由の女神像はそこにそういう物があったとかろうじて分かる程度に残骸が残るだけのようです。
アメリカ合衆国政府は何とか政府機能を存続することができたようで、現在首都をセントルイスに置いて北米全域に散らばっている生存者を救出している最中のようです。グレートブリテン島にはほとんど人が残ってはいません。よってイギリスという国は完全に消滅しています。フランスとドイツも国土の9割が焦土と化したため、政府機能は完全に崩壊しており機能していません。ロシアではシベリア方面に逃れていた人々がモスクワ近辺に戻ってきています。しかし、政治形態は元々いびつな資本主義だったので、新しく成立した政権は発展型共産主義を掲げて、国名も“ノーヴィ・ソビエツキー”に変わっています。アフリカ・南アメリカ・オセアニアには国家は存在せず、ユーラシア大陸全体でもノーヴィ・ソビエツキー以外では、東ヨーロッパ全域を支配する新たな国家“チェコ=ハンガリー欧州連邦”ヒマラヤ周辺の“ファランガ・インディア”、ゴビ砂漠周辺の“ニュートルクメニスタン”、成都周辺の“中央中華連邦”しか残っていません。
最近日本国は憲法を改正し、日本国憲法の全面廃止、大日本帝国憲法を復活させた上でそれを元に新たに新日本国憲法を策定したようです。対外戦争に関する条文はさり気なく削除されたようです。もっとも戦争する相手がいませんけど。この憲法によって艦娘の人権が確立したようです。
情報部は今後、30年以内に全世界の領域の再配分が行われると見ており、日本国の影響範囲がかなり拡大すると予測されています。
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~ハルケギニアside~
「それでは使い魔召喚の儀をはじめますぞ。」
「ハイ!」
「初々しいわね。私達にもあんな頃があったのよね。」
「何おばちゃんみたいなこと言ってるのよキュルケ。たかが1年と半年前のことじゃないの。」
「そうよ。まあルイズみたいに大爆発連発するような子は今年は居ないでしょうけどね。」
「まあそうでしょうね。」
「あら?ルイズ?いつもなら“なんですってー!”って怒り出すところなのに。悪いものでも食べた?」
「キュルケ、あんたは全く変わってないわよね。私だってちょっとは落ち着きを持つようになったのよ。」
「サイトのせい。」
「!!」
「?タバサ。それどういうこと?」
「・・・まさかルイズ!?とうとう・・・!」
「そ!そんなわけ無いでしょ!」
エージェント・タバサの報告によれば魔法学院では今日、2年生の使い魔召喚の儀が執り行われるそうです。本来は数ヶ月前に執り行われる予定でしたが、国際情勢や先の実験体攻撃の余波によって遅れていたようです。
予定ではあと2ヶ月ほどでタバサを含むルイズ、キュルケ、ギーシュ、モンモランシーなどの主要人物は魔法学院を卒業するそうです。ルイズさんは、サイトさんと正式に婚約。卒業後はド・オルニエール領の領主として生活するようです。タバサは卒業後は正式にICAのエージェントとして偽装された職歴と共にオルニエールに住むようです。現在ICAがオルニエール領の村に拠点となる企業を設立中です。キュルケは卒業後はコルベール教諭と共に魔法学院で働くようです。愛は何者にも勝るということでしょうか。ギーシュとモンモランシーはそれぞれ実家へ帰るようですが、タバサの個人的調査では5年以内に婚約する可能性が高いそうです。
主要人物が卒業した後の世界について、現在ICAで安定化にどれほど影響があるのかを調査中です。彼らに代わる人物が現れるのか、それとも彼らの一生が終わると共に世界が閉じるのかはまだ未知の部分だそうです。
国際情勢に関しては概ね史実通り進んでいるようです。ガリアに関しては女王イザベラが強権を奮って国内の総生産を就任してから今に至るまでに5%上昇させたようです。アルビオンは内戦の後にトリステイン主導の暫定王政府が置かれ、卒業予定のティファニアがそのまま女王に即位する予定のようです。ゲルマニアとロマリアに関しては平常運転と言えます。しかしエルフの国の大部分が崩壊した影響でロマリアで聖地奪還運動が再び高まりつつあるようです。
この世界は先の戦闘によって我々が干渉したどの世界よりも崩壊が進んでいる世界でもあります。しかし、我々のインフォーマントの懸命の努力により、世界は通常通りの歴史線を辿ろうとしています。現在、エルフの国々の復興支援計画を策定中です。
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~幻想郷side~
「暇ね。」
「平和だってことじゃないか。いいことだ。」
「そうは言ってもねえ。こう何もやることがないと体が鈍っちゃうわよ。」
「じゃあ紅魔館にでもちょっかい掛けに行くか?そろそろ時間的に咲夜がうまい菓子でも作ってる頃合いだ。」
「それもいいわね。じゃあお菓子を集りに行くとしますか。」
「集るって言うな集るって。」
幻想郷に関してもほぼ通常通りに戻ったようです。紅魔館ではしばらく厳戒態勢が敷かれていましたが、最近になって我々の気配が全くなくなったことから警戒を解除したようです。介入前の状態とほとんど同じ状況に戻りましたが、かつてのターゲットであり使用人であるエージェント50の墓標が紅魔館の裏手の森のなかにひっそりと建てられています。クローン技術の流出の恐れがあるため、埋葬された遺体は埋葬4日目の深夜に情報部が回収しました。
八雲紫は完全に冬眠から目覚めています。目覚めた直後に我々の元へやってきたかと思えば第一声に“やりすぎですわ”と。ICAに対する報復攻撃の兆候が見られたため、外交担当によって調停案が策定され合意に至りました。対地戦略攻撃衛星“ロキ”は八雲紫の能力が届かないように特殊防護シールドを展開しているので心配はありませんが、現地インフォーマントは一時作戦行動を自粛させました。調停案の一部であり、自粛期間は6ヶ月を予定しています。
霧の湖の水位はもとに戻っています。紅魔館のパチュリー・ノーレッジ女史がいろいろ手を加えたようですが、現在は以前と変わらずの景観に戻っています。しかし、衛星観測によれば湖の底の地形は大部分がクレーターに変わってしまっているようです。
先の戦闘における砲撃によって生じた被害は、紅魔館において中庭ほぼ全壊、正面玄関を含む外周壁損壊、館内一部浸水。人里において、家屋2件全壊、火の見櫓1棟全壊、田畑への水害12ヘクタール。竹林と永遠亭において、竹林の浸水5ヘクタール、永遠亭外周壁損壊400m。魔法の森において、森林の損壊24ヘクタール。その他湖外周の森林地帯の浸水64ヘクタールでした。
現地勢力の勢力図に変動は特に見られていません。人里で燃えた外来人の地下施設はICAのインフォーマントによって土地ごと買い上げられ、撤去されました。これも八雲紫の調停案の一部です。
調停案では侵入した外来人によるミーム汚染の除去も含まれています。思想書の持ち込みや布教活動が見られた場合は、インフォーマントによって処理されることになっています。しかし、調停案では外来人に対する処置にのみ触れられており、既に幻想郷に根付いている思想に関しては不問とされています。幻想郷の原始思想は八百万信仰がもととなる神道と仏教ですが、先日持ち込まれたマルクス主義やレーニン主義などの共産主義思想の一部が天狗の集落の一部で確認されています。インフォーマントの独自調査によると天狗の集落での中心人物は犬走椛のようです。ICAとしては、これらの宗教は調停案からは外れていると考えており、現在のところ対策をする予定はありません。
幻想郷における変化は多少残っているものの、他の世界に比べ概ね修復は順調であると言えます。
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~ガールズ&パンツァーside~
「コレより、第41回無限軌道杯を開催いたします!」
ワーパチパチパチ
「なんとか間に合ってよかったね!みぽりん!」
「うん!」
「黒森峰のほうも無事に参加できているみたいでよかったです。」
「だが精神的にはかなり来ているとの予想だ。」
「あんな事件があった後ですものね・・・。」
「で、でもお姉ちゃんは向こうで頑張ってるって聞いたし、エリカさんだって!」
「私がなにか?」
「うげっ!?逸見殿!」
「うげっ!とは何よ!」
「良いのですか?こちらに来て。」
「別に。私達黒森峰の試合は1週間後だから。偵察よ偵察。」
「堂々とした偵察だな。」
「あはは・・・」
こちらの世界は本来の歴史軸に対してあまり影響が見られません。私立L新良学園は解体されましたが、元々歴史も浅く戦車道大会にもあまり出場していなかったため、忘れ去られるという形になっているようです。
黒森峰女学園では警備体制が強化されたほか、入艦時のチェックが厳しくなった以外では特に変化は見られていません。ニーダーザクセン校へ単独留学を行っている西住まほに関しても、インフォーマントが観察を続けていますが特に変化は見られていません。しかし若干表情に影が多くなったとの報告もあり、近々インフォーマントによる精神鑑定が行われる予定になっています。
大洗女子学園に関してはこちらも警備体制が強化されたほか、艦橋部分の一般開放領域が狭まりました。しかしそれ以外には特に変化は見られていません。西住みほに関しても保険医に扮したインフォーマントによる精神鑑定の結果は良好であり、問題なしと判断されました。
現在、ICAではサンダース大学付属高校学園艦にて拠点となる企業を設立中です。稼働開始は来年度を予定しています。
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~米花町side~
「新一、パスポートは手配できたのか?」
「ああ。母さんが持ってたよ。ったく、なんで息子のパスポート持ち歩いてんだよ・・・。」
「毎度どこかへ旅行すれば事件事故テロに巻き込まれる親不孝な息子のことを憂いているんでしょ。」
「灰原お前な・・・。」
「まあまあ、ともかくこれでシンガポールへ行く準備は整いそうなんじゃろ?」
「まあな。だがあと一つ。重大な問題が残ってるけどな。」
「重大な問題?」
「あら、何かしら。」
「とぼけんじゃねえよ。アポトキシン4869の解毒薬だよ。アレがないと出入国審査通れねえだろ!」
「私も渡してあげたいけどねえ。誰かさんがいつだったかの時計台の前で飲んじゃった時みたいに悪用するんじゃないかと思ってねえ。」
「悪用って・・・アレは仕方なかったんだよ。そうするしか逃げ場がなくて・・・。」
米花町に関してはもとより犯罪発生率が高いためICAの暗殺に関しても市民の反応は通常通りと言えます。毛利小五郎、毛利蘭、江戸川コナンら主要人物たちにも変化は見られません。
銚子付近での自衛隊の出動と警察の追跡を振り切ったヘリコプターに関する報道と、東京中心部での同時多発テロ事件は、各報道局と各プロパイダに配置しているインフォーマントによって情報統制が行われました。全国紙、地方紙ともに問題視する動きは見られません。
工藤新一を幼児化させたアポトキシン4869なる薬品に関しては、組織構成員の一人から秘密裏に奪取することに成功しました。現在技術部によって解析し、暗殺用致死薬と幼児化用薬剤に分離が試みられています。
通称“黒の組織”と呼ばれる組織については現在までのところ正式名称は特定できていません。しかし、所在地及び構成員の何名かは判明しており、現在インフォーマントを配置中です。組織の上層部に潜入するために偽装襲撃計画が立てられています。
この世界は歪みと呼べる部分が少なく、修復の必要性がないと判断されており、ワールドセーフティの使用の必要性はないと考えられています。
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~ジョウト・カントー地方side~
「シルバーさんは今まで何を?」
「え?ああ・・・いろいろあって。」
「いろいろですか。まあ人生そういうこともありますよね!」
「(珍しくシルバーがドギマギしてるわね・・・これは脈アリかしら?!)」
「ブルーさんも、一緒だったんですか?」
「ええそうよ。シルバーは昔はもっと無愛想だったんだけどねー。」
「姉さん!そんな昔話を!」
「あら、良いじゃない。今のほうが進歩してるってことよ。」
「僕は今のシルバーさんのほうが良いと思いますよ!」
「あっ・・・う・・・。」
「(ふふふ・・・困ってる困ってる・・・。)」
ジョウト地方とカントー地方に関しては、目立った変化は見られていません。しかし、一部主要人物間の交友関係に変化があります。詳細は調査中ですが、ブルーとシルバーも主要人物であるため、彼らと関わりを持つはずだった人物に変化が現れているのだと思われます。
ヤマブキシティにおけるヤマブキシティ銀行爆破テロ事件は発生直後は大きく報道されましたが、情報統制を進めていくに当たり、世間の記憶から忘れ去られていく傾向にあります。現在、銀行のあった場所は新たに第三者によるビルが建設中であり、向かいの工事現場は別の商業施設に置き換わっています。
コガネシティのラジオ塔に配置されていたCIA職員を暗殺したことにより、CIAから公式に協議の場が設けられました。いくつかの文書がかわされ、最終的に一つの調停案でまとまりました。今後、この世界における活動は必ずICA、CIA双方に通達されます。相互に監視職員を配置し、管理することとなりました。
この世界は主要人物のうちの2名をICAエージェントにしたことにより、若干ではありますが歪みが生じています。ICAではこの歪みを矯正するべく、代理の人物を作成中です。
その他の世界に関しては現在修復作業が進行中です。しかし、旧アッテムト鉱山の修復は早くても15年、費用は3兆7000億ドルがかかると予想されており、現在修復の必要があるかどうかが上級委員会にて検討されています。
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『ふう・・・とりあえずこんなところかしらね・・・。』
『にしても随分派手にやってきたなあ・・・。修復専門の部署を作ったとはいえ、これは大掛かりな作業になりそう・・・。』
『そしてその大掛かりな作業の決済も・・・はぁ・・・。』
『そりゃあまあ、ICAは既に年間数十兆円を超える稼ぎがある組織ですけど、それにしたってその半分近くを修復に持ってかれるとなるとねえ・・・。』
『今後の身の振り方もちょっとは考えないといけませんね・・・。』
『・・・ん?あら、この書類はまだ決済終わってないじゃないですか。』
『えーっと?・・・“シャドウ・レディの同型艦追加3隻建造計画”?!』
『あんなもん後3隻も作ってどうしようってのよ?!何考えてんの?!』
『・・・って。私が異を唱えてもしょうがないんですけどね・・・まあ私のお金じゃないし良いですけど。』
『はぁ・・・決済決済っと。』
「私は未来については考えない。どうせすぐにやって来るのだから。」 - アルバート・アインシュタイン