Persona 4-マニアクス-   作:ソルニゲル

51 / 93
走るノイズと変異『霜月』・『師走』
第48話 Head-On Collision 11月5日(土)・6(日)


シンはバイクで堂島家に急いでいた。雨の中だと言うのに、猛スピードで飛ばす。

そして、角をまがった瞬間、トラックが走り去って行った。

シンはアクセルを全開でそのトラックを追いかける。

 

 

『間薙先輩!今どこですか!』

Bluetoothのイヤホンマイクに直斗の声が聞こえた。

「犯人を追いかけている」

『!?』

シンは冷静に答えた。

 

「まだ、家からそれほど離れていないと堂島刑事に伝えろ」

 

シンは電話を切ると、トラックを追いかける。

シンはミスをしたなと思った。『現在地ON』にしておくべきだった、と。

 

シンに気が付いたのか、そのトラックは速度を上げた。

それに合わせるようシンも速度を上げる。

 

雨だが、シンの視界は良好だ、ライトマの影響だ。

 

大通りに出たとき、シンの後ろからサイレンが聞こえた。

恐らく、サイドミラーで確認すると、堂島遼太郎であった。

シンは即座に近道を頭の中で叩きだし、右折した。

 

 

住宅街に差し掛かったトラック。そして、トラックの運転手がバックミラーを見て、再び正面を向いた瞬間、正面からバイクが突っ込んできた。

堂島も、まさか突然止まると思わず、止まりきれずに避けようとしたため、電柱に突っ込んでしまった。

 

 

 

そもそも、何故、そうなったか。

話を戻すべきだろう。

 

 

数日前の雨の日。

その日の深夜にマヨナカテレビが映った。

 

そんなこともあり、シンは警戒していた。

そこには小さい子供らしき人物が映っていた…

 

そして、5日の夜…シンの電話が鳴った。

 

「なんだ?」

『悠が堂島さんに連れてかれちまった!!』

「…ということは、また脅迫状が届いたのかもしれないな…」

『と、とにかく俺たちは警察に行く!』

「…」

 

シンはその頭をフル回転させた。

 

(恐らく、これまでの統計的に今日…今日誘拐されるはずだ。

…誰だ。シルエットでは確実に子供…子供?…テレビに映った…違う。映るのは関係がないとしたら…作文?…!?)

 

『主。人間ガ動イテイル』

監視に回していた、悪魔から連絡が来た。

 

「ん。わかった…」

 

シンはバイクの鍵を取ると、雨の中バイクに乗り走り出した。

 

シンは伊達にテレビを見ている訳でもないし、観察眼を持っている訳ではない。

政治家の行った小学校、そして、マヨナカテレビに映った見覚えのあるシルエット…

それらを合致させると、『堂島菜々子』だと分かったのだ。

彼女の性格なら、ああいった大人びたコメントが出来る。

可能性は大いに高い。

 

 

「一か八か」

シンは頭を横に振った。

違う。それは全力で俺を信じるだけだ。

跳躍して見せる…

 

 

 

 

「菜々子ちゃんが居なくなった!」

そう取調室に花村が言いながら入ってきた。

その後に、完二とクマが入ってきた。

 

その言葉に一番驚いたのは花村を抑えようとした堂島だ。

 

「なっ…どういう事だ!?」

「白鐘からです、菜々子ちゃんちの…てか、堂島さんちの前にいます。」

花村が携帯を渡すと、堂島はそれを受け取った。

 

「白鐘!?おい、どういう事だ!」

声を荒げながら直斗に尋ねた。

 

『今、堂島さんの家にいます。

扉が開いていて、中は誰も居ません。

菜々子ちゃんは…例の連続殺人犯に誘拐されています。

堂島さんだって気付いてたでしょう!?事件は、まだ続いているんです!!』

「…」

『ですが、間薙先輩がそれを察知してバイクで追いかけています』

「!?どこだ!」

『先ほど、堂島さんの家から出たと言っていましたので、まだ、町からは出ていないでしょう』

 

堂島は花村に電話を渡すと、堂島が自分の携帯で電話をかけはじめる

 

「ど、どうするんですか?」

足立が困惑した様子で堂島に尋ねる。

がそれを無視して堂島は電話をしている。

 

『はい、交通課、太田。』

「誘拐事件だ、至急手配たのむ!国道沿いに検問張れ!」

『検問!?ええっと、まず状況を…』

「ゴチャゴチャ言ってないで、やれ!被害者は7歳、女の子。…俺の娘だ!」

『娘さん!?え…現場は?どうして誘拐と?』

「そ、それは…とにかく、これは例の連続殺人にも繋がってるかも知れないんだ!」

『かも知れないって…事件の犯人、挙がったじゃないですか。

いつからですか?いなくなったの。誘拐の予告や、犯行声明は?』

「い、いや…とにかく今は、説明してるヒマは無い!」

『えと、は、はい…一応、関係各所に連絡はしておきますが…』

そういうと、電話を切った。

 

「殺人との関係って言っても、証明出来ないし…

署内すっかり解決ムードですから…ど、どこ行くんですか!?」

堂島が出て行こうとしていたために、足立が止めた。

 

「捜しに行くに決まってんだろ!

例の殺人と繋がりゃ、警察は事実誤認で泥を被る事んなる…上はギリまで事件とぁ認めない。

…待ってられるか!」

 

「で、でも、間薙君が追いかけてるって以外何の情報もないんですよ!?」

「うるせえッ!!だから急いでんだろうがッ!!」

 

そういうと堂島は出て行った。

 

 

 

 

そして、初めに話を戻る。

 

直斗はほぼ確定だと思い、皆に生田目ではないかと言った。

足立はそれで資料を見始めたようだ。

それは堂島家のドアを無防備の状態で開けた事がシンの導き出した答えを真実へと加速させた。

 

「なんで言わなかったの!?」

りせは怒った様子で直斗に言った。

「確固たる証拠がなかったからです。それに、先走って変なことになっては困ると間薙さんが判断したからです」

「変な事って今なってるじゃねーか!クソッ!」

完二は思わず机をたたいた。

「…恐らく、これも間薙先輩の想定の範囲内だと思います」

直斗には珍しく自信無さそうに言った。

「想定の範囲内…って、菜々子ちゃんが拐われることが!?」

「いえ、流石にそこまでとは思いますが…その言い方は悪いですが、間薙先輩は、手段を選ばない方なので、真実を…というよりは、信念を曲げない為に手段を選ばない方だと思えます」

「…だからって、人が死ぬんだぞ!?」

花村は怒った顔で直斗に言った。

「あんまり、ナオチャンいじめちゃいけないクマ!」

「あ…その…わりぃ」

花村は冷静になった。

 

 

「…ってまさかね、まさか…あれ。本当に生田目って運送業?…堂島さんに伝えないと!」

足立は電話を掛けに行く間際に言った。

 

「あーあー、捜査に進展があった以上、僕はすぐ現場へ行かないと。

不在の間にあったことは、僕は知らない。…何も見なかったな。」

「足立さん!」

 

 

足立のおかげで鳴上は警察署から出られ、皆で探しているところで、住宅街で煙が出ているところを発見した。

「おい…なんだあれ、煙出てんぞ!?」

「事故…?あれは…!?」

 

 

皆がそこに行くと、酷い有様であった。

バイクの破片があり、トラックは家の車庫シャッターにから正面から突っ込んでいた。

道路には無数の血がついていた。

そこには足立がおり、堂島を車から降ろしていた。

 

「堂島さん!だ、だいじょうぶですか!?」

足立が堂島に尋ねている。

「な…菜々子は…」

 

そこへ鳴上達が到着する。

 

「もしもし、救急車の手配願います。交通事故です、負傷者、男性一名…」

と直斗が電話を掛けていると、トラックが後ろに下がり始めた。

 

「生田目!?」

直斗がそういった。

 

「…クソ、逃がしたか」

そこには血まみれのシンがシャッターとトラックの隙間から出ていた。

バイクの部品のパイプらしきものが腹部に刺さっており、無数の切り傷があり血が出ていた。

パイプが貫通していた。

 

「これじゃ、バイクも大破してるか」

「だ、大丈夫ですか!?」

「大丈夫なのセンパイ!!」

 

「…ああ、問題ない」

そういうと、シンは腹部のパイプを軽々と引き抜いた。

 

「うっぷ…」

足立は吐きに行ってしまった。

グロテスクな音を立てながら、シンの腹部は回復している。

 

シンは堂島の元に行くと、言う。

「申し訳ない。娘さんを事前に救えなかった」

「…菜々子を…菜々子を頼む」

「…」

 

シンは答えずに、トラックの運転席の方へと行った。

直斗もそれに続くように言った。

 

「見て、本当にテレビあるッ!」

千枝の言葉に皆がそちらを向いた。

「本当に持ち運んでいた…」

鳴上が助けに行こうとテレビに触れるが、花村に抑えられた。

 

「バカ!ちゃんと、いつものとこからはいらねーと、出られなくなんぞ!!」

「クソッ!!!」

鳴上は握りこぶしでトラックを叩いた。

 

「日記帳がありました」

シンと直斗が運転席からでてきて言った。

 

「ああ!あ、駄目だって!現場は保存しないと!」

足立が嘔吐から戻ってきてそう言った。

 

「雨が再び振り出していたら、保存もくそもないぞ」

「…」

 

直斗はメモを読み始めた。

 

「"僕は、新世界の存在を知った。なら僕は、人を救わなければならない"」

「"救う"だぁ?なんだそりゃ」

完二が思わず言う。

 

 

「これは…!被害者の現住所!

山野真由美、小西早紀、天城雪子、巽完二、久慈川りせ…

未遂で助かって世に出なかった3件目以降の被害者もちゃんと書かれてる。

そして、諸岡先生の住所は書かれていない。」

 

「すごい…そりゃ決まりだよ。」

足立がそう言った瞬間、一瞬シンがそちらを向いた。

他の人は皆、直斗を向いていた。

 

「最後の日付は今日だ…

"こんな小さな子が映ってしまうなんて。この子だけは、絶対に救ってあげなくては。"」

「それ…菜々子ちゃん!?」

「"何とか入れてあげることが出来た。最近、警察が騒がしい。

この日記も、恐らくこれで最後になるだろう。やれるだけのことはやった…"」

 

「間違いない…今までも全部同じ手口でやったんだ。

宅配の振りして堂々と玄関から来て、すぐ荷台のテレビに放り込んで…

…犯人は生田目だ!」

 

「…とりあえず、堂島さんをだな…」

シンはふらっと倒れた。

 

「間薙先輩!」

皆がシンに近寄った。

何せシンは生身の状態でつぶされたのだ、状態としては最悪だ。

 

 

 

「はいはーい。どいてー、それは俺の患者だよー」

 

 

そんな声がシンの聞いた最後の言葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

シンが気が付くとベッドの上だった。

「やっほー、シン」

「ん?ピクシーか。今何日だ。」

どうやら自宅だと理解できた。

 

「6日の0438だ。傷は治しておいた。」

「…ケヴォ―キンか」

「久しいな、混沌王。…まったく、特殊合体を人に丸投げするとはな。」

ケヴォーキアンは煙草を吸っている。

相変わらずの軍服の上に白衣だ。

 

「それで、一応ウチの病院に入院していることになっている。

警察連中が来たが、あの状態では会えないと適当なことを言っておいたらまんまと帰って行った。それで、ニャルラトホテプがお前の代わりに入院している。」

 

「…随分と協力的だな。あいつにしては」

 

シンは『ヤサカニノマガタマ』を装備し人修羅化した。グイグイと細かい傷が治って行く…

 

「今回の事で、大分あいつらが捜しているやつが見えてきそうだと踏んでいた。」

「まあ、お互い利害の一致だろうな」

シンは傷がふさがったのを確認していると、メリーが食事を用意していた。

 

「ああ、ありがとう」

「いえ」

そういうと少し微笑んだ。

 

「!?メリーが笑った!?だと!?」

ケヴォーキアンはもう優勝が決まったアメリカ人くらいに嬉しそうに飛び跳ねた。

 

「どうやった!混沌王!感情をどうやって作り出した!!」

「は?…いや、知らん」

シンはご飯を食べながら、答えた。

「メリーよ何か変化はないか!?」

「…いえ、とくには」

「うむ…これは実に研究意欲がわいてきた…すまんがさっそく帰る!」

そういうとドタドタと走って帰っていった。

 

「あんなやつだったか?」

「さーねー」

ピクシーは肩をすくめた。

「というか、お前はいつまでこっちに居るんだ?」

「え?ああ、ボルテクスはバアルに任せてきた。荒事はあいつの方が好きだろうし。それに、ライドウが今修行がてらに、ボルテクス界にいるから、依頼って形で倒してもらってる」

「…ギンザ大地下道か」

「うん…どうやら、天使の連中が、隠し扉とかいろいろ作ってて、それで苦戦してるの。

まあ、最終手段として、ハルミ一帯を消し去る方法があるけど…これはギンザの街の方にも影響が出るからやめましょう」

「あるいは、埋める方法もありだな。炙って出すのもありだ。」

「まあ、残酷」

「…バアルが好きそうな作戦ではあるな」

シンは鼻で笑うと、食事を進める。

 

 

 

 

 

まだ、日が出て間もない頃…

 

 

河原にてシンを囲むように皆が立っている

「…なんだ、まるで俺が殺人者だな」

 

そうシンが肩を竦めた瞬間、鳴上の拳が飛んできた。

シンは避ける素振りもせずにそれを受け、地面に座り込む形である。

 

「何で何も言わなかった。」

その鳴上の声に怒気が含まれている。

 

「…言っていたらどうしていた。」

「勿論。話を聞きに行ってたっス」

 

シンはため息を吐く。

『怪物と戦う者は自らも怪物とならないように気を付けねばならない。』

「ど、どういう意味?」

千枝は首をかしげた。

 

「…お前たちと生田目の明瞭な差とはなんだ?」

「全然違うと思うけど」

りせは考えつつ言った。

「勿論、皆を助けている事クマ!」

 

「しかし、生田目は"救っている"と書いていた…」

「そりゃ、頭がおかしいんスよ。」

「そう一概にも言えない。頭がおかしいなんてのはお前個人の意見で、あいつは信じきっているのだとしたら、それはあいつにとっての真実だ。」

 

「お前たちと生田目の明瞭な差は無いに等しい。まさに善悪の彼岸の川一本で分かれているのさ。この河のこっちと向こうのようにな」

シンは汚れを払いながら、河の向こう側を指さした。

 

「どういうことだ?」

花村はシンに尋ねる。

 

 

 

 

 

「つまり、お前たちもテレビに入れて殺そうと思えばそれを実行できるということだ。」

 

 

 

 

 

 

その言葉は皆には衝撃的だった。

確かにそうなのだ。生田目はテレビに入れていた。

自分たちもそれが可能なのだ。

 

皆が唖然とした様子でシンを見ていた。

そして、その言葉の意味を頭で理解した瞬間、ぞわっと恐怖で身の毛がよだった。

 

 

「そ、そんなこと絶対にしないよ」

天城は必死に否定する。

 

「本当にそうか?ふとした拍子にお前達は怒り、やってしまうかもしれないぞ?

何故なら、完全犯罪だからな。証拠もない、死亡時刻は関係ない…

例えば、鳴上の愛すべき妹が最悪傷ついた時、自分の矜持を傷つけられたとき、

ふとした瞬間に人は行動してしまうものだ。

よく言っているだろ、『カッとしてやってしまった』などと。

特にお前達は若いからな。」

 

 

「お前達は犯人という"怪物"を追っていること、そして、それらを扱っているのだと自覚すべきだ。

自らが怪物にならない様に、その事を肝に銘じて置かなければならない。

正義と悪は正反対のものではない。一線を越えるか越えないかの違いでしかない…」

シンはそういうと、階段に座った。

 

 

沈黙がその場所を支配した。

 

「…シン。悪かった」

鳴上はシンに頭を下げて謝った。

「…別にいい。それにお前に殴られるのを覚悟していた。

でなければ、お前のパンチなど生身で喰らいたくないものだ。」

シンは頬をさする。

 

「重いからな。なかなか」

鳴上は嬉しそうに笑った。

 

「…こういう時こそ、冷静になれ鳴上。

焦る気持ちも分かる。だが、冷静になればするべきことが見えてくるはずだ。」

 

 

「…菜々子ちゃんを助けよう!!!!」

「うお!いきなりデカい声出すなよ!」

「気合い入れてかないとね!やっぱり」

千枝の声に驚き、花村は耳を塞いだ。

 

「…やっぱりかっけぇっス。間薙センパイ。」

「なーに言ってんの?完二のくせして」

「な!別にいいじゃねーか!」

「完二君のくせ…アハハハ」

何故か天城は笑い出した。

 

いつも通りの皆がそこにはいた。

(お前達の良い所だ。どんなに酷い状況でも前向きに進める…)

「…僕にも言えることですね。『怪物と戦う者は自らも怪物とならないように気を付けねばならない』。ニーチェの善悪の彼岸ですね。

…僕の探偵という職業も、そうなのかもしれません。

社会的責任が多ければ多いほど、その河は狭くなるのでしょう…」

 

直斗は帽子を深く被るとボソリとつぶやいた。

「…間薙先輩はどちらに立っているんですか?」

「この世界でいうなれば俺は、河の向こう側のやつだ。

だが、今の俺は正義や悪、そんなものに縛られる必要はない

したい様にやるだけだ。」

「傲慢ですね」

「俺はまさに怪物だからな。善にはなりきれんのさ。」

シンはそういうと、クマの頭を撫でる。

 

「お前も、気をつけるんだぞ?」

「どういう意味クマ?」

シンの言葉に首をかしげたクマ。

シンは答えなかった。

 

「とりあえず落ちついてフードコートで作戦会議だ」

その鳴上の言葉に皆が頷いた。

 

 

 

 




現実が佳境を迎えて、逃避の為に書いている今日この頃…

『怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』

超人論とか永劫回帰とかのニーチェさんですね。
永劫回帰ってのは、まぁ、簡単に言えば無限ループ。
ある瞬間は時間が無限だから、再び同じ瞬間がくるという感じのもの。
でも、量子力学で否定されてた気がする…
ペルソナでちょっと出てきた、ルサンチマンを否定してるんだったかな?
ちょっと覚えてないんですけど…

で、『怪物~』の文章ですが、そのままの解釈で使いました。
ケヴォーキアンが12話の初登場で言っていたのは、このことです。
やっとフラグを回収しました…

…忘れてたんですけどね…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。