Persona 4-マニアクス-   作:ソルニゲル

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第49話 Relief 11月6日(日)・7(月)

河原から、移動し、フードコートへと来ていた。

 

皆の顔から気迫を感じる…

 

「犯人は、元議員秘書の"生田目太郎"…最初に殺された、山野アナの不倫相手だった男…

くそっ…菜々子ちゃんをさらった上に、堂島さんまで…」

花村は悔しそうに言った。

 

「でも、さすがに堂島さんです。

このタイミングで最初の事件の洗い直しとは…」

 

「けど、事件がまだ不倫絡みって思われてた時、生田目たち関係者って、全員一度疑われたよね?

なんでその時は"アリバイ固い"なんて事になったワケ…?」

 

「実は、資料によれば、生田目らのアリバイは、遺体が出現した夜に対してのものなんです。

本来、死因不明なら手口も不明の筈で、犯行時刻が定まらないため鉄板のアリバイなど取れません。」

 

「…どうもその辺りが怪しいな」

シンは言う。

「え?どういうこと?」

りせが首を傾げた。

「そうだぜ?普通に全部"生田目"が犯人だろ?日記にも名前書いてあったし」

「証拠はあまりにも黒だな。

ただ、理由が不明だ。

…何故テレビにでた人物を殺す必要があったのか

そして、殺すなら何故、テレビに入れる事にこだわったか。救う=殺すとはどうもなっていない。

何故なら、失敗したのにも関わらず、もう一度、殺そうとしにこない点。」

 

「…確かにそうですね…」

直斗は腕を組んで頷いた。

 

「関連性といえば、全員八十稲羽市に住んでいることくらいだろう。

その点も不自然だ。車を持っている生田目が何故、自らの住んでいる町にこだわったのか…

捕まえてほしかったのか…あるいは…」

 

「どうだろうと、誘拐してテレビに入れやがったのは

そいつに違ぇねんだろ…なら、ふん縛るしかねえ。」

「それもそうだ」

シンは考えるのを止めた。

 

「菜々子ちゃん…大丈夫だといいけど…」

千枝は心配そうに言った。

 

テレビに入ると、明らかに霧が濃くなっていた。

「最近の霧騒ぎと何か関係あるのかな…?」

天城が辺りを見渡していう。

「この中も、何か変クマね…」

「きっと、町でいろいろ騒ぎになってるから、こっちの世界にも影響しちゃってる予感。」

「今はとにかく、急ごう。りせ、菜々子ちゃんがいる方角、分かるか?

 

「あっちから感じる。

すごい…何この優しい感じ…絶対助けてあげなきゃ!」

りせが方向を指差した。

 

「行こう…!」

 

テレビ売り場に行く最中に、直斗がシンに話しかけてきた。

 

 

「そういえば、地元紙の記者が僕の家に来ました。」

そんな直斗の言葉にりせも反応した

「私も来たよ?」

「そういやぁ、ウチにも来てました」

「なんと?」

 

捜索願が出された、全員の家にその記者が来ていた。

 

「捜索願が出されたことについて尋ねられました。なかなかの切れ者だと感じました」

「事件のことも聞かれたし…まさか、ね?」

 

 

 

「とりあえず、いまは助けることに集中しよう」

鳴上のその言葉に皆が頷いた。

 

 

 

そこはまるで天国の様な雰囲気である。

 

 

「ここが、菜々子ちゃんの…」

「きれい…お話に出てくる天国みたい。」

「そっか…"天国みたい"か…やっぱ菜々子ちゃん、心の奥じゃ…」

花村はそれを言わずにかみしめた。

「仕方無いよ、まだあんなに小さいんだもん。」

 

心の隅に、死別した母への寂しい思いを抱えていたようだ。

 

皆が決心したような顔だ。

「必ず、助けよう!」

「全力を尽くす…だけど…今日は解散だ」

「え?」

皆が鳴上を見た。

 

「なんでだよ!」

「アイテムがない。買いに行く、装備もしっかりと整えてから行く。」

「…そうっすね、敵も強くなってるし、オレ達がやられちゃ、元も子もねぇっス」

「良い心がけだ鳴上」

完二とシンの言葉に仕方なく、皆は広場に戻る。

テレビから出るとそれぞれ帰って行く。

 

しかし、シンはジュネスに残るようだ。

 

「ん?買い物か?」

花村がバイトの恰好をしていう。

「そうだな。」

 

そういうと、食料品売り場へと向かって行った。

 

 

 

 

ジュネス閉店後…

 

真っ暗な家電売り場にシンはいた。

「あらら、いいの?一人で行っちゃって。」

「まあ、ヒマつぶしだ。」

シンの言葉にピクシーは笑みを浮かべる。

 

 

「今回は長期戦だ。出られなくなることはないな?バアル」

「もちろんだ。仕事が終わったら、宴会でもして待っている」

「好きにしろ」

 

 

シンはそういうと、テレビに入った…

 

 

天上楽土…

 

 

シンは辺りを見渡しながら進む。

「なんかいやね。こういうのって」

「天国か。無縁の話だし、興味もないね」

 

シャドウが現れる

「邪魔ね。弱い癖して」

ピクシーは右手でパチンと指をはじくと『メギドラオン』を唱える。

相手は耐えられるはずもなく、そのまま消し飛んだ。

 

「こっちは喋ってんのよ、邪魔ね」

「おーこわい」

「棒読みね。クーフーリンでも呼んで、先行させる?」

ピクシーは言う。

 

「そうだな。」

シンは手を上に上げると、一撃の雷が鳴った。

 

「お呼びですか?」

「先行して、シャドウを掃討してきて頂戴」

ピクシーがそういうと、クーフーリンは走り出した。

 

「…マジメね、あいつ」

「それが取り柄みたいなモノだ」

 

 

 

次の日…

 

 

「…間薙君は?」

フードコートに集まっていた皆は首を傾げた。

「学校にも来てなかったし、電話も繋がんねー」

「とりあえず、テレビにの中に行くクマ!」

 

皆がテレビに入ると、相変わらず霧が濃いことが分かる。

「とりあえず、行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…少しばかり、疲れたな」

シンは四角い部屋で真ん中に噴水のある部屋で、壁に寄りかかり座った。

ピクシーやクーフーリンは戦っている最中に何処かで別れてしまったようだ。

リベラマで敵との遭遇率を上げた。

そして、暴れに暴れ何体消し飛ばしたか、分からない。

 

「フフッ…久しぶりにこれだけ暴れた」

「でしょー?」

ピクシーが何処からともなくやってきた。

 

「なんだ。来たか」

「でも、何だかんだ威力抑えてなかった?」

「一応な。生田目が何かしでかされると困るからな。」

シンは立ち上がると、ソーマを飲み干した。

 

「ああ、あれだけ高級品だったソーマがねぇ」

「使わなければ、宝の持ち腐れというものだ。」

シンは欠伸をすると、屈伸を始めた。

 

「ここは何階だ?」

「まだ、4Fとかでしょ?そんな登ってきた感じもないしね」

「そうか。」

シンがドアを開けると、シャドウが一斉にシンの方を向いた。

 

 

「まだ、やるの?」

「まだ、足りない」

 

 

すると、シンの目の前に居たシャドウが轟音と共に消し飛んだ。

 

 

「あらら、ホントに来たんだ。まさか本当に釣れるとは…」

ピクシーは驚いた表情だ。

 

「和を重んじた日の国にこれほどの混沌とした心が栄えようとは…」

「…混沌を嫌っていると思っていたが」

シンは構えた。

「気付いたのだ。貴殿もまた、御国を憂いているのだと。そして、御国の危機とあれば、我らは協力すべきだ。」

 

シンは肩をすくめると「…邪魔さえしなければ結構。」と言った。

「ふっ、半神半人と半魔半人…仲良くやろうではないか…」

 

そういうと、大きな剣をシャドウたちに向けた。

 

「国を憂いて幾星霜…必殺の霊的国防兵器、英傑ヤマトタケルここに見参。

御国のために いざ往かん」

 

 

 

 

 

 

鳴上達も天上楽土へと着いた。

そして、既に進行を開始していた。

 

 

『やっぱり、間薙センパイいるね。』

「はは…どこまでジユーなんだよあいつ」

花村はもう、呆れた様子だ。

 

『でも、おかげで、シャドウが減ってるよ!早く菜々子ちゃんを助けに行こ!』

「ああ!でも、しっかりと経験値を積んでいくぞ!」

「おう!相棒!」

「任せるクマ!」

 

 

皆が進行を始めた。

鳴上達は怒涛の勢いで階を登って行く。

『…気を付けて、4階は凄いことになってるから』

「さぁある意味、ボスより緊張するな」

花村は手汗を握る。

「ビビってる場合じゃねぇっすよ、決めたじゃないっすか」

「そうクマ」

「行くぞ」

 

鳴上達男たちは階段を駆け上った。

そして4階に着いた瞬間、シャドウの破片が鳴上達の横を掠めた。

 

「…日の国のモノか。」

「うお、でけぇ」

花村はヤマトタケルの大きさに驚いたようだ。

 

ヤマトタケルは鳴上を見ると、言う。

 

「…成程。この混沌とした和の国でも真実を求めるものがいるようだ…」

そういうと、飛びかかってきたシャドウを剣の一払いで消し飛ばした。

「それが我にとっての救いだ。さあ、往け。ここは修羅と化している。

一刻も早く先に進むが良い。」

 

「…行こう」

鳴上達は走って階段の方へと向かった。

 

 

「あれ?ほら、あそこ、鳴上って子たちじゃないの?」

『大丈夫!?間薙センパイ』

りせの声がシンに聞こえた。

「無論だ」

『そうだよね。でも、勝手に行動しないでね。私たち仲間なんだから…それで合流するといいかも』

 

「…とりあえず、今はヤマトタケルと、俺がいるせいでシャドウたちがそれに群がっている…

一掃したら先に向かう」

『そう伝えておくよ』

 

 

そういうと、シンは集中し始めた。

 

「や、やばそう…」

ピクシーは逃げ始めた。

 

『気合い』

シンは手を前にかざし集中する。

その後、両手を体の前で組んだ後、その手を頭上に掲げて左右に腕を広げる。

それにシャドウがシンに一斉に飛びついた。

 

 

 

 

『地母の晩餐』

 

 

 

 

 

5階に上がった鳴上達に大爆音と同時に大きな地震のような揺れを感じた。

「あ、暴れすぎクマ」

「な、なんで、センパイあんなやるき出してんスか!?」

完二はふらつきながら、言う。

 

「…たぶん…シンなりの償いなんだろ…なんつうかポジティブな捉え方だけど。

あいつ、素直に謝るの苦手そう…うお…だし…」

花村はぐらつきながら言った。

「…行くぞ!」

鳴上達は更に進む。

 

「だ、だ丈夫だよね?」

「お、おおおそらく…大丈夫だと思います」

一階に残っている女性陣は心配そうに言う。

 

「本当にセンパイって自由だよね。」

「でも、時々優しかったりするよ?」

「だね。実際、事件の解決に力を貸してくれてる訳だし。まさに『ヒーロー』って感じ?」

千枝の言葉にりせは笑った。

 

「間薙センパイじゃ、ダークヒーローだよね」

 

先ほどまでさながら戦場のように騒がしかったこの階は、まるでそれが嘘のように静まり返っていた。

この階は霧よりもはるかに濃い煙に包まれていた。

そんな煙の中からシンはゆっくりと出てきた。

 

「…必殺霊的国防兵器をも上回る力…恐ろしいな…混沌王…」

「ふん。さあ、とりあえず、ボルテクスに帰ってくれ。お前の気配にシャドウが寄ってくる」

「貴殿はどうする?」

「俺はエストマでもかけてアイツらを追いかける」

シンはそういうと、階段の方へと向かった。

 

「…」

ヤマトタケルはこのテレビの世界に何かを感じたのだろう。

辺りを見渡し、天に向かって言った。

 

「…この和の国を作りし神々を気取るというのであれば…

我々、必殺霊的国防兵器が…必ずや貴殿を抹殺しに往く。」

 

 

 

そう言い残すと、ヤマトタケルは消えた。

 

 

 

 

鳴上達は苦戦しながらも、『全能のバランサー』を倒す。

「厳しいクマ…」

「相棒が『魔反鏡』をけちんなきゃ楽だったろ」

「…レアアイテムなんだ。」

「いや、そこケチっても仕方ないところっス」

 

「やっと追いついたか」

 

「シンか?」

花村は後ろから入って来たシンを見て、言った。

「大分、成長していきたな」

「そりゃねぇ、俺たちだって伊達に戦ってきてはいないからな」

花村はヘッドフォンを外し、得意そうに言う。

 

「とりあえず、『メディアラハン』」

シンはそういうと、鳴上達に唱えた。

 

「あとどのくらいなんだろう」

「さぁ?分からないな。でもそれほど先ではない気がする」

「クマ…これ以上登ったら、クマっちゃう…」

「うるせぇーよ。勝手にクマってろ」

 

そう花村が言うと、鳴上が回復アイテムを配る。

 

「つってもさ、SP回復ってどうにかなんねぇのかな」

「そうっスね。いつも飲みもんって案外辛いッス。」

「クマは気にしないクマ」

とクマは言うが、おなかがキュルルルと鳴った。

 

「そればかりは仕方ない気がするな。」

「そうはいってもっスよ?缶を飲み干さないと、回復しないっつーのは」

「腹がチャポチャポだな。」

そう言って花村がジャンプすると、チャポチャポと音を立てている。

 

「…キリが良いし、いったん戻ったらどうだ?」

シンがそういうとクマの顔が曇る。

 

「でも、ナナコちゃんが…」

「…わり、文句言ってる場合じゃなかった…」

花村は鳴上に謝る。

「いや…一旦戻ろう。ペルソナも強化したい。」

「…わかった」

 

そして、鳴上達はカエレールで一旦帰還した…

 

 

 

 

 

「それにしても、霧が濃くなってきているな」

シンがそういうと、直斗は頷く。

「現実世界に影響が出ているのはこれのせいでしょうか」

「見づらくて仕方ないな…」

(…やはり、八十稲羽に何かいるのだろうな)

 

シンはそう思うと、階段を登る足を進めた。

 

 

 

『僕は…僕は新世界の存在を知った…僕は人を救わなければならない…そう、僕が…』

 

「声がだんだん近づいてきてる!もう少しだよ。頑張って、先輩!」

りせの声に皆に元気を与える。

 

 

 

 

そして、10天へと着くと大きなドアを開けた。

 

「お…お兄ちゃん!!」

「い、行っちゃダメだ!」

菜々子が配達員の恰好をした生田目に掴まれている。

 

「菜々子を放せ!」

鳴上が大きな声で言う。

 

「この子は、僕が救うんだ…」

 

「菜々子ちゃんを放して!!」

天城がそういうと生田目が嬉しそうに言う。

「あ…はは、僕が…救った、やつらだ…この子も…救ってあげる…」

「あ…? んだコイツ、ラリってんのか?ワケの分かんねえゴタク吐いてんじゃねえ!

さっさとその子放しやがれ!!」

完二がジリッと近づくと生田目は菜々子の首をきつく締める。

 

「巽くん、落ち着いて!彼は何をするか分からない!

今は冷静に話をすべきです。彼の目的が分かれば、上手く対応できるかも。」

 

鳴上が慎重に話を進める。

「…目的は何だ?」

「す、す…く…い。みな…救いを求めてる…」

 

生田目は狂気的な目で答える。

 

「…あんたに救って欲しいなんて、頼んだ覚え無いけど?」

「てーか、救われた覚えもな。真逆だろうが、畜生!」

 

「僕が、テレビに入れなかったら、君たち、どうしてた…?」

 

「どうって…」

天城は言葉に詰まる。

 

「自分と向き合えずにいた…って事?」

りせはそう答える。

 

「そんなっ…死ぬところだったのよ!?」

天城は思わず叫んでしまう。

 

 

「…」

シンは鳴上達にアイコンタクトを取った。

鳴上は分かったのか、花村と完二にも合図を送った。

 

「なぁ、少し尋ねたいんだが…」

「な、んだ?」

 

「殺すことが救いか?」

「殺す…ち、がう、救いだ…」

「…それがお前の本心か」

 

シンは淡々と頷く。

 

「は、は…そう思いたければ、思えばいい…

こんなところまで、追いかけてきやがって…知ってるよ、お前ら…殺す気だ…

は、はは…残念、だったな…この子は僕、が、すくうんだ…」

 

そういうと、更に首を絞めた。

 

「あうっ…」

 

「…」シンが合図した瞬間、鳴上達は一気に間合いを詰めた。

そして、完二がタックルすると、生田目はひるんだその隙に鳴上が菜々子を受け取り、後退した。

 

「菜々子ちゃん…菜々子ちゃん!!」

天城の呼びかけに菜々子は答えずにいる。

恐らく、気絶しているのだろう。

 

 

生田目は狂気的な目を鋭くさせいう。

 

 

「その子を…返せ…その子は…俺が…おれがすくううううううううう!!!」

 

そう生田目が叫んだ瞬間、姿を変えた。

それはまるで天使の様な格好だが、どこか狂気的な縞々の模様をしている。

 

「おれ…おれが、すくうんだ…!ジャマすんなぁぁぁ!」

「どのくらいまで正気なんだ…?」

 

直斗は構えて言う。

 

「さぁな?兎に角ぶっ飛ばすだけだ」

完二も構える。

 

 

「…鳴上達に生田目は任せる…俺は彼女を運ぶ。俺なら安全に運べる」

シンは言う。

「…任せる。」

鳴上はそういうと、構えた。

 

 

 

シンは菜々子を背負うと、大きなドアを開けた。

 

「まてぇえええええええ!!」

生田目のシャドウ?『ジオダイン』を鳴上が跳ね返す。

 

 

「…菜々子をよくも…(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…)」

(相棒、マジ切れじゃねーか)

そんな事を思いながら戦闘を始めた。

 

 

 

 

 

シンは菜々子を背負ったまま、走る。

 

『おい。暇な奴、来い』

「主!やっと俺たちの出番か!」

シンが呼ぶと雷が無数に発生した。

 

「グルルル…久シブリノ出番」

ケルベロスはそういうと吠えた。

「…俺を呼ぶとは、ここを死地にしたいようだな」

オーディンは槍に寄り掛かりながら、言った。

「俺の出番て訳だな!」

最後にフラロウスが現れた。

 

 

「命令だ。安全なところまで道を開けろ」

シンはいつもとは違う、重い声で言った。

 

 

「…ワカッタ。」

「簡単なものだ」

「ヒャッハ!!」

 

そういうとケルベロスは火を吐きながら先行し、オーディンとフラロウスは近づいてきたシャドウを消し飛ばす。

まるで、シャドウ達はゴミのように消し飛ばされていく…

 

 

(…状態は最悪だ…)

 

シンは菜々子を抱え走りながらそう思っていた。

 




こういうモノを書いていると、更にペルソナという作品を深く知れて面白いと感じます。
あの言葉はこういう意味だったのかとか、こういうフラグになってたんだとか、色々あって、非常に面白く感じます。



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