そのっち、須美、銀の三人は休暇期間をもらい、それぞれ休暇を満喫するはずだったのだが、折角だからということでみんなでそのっちの家に遊びに来ることになったのだったが……
「一体何をしてるんだ?」
三人よりちょっと遅れてそのっちの家にやってくると須美が洋装姿で膝を抱えていた。
「カイくん~見てみて~わっしーとミノさんの格好すごく似合ってるよね~」
「まぁ似合ってるけど……大変だったな。銀」
「ははは、着せ替え人形にされて大変だったよ。ちなみに須美は……」
「洋装姿にちょっと喜んだけど、非国民の格好を喜ぶなんてって落ち込んでるのか?」
「見てないのによく分かるな」
いや、何となく想像ができるから……ただ気になったのは……
「そのっちは着替えないのか?」
「えっ!?」
「そうだよ!園子だけ着替えないんなんてずるいぞ」
「わ、私はいいよ~」
「僕としてはそのっちの可愛い格好見たかったんだけど……」
僕がそう言うとそのっちは顔を真赤にさせながら、たくさんある服から何かを選び始めるのであった。
「園子……なんかお前、ちょろいな」
「人の婚約者をちょろいとか言うなよ。とりあえず着替えるなら僕は一旦出るよ」
部屋から出てしばらくして、入っていいと言われて入ると紫のドレスに着替え、顔を赤らめるそのっちがいた。
「ど、どうかな?」
「似合ってるぞ。そのっち」
「えへへ~」
「何というか園子はこう……ドレスとか着てるとお姫様みたいな感じだな」
「もうミノさん~そんな事無いよ~」
「確かに銀の言うとおりかもな。それだったら……」
僕はそっとそのっちの事をお姫様抱っこし……
「どうですか?お姫様」
「はう」
そのっちは顔を真赤にさせたまま、気絶してしまうのであった。というか僕もお姫様抱っこやらお姫様呼びとかして恥ずかしくなってきた。
「何というか海も感情のままにやって後悔するなよ」
「す、すまない……」
こうしてこの日はそのっちが気絶してしまったため、解散するのであった。
数日後
学校の昼休み、みんなで将来の夢について語り合うことになった。須美は歴史学者、そのっちは小説家、銀はお嫁さんだった。
「銀がお嫁さんっていうのは意外というか……」
「何でだよ!?そういう海はどうなのさ?」
「僕は?僕は……」
イマイチ将来について考えてなかったな。というより考える暇なんてなかったな
「考えてなかったな……」
「そうなの?それだったら上里くん、好きなことは?それから将来の夢になったりするかもしれないし……」
「好きなこと……」
僕はそのっちのことを見ると、そのっちは恥ずかしそうに顔を背けた。
「いや、好きなことだからな。好きな人じゃないからな」
銀にツッコまれてしまった。まぁ好きな事というよりかは……
「衣装関係を作れればいいかな?」
「「衣装関係?」」
「カイくんは手先が器用でね。この間着せ替えした洋服も殆どはカイくんが作ってくれたんだ~」
「「そうなの!?」」
「まぁ色々とやっている内に……あとは何となくその人の体型とか分かるし……」
「「えっ!?」」
僕の言葉を聞いて、何故か須美と銀が引いてしまった。何だ?何か問題もあったか?
「な、なぁ、ちなみに須美の胸のサイズは……」
「えっと……」
僕が何かを言いかけた瞬間、須美に思いっきり頭を叩かれた。うん、これは言わない方がいいな
「上里くん、お願いだからそういうのは言わないでね」
「わ、わかった……」
「まぁ海の将来は服飾関係なのか?」
「う~ん、それでもいいけど……」
「「「?」」」
これは言うべきかどうか……正直言うのは恥ずかしいな。でも、言わないといけない気がするし……
「服飾関係の仕事につくか大赦関係になるかはわからないけど、出来れば……その、三人の花嫁衣装を作りたいなって……」
僕がそう言うと三人共顔を真っ赤にさせる。
「そ、そのときは頼むな。海」
「素敵なドレスを作ってね~」
「わ、私は白無垢で……」
あれ?もしかしてOKもらったのかな?
とりあえず僕の夢としては、勇者となって三人と一緒に戦うことと三人の花嫁衣装を作ることが増えたのだった。
いちゃいちゃネタは思いつくのですが、あと何話かをやった後に銀のあの話をやらないと……
ちなみに結城友奈の章までの予定ですが、結城友奈の章は短めだったりします。