「なぁ、そのっち」
「何~カイくん?」
僕はそのっちにある事を聞きたかった。確か一昨日もプールに来たはずなのにどうして僕とそのっちの二人でまたプールに来てるんだ?
「何でプールなんだ?」
「駄目だった?」
「いや、駄目じゃないけど……」
と言うより一昨日着ていた水着と違うし……一体どういうことなんだ?
「えいっ!」
急にそのっちが僕の腕に抱きついてきた。出来れば止めてほしいのだけど、ほら、何というか胸が当たってるし……
「そのっち?」
「カイくん、私の水着どうかな?」
「すごく可愛いと思うぞ」
「えへへ~ありがとう~」
水着を褒めるとそのっちは嬉しそうにしていた。それにしても何で急にプールに行こうって話になったんだ?
「一昨日ね。わっしーとミノさんに言われたんだ~たまには二人っきりで遊びに行ったらって」
「それで今日はプールか……」
「いっぱい遊ぼうね~」
何というか須美と銀の二人に気を使わされたけど、これはこれで良かったかもしれないな。
僕らはたくさん遊ぶ中、僕はそのっちの背中の痣が目に入った。
「………」
「どうかしたの?カイくん」
「いや、痣痛そうだなって……」
「あっ……うん、でももう大丈夫だよ~」
そのっちは僕に心配かけたくないのか、笑顔でそう言うけど……僕はそっとそのっちの背中の痣に触れた。
「んん!?くすぐったいよ~」
「ごめん……そのっち、ごめんな」
「どうしてカイくんが謝るの?」
「だって、女の子なのに傷だらけで……」
「カイくん……」
「そのっち……」
僕はそっとそのっちにキスをするのであった。キスをし終えるとお互いに顔を真赤にさせていた。
「えへへ、キスしちゃったね」
「そのっち……お前がどんなになっても僕はお前のことを好きでいるからな」
「ありがとう。カイくん」
プールの帰り道、そのっちはある事を僕に教えてくれた。
「あのね、カイくん」
「何だ?」
「本当はね戦うのがすごく怖いんだ。でもお役目だからって思いながら戦ってたの……それに傷だらけになった私の体を見てカイくんはどう思うかなって?嫌いになったりしないかなって……」
「そのっち……」
そのっちは不安だったんだな。僕が嫌いになったりしないか……
「でも、戦いが終わっていつもカイくんが出迎えてくれるのすごく嬉しいんだ~傷だらけでも私達が帰ってきて、ホッとした顔をして、笑顔で『おかえり』って言ってくれるのがすごく嬉しい……いつもありがとうね。カイくん」
「……そっか」
僕はそのっちの頭を撫でるとそのっちは嬉しそうにするのであった。
「カイくん、子供が出来たらなんて名前つける?」
「何だよ急に?」
「キスしてくれたり、好きって言ってくれたり……今日はすごく嬉しいことがいっぱいだったから……何となくそう思ったの~」
「……そうだな……『みゆ』ってどうかな?」
「みゆ?どんな意味なの?」
「意味は特には……ただ何となく頭に思い浮かんだ名前で……」
「カイくん……いい名前だね~結婚して子供が生まれたら大切に育てようね」
「あぁ」
僕らは一緒に手をつなぎながら家に帰るのであった。
短めですみません。
次回、今までの話からシリアスに変わります。そして銀は……