インフィニット・ストラトス ~何気ない騒がしい日常~ 作:ゲイツ幻夢アーマー
どうしたものか
時は飛び放課後、俺はある“6人”の男子生徒を生徒会室に呼んだ。
一夏「…つまり、珍しく朝早く学校に来たはいいけど、やることないから何しようか考えていたら、女子サッカー部の更衣室の窓が開いていたので、好奇心から中を除き、台座にしていた朝礼台がお前ら6人の体重を支えきれず倒壊し、その音を聞き付けた女子達に追いかけられた…ということか。何か言うことはあるか?」
???「「「「「こいつが悪いんです‼️」」」」」
男子生徒1「…そんな事実はない。」フルフル
一・箒・弾・数・三・蘭『はぁ~。』
俺達は今、今朝の騒動の発端であるであろう男子生徒達に事情聴取をしている。結局、覗きが原因らしいが全員揃って罪を誰か1人に押し付けている状況だ。
???「明久が朝早く来るから悪いんだろうが‼️」
明久「雄二が“暇だから散歩するか”なんて言って教室出るのが悪いんだろ‼️それで一誠達に会って僕までとばっちり受けたんじゃないか‼️」
一誠「ちょっと待て明久‼️俺は元浜達に誘われただけだぞ⁉️」
元浜「あっ‼️兵藤お前、俺に罪を擦り付けるつもりか‼️俺だって松田に誘われただけだぞ⁉️“絶好の覗きスポット見つけたぞ”って‼️」
松田「ふざけんな元浜‼️確かに俺は覗けそうな窓を見つけたが“台座使った方がもっとよく見えるだろ”って言い出したのは坂本だぞ⁉️」
…こんな感じに罪の擦り付けのペンタゴンが繰り返されている。しかし、重要なことはただ1つ…
一夏「…女子達の下着姿はどうだったんだ?」
明・雄・兵・元・松『最高でした‼️』
一夏「はい罰則。」
明・雄・兵・元・松『ぎゃぁぁぁぁぁ⁉️』
一夏「土屋、お前も同罪だぞ。」
土屋「…俺は現場にはいなかった。」フルフル
弾「なあ土屋、サッカー部部長の下着の色はなんだった?」
土屋「水色のスポーツタイプ」
即答かよ…しかも聞いてないブラの種類まで…
弾「一夏、確信犯だ。」
一夏「よし、同罪。」
土屋「ッ⁉️」
この6人、実は中等部でもなかなかに有名な問題児達である。しかも全員必ず他の誰かに罪を擦り付けて、罰則を逃れようとする。
一夏「とりあえず全員、西村先生の特別補習を明日の放課後から1週間みっちり受けてくれ。」
6人『鬼かいちょ~ーーーーーーッ⁉️』
そんな叫びをあげているところ、生徒会室入り口が開いた。
???「一夏君、西村先生呼んできたよ。」
一夏「サンキュー“裕斗”。」
今入ってきたのは生徒会書記の木場裕斗。
金髪イケメンで“中等部2大王子”なんて呼ばれてる。
えっ、もう1人の王子?なぜか俺らしい。
一夏「では西村先生。6人の特別補習よろしくお願いいたします。」
西村「すまんな織斑兄。この馬鹿どもは俺がみっちり補習で鍛え直してやる。」
どうやら西村先生はやる気みたいだな。
明久「お願い一夏‼️鉄人の鬼の補習だけは勘弁して‼️」
一誠「一夏、名前に同じ“一”が付く仲じゃないか‼️反省文で勘弁してくれ‼️」
元浜「あんな拷問堪えられるわけねぇよ‼️」
明久と一誠、元浜が特別補習を取り下げてほしいと懇願してくる。声には出してないが、残りの3人も高速で頷いている。
実は学園主任の西村先生の補習は滅茶苦茶厳しく、補習室であらゆる教科を教え込まれる。
補習を受けたものからは、“鉄人の鬼の補習”として恐れられている。
ちなみに円夏と鈴もたまにこの補習を請ける。
アウトドアな2人でさえ、補習を受けた後は引きこもる恐ろしさだ。
西村「拷問だと?馬鹿を言うな、あれは立派な教育だ。特別補習が終わる頃には、“趣味は勉強、尊敬する人は二宮金次郎”という理想的な生徒像に仕立てあげてやる。」
6人『それは教育ではなく洗脳だぁぁぁぁぁ‼️』
それについては生徒会一同も同意と頷く。
西村「しかし俺は今非常に気分が良い。明日からとは言わず、是非とも今日から特別補習を施してやろう。全員行くぞ‼️」
そう言うと西村先生は、問題児6人を抱えて補習室に向かう。
雄二「離せ‼️離しやがれ鉄人‼️」
明久「鉄人、いや鉄人様‼️何卒御慈悲を‼️」
一誠「頼む一夏、助けてくれ‼️」
元浜「まだ死にたくなーい‼️」
松田「まだ大人の階段登ってないのにぃぃ‼️」
土屋「…無念。」
明久達は弁解を求めていたが西村先生が生徒会室に来た時点で逃げ場はない。土屋は潔かったな。
こうして6人は西村先生により補習室へ連行されていった。
一夏「これで懲りればいいけどなぁ。」
蘭「無理ですよ一夏さん。あの人達、お兄よりも理解力ないですから。」
弾「蘭、ついでにさらっと俺を罵倒するなよ。」
6人の処罰が終わり、一息付いていると弾と蘭の兄妹コントが始まった。何処かで必ず蘭が弾を罵倒し、それを聞いた弾がつっこむ。
生徒会室の恒例である。
一夏「でもありがとな裕斗。書類整理任せてたのに、西村先生呼んでもらって。」
裕斗「気にしなくていいよ生徒会長、僕と君の仲なんだし。それに…君の頼みを断るなんてそんな事するわけないじゃないか。」
一夏「そういう言葉は、女子達に言ってやれ。変な誤解を生む。」
時折こいつはBLなんじゃないかと思う発言をする。
三春「皆さんお茶が入りましたよ♪」
一夏「ありがとな三春。」
とりあえず三春が淹れてくれたお茶を口にする。
一・箒・三・蘭・弾・裕・数「「「「「「「はぁ~。」」」」」」」
一夏「んじゃ、仕事始めますか。」
箒・三・蘭・弾・裕・数「「「「「「わかった/わかりました/ああ。」」」」」」
~おまけ~
一夏「そういや箒、明久達の反省文の合計枚数幾つだ?」
箒「…全員でトータル600枚だ。」
弾「ちなみに、吉井が校舎の窓ガラス5枚、坂本が6枚だ。兵藤、元浜、松田の3人は女子部活の各部室の覗き行為。んで土屋は、女子が使いそうな教室で目撃情報多数。止めに今朝の朝礼台の破損だそうだ。」
蘭「なんで先輩達ここまでのことして退学処分にならないんですか?」
一夏「理事長曰く“何事にもやる気を出すことは良いことだ。彼らの向上心は育むべきだ”だとさ。」
裕斗「向上心の方向性間違ってるよね、どう考えても。」
数馬「あのやる気を勉強に向ければまた違うんだけどなぁ。」
三春「それに皆さん、なんだかんだで優しいところがありますから。」
あいつら憎めないところがあるからなぁ
キャラクター紹介(現在登場人物)
織斑一夏(15)
今作の主人公。勉強・運動をそつなくこなし、織斑家の家事財政面を一手に担う長男。真面目で面倒見がよく、学園の生徒や教師に評判がいい。原作より実は鈍感さ少し軟化。
織斑千冬(24)
織斑家長女。読者モデルをやっていてもおかしくないプロポーション。文武両道だが、家事全般は壊滅的酷さ。何の仕事をしているかは後に解明。ブラコン。
織斑円夏(15)
織斑家次女で一夏とは双子の妹。胸が小さいのがコンプレックスで、触れると危険。武道・スポーツに長けており、ある程度基礎を学べば有段者とは互角にやりあえる。勉学に至っては壊滅的。平均点より下回り、最悪補習の場合がある。千冬と同じくブラコン。
織斑三春(14)
織斑家三女。年齢のわりに胸が大きく、よく円夏と鈴、蘭に睨まれる。春の身体測定の時、また少し成長したらしい。勉学においてトップクラスの成績を有している。飛び級レベルなのだが、「お兄ちゃんと離れるのは嫌です。」という事で飛び級を蹴った。スポーツに関しては壊滅的。周りの人にも被害が及ぶことがある。姉達と同じくブラコン。