轟っ、と言う音と共に凄まじい熱がアスファルトを焼いて行く。
否、アスファルトと能無を焼いていく。
索敵から戻ってみれば、なんと、まぁ。
まぁた、派手にやってやがるなぁ。
「次の敵はどこだぁ!!」
相棒が、身体中のあちこちから火を吹きながら、のしのし歩いてやがる。他のものに引火したらどうする気なんだか。
「おいおいあんまり無茶苦茶すんじゃねぇよ。
フォローが追い付かねぇだろうが。」
後ろから不意打ちぎみに背中を叩く。
そして、いつも通り余ってる熱をもらう。
こうでもしないと大火力の技が使えないのだ。
「エースか。索敵は終わったのか?」
「んなもんとっくの昔に終わってる。それよりあんたのフォローの方が大変だった。ほら休憩したら次の現場に行くぜ。」
ついさっき買ったスポーツ飲料から熱を奪いながら立ちっぱなしの相棒へと投げ渡す。
しかし、この大襲撃はいったい何が目的で起こっているんだろうな?
少し敵の目的について考えていると、
「すまない」
一瞬間が空き、
「ん?今何て言った?悪いもう1回聞かせてくれよ?なあ?何て言ったかおじさんにもわかるようにもう一度はっきり言ってくれよ?ん~?」
自分でもわかるニヤニヤが止まらない。
これだから、こいつはおもしろい。
大方、能力の副作用に関して思うところがあったり、そこから何か考えたりしたのだろう。
「ぐぬぬぅ」
昔からそうだ。この男は学生の頃から不器用がすぎる。
俺が転生する前の同じくらいの歳だったときはもっと馬鹿だった。なにも考えずにずかずか踏み込んで火傷したり、喧嘩してたのに。
そんなだから、何かと世話を焼きたくなるんだ。
喧嘩をおっぱじめそうなら間に入ってやったり、無駄に落ち込んでるようなら馬鹿にして笑ってみたり。
こいつといると
神様に会った訳でもない俺が転生して炎の能力者、しかもあのエースのような能力をもらったかいがあったという訳だ。
俺は、エースじゃない。必殺技どころか大炎戒の発動すら単独では厳しい。大規模な火事の現場や、特殊な装置がある場合くらいしか火力が維持できない。
一人ではヒーローになれずに落第するところだった。
それでもこいつと、エンデヴァーとコンビならどんな敵でも相手にできる、どこまでも行ける。こいつがぶっぱなして、俺が援護する。そしていつかNo.1のヒーローになる。
そんな未来を考えているところに、
「下らないことをしてないで、さっさと次の現場にいくぞ。相棒」
言葉と同時に豪速球。
頭を炎にしてペットボトルを回避、そして通り過ぎた瞬間にキャッチする。
「へぇ、良い顔してんじゃねえかよ相棒」
俺は、相棒の作った炎の道に同化しなから次の現場へと急行していく。
まだ、俺たちの本番はこれからだ。
と言う訳で、転生者くんサイドでした。
彼は転生者ですが神様にはあっていません。
そしてエースが原作で死んだころにで事故に遭って死んだので、ヒーローアカデミアは知らないです。
能力も炎に同化できる、蛍火、炎戒、火銃、火拳、火柱等の比較的簡単に打てそうな技ばかりで、必殺技が神火不知火がギリギリ打てるくらいの低火力。
唯一原作にできない所は、他者の熱を奪って自分の火力に変える、サーモグラフィーみたいに熱の感知ができるところですね。
炎の軌道を変えたり、周囲に散らばる炎や熱を集めて追撃したり、本当にサポート強化したような能力にしたかった。
エンデヴァーが原作で改心したらしいので、もしも性格が正反対のようなやつを相方にしていたらと言う発想からこんな感じになりました。
ちなみに、エースはエンデヴァーの結婚にはほとんど協力していません。初対面の時に紹介して何回か二人を遊びに誘ったくらいです。
エンデヴァーが一目惚れしてたことにも気づいていませんでした。
エンデヴァーの嫁(冷)さんとは能力で凍らせるために周囲の熱を奪うと言う似たような部分があったから、それの勉強のために知り合いだったと言うだけです。
これで、この設定垂れ流しは終わりです。
読んでくださりありがとうございました。