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ピーガガッ
「これから新人ヒーローによるデモンストレーションを開始します。お客様は壁に近づかないよう離れて見学してください。」
東京郊外に作られた実験場の1つには異能者が全力をぶちこんでもひび割れひとつしないようなとんでもない強度の壁があるらしい。
そして、それの実証実験のためにヒーロー同士を戦わせる会場を作ったら、あれよあれよと噂が広がりついには実況解説席付きの三万人が収容可能なとんでもない会場が出来上がったそうだ。
そして今日、三万人の席はすべて埋まりテレビの撮影班が生中継のため通路にまで広がっている。
ん?なんで、俺が突然こんな話をしてるかって?
「二人とも、今日は良い勝負をしよう。」
目の前には笑顔で両の手を伸ばす2メートルを越す大男。
隣にはやる気全開で顔から火を吹いてる相棒。
「参ったなこりゃ。」
俺らがその当事者だからさ。
どこからか乾いた笑いが聞こえると思ったら自分だった。
ことの始まりは1か月前、ヒーロー事務所に来たどっかのお偉いさんの一言が始まりだった。
「ぜひ、君たちの実力を見込んで仕事を依頼したい。」
「そりゃ仕事がもらえるのはありがてぇが、一体どんな仕事なんだよ?」
エンデヴァーとエース二人でおっさんの話を聞いてみれば、ただの実験施設を作るだけの予定が何故か協力している会社のお偉いさんが来ることになっていて、その会場を作っていたら、会場を作ると聞いて勘違いしたスタッフががチケットを販売し始め、いつの間にかテレビの生中継が来るところまで大きくなってしまった。
それで、当初頼んでいたヒーロー二人は怖じ気づいてしまい仕事をキャンセル。参加者があと一人ほしいが誰もうけてくれない、と。
「まぁ、そりゃそうだよな。誰が自分の能力不足を披露したがるかって話だ。」
壁の強度は保証されるがその基準は失敗したヒーローのものになる。『あのヒーローでも破壊できない壁!!』なんて名指しで売られた日には恥ずかしくて死にたくなる。
「そんなヒーロー人生まっ逆さまな話を受けるやつなかなかいないだろうなぁ。」
「そこをなんとか・・・!」
確かに金は良いし、テレビも来るなら知名度も上がる。だがデメリットを補うには全然足りない。
「わかった、その話受けよう。」
ん?いま、何て言った?
「おい、ばかやろう!自分が何言ってるかわかってんのか!?」
一人で壊せないならまだしも二人がかりで傷ひとつつかない壁をみたときの一般人の反応は怖い。
「いま、どうしても金が欲しいのだ。」
それに、
「俺たちが最強のヒーローになってしまえは問題など無い。」
つまり、最強のヒーローですら破壊できない壁だ、と。
お偉いさんと俺、開いた口が塞がらなねぇ。
「ははっ、」
思わず、笑っちまう。
「何がおかしい?」
こいつ、自分が一番になるって疑ってねぇ。
「いいぜ相棒。受けよう、その話!」
「で、では受けていただけるんてすね!!」
「最初からそのつもりだ。だが条件がある。
こちらが指定する人を招待してほしい。」
「えぇ、もちろんですとも。何人でも私が許可します!」
結局、向こうも切羽詰まってたのかこちらの要望をある程度叶える形で話がまとまった。
「それにしても、あんたが金の話をするなんて珍しいな。」
「・・・きっかけがほしかったのだ。」
この男が話を濁すのは珍しい。
無計画な借金を作るような男ではないのも今までの付き合いからわかりきっている。
ならば・・・
「ついにプロポーズすんのか!」
「んぐ、なぜわかった」
「お前はほんっとうに分かりやすすぎるんだよ!冷さんに渡す結婚指輪の資金に困ってんだろ?」
「そうだ、本当にちょうどいい依頼だった。そして依頼については問題ないだろう、いざとなればアレがある。」
「わぁーってるよ。派手に最終兵器の御披露目だな!」
「ヒーローではなく壁に当てればいいんだからな?」
と話していたのが1か月前。
そして、対戦相手があのオールマイトだと知ったのがその次の日。それから俺たちは、来るべき日の作戦会議に追われた。
そして今日、ぶっちゃけ作戦はできなかった。
たからいつも通りにやるだけ。
ならば、おもいっきり先輩の胸を借りてしまおう。
演出はあっちに任せてこっちは全力で負かしにいこう。
どうせ、いつかは越える壁なら、1枚だろうが2枚だろうが関係ない。壁なんて越えれるときに越えておいた方がいいのだ。いや、ぶち破った方がいい。
「なんだ、わかりやすいじゃねぇか。」
「そうだな。無駄な作戦会議をするよりデートの回数を増やしておけばよかった。」
「言うねぇ相棒。だが、相手の名前知ったときの顔がなかったらの話だがな。」
「写真は消せといっただろう。いい加減燃やすぞ。」
「そりゃ、今回の働き次第だな。」
「うん、仲が良いのはいいことだ!!初めてコンビでヒーローをやっている後輩がいると聞いたとき、正直不安だったが安心したよ!!」
「そりゃどうも先輩。今日はよろしく。」
「今日は全力で戦いたい。よろしく頼む。」
三人で握手する。それにしてもでかい手だ。
物理的にもでかいがこの手が今まで平和を守ってきたのかと思うと見た目よりかなりでかく見える。
『さぁ、そろそろ試合開始のゴングがなります!!
みんな!用意はできたか!?カウントダウン!!いくぞー!!』
互いに試合の開始位置につく。
(さて、彼らはどんな力を見せてくれるのかな?)
(ここまで来たら、全力を出すだけだ。)
(オールマイト、俺の目標。それが目の前に。)
「炎司さん!!!頑張ってー!!!!」
「プロミネンスッバーン!!」
エンデヴァーの体から炎が吹き出し、オールマイトに迫るが、「ふんっ!」オールマイトは拳圧で目の前の炎を吹き飛ばし空間を作る。
「頼むぞ、相棒」 「任せろ、相棒」
エースが開いた空間に飛び込み周囲の炎を支配下に置き、そのまま「神火、不知火!!」6つの刃を形成し、勢いに任せて投げつけ、「ぬぅん!」チョップで切り裂かれ、そのままエースの腹が殴られる。
「マジっかよ!?」
まさか火の中に手を突っ込むバカがいるとは思わないし、そのまま風圧で体が持っていかれそうになるとも思わなかった。だが、「あいにく俺は火なんでねぇ!火銃!!」身体中に向けそこらに散らばった火の子をぶちこんで、距離をとり、「炎戒!」フィールドを整える。
「最初っから飛ばしすぎじゃないすか?先輩!」
燃え盛るエースが吠え、
「君たちがとても楽しそうだからついはしゃいでしまったよ!」
炎に囲まれたオールマイトが返す。
「なら、もっとはしゃいでくれよセンパイ!火柱!!」
オールマイトが踏み込もうとした足元から火柱が上がり、「ぬぅ!?ふん!」ドンッ!と、そのまま踏み潰し、それを震脚がわりに踏み込みパンっ!!と、拍手を1つ打つ。
それだけでフィールドに満ちた炎が欠き消され、炎となったエースもまた吹き飛ばされる。
「くそっ、化けもんかよあいつ!拍手で人ぶっ飛ばすとかあり得ねぇ!!」
「ハッハッハッ!!バケモノとは酷いな!!!」
更に、オールマイトは右腕をまっすぐ伸ばしデコピンを打つ。いや、
(くっそ、炎になれねぇ!)
なぜなら、体が炎になればさっきの拍手同様、空気の圧力で吹き飛ばされる。実体があれば飛ばされないが攻撃も限られたものになる。
無駄な攻撃は体力の消耗に繋がる。
(ちくしょう、パワーだけと思ったが頭の回転も早い!)
「それそれ、左手も追加しちゃおうかな!!」
「ほんっとうに容赦ねぇなこんちくしょう!!」
「ハッハッハッ!!」
左手の指弾が追加されエースが当たるのを待つだけになr「俺を忘れた訳じゃないだろう!!」
次の瞬間、熱線がオールマイトとエースを纏めて凪ぎ払う。
「すまない、待たせたな。」
「いんや、俺はまだまだ余裕だった。」
一瞬の隙をついて炎となり、熱線を伝ってエンデヴァーの近くに出現したエースが軽口を叩く。
「ハッハッハッ!準備は終わったのかい?」
熱線を避けずにそのまま受けたオールマイトが聞く。
「あぁお陰さまでな。そんじゃ最終兵器の御披露目と行きますか!」
「あぁ。受けてみろ、俺の必殺技 PLUS ULTRAプロミネンスッバーン!!」
エンデヴァーの試合開始直後の一撃から今までチャージし、放たれたそれはまるで炎ではなく光のように見えた。
「お も し ろ い ! ! ! 」
それを前にしたオールマイトももはや
雷が落ちたような爆発音が鳴り響き、視界がホワイトアウトし、
「悪いな、今度は俺の必殺技だ。大炎戒 炎帝!」
その声と熱だけが観客を含めた全員の耳にしっかりと響いた。それはオールマイトも同じで、
「くぅ!!もう一発デトロイトォスマッシュ!!」
あくまで冷静に焦らず一番エースの気配が濃い場所へ必殺の一撃を放つ。
視力と聴覚が無効化された今、デモンストレーションとしては最悪の状況下では何もできず、オールマイトはただ五感が回復するのを待つ。
「ふぅ、やっと見えるようになってきた。」
「そうかい、それじゃ遠慮なく最後に『俺たちの必殺技をぶちこめるな。』」
「なっ!!」
「食らえ!『炎環 火拳ジェットバーン!!』」
回復しかけていたオールマイトの目に写ったのは太陽、いや光の珠と二人の拳だった。
「っ!ぬうぉぉぉぉおお!!!」
(まにあえ!UNITED STATES OF SMASH!!!)
そして再び、轟音と光が会場を満たした。
「ははっなんだこれ。ほとんどカメラが追い付いてねぇじゃねえか。」
包帯を巻かれてベッドに横になってるエースが笑いながらテレビのニュースを見る。
「ハッハッハッ!仕方ないさ。アレだけの規模の戦闘だったんだ!怪我人もなく終わったのが一番大事さ!!」
なぜかパツパツの病衣を来たオールマイトが笑いながらリンゴの皮を剥いてエースの前に置かれた皿においていく。
「そんなもんか。で、お宅はなんで病室にいんだよ。」
皿におかれるリンゴをつまみながらエースが問いかける。
「実は服を1着しか持ってきてなくてね。君のお見舞いもかねて服を借りに来たのさ。」
イスの影からボロボロになったヒーロー服の入った袋を取り出しながらオールマイトは答える。
「だから、それ着てんのか。」
言っては悪いが筋肉ムキムキの男がパツパツの病衣を着ているのを見ると具合が悪くなりそうだ。
イヤンとか言いながら体を隠すな気色悪い。
咳払いをひとつして、
「ところで、エンデヴァーくんにも挨拶をしておきたかったんだがどこにいったかわかるかい?」
「さぁ?たぶん人生で一番緊張してんじゃねぇの?」
エースがニヤッと笑いながら窓の外を見上げる。
帰ってきたら祝ってやらねぇとな。
つけっぱなしのテレビには引き分けの文字と崩れた壁が写し出されていた。
フッハッハッハッハ!!!
二件も感想で指摘されたから修正版を投下し直したぞ!!
最後の方少し話も変えたからこれで何とかなるだろう!
エンデヴァーがオールマイトの先輩だったときは話が崩壊するので独自設定と言うことで勘弁してください。(土下座)
映画版のオールマイトの若い頃めっちゃかっこええやん。
※以下修正前と同文。
あれ?どうせなら能無相手に技使わない俺ツエェェ!!ってやるより模擬試合かなんかでオールマイトと二人をぶつければよかったやん。
と思ったのが投稿した日の夜。
その後、完全に舞い上がってしまい戦闘シーンの妄想まで始まってしまったので書いてしまいました。
主人公二人が二十代だった頃の話です。
何か露骨に行きなり戦わせるのもアレだなと思い、エンデヴァーさんの結婚騒動も合わせてしまいました。
冷さんとは学生時代から付き合い初めて彼はヒーローになり、資金をためて一戸建ての家と指輪を用意、この試合の帰りにエンデヴァーさんが、冷さんに家族の前でプロポーズという流れですね。
炎の二人組の最後の必殺技の説明です。
まず、エースくんの必殺技ですがあれ、形だけです。
エンデヴァーが必殺技打って持ってた熱を利用して、形だけ炎帝作ってオールマイトを騙しました。
みんな目と耳が使えなかったからしょうがないね。
そのあとはエンデヴァーさんがまたチャージしてエースくんがそれを支配下に置く。エンデヴァーさんが冷えたらまたそっちに支配権を移す。そして、エースくんが熱やら炎やらをギリギリまで隠蔽してオールマイトが回復してきたところを最高火力で殴りにいく、と。そんな感じですね。
炎の支配権がぐるぐる回るから炎(円)環です。
絶対壊れない壁()でしたがまあ、公式最強クラスと主人公補正、フラグ立てた人、転生者がいれば壊せるよね!ねっ!(脅迫)
エースくんは指弾とかオールマイトの攻撃を至近距離で掻い潜っていたので決して的には怪我をしました。
あとは書きたいこと無いよな(確認)
あぁ、無いな(再確認)
子供たちにバトン引き継いでバトルとかもない!ドンッ
今度はルフィっぽいの出して出久と仲良くなって一緒に強くなるとかもない!ドドンッ!
もし見たい読者がいるなら自分で書いてくれ!!
オールマイト年上設定にしたけど実際どうなんだろうか?原作ほとんど読んだこと無いからわからなかった。