ということで感想もらったから更新しておきます。
さよならは最後じゃない・・・!
そして、後書きにも彼らコンビの仲のよさが!
パチパチパチパチとまばらな拍手が響く小学校の教室。
「はい、良くできました!ヒマワリの成長観察とてもよかったですよー!それじゃあ、次は轟焦凍くん!焦凍くんは夏休み中何を調べてきたのかなー?」
「はい。おれは夏休み中自分の家のお風呂の温度を調べてきました。」
え?なんでお風呂?温度?
にわかにざわつく教室。
「はい、みんな静かに。轟くん続きをどうぞ。」
先生は、慌てずみんなを落ち着かせ続きを促す。
「おれの家族は全員が炎や氷の能力持ちなのでお風呂の温度か誰か入る度に変わります。」
あぁ。なるほど。そうなんだ。といくつか声が上がり静かになる。
「なので、誰かがお風呂に入ったあと自分で買った水温計で温度を計って図に書き出しました。」
そして、焦凍の手によって張り出される黒板を埋め尽くす紙、紙、紙。
「よーしオッケー。ちょっと待とうか。先生、さすがに恐怖感じちゃったなー。」
すかさず先生が止めに入る。
「焦凍くん、本当に毎日家族全員のを計ったの?」
毎日忘れずに計った。見たかったテレビ番組の途中でも宿題のためにがんばった。
「だってデータは多い方が正確性が増すし面白い。ってエースおじさんが言ってました。」
「そのエースおじさんの言ってることは正しいけど、小学生がここまでする必要はないのかなって先生思うなぁ・・・。」
先生からもあんまりよくないって言われた。でも・・・
「でも、がんばって毎日きちんと計りました。」
「オッケー!わかった!先生わかったから1週間分だけ貼り出そうか!!だからその炎と冷気をしまってねー!」
よかった。がんばって表も作ってよかった。
「はい!父さんは炎の能力を持ってるのでお風呂に入ったあとはいつも4~5度くらい温度が上がってました!」
「母さんは氷の能力を持ってるのでいつも2~3度くらい温度が下がります。」
「燈矢兄さんは病院に入院してるので計れませんでした。」
「冬美姉さんは弱いけど炎の能力を持ってるらしいのでいつも1度だけ温度が上がってました。」
「夏雄兄さんは母さんと同じで氷の能力を持ってるけど暑がりなのでいつも能力を使って5度くらいお風呂の温度を低くしてました。」
「そして僕はお風呂に入っても温度に変化はありませんでした。」
「本当は家族が二人とか三人とかでお風呂に入った時の温度も調べたかったけど父さんと母さんが一緒に入るの以外は調べられませんでした。」
「父さんと母さんが一緒に入ったときはいつも温度は少しだけ下がっていました。」
「これで、夏休み研究の発表を終わります!」
「さぁ、みんな拍手!発表が無事に終わったことに拍手しましょう!いったん休憩して10分後に次の子から始めよっか、そうしましょう!」
わぁーパチパチとみんな拍手をして発表会はいったん締めくくられた。
・・・・
・・・
・・
・
夏休み研究の宿題を家に持ち帰った後の話。
「思った以上に上手にできた。」
焦凍は自慢げに二人に研究結果を見せていた。
「こ、これは・・・」
「あらあら、あらあら」
炎司は、表を見て顔から炎を吹き出している。
冷は、穏やかな表情のまま凍てつく波動を放っている。
家族が全員忙しくて焦凍の夏休み研究を
「いいか焦凍。明日うちで焼き肉をやるからエースを家まで連れてこい。」
「わかった!呼んでくる!」
「あら、そうと決まれば明日の準備を始めなくちゃね。」
次の日、
「さぁ、今日は焦凍の夏休み研究がうまくいった記念だ!みんな食え!」
「やったぜ!焼き肉だー!」
「へぇ、焦ちゃんどんな発表したの?」
「家の温度について研究した。」
「エースさんも手伝ってもらったんだもの。いっぱいおかわりしてね?」
「あ、はい。おかまいなく。ところで家族団らんで焼き肉食ってる最中申し訳ないんだが俺にも肉を食わせてはいただけないかな~って思うんですが。」
半分凍ったおかゆを手にしたエースが肉を取ろうとしては炎司に奪われる。というか肉を焼く台が遠い。
そして、左手を冷が常に掴んでおり凍ったおかゆを解凍することもできない。
「おい冷。客人に冷や飯を出すとは何事か。貸せ俺が暖めてやろう。」
「あら、ごめんなさい。ついうっかりやってしまったわ。はいあなたお願いしますね。」
「俺を呼んだ本当の理由はわかった!だから俺を挟んで無視しながら話すのやめてもらえませんかね!!」
「エース、いや相棒。遠慮することはないほら飯を暖めてやったぞ。」
グツグツグツグツ
「あぁ、そりゃどうも!ありがとうございます!!そしてすみませんでした!!!」
完全に沸騰したおかゆを渡されついに謝るエースであった。
本当に轟家全員が能力持ちかはわかりません。
でもあった方が面白そうだったから、つい・・・
エースおじさんが関わる焦凍くんトラブル
「焦凍おはよう。」
「おはよう父さん。」
「なぁ焦凍。朝、目が覚めたとき頭にフライパンのせられてるお父さんの気持ち、わかるか?」
「だってエースおじさんが「昔、相棒が頭で焼いてくれた目玉焼きの味が今でも忘れられない!ありゃ、絶品だった!!」って言ってたから食べてみたくなったんだ。」
「そうかわかった。焦凍一人じゃ目玉焼き作るの大変だろう?お母さんを呼んでこい。フライパンは俺が持っておく。」
「わかった!」
・・・・
・・・
・・
・
一週間後の休日
ピンポーン ピンポーン
「エースおじさん!エースおじさん!」
「んぁ?なんだ焦凍じゃねぇか!俺に何か用か?」
「父さんの火で作った目玉焼き旨かった!」
「ぶふっ!そ、そぅだろ!旨かったろう!!」
「それでね、父さんが「昔食べたエースの石焼きステーキは旨かった。材料は俺が用意するから休みの日にエースにご馳走になってこい。」って言ってた!!」
そこには、分厚い石と厚さ10cmはあろうかという肉があった。
焦凍少年がエース家まで持ってくるのも大変だっただろう。
「・・・。お、おぅ!俺が作る石焼きステーキは最高だぜ!だが、朝からステーキはキツいだろうから昼飯に取っとこうか!!」
「うん!わかった!!エースおじさんの石焼きステーキ楽しみだなー!」
こうして負の連鎖は続いていく・・・