人理を修復した魔術師が異世界からくるそうですよ?   作:sloth.

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サブタイトルとか浮かばないんで面白そうなのあったらコメントください。


第二話 レイシフトではありません

彼女が思考に耽っていると。

 

「えい」

 

「フギャッ」

 

 耀さんが黒ウサギの背に忍びよりその可愛らしい耳を引っ張っていた。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」

 

「好奇心の為せる業」

 

「自由にも程があります!」

 

「へえ?このウサ耳って本物なのか?」

 

 そう言って、今度は十六夜くんが右から掴んで引っ張る。

 

「………じゃあ私も」

 

「ちょ、ちょっと待―――!」

 

 今度は飛鳥が左から。左右に力一杯引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴を上げ、その絶叫は近隣に木霊した。

 

  「言いますから!説明しますからハイ、ストップ!!」

 

 黒ウサギはこの世界のルールなどを説明し始めた。

 

 

 〝ギフトゲーム〟。それは特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた〝恩恵〟を用いて競い合うためのゲーム。

 〝箱庭〟の世界とは、強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク(あまり重要ではないが)生活出来るために造られた舞台ステージ。

 そしてこの〝箱庭〟で生活するにあたっては、数多とある〝コミュニティ〟に属さなければならない。

 〝ギフトゲーム〟の勝者は、ゲームの〝主催者ホスト〟が提示した賞品を手に入れることが出来る単純シンプルな構造というものだった。

 その〝主催者〟は様々で、暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自開催するグループもあるらしい。

前者は、自由参加が多いが〝主催者〟が修羅神仏なだけあって凶悪且つ難解なものが多く、命の危険もあるが、その分、見返りは大きく〝主催者〟次第だが、新たな〝恩恵ギフト〟を手にすることも出来るという仕様。

 後者は、参加のためにチップを用意する必要があり、参加者が敗退すればそれらは全て〝主催者〟のコミュニティに寄贈される仕組みシステムがあるそうだ。

 

 チップは様々で、金品・土地・利権・名誉・人間………そしてギフトを賭け合うことも可能。但し、ギフトを賭けた戦いに負ければ自身の才能も失ってしまう。 ゲームの始め方は、コミュニティ同士のゲームを除けば、其々の期日内に登録すれば可。商店街でも商品が小規模のゲームを開催しているらしい。

 この〝箱庭〟の世界でも強盗や窃盗は禁止、金品による物々交換も存在する。ギフトを用いた犯罪などはNG。そんな不逞な輩は悉く処罰される。

 だが、〝ギフトゲーム〟の本質は真逆で、一方の勝者だけが全てを手にする仕組みシステム。店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればタダで手にすることも可能。

 但し、〝主催者〟は全て自己責任でゲームを開催しており、奪われたくなければゲームに参加しなければいいだけのことと言うわけだ。

 

「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界に於ける全ての質問に答える義務が御座います。

 が、それら全てを語るには少々御時間が掛かるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。

 ここから先は我らのコミュニティで御話させて頂きたいのですが………宜しいです?」

 

「待てよ。まだ俺が質問してないだろ。」

 

 静聴していた十六夜くんが威圧的な声を上げて立つ。

 

「………どういった質問です?ルールですか?ゲームですか?」

 

「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでオマエに向かってルールを問い質したところで何かが変わるわけじゃねえんだ。

 世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。

 俺が聞きたいのは………たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」

 

 そう言って、十六夜くんは視線を黒ウサギから外し、飛鳥さん・耀さん・私の順に見回し、巨大な天幕によって覆われた都市に向ける。

 そして彼は何もかもを見下すような視線で一言、

 

「この世界は………面白いか?」

 

 それに黒ウサギは笑顔で答えたのだった。

 

「―――YES。『ギフトゲーム』は人を超えた者達だけが参加出来る神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証致します♪」

 

「すいません。私からも質問なのですが……。」

 

「どうしましたか?唯一の正常なお二方」

 

「もしかして、私達って召喚されたんですか?」

 

「Yes!どうしてそんなことを?」

 

「「え?」」

 

つまり、レイシフトしてここに来た訳ではなく、召喚された?

とりあえず、サーヴァント達とのパスは繋がっている。

 

(マシュ、試しにサーヴァントを召喚出来るか、ためしてみるね。ダ・ヴィンチちゃんに話も聞きたいです。)




今回も駄文ですいません。
至らないところがあればコメントお願いします!
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