遊戯王ARC-Vのあいつに憑依転生   作:バ・シヨウ

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初投稿です。


第1話 憑依転生

 

「うおぉぉぉぉ!?」

ガッシャァァァァァァァン!!!

「「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」」」

 

 

何だ?何が起きた?俺はどうなってる?

 

 

「トラックが人に突っ込んだぞ!」

「大丈夫か!?」

 

 

大丈夫?俺に言ってるのか?

 

 

「・・・・ッ」

 

 

声が出ない。全身が痛み、指1本動かない。

 

 

「もしもし!119番ですか?男の人がトラックに轢かれました!救急車をお願いします!場所は・・」

 

 

トラック?トラックに轢かれたのか?

 

 

「おい!救急車呼んだからな!死ぬな!頑張れ!!もう少しだけ頑張れ!!」

 

 

頑張る?そりゃ無理かな、もう視界が霞んできた・・俺の平凡な人生も終わりか・・・あーぁ、どうせならアニメや漫画で見たように誰かを助けて死にたかったな・・・・

 

 

 

 

 

ザザーン・・ザザーン・・

「僕は残りのモンスターでダイレクトアタック!」

「うわぁぁぁ!?」

 

 

よし勝った・・

 

 

「お、覚えてろー!」

 

 

な、なんてベタなセリフを・・ま、まぁいい部屋に戻ろう。

 

 

 

 

僕の名前は如月遊利。5歳だ。僕は今、孤島に建てられたデュエルアカデミアにいる。

 

え?一人称が「俺」から「僕」に変わってる?それに関しては憑依元のキャラクターを参考にしたというか、父さんの真似というかまぁともかくもう「僕」に慣れてしまったから今更どうしようもない。特に問題もないしね。

 

そして、僕は憑依元といったのでもうお分かりだと思うが、僕はとあるアニメのとあるキャラクターに憑依した。

 

遊戯王ARC-Vのユーリに。

 

僕が憑依したと分かったのはデュエルアカデミアでの実験中にスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン、ユーリのエースカードを出したときに今までふわふわしていた自我が明確になったときだ。

 

それまでの記憶は先ほど説明した自我と同じでふわふわしている。

実験終了後すぐに自室戻り何がどうなってるのか必死に思い出した。

 

その結果「俺」がトラックに轢かれ死んだ後、「僕」に生まれ変わった、さらに生まれ変わった先はアニメのキャラクターだったという結論に達した。

 

そして何故デュエルアカデミアにいるのかというと両親が事故で死に、赤馬零王に引き取られたからだ。

 

赤馬零王!?と思うが両親と赤馬零王の間に関係は特になく、事故の際に僕が無意識に使った力に興味を持ち、引き取ったようだ。

 

その力はリアルソリッドビジョンを使わずにカードの影響を現実に及ぼす、いわゆるサイコデュエリストの力だった。

 

僕はその力を無意識に使い、事故から生還したようだ。幼かったからか、無意識だったからか両親を助けることは出来なかったようだ。

 

自我がまだ明確になっていなかったためかはわからないが両親の死にパニックになったがすぐにおさまり、ただ涙が流れた。短い間だったが両親が僕を愛してくれていたのは分かったからだ。

 

 

 

赤馬零王に引き取られた後はデュエルアカデミアに連れてこられ、部屋を与えられてサイコデュエリストの力に関する実験の日々だ。

 

サイコデュエリストの力は「俺」が憑依したから目覚めたのかと思ったがアニメでもユーリはヴァイオレット・フラッシュというカードで目くらましをしていたような記憶があるので元から少なくとも力はあったのだと思う。そこに「俺」が憑依したため、力が強化されたのではと推測している。

 

 

 

 

アニメの世界ということでいわゆる原作知識をつかって俺TUEeeeeeeをしようにも遊戯王ARC-Vを見たのはもう何年も前だし、ユーリというキャラクターの過去も覚えてる限り、アニメではなかったと思う。

 

それでもユーリになったからにはアニメの正規のルートからは外れるように行動していきたい。何故なら正規ルートにいくと遊矢顔は最終的に遊矢だけに柚子顔は柚子だけになったと記憶しているからだ。

 

目指すならばエンディングテーマの次元、いわゆるED次元だ。まだ何をどうするかは何も決めていないのでそれはおいおいになるだろう。

 

 

「・・・おっと、記憶を振り返っていたら、もうご飯の時間じゃないか。今日は何かなぁ?」

 

 

僕は隔離されているのか実験以外に外出を禁止されている。ご飯も運ばれてきたものを1人寂しく食べる。

 

 

「あんまり美味しくないなぁ。」

 

 

前世の記憶があるからか、数少ない母さんの手料理の記憶(ふわふわと朧気)があるからかデュエルアカデミアの食事に不満を覚えてしまう。

 

 

「島の外に出られたら、美味いもの食べたいなぁ。」

 

 

デュエルアカデミアに来てから会話する相手がいないので独り言を言うようになってしまった。

 

 

「食べ終わったらあそこに行くか・・」

 

 

先程隔離されているといったが部屋の周りには誰もいないので外には普通に出られる。まあ1回でも見つかったら監視が厳しくなるだろうと予想しているが。

 

ちなみにあそことは僕が隔離されている建物の裏の階段から行ける砂浜のことだ。階段は藪に隠れるようにあり砂浜の周りは崖に囲まれているので今は僕以外存在すら知らないのではないかと思っている。

 

なので僕はその砂浜を秘密の砂浜と名付けてたまにそこに行って海や星を見ていた。

 

 

「今日も変わらず綺麗だなぁ。」

 

 

僕はそうやってデュエルアカデミアの日々を過ごしていた。

 

そんなある日、僕は初めて夜ではなく日中に秘密の砂浜に行った。そこで僕の今後の運命を決定づけるある人物との出会いがあった。

 

 

「誰だ?お前は?」

 

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