突然だけれど僕は今暇を持て余している。それは何故か?本来なら僕はまだ捕らえていない柊柚子を捕らえるために探し回っているのだけれども僕は柊柚子のブレスレットの効果を知っている。
なので本来なら知り得ない柊柚子が既にスタンダード次元にいないということを知っているのだ。だからデュエルアカデミアにそれを伝えればデュエルアカデミアに帰還することになる。
しかしそれを伝えるのは僕にとってメリットはなくデメリットしかない。赤馬零王なら既に知っているかもしれないが知らなかった場合、ただこちらが不利な状況になるだけなので伝えない。
なのでデュエルアカデミアから受けた任務である柊柚子を誘拐してこいという任務だが、デュエルアカデミアからまだなんの音沙汰もないので任務は継続中だ。
ランサーズが旅立って数日、僕はスタンダード次元を目的もなくぶらぶらと歩いていた。スタンダード次元で目的がある買い物はしたけれども何の目的もなく行動するのは初めてかな?・・いや、2回目か。
初めての時は料理のレシピ本読んだりしてたかな、僕の記憶が正しければね。・・前回はその日の夜になるまで時間を潰すためだったが、今回は次の任務を伝えられるまでなのだが数日経ってしまった。
僕の知っていることをふまえて予測するならばそろそろデニスによってデュエルアカデミアにランサーズだけでなく柊柚子もシンクロ次元にいることが報告されると思うのだが。
・・でもそれはあくまでも原作の知識に頼った予測なのであまり当てにしすぎてもいけない。参考程度に考えた方が良いのは明白だろう。
その通りにいけば僕にも新たな任務としてシンクロ次元に行くことになるはずだけれど・・
新たな任務の報告がくるまで暇だからね、どうしようかな?この数日はたしか・・・
初日は本屋をはしごして本や雑誌を立ち読みして気に入った物数冊買ってカフェで紅茶を飲みながら読んでいたな。
その次の日はカードショップでやってた大会に参加したのだったな。優勝賞品のカードパックと優勝賞金に惹かれてつい参加用紙に影山遊斗って書いたんだ。
デッキはあまり使ってあげられない宝玉獣デッキを使った。対戦相手は大人から子どもまで幅広くいたな。驚いたのは榊遊矢に憧れてエンタメイトを使っていた子どもがいたことだ。
・・デュエルタクティクスを磨いている最中だったらしく僕に対戦で敗北した後、もし良かったらアドバイスをくれないかと言われたので少しだけアドバイスしてあげた。
ちなみに大会は優勝した。
・・・そんな感じで数日過ごしたのだったな。今日はどう過ごそうかな?
そう考えているとデュエルディスクに通信が入った。
ピピ
『遊利様、今宜しいでしょうか?』
「ああ、大丈夫だよ。先に言っておくけれどターゲットはまだ捕らえていないよ。」
『その任務に関して新たな指令が遊利様に下されました。どうやらターゲットは既にスタンダード次元に居らず、如何なる方法によってかは判明しておりませんがシンクロ次元に移動しているようです。』
「へぇ道理で何処を探しても見つからないわけだ。ちなみにターゲットがシンクロ次元にいるとわかったのは何故なんだい?」
『はい。それは・・ありました、デニス・マックフィールドが負傷してシンクロ次元から帰還し、その際の報告でわかったようです。改めてプロフェッサーから下された新たな指令をお伝えいたします。
任務は継続、それに伴いターゲットを捕らえるために遊利様もシンクロ次元に跳べとのことです。シンクロ次元では我々オベリスクフォースも出動しますのでよろしくお願いいたします。』
「成る程ね、任務了解。シンクロ次元に跳ぶのは何時だい?」
『遊利様は今日の夜までに準備を整えて跳んでほしいとのことです。』
「夜までね、他には何かあるかい?」
『いえ、以上となります。』
「わかった、ありがとう。お互い頑張ろうね。」
『!・・はい!激励していただきありがとうございます!それでは通信終わります!』
ピピ
そういうことだから準備整えてシンクロ次元に跳ぶとしますか。
さて、シンクロ次元に到着と。シンクロ次元に来るのは涼風凛を攫った時以来か。情報によると大会にターゲットは参加しているとのこと。早速行きますか。
ここなら良く見えるからいいな。観客席は当然空いていないので僕は今原作同様にスタジアムの屋根?壁?のところにいる。
今は黒咲隼VSクロウ・ホーガンのデュエルらしい。・・僕は今回原作に少しでも近づけるために星川遊吾に見つかり逃走する予定なのでそれまではデュエルを楽しむとしようか。
「・・・」
「お前は・・あの時の!?」
〜〜いつかどこかであるかもしれないユリセレ〜〜
〜料理〜
カッカッカッカッ
セ(私は今野菜を切っている。何故か?デニスに「遊利に美味いと言わせる料理教えてくれ」と頼んだ結果だ。・・しかし何故だ?)
ユ「どうしたの?手が止まってるしぼうっとしながらは危ないよ?」
セ「ああ、すまない。」(デニスに頼んだはずなのに遊利に教わっている。何故だ?」
ユ「世怜奈に頼まれたデニスが僕に頼んできたからね。なんでも「遊利に美味いと言わせたいなら遊利本人に教わればいいじゃない。」とのことだよ。」
セ「む?遊利、いつ心が読めるようになった?」
ユ「途中から声に出てたよ。それより今刃物持ってるからちゃんと集中してよ。・・僕に美味しいって言わせたいんでしょ?」
セ「そうだな!・・よくよく考えると料理が上手い遊利本人に教われば美味いものできそうだし、一緒に居られるし一石二鳥だな!」
ユ「・・そうだね。次の野菜はこれね、切り方はこう。」
セ「こうか?」
ユ「そうそう、いい感じだよ。」
〜〜〜
「「いただきます。」」
ジィーー
ユ「・・そんなに見られると食べ辛いよ。」
セ「気にするな!早く食べて感想をくれ!」
モグモグ
ユ「・・うん、美味しいよ、世怜奈。」
セ「本当か!私も1口・・」
ユ「どうしたの?」
セ「美味い、美味いが遊利が作ってくれた料理の方が美味い。」
ユ「そんなことないけれどなぁ。」
セ「いや、絶対にそうだ!」
ユ「まあ、世怜奈が自分の料理よりも僕の料理のほうが美味しいというのは僕の愛情がたっぷり入ってるからかな?なんて・・」
セ「・・・」
ユ「何か言ってください。」
セ「・・私も愛情たっぷり入れたぞ・・」
ユ「・・僕は世怜奈が作ってくれた料理が1番美味しいよ。」
セ「そうか!まあまた偶につくってやる!」
ユ「偶に?」
セ「気が向いたらな!いつもは遊利のつくる料理が食べたいからな!」
ユ「全くそんなこと言われたら何も言えないよ。・・今日の夕飯のリクエストは何かあるかい?」
セ「なら、オムライスだ!」