ゴールデンウィークが終わってしまう・・
「ガアァァァァ!!」
「おいおい、ズァークの野郎敵とはいえ大丈夫なのか?あれ?」
「まだ光の護封剣の効果は残っている様だから大丈夫だろう。それよりも今のうちに零からズァークを封印するためのカードを受け取らなければ・・」
「確かにそうね。」
「でも皆の前で黒歴史を発表されるのは・・」
「・・深く考えては駄目よ、封印のためと自分に言い聞かせるしかないのよ。」
「・・零も赤馬一族ということか。」
「世怜奈達!姉さんがズァークを封印するためのカードを渡すから来てくれって言ってる!」
「今行くわ。」
「で、だ。質問があるのだがいいか、零?」
「『何?』」
「お前は先程私達と遊利達が外側と内側からデュエルを仕掛けて、私達が封印するためのカードを使用して勝利すればズァークを封印出来ると言ったが、遊利達はただ勝てばいいのか?封印のカードを使うのは私達だけか?」
「『そうね、ズァークを動揺させることを優先して詳しく説明出来てなかったわね。結論から言うと、柚子達だけでなく遊矢達も封印するためのカードを使用しないと駄目よ。』」
「で、でも遊矢達はその封印するためのカードを持ってないんじゃ・・」
「『その辺は問題ないわ。遊利に封印の雛型となるカードは渡してあるから、貴方達が封印するためのカードを使用すれば心の中でデュエル中の遊矢達のデッキの中か手元のどちらでも覚醒するように私と遊利で調整してあるわ、ズァークとの因果関係を利用してね。』」
「やはり、遊利達も使用しなくては駄目か。」
「私からもいいかしら?」
「『おそらく今しか時間はないわ。質問があったら遠慮なく言って頂戴。』」
「さっきズァークを動揺させるために名前を教えてたけど、自分の名前を忘れるなんてことあるの?」
「『・・ズァークの力の源は負の感情よ。それに彼は呑み込まれてしまったの。』」
「負の感情に?なら、その負の感情だけをどうにか出来ないの?そうすれば・・」
「『私も出来ればそうしたいと思っているわ。だから目覚めて遊利と話し合った時に言ったら、「そういうことなら僕に考えがあるから任せてよ。失敗するかもしれないけれどそこら辺は許してほしいな。」って言っていたわ。
だから遊利の考えが上手くいけば、ズァークを封印するだけでなく消滅させて遊我が戻ってこれるかもしれないわ。』」
「そう、ならまずはデュエルに勝たないとね。」
「・・姉さん、先にズァークを封印するためのカードを渡してデッキ調整に入ってもらった方がいいのではないでしょうか?調整しながらでも多少は話を出来るでしょうし。」
「『!・・それもそうね!うっかりしてたわ。柚子達、手を出して。今カードを渡します。』」
パァァァァ
「これが・・」
「ズァークを・・」
「封印するための・・」
「カード?効果は・・!?」
「どんなカードだったのだ、柚子?」
「権現坂・・それが・・読めないの。」
「読めない?それじゃ使えねぇのか、意味ねぇじゃん。」
「『その4枚のカードは父さんがズァークを封印するために自然の力を利用して造られたカードよ。通常のデュエルで使用しても意味はなく、ズァークが相手の時のみ意味を成すわ。』」
「じゃあ、効果は実際にデュエルしてみないと分からないってことね?」
「『私が使った時はまだズァークはデュエルをしなくとも私自身を代償にすることでその4枚のカードだけで封印出来たの。だから瑠璃の言う通りデュエルしてみないと効果は読み取れないでしょう。』」
「それはそれでやるしかないな。」
「さすが世怜奈。男前ね・・」
「ふっ柚子、そんなに褒めるな。」
「褒めてた?」
「まあ、一応褒めてたんじゃないかしら?」
「姉さん、私からも一つ質問してよろしいですか?」
「『そんなに畏まらなくていいわよ、なにかしら?』」
「前回は姉さん自身を代償にと仰いましたが今回、封印するためのカードを使用するのに代償はいらないのですか?」
「『代償については問題ないわ。既に支払っているから。』」
「!・・何を?」
「『ズァークよ。』」
「・・どういうことでしょうか?」
「『これも遊利の提案でね、「なんで僕達が代償を支払わないといけないのさ?相手に押し付ければいいんだよ、こういうのは。」って言って精霊の力を借りて何やかんやしてやったみたい。
だから正確にはこう言うべきかしら、代償はズァークが支払う予定よ。』」
「アァ・・遊利らしいといえばらしいのかなぁ?」
「てぇことは、使うだけでズァークの力を少しだけかも知れねぇが削れるのか。遊利もやるなぁ、俺様ほどではないが!」
「普通ならば止めるべき極悪卑劣な行為。しかし今回は・・」
「フフ、難しく考えちゃ駄目だよ、権ちゃん。」
「権ちゃんはやめろ。」
「・・誰もツッコミしてくれないって悲しい・・」
「ガアァァァァ!!!」
バリィィィィン!!!
「うお!?危ね!?そういうツッコミはいらねぇから!?」
「ついに光の護封剣の効果が切れたか。柊柚子達の準備は・・」
「大丈夫よ。というか普通に柚子って呼んでいいのよ?面倒くさくない?」
「・・君達に謝罪と賠償が済んでから考えよう。」
「世怜奈のことは呼んでるのにね。」
「律儀というか面倒というか・・」
「さあ、ズァークとデュエルだ!」
「ガアァァ・・貴様等から、血祭りにしてやろう・・」
「「「「「デュエル!!」」」」」
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「『さて、私達は家族会議を始めましょうか。』」
〜〜いつかどこかであるかもしれないユリセレ〜〜
〜カップルの片割れ達の話〜柚子シリーズの場合〜
リ「さて、相談って何かしら?」
ル「いつもお世話になってるからね、何でも相談して!」
セ「遊利が何かしたのなら遠慮なく私に言え!」
ユ「遊利は何もしてないわよ!むしろ遊矢の情報を流してくれるくらいで・・」
ル「私にも遊斗のこと教えてくれるわ・・」
リ「贖罪ってのもあるし、遊吾達に対する嫌がらせも少しだけあるわよね・・」
セ「遊矢達も仕返しに私に遊利のこと教えてくれるぞ。」
ユ「男の友情ってやつなのかしら?・・ってそうじゃなくて相談!」
リ「話が見事に脱線してたわね。」
ル「やっぱり遊矢のこと?」
ユ「そう。」
セ「遊矢の?何かしたなら私から遊利に頼んでおくが?」
ユ「そういうのじゃなくて!・・その・・遊矢って人たらしじゃない?」
リ(柚子もそういうところあるけど)「そうね、シティじゃ大人気よ。」
ル「ハートランドでもそうよ。デニスと一緒にエンタメデュエル披露して人気があるわ。」
セ「アカデミアもあのデュエルの時の笑顔にやられた者は多いな、なんでも見ているだけでこっちも笑顔になると。」
ユ「そうなの。だからデ、デートの時も・・」
ル「ファンに囲まれてデートどころじゃないとか?」
リ「それは確かにありそうね。」
ユ「それはなくて・・その・・視線を感じるの。」
セ「嫉妬か。」
ユ「・・温かいというか温い視線で・・」
リ「温かい?」
ル「温い?」
ユ「その・・そう!あれ!遊利と世怜奈が一緒にいる時のアカデミア生徒の様な!あんな感じの!」
ル「あぁ、なるほど。」
セ「どんな感じだ?」
リ「世怜奈は元から気にしないだろうけどあれね、あの・・尊い・・って感じの。」
ユ「そう!それ!!・・あれが気恥しいというか・・」
セ「ふむ、つまりは・・慣れるしかないな!解散!」
ユ「解放しないでぇ!」
リ「でも、世怜奈の言う通り、遊矢といるなら慣れるしかないわよ?私と遊吾も貴方達に勘違いされてるし・・最近は減ったけど。」
ル「私は昔からそうだったから慣れちゃったわ、むしろ見せつけてるくらいかしら。」
ユ「昔からって・・!・・納得したわ。」
セ「黒咲か。」
ル「昔は遊斗相手でもあの猛禽類の眼で「殺す!」って感じだったの。でも遊斗と仲良くなってからは遊斗と一緒にいると遊斗がお兄ちゃんに気づくまでは「尊い・・あの二人を邪魔するものは殺す・・」って言いながら写真撮ってるらしいの。」
リ「らしいって誰情報?」
ル「カイト。ハルトって弟がいるから「わかりみが深い・・」って言ってる。」
ユ「・・頑張って慣れるわ・・」