遊戯王ARC-Vのあいつに憑依転生   作:バ・シヨウ

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ソシャゲが忙しいなぁ

行間を空けてみました。
読みやすくなっていればいいけれど・・・
他の話も行間修正していきます。


第9話 過ぎ去る日々

倒れてから僕が目を覚ましたのは約1週間も経ってからだった。

 

 

「あぁ〜体が痛い。利き腕折られたから日常生活もつらい。」

 

 

思い出すのも忌々しいあの日。全身を痛めつけられて利き腕の左腕を折られたあの日。僕自身の手で世怜奈を洗脳したあの日。

 

僕は生涯あの日を忘れることは出来ない、いや、しないだろう。

 

 

「しかし、ここからの景色は無駄にいいなぁ。」

 

 

目を覚ました翌日、僕は住む部屋を変えられることになった。今までの部屋にサヨナラバイバイし連れてこられたのは高い塔の上から2番目の部屋だった。ちなみに1番上は部屋ではなく牢屋だ、牢屋とは思えないほど住みやすそうではあったが。

 

部屋を変えるにしても随分と急だなと思ったが赤馬零王は僕が余計なことをしないように僕の行動を制限したいらしい。この塔の唯一の出入り口で門番をしている2人の会話から推測した結果なので確定ではない。

 

この塔は上の牢屋と僕のいる部屋を除くと殆どが倉庫になっているらしい。僕の部屋も倉庫だったらしいのだが赤馬零王の命令で急遽僕の部屋になったということらしい。らしいらしいと繰り返し言っているので分かると思うけれどこれも門番の2人からの情報だ。

 

門番の2人といっても交代制らしく何回か入れ替わっている。僕の洗脳を警戒しているのだと思っているがおそらく本命は違う。

 

赤馬零王側の認識では僕は洗脳を使えるがまず肝心の洗脳系のカードが無いとそもそも出来ないし出来たとしても効果は弱く、僕も倒れるほど消耗が激しいとなっている(実際そうなので赤馬零王側の認識は何も間違ってはいない)筈だ。

 

だからこの警戒も念のため程度で本命は僕側の人間を増やさない為だと思っている。

 

ちなみに僕のことを知っているかどうかは門番と顔を合わせた時にわかる。僕の力やこの塔に移動した経緯を知っていれば僕を危険な力を持った赤馬零王に逆らう小僧として見てくる。

 

知らなければ赤馬零王が期待している将来有望なやんちゃな小僧として見てくる(どうやら赤馬零王は僕が我儘を言ってこの塔に移動することになったと説明しているらしい)。

 

つまりこの塔に移動したことにより僕の行動範囲はこの塔に限られた。因みに脱走は出来ない、この塔の僕の部屋の以外の部屋の窓には全て格子がつけられている。僕の部屋の窓から飛び降りたら無事では済まないから脱走は出来ない。

 

僕は今回の件を今後に活かすために右手を利き手である左手と同じくらい使えるようにして、さらにデュエルマッスルも鍛えることにした。いくらこの世界がデュエルで決まるとしても今回の件のようにリアルファイトが必要な時があるかもしれないからだ。デュエルマッスルはいくらあっても困らないからね。

 

 

キュイイイ

「ん?ルビーか、世怜奈の様子はどうだった?」

 

 

世怜奈は監視が増えて行動範囲が部屋ぐらいになってだいぶ苛々しているらしくリボンを弄って苛々を我慢しているらしい(リボンはどうやらデュエルアカデミアが意識を失っている間に伸びた髪の毛をまとめるために用意したことになっており世怜奈もリボンを気に入ったようである・・何故最初から上手くリボンを結べるかは気にしていないらしい)。

 

僕は宝玉獣達に頼んで世怜奈の様子を時々見て来てもらっている(あの後世怜奈の様子も気になっていたし、母の形見でもあるリボンをデュエルアカデミアの人間がどうするかも気になったから)。

 

宝玉獣達はどうやら通常のモンスターの状態と永続魔法時の宝玉の状態の2つになることが出来るらしく隠密性の高い小指の爪程度の大きさの宝玉形態で世怜奈の様子を監視などに見つかること無く見てきてくれる。

 

これがプレデター・プランツだと勝手が違う。まず赤馬零王側には僕が使うテーマだと知られているため警戒されているだろうし、そもそもプレデター・プランツ・・つまり植物なので他の植物がたくさん生殖している外以外だとその姿も相まってとても目立つ。

 

早速赤馬零王側に存在を隠した宝玉獣が役に立ってくれている。これでもし世怜奈に良からぬことをしようとしても赤馬零王側に僕がそれを知っていることを知らせれば赤馬零王側も僕を警戒して世怜奈に手を出せなくなる筈だ。赤馬零王も僕の利用価値がなくなって処分するまでは余計な手間はかからない方がいいだろうからね。

 

 

「さてと、そろそろご飯を作らないと・・・」

 

 

この塔に移動してから僕はご飯を自分で作るようになった(強制)。材料は下の倉庫から自由に使って良いらしい。料理のレシピも下の倉庫にあった(食堂のおばちゃん達が買って必要無くなった物と思われる)レシピ本を見ている。ちなみに料理の味はレシピ通りに作っているのでまあまあな味である。

 

 

 

〜〜約5年後〜〜

 

 

 

「此処も来るのはあの時以来か・・・」

 

 

僕はあれからデュエルアカデミアと時々融合次元に訪れる赤馬零王の監視の中日々を過ごしていた。デュエルマッスルを鍛えて、バランスのとれた食事をとり(なお、この5年で料理の腕は向上して味も良くなっている)、下の倉庫にある本で知識を蓄え、サイコパワーの訓練をして、時々世怜奈の様子を見る。

 

そんな日々を過ごしてきた僕は皆寝静まった深夜についに部屋の窓から脱出して懐かしの秘密の砂浜に来ていた。

 

 

「あれから約5年・・僕ももう10歳か・・」

 

 

此処は最後に来たあの日から誰も来ていないようでゴミや流木が流れ着いていて荒れていた。

 

 

「最初に此処に来た時もこうやって綺麗に掃除したな、懐かしい。」

ギャオォォン

キュイイイイ

「そうだな・・今回はスターヴ・ヴェノムとルビーも手伝ってくれるから助かるよ。」

 

 

サイコパワーの訓練の結果スターヴ・ヴェノムだけは何故か頭ぐらいの大きさでデフォルメされた状態になることが出来る。・・・本当に何故だろうか・・後は2体までなら同時に実体化出来るようになった。

 

掃除はでかいゴミや流木は僕が小さい物は2体に任せた。スターヴ・ヴェノムは手で持って、ルビーはなんか念力の様な力を使って物を運んでいる。最後に大きな流木を全員でいい感じのポジションに置き、上部分を平らに削ってベンチにして座った。

 

 

「5年前より楽に終わったし、過ごしやすくベンチまで作ってしまった・・こんな所でも自分の成長を感じるとはね・・」

ギャオォォン

キュイイイイ

「・・ん?今の僕なら相性のいい融合カードなら書き換えが2枚出来るから此処でやれ?・・・え、そんなこと出来るの僕?というかなんでそんなこと分かるの?」

ギャオォォン

キュイイイイ

「・・え?この世界に生まれた時に僕とスターヴ・ヴェノムと宝玉獣のデッキは魂で繋がりが出来ているから?・・・え?そうなの?」

 

 

・・・そう考えてみれば前世で使っていて魂の繋がりがあったから宝玉獣のデッキは僕の手元に現れて繋がりがなかった他のカードは現れなかったと考えられる。

 

スターヴ・ヴェノムも僕がいつのまにか持っていたカードだ(プレデター・プランツは元々父さんのデッキだった)。

 

融合関連と相性がいい・・これはサイコパワーの実験ですぐ分かった。その理由も僕はおおよそ知っていた。僕、如月遊利、いやユーリはズァークの4人にわかれた分身体の内の1人で融合に特化した分身体だ。なので相性がいいと思っている。

 

 

ギャオォォン

キュイイイイ

「・・ん?ああ、書き換えね? 融合 に力を込めればいいんだよね?せっかくだからやってみるか・・」

パアァァァァバシュゥゥン

「・・ 超融合 と 超越融合 ・・確かにまだ持ってなかったけれども!」

ギャオォォン

キュイイイイ

「いや責めてないから・・ありがとう、君達のお陰で良いカードが手に入ったよ。」

 

 

普段使うのはやめておこう・・誰も知らないから正真正銘の切り札にしよう。




5年間は修行パートです。
ちなみに遊利が塔を脱出した方法は窓から飛び降りました。
怪我?デュエルマッスルを鍛えましたから(震え)
人目を気にしなければスターヴ・ヴェノムを実体化させて乗って降りれます。・・スターヴ・ヴェノムって飛べるのかな?この小説では飛べるということでお願いします。
ルビーの念力は10kg程度までなら持ち上げられます。
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