女体化提督と新設新設鎮守府での7日間の物語   作:風見けい

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前回のあらすじ。

執務室に来てた優希は立派な椅子に座ると同時に兄の匂いを嗅いで安心していると突然入ってきた兄に驚きながらも膝枕をしてもらい少し甘えることに。

その甘い様子を隠れてた三人が見守る形になった。


第10話「一旦お休みと新しい名前」

『(午後7時だよー。晩御飯はなんだろねー?)』

 

「優、両耳終わったぞ……ん?」

 

俺は膝枕を続けていたがさっきまで、甘い声が聞こえてたはずが、静かな空間だったので……起こさないように「寝息か?」と呟いた。

 

「すぅすぅ……」

 

今日は疲れてるだろうし……もう少し寝かせておくか。

 

「しかし、警戒心持ってくれないと兄としては心配だぞ……」

 

安心できる相手なのはわかるが兄である前に一応、俺も男だってこと忘れるなよ?

 

(もしも求められることがあったら……俺はどうするんだろうな)ふっ、余計な考えは、胸のうちに締まっておくかと思っていると声が聞こえたので思わず反応する。

 

「お兄ちゃん……(すぅすぅ)」

「ん? どうした?」

 

って寝言か(成長してても、まだ甘えん坊だな)心の中でそう思いながら頭を撫でこう言った。

 

「まったく、こんなところで寝てたら風邪引くぞ……!」

 

といいながら、頬を(ムニムニ)っと触ってみた。感触柔らかいな……っとこれ以上は、さすがに俺の精神がまずいなって思い指を離す。

 

「うみゅ……」

「これじゃ起きないか……仕方ないな……よっと」

 

起きる様子のない優を抱っこしてから、ソファーに寝かせ、タオルケットを掛け小声で伝える。

 

「(困ったことがあったら、いつでも相談してくれていいからな)」

 

額にキスをし、これは思ったより、照れるな///

 

「それから!」頭をかきながら天井裏の三人に告げる。

 

「(ストッパー役! ア・リ・ガ・トな! もしも優が寝てるときに、襲ったらタダじゃおかないからな!)」

 

実際俺も言える立場じゃなかったが……。

 

「(はいっ!)」

「(あたしたちも帰りましょうか)」

「(そうねっ帰ろうかっ! 提督おやすみっ)」

 

「(提督としての成長楽しみにしてるぞ! 優、おやすみ)」

     

俺は部屋を後にして広場に向かった。

 

ふと時計を確認すると『19時半』を指していた。

 

 ー執務室→鎮守府・広場ー

 

先程の三人と合流して敬礼し、新しい鎮守府の名前とサポート役の任命を告げるのであった。

 

「夕張と青葉に命じる! 今より、ここを『肥前鎮守府』と名前を変え優を『提督』として任命し、サポート役を二人に任せる!」

 

『肥前鎮守府』にしたのは俺の出身地の昔の名前からとったものさ!

 

ん? 出身地はどこかって? 俺の出身地は『長崎』だ。佐世保鎮守府に着任したのもそのためだしな。

 

「サポートならあたしに任せてよ!」

「青葉、了解しました!」

 

二人の返事を聞いた俺は、一緒に居たもう一人の女性にこう尋ねる。

 

「それと、川内さんでいいのかな?」

「川内で大丈夫よっ!」

「前任の影響で提督のこと恨んでるかもしれないが、優のことを頼んでもいいかな?」

「言われなくっても、彼女との勝負に負けた時点で、そのつもりだよっ!」

 

力強い返事に安心した俺はこう伝えた。

 

「頼もしい限りだ! それじゃ任せるな!」

 

「(桂ってば、さっきまで優ちゃんとイチャイチャしてたとは思えないくらいちゃんと提督してる)」

「(俺はいつも真面目に佐世保で提督やってたと思ったんだがな?)」

 

夕張とは目で会話をして、そろそろ佐世保に帰ることにした。

 

「それじゃ! 俺は帰るから後はよろしく頼む!」

 

俺は皆に手を振りながら『艤装』を展開し、夜の海へと抜錨する。

 

「夜だから気を――って桂には、そんな心配はいらなかったね」

 

 ー鎮守府近海ー

 

みんなと別れて海に出た桂は、クロスボウを構え空に向かって撃つ! と同時にこう言った。

 

「ん? なんか忘れてる気がするけど……まぁいいか。相棒! 夜間の哨戒頼むな!」

 

『了解した!』

 

しばらく夜の海上散歩を続けていた俺は相棒からの連絡を受けて手を振った。

 

連絡を受けたのはこういう内容で、少し前に戦った『泊地棲姫』と『ヲ級elite』が接触したいとのことだった。

 

「ヲ♪ 見送リに来タヨー」

「健気ヤネ」

 

「ヲ級ちゃんに棲姫も見送りありがとな!」

 

三人は揃って会話を交わしていた。

 

それから10分後

 

別れ際に一つ約束をすることにした、その約束とは。

 

「深海で刀を見つけたら時が来るまで預かっておいてくれ」

「ウン! 任セテ♪」

 

ヲ級が返事をしてくれたので俺は任せることにする。

 

「あぁ、ヲ級ちゃん、任せたよ! それじゃ俺は帰るが二人とも気をつけてな!」

「マタネ〜♪」

「アナタモネ」

 

お互いに手を振りながら帰路についた。

 

 ー深海ー

 

「コレカナ?」

 

ヲ級が刀と思われるものを深海の中で見つけ拾っていた。

 

「間違イナサソウネ」

「時ガ来ルマデ預カッテ、オク」

 

そう言い残して『深海棲艦』の三人は深海の基地に帰っていくのだった。

 

一方工廠では。

 

 ー工廠ー

 

「そろそろ受取のサイン貰わないといけないんだけど……今日は諦めるか」

 

「おっそーいー!」

「待たせた分、うーーっんといっぱい褒めてもらうんだからっ!」

「高速給油艦とかに戻しちゃ駄目だからね……」

 

新しく建造された艦娘と建造妖精さんの嘆きの声が響いていた。

 

その頃。桂を見送ってた三人は。

 

 ー肥前鎮守府広場ー

 

月明かりが照らす広場では川内がこう呟いて夕張が続くように言う。

 

「夜はいいよね! 夜はさ♪」

「そっか、そろそろ川内の大好きな時間だったね」

 

お腹を擦りながら川内がこう言って、青葉も素直に答えてる。

 

「うん! そうだけどさー! みんなお腹すかない?」

「そうですねっ、ちょっとお腹空きましたね~」

「それじゃ、提督を起こしに行ってご飯食べよっ~!」

 

ふと夕張が食堂の方を見てこう呟くと、同時に川内も声を出していた。

 

「あれ? 食堂って明かりついてたかな?」

「え!? 私たち以外に誰もいないはずだけど……提督は寝てると思うし……」

 

確認に行こうと提案するのは青葉でそれに続いて二人は返事をする。

 

「確認に行かないとですねっ!」

『うん! 行ってみよう!』

 

こうして三人は明かりのついた食堂に駆け出していた。

 




艦娘との会話のシーンで間を開けていた部分をちょっと間を消して、今回調節してみましたがどうですかね? 

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