女体化提督と新設新設鎮守府での7日間の物語   作:風見けい

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前回のあらすじ。

川内、青葉、夕張の三人は先にお風呂に行くことになったんだけど、そこに新しい『艦娘』の鈴谷が居て四人でお風呂を楽しんでからそこで簡単な自己紹介をする流れに。


第13話「女の子になっての、はじめてのお風呂」

『時刻はフタイチゴーマル』

 

お風呂を楽しんでた四人のうち二人はのぼせてダウンしてた。

 

「は、はりきりすぎました……」

「(ぐてっ……)」

 

夕張と青葉はダウンしたようで鈴谷が声をかけ、そのあとに川内がはりきった様子でこう言う。

 

「ばりぃと青葉は湯冷めしないようにね~」

「次は提督とお風呂だぁー!」

 

ここで放置するわけにもいけないと思った鈴谷は、妖精たちにこうお願いする。

 

「妖精さんたち、ばりぃと青葉に服着せて寮まで送ってあげといてねー」

『はぁーい!』

 

妖精たちが返事をして二人を連れて行ってる時、鈴谷が先に言い、川内が続けて言う。

 

「それじゃ、あたしたちも突撃いたしましょう!」

「そうだね! 鈴谷、私についてきてね」

「りょーかい!」

 

川内だけが知ってる裏道から提督専用の風呂場まで向かうことにした二人だった。移動するときは二人ともバスタオルを巻いてる。

 

一方その頃。優希は。

 

~優希side~

 

 ー食堂→お風呂場ー

 

「うん、洗い物終わりと~」

 

そう呟いて片付け終え、時計に目をやると時刻は「21時半」を指していた。

 

「お風呂どうぞって言ってからもうこんな時間!? 今日一日いろいろあったなぁ……。汗もかいてるしお風呂でゆっくりしたいかも」

そういえばお風呂の場所ってどこだろ?

 

「とりあえず声の聞こえる方向に、行ってみようかな~」

 

声が聞こえたんだけど、内容に驚きながらも顔を真っ赤にし、入渠ドックと書いているのを確認した僕は「コッチじゃなかったかぁ」って方向転換した。

 

「いちおう見た目は女の子だけど……覗いちゃうのはダメだよね!」

 

着任して早々に捕まるのはさすがにね! 可愛いって何度か言われてるけどホントにそうなのかな……。って思いながら今後のことを考える。

 

「ん~これは……本格的なお仕事をする前に、鎮守府内の場所も覚えなきゃだね」

 

と呟き。お風呂の場所を探していると、使い魔が現れる。

 

この子の名前は『スフレ』僕をサポートしてくれる使い魔で女の子。妖精さんと一緒で悪い人には見えませんよ。

 

普段は羽としっぽを隠してるので人に近い姿だよ。背は僕より少し低くて髪の色はブロンドでロングヘアが特徴の子です。

 

今のところ戦闘はできないんだけど、困ったときは助けてくれる良きパートナーかな。っと紹介をしてる時に彼女が声をかけてくれる。

 

「マスターもしかして迷子?」

「さすがに初めての場所は迷子にもなるよぉ~」

「お風呂の場所ならこっちだよー付いてきてっ!」

「スフレ、ありがとねっー」

 

案内をしてるスフレが「くすっ」と笑いながらこう言ってきた。

 

「もしかして一人がさみしかったの?」

「べ、べつにさみしくなんかないよっ!」

 

焦って否定するけど付き合いも長いので隠すことが出来ずに、続けてこう言ってきた。

 

「ふふ♪ それとも女の子の身体に興味もってきた?」(ニヤニヤ)

「――っ///」

 

自分の身体のことだから興味は、あるんだけどっ……。ちょっと詳しく知るのは怖いって思う部分もあるかな。

 

「もっと素直になってもいいんじゃないかなー?」

「でも……///」

 

「それに、もう一人じゃないんだから仲間との絆は大事にするのよー?」

「あ……そのためのお風呂??」

「お風呂で絆って、うん! 悪くないと思うけどマスターは今の身体ですぐに裸になれるの?」

「多分……無理かな///」

 

なんか聞いた事あるような気がするけど裸同士で話せば絆も深まるとかなんとか……。今の僕が抵抗なく脱ぐのは難しいんだけどね。

 

「ふふっ、そういう時は身を任せることね♪ ついたよぉ~!」

「本当! 出来る子だよね、スフレは」

「でしょ! へへーん♪ 案内も終わったし私は消えるよぉ! マスター初めてのお風呂頑張ってねっ♪」

 

嬉しそうな表情を浮かべ消えた彼女にお礼を言った。ただ最後の言葉が引っかかるけどね……。

 

「(頑張って)っていったい何を!? でも、案内してくれてありがとね」 

 

僕は提督専用風呂と書いてある表札を見る(小さく混浴可とも)わけられてる理由は、やっぱり男女は別々がいいもんね。

 

あれ? そういえば……ゆっくり会話して気づいたんだけど『スフレ』も成長してる?? これは僕の身体の変化に関係してるのかな……?

 

う~ん、今は考えても仕方ないか「これからもよろしくねっ」って心の中で伝えた。

 

 ー脱衣所ー

 

「えっと……当然だけど、服脱がなきゃお風呂入れないよね……」

 

いざ裸になるのはやっぱり抵抗があって、上から一枚ずつゆっくりと脱いでいくことにした。上着とズボンを脱ぎ終わった時に、一度手を止めて考える。

 

「明日からの下着をどうしようかな……」と呟き残りの服を脱いでる。

 

このボクサーパンツは流石にもう履かないだろうからゴミ箱に捨てて、サラシは洗濯物かごに入れる。そのあいだはタオルも巻かずに裸のままウロウロしてた。

 

「荷物を落としたんだよね……って! ああ!! 夜桜っ!」

 

『夜桜』は僕の愛刀で宝物! 海で戦うときには使わないとは思うんだけど……無くしちゃうのはさみしいよね……。でも、もう一度会えるかな……?

 

(刀に会えるかなっ)て使うのは変かもしれないけど、それだけ愛着があるってことだよっ。大事なら落とすなってところなんだけどさ……。

 

「っ!! こんなに大きな声だして誰かに聞かれたりしたら……ん?」

 

口を抑えながらふと鏡に映る自分の姿を見て、顔を真っ赤にしながらこう言う。

 

「僕、裸のままでウロウロしてたの///!?」 

 

(恥ずかしっ)慌ててバスタオルを手に取り巻いてから、あらためて鏡を見る僕。

 

「そういえば自分のこと、じっくり見てなかったね」

 

ジーと見つめ、髪を触ってる。

 

「サラサラしてて髪の色は栗色ミディアムヘア。この長さだったら結んでみる? それともストレート? 明日みんなに聞いてみようかなぁ」

 

それから顔を見て微笑んでみる。

 

「目の色は少し濃い茶色だね。少し目が大きくなったかな? みんなにも言われてたけど、わりと可愛い顔してるかな?」

 

次は、腕の確認。

 

ふにふにと二の腕を触りながらこう言う。

 

「柔らかい……肌は色白ですべすべなんだ、全体的に体毛ってないみたいで、胸はちょっと大きい?」

 

お姉ちゃんくらいが標準としたら、僕のは大きい方になるのかな? 胸の大きさを確かめずにはいられないって思って僕はバスタオルの上から軽く触れてみた。

 

「あんっー///」

 

ぇ!? 今の声って自分の声?? (ごくっ)生唾を飲んでから、もう一度触れようとした時にドアが開き驚き固まる。そこには全裸姿の川内さんが立っていた。

 

「――っ!?」

「自分で触れないなら、私が確かめてあげるよ♪」

「せ、せ、川内さん! せめてバスタオルを!」

 

僕としては、目のやり場に困りますし。その手の動きが怪しいって思ってるとこう言われる。

 

「お風呂入るときはバスタオル禁止だよ! だから提督も脱いじゃえ!」

 

川内さんが正しいこと言ってるのはわかる、わかるんだけど! この身体に慣れてないから無理だよっーと思いながらこう言った。

 

「こ、ここは逃げたほうがいいよねっ~」

 

僕は逃げようとした時に、もう一方のドアが開いて進路を塞がれてしまう。初めて見る緑髪の美人なお姉さんが、全裸姿のまま立っていてこう言われる。

 

「チーッス! て・い・と・く逃さないよー?」

 

「あれ!? ここ、提督専用って書いてなかったかな……?」

「うんっ! 書いてたよー! それと混浴ともねっ!」(ニヤニヤ)

 

そういえば小さい文字で混浴って書いてあったような……よく見ておけばよかった。ってそうじゃなくって!! お姉さんもバスタオルで隠してっ!

 

「ご、ごめんなさいっ! み、みてないですからぁっ!!」

 

僕は謝り慌てて手で、目を隠してると(くすっ)と笑いお姉さんはこう言った。

 

「全然見ててもいいんだけどっ! お風呂だしっ! 当然しょー!!」

「いや『当然しょー!』って言われてもぉ~///」

 

顔を真っ赤にしてる優希の姿とそれを楽しそうに話してる鈴谷を見てた川内は。

 

「(初めて合うのに提督と鈴谷の楽しそうな雰囲気……私だって負けたくないだけど!)」

 

~川内side~

 

「なになに、鈴谷とナニするぅー?」(ニヤニヤ)

「これ……言っても駄目なやつだよね……」

 

諦めて肩を落としてる提督を後ろから抱きしめる私。この時からかな……呼び方変えてみたのは(今できる精一杯の行動だったのっ!)

 

「てーとくー捕まえたっ♪」

「ひゃうっ!?」

 

可愛らしい悲鳴だねっ! それを聞いた私はこういい。逃げようとしてるてーとくを離さないように抱きしめていると鈴谷もこう言い。

 

「私と一緒にお風呂入るよぉ~!」

「う~///ちゃんと一緒に入るから、離してぇ~///」

「ダメッ! そう言って逃げるでしょ!? だから離さないよっ♪」

「それじゃ、鈴谷も一緒に」

 

 ー脱衣所→お風呂場ー

 

こうして、てーとくをお風呂場に連れてきた私と鈴谷。それから私はこう言った。

 

「私たちは裸なのに、てーとくだけバスタオル巻いてるのっておかしいよねっ?」

「そうだねぇー提督もバスタオル、取っちゃう??」

 

それに乗ってか鈴谷にも言われてーとくの顔が更に真っ赤になってた。

 

「うぅ……は、はずかしいよぉー///」

「ふふっーそんなに可愛く言っても駄目だからねー!」

 

(ちょっとてーとくを可愛がりたくなったんだけど……今は我慢しなきゃねっ)

 

「あー自己紹介まだなので、ホ・ン・トは今日から着任予定だった! 最上型重巡洋艦三番艦の鈴谷だよーっ! よろしくね!」

 

鈴谷の自己紹介につられて、私もあらためて紹介する。

 

「私は、川内型軽巡洋艦一番艦の川内よっ。夜戦なら任せておいて!」

 

その流れになっていたので、少し動揺しながらもてーとくも自己紹介をしてくれた。

 

「い、いま自己紹介なの!? えっと僕は四ノ宮優希っていいます、提督としては新米ですがよろしくお願いしますね///」

 

そういえば私はこの時初めててーとくの名前を聞いたんだよね。素直に思ったことを伝え私は行動する。

 

「初めて聞いたけどてーとくの名前、可愛いっ♪ そして、隙ありってね!」

 

照れてる、てーとくのバスタオルを慣れた手つきでとりあげて生まれたままの姿にする。

 

「!?」

 

一瞬驚いて声は出してなかったけど鈴谷からこう言われて悲鳴をあげるてーとくに私はこう言う。

 

「わぉー提督ちゃんってば、意外と大きいね♪」

「――っ!? きゃぁぁっぁっ!!」

「にしし♪ これで私たちとお揃いだね~」

「あぅ///」

 

顔か体のどっちかを隠そうと、もじもじしてるてーとくが可愛いって思ってると鈴谷から声をかけられる。

 

「恥ずかしがってる。優希ちゃんもかわいいよぉー♪」

「あっ、名前で///」

 

……こういうところ鈴谷の良いところだよね。(ホントは私も、てーとくの事を名前で呼びたいんだけど……呼ぶ勇気もてないんだよねっ……)

 

「ほら、そのほうが親近感湧くでしょー!」

「うん、でも恥ずかしいな///」

「これは、なんか癒されるわぁー♪」

 

鈴谷が言ってる癒されるのは、私も同意かな。だから彼女にこう伝える。

 

「だから、言ったでしょ! きっと鈴谷も好きになるって♪」

「うんっ! 優希ちゃんのこと好きになったかもっ」

「ん!? 好きになるって///?」

 

不思議そうに私たちを見つめてるてーとくに説明する。

 

「てーとくが来る前にね、私たち四人でお風呂入ってたんだけど、そこでてーとくは可愛い女の子って紹介したところ~♪」

「最初聞いたときは、うそだぁーって思ってたけど、ホント可愛いー」(ぎゅっ)

「ひゃんっ///」

 

ちょっと!! 鈴谷! そこは私のポジションなんだけどっ!? これでてーとくも逃げられないだろうから、今は譲っておくけどっ……。

 

あっ、そうだ大事なこと思い出したっから私は。

 

「てーとく! ちょっと待ててねっ!」

 

そう言ってメジャーを取りに行く。

 

ん? メジャー取りに行って何するかって、ふっふっふっ♪もちろん決まってるでしょ! てーとくのスリーサイズを測るんだよ!

 

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