川内との初夜を迎えた優希は何度か絶頂を迎え、汗を備え付けのシャワルームで二人で汗を流してそのまま眠りにつく。
第17話「肥前鎮守府での新しい朝」
2日目(the 2nd day)
ー提督寝室ー
改めて部屋の説明を。この部屋には、簡易のバスルームにトイレにキッチンもついていて、ベッドも大きめで、二人で寝ても快適に過ごせる、いい部屋で執務室とはすぐ隣なので迷うこともない。
内装については、以前は『調教道具』などが置いてあり『悪趣味な部屋』だったのだが、優希の兄が内装を変えて可愛らしい部屋にしていた。なんでも、彼女の好みに合わせたらしい。
『(時刻は、マルハチマルマルです)』
いつもより早く目覚めた優希は、欠伸をしながら小さな声で挨拶をした。
~優希side~
「ふぁ~~ぁ。おはよっー」
ん?? 僕の声ってまだ高いままだよね……。
部屋を見回して、いつも起きてた場所ではないことに気がついて(あ、そっか今日からここで暮らしていくんだよね)と思い隣で寝ている彼女を見て一瞬思考が止まる。
……。
うん。まだ慌てる時間じゃないよね……。落ち着いて状況の確認をしようと頬を掻きながら考える。
まず彼女が裸で寝てるでしょ、この時点でアウトな気もするけど……。表情は凄く安心して幸せそうだね。そう思って寝顔を見ていると『うるさーい……まだ眠いんにゃから……』
騒ぎすぎた!? って思い口に手を当てて塞いで待ってると、そのまま静かな寝息が聞こえた。
どうやら寝言だったみたい。(ちょっと可愛い寝言を聞けて嬉しいなぁ)って心の中にしまって、彼女にタオルケットを掛けて体を隠すようにした。
それから自身の確認も忘れない。
「えっと……やっぱり、戻ってないよね、この胸と付いてないお股」
んぅ……少しだけお胸を触った時に「柔らかい///」って呟いて、昨日の状況を思い出していた。
ホントはこんなことしなくても、覚えてるんだけどねっ! やっぱり目の前に無防備なお胸があったら確認したくなるのは元男として当然だと思う。(あくまでも自分のだよっ! 自分以外の無防備なお胸はダメだからねっ!)
昨日、お風呂に入ってる時にスリーサイズを測られて、体を洗ってもらったりした時に少し気持ちよくなって、彼女に続きを求めちゃったんだよねっ///。
そこから「川内さんにファーストキスをあげて、エッチなことをして、初イキも経験をする」ってことを忘れるわけがないよっ。
エッチな行為をした後、夜も遅くなったのでおやすみなさいのキスをしてからお互いに服を着ないまま寝ちゃったんだっけ……。
「あっ……これはやっちゃったやつだよねっ……。うん! これは夢だねっ!」
このことを夢にするには絶対に無理があるんだけど、やっぱり現実逃避したくなるでしょ? 女の子の体は昨日の一日だけだと思ったから恥ずかしいお願いをしたのに、今の僕の体は変わらずそのままの状態だよ。
なら、これは夢の続きってことで「もう一度おやす――」
っと言おうと思ったら突然ドアが開き、鈴谷さんが部屋に入ってきて、イタズラそうな笑みでこう言われる『ふっふっふっ~朝だーよ~っ――♪』
時は少し戻って、宿舎で朝を迎えた鈴谷は。
ー重巡宿舎ー
~鈴谷side~
(おはーよっ)て言っても今は、一人部屋だから返ってくる返事はないんだけど朝の挨拶って大事じゃん!
そう思いながら私はネグリジェから着替えるために、クローゼットに向かっていつもの服に着替えようとして、手にかけてた服をいったんクローゼットに戻し昨日の夜、川内に壁ドンしてアドバイスをしたんだっけーなと思い出していた。
「ちょっーと、恥ずかしかったけどぉ、川内はうまくやれたかなーぁ?」
私も初めてあったばっかりなのに、優希ちゃんのことは気になってはいるんだけど、一番最初は川内に頑張って欲しいって思ったからあんな行動しちゃったんだよーね。
「もし行けてなかったら、私が奪っちゃうんだからねっ! 川内!」
そう言った後「それじゃ確認に行ってみよーかな!」と呟き。いったん直していた、いつもの服に着替えてから部屋をあとにした。
ー廊下→提督寝室ー
私が廊下を歩いてる時に昨日一緒に建造されてた二人と軽く挨拶を交わして、執務室でまた会う約束をし、提督寝室へ向かうことにした。その時に二人の会話が聞こえてきた。
「そういえば、提督ぅってどんな人なのかなぁ?」
「んぁ?……ん、島風と仲良くしてくれる、ていとくがいいなぁ♪」
その聞こえてきた会話に私は(可愛い提督で仲良くもしてくれるはずだよーぉ)って心の中で答える。
それからしばらく歩いて寝室前に着いたんだけど『これは――』って声が聞こえたので部屋に突撃することに決めた。
しばらく待って、優希ちゃんが寝ようとしたタイミングで私は部屋に入ってイタズラそうな笑みを浮かべこう言った。
(タイミングを狙うあたり私も悪い子だよーね)っと心に秘めて。
「ふっふっふっ~朝だーよ~って、なになーに、ゆうべはお楽しみだったみたいじゃん、優希ちゃん♪」
「ひゃぅ!?/// す、鈴谷さん!?」
突然の出来事に彼女はびっくりしたのか、可愛い悲鳴をあげて咄嗟にタオルケットで体を隠すような動作もしていた。川内の方はすでにタオルケットで隠してあったみたいだけどっ。
「おはよっー! 優希ちゃん、朝から元気で可愛いねっ! それでゆうべは気持ちよかったっ??」
「鈴谷さん、おはよぅですっ。えっと……そのぉ……///」
きっとその反応からすると、間違いはないと思って私は素直に聞いてみることにした。
「うぅ……もの凄く気持ちよかったですっ///」
顔を真っ赤にしながらも答えてくれる、彼女を抱きしめたくなるのを、グッとこらえ(なるほどねーっ、これは川内がほっておけないのわかる気がするなーっ)と心の中で同意する。
「そっかぁ、気持ちよかったかーぁ! これからも、もっと気持ちいいこともあるかもぉーね」
「あ……このまま女の子の気持ちよさを知ったら男に戻りたく、なくなっちゃいそうだから……考えものだけど、う~~ん、それも悪くないのかなぁ///」
その格好のままで頬杖ついて悩んでるの、ホント無防備すぎだからーねっ!? もしかして優希ちゃん今の状態わすれてるっ? って思ったらこう言われて。
「あ、あの鈴谷さんに確認してもらいたいことがあるんだけど、僕の体ってやっぱり女の子のままだよねっ///?」
タオルケットをとって照れながらも、立ち上がって裸姿を見せてきた彼女に私はこう言う。
「当たり前じゃーん! それで男の子って言われたら逆にびっくりだよーっ!」
「うん、やっぱりそうだよねっ……知ってた、知ってたよぉー! 僕は、これからどうしたらいいのかなぁ……」
膝をついて落ち込んでる彼女を励ますために、私は彼女に近づいてこう提案する。
「とりあえず、落ち着いてっ! ちゅ~すれば落ち着くんじゃないっ?」
「ちゅ~したらもっと落ち着かないですってばっ!!」
「あはは! まぁー落ち着かなくなっちゃうよーねっ」
うん、正論だよねーっ! 私もキスしたら落ち着かないけど、優希ちゃん元気出たよねっ? 出てたら私の提案は成功なんだけどねっ!
それにしても、この状況でも起きない川内って「ははーん、さては朝苦手だなーっ」て思う私だった。
これから先のお話は出来てない部分が多いので今後更新が少し遅れる場合がありますが完成までは続けていきたいなって思ってます。