女体化提督と新設新設鎮守府での7日間の物語   作:風見けい

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弟の優希を呼ぶ前の準備のお話です。

桂の幼馴染である紫苑こと夕張に頼んで女体化する薬を作らせ、弟を呼ぶ口実の短めのストーリーです。


第1話「回想」

その前に弟を呼ぶ、きっかけを話しておこう。あれは一週間前佐世保工廠での出来事だ。

 

「遂にできましたよ! 女体化させる薬!!」

 

嬉しそうに話してくれるこいつは、俺の幼馴染の夕張で。昔の名前は『紫苑』士官学校でも同期だな『装備開発』やその他の物も大抵作ってくれ頼りになる幼馴染さ。

 

「完成したのか……。さて、これを弟に飲ませるか」

 

少し悪巧みをする顔を浮かべながら、紫苑の顔を見つめる。

 

「なんだぁ、桂がその薬飲むんじゃなかったのね。女の子になった桂も見たかったのに……」

 

そんながっかりした顔されても、俺は飲まないぞ? 俺がなるより弟のほうが可愛くなると思うしな。そういえば弟は『女の子だったらな』って言ってたことあったんだよな。それを思い出した俺は。

 

「優が小さい頃に女の子だったらなって言ってたの思い出してな! いつか飲ませようかと思って夕張に頼んだのさ」

「なるほどね……。あれ? 優ってあの優希ちゃん?」

 

小さかった頃だけど俺たちは、よく遊んでたから、紫苑も忘れてはなかったんだな。

 

「そうだ! と言っても夕張と優が遊んでたのも10年も前の事になるけど覚えてるか?」

「うろ覚えだけどね。あたしが家庭の事情で引っ越すことになってから10年も経つのね。士官学校でまさか桂と再会するとは思ってなかったけどさ」

 

俺と紫苑が再会したのが16歳のときだったかな? 幼馴染との再会は嬉しいものだよ。これは恥ずかしいから紫苑には言えないけどな。

 

「そうだな。再会し俺達は士官学校卒業して、それから1年後に俺が提督になって夕張は艦娘になるなんてな……。思いもしなかったがな」

「うん、そうだねっ! あたしも艦娘になるなんて思わなかったけどね(それよりも桂と再会できて嬉しいんだけどね)」

 

視線を感じたので。少しからかうように問いかけてみる。

 

「じーと見つめてどうした?」

「な、なんでもないよ///」

 

目をそらす紫苑に、俺は頭を撫でる。このまったりした時間は好きだ。それに落ち着くんだよな。

 

「あの、もしもし……。二人の仲がいいのはわかりましたけど、本題は?」

 

二人の世界になりつつあるときに、妖精の言葉によって二人はこう答えた。

 

『そうだった(でした)』

 

「でも、これをどうやって飲ませるの?」

「ふっ! それなら、考えがあるさっ」

 

ドヤ顔をしながら今回の計画を話す。

 

「夕張も知ってると思うが、艦娘に手をあげてるって噂の鎮守府があるだろ?」

「ありましたね。それってあくまでも噂だけじゃ……?」

「これを見てもそう言えるか?」

 

そういって、俺は紫苑にメールを見せる。

 

『ー・ー ー・ ーー・ー・ ー・ ・・ー・ ・ーーー ー・ ーーー・ー ー・ーー ・ー・ーー』

 

今回はモールス信号によるメールだったんだけど、昔の軍人も使ってたことある通信手段さ。先程のメールを解析すると『ワタシタチヲタスケテ』になる。

 

「これって! モールス信号による暗号ですね」

 

さすがに紫苑も知ってたか。俺も解析はできたんだが、艦娘に今回は手伝ってもらってたのでこう言う。

 

「暗号の解析は艦娘に頼んでわかったことだが緊急事態と見ている。準備が整い次第行動するつもりさ。制圧後は優を提督にする!」

「その考えはいいと思うよ! でもいきなり提督っていうのは難しいんじゃないかな、上層部には確認はしてる?」

「既に了承済みだから問題ない」

 

上層部っていうなら、この場合は元帥だろうな。

俺の叔父は立派な元帥だ。この件は任されていたので弟のことも相談していた。

 

『だったら、提督にすればいいよ。むしろワシからもお願いしようと思っておったんじゃが、断られ続けてな……』

 

元から弟のことも提督にしたかったみたいだったから、即決だったわけだが。

 

「流石だね!」

 

俺は勝ち誇ったような笑顔を浮かべながら、作戦を伝える。

 

「妖精さんには道案内とこれも一緒に渡してくれ! 喉乾いてるだろ? よかったらどうぞ! て言えば大丈夫だと思うから!」

 

若干怪しまれるかもしれないが、きっと大丈夫だろう。弟を騙してるようで俺は……悪い兄貴だな。

 

「了解ですっ!」

 

ここまでが一週間前での出来事さ。

 




色々なことがあって……一度凍結してた作品を手直ししながらの投稿になります。
修正はしてますが駄作ですが、改めて見てくれたら嬉しいなって思います。

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