幸運値E+幸運値EX=「何とも言えないビミョーなカンジ」   作:夜廻

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やっぱりネタが浮かぶと書きたくなるね。しょうがないね。(反省)


転生

 

 

 

 

「…………ハッ!!」

 

跳ね返る様に机から頭を離し飛び起きる。まるで悪い夢でもついさっきまで見ていた様に。

 

「やぁ、起きたみたいだね。」

 

目の前から、若い男の声がする。寝起きだからか目の前がぼやけていたので目を擦り溜まっていた涙の滓を落とす。そして晴れた視界の先には肘を付き此方を面白い物を見るような眼で視線を向けてくる男がいた。

 

「誰だ、アンタ。」

 

気色悪い男。それが俺のこの男に対する第一印象だった。初対面でもあるにも関わらず、やけに馴れ馴れしく話し掛けてくる事や、まるで今まで俺の事を知っていたという風な態度。俺は目の前の男の事を知らないのに彼方は一方的に俺の事を知っているという気持ち悪さがこの男の印象に影響していた。

 

「誰だ、とは失礼だな。名前を聞くときには先ず自分からって親から教わらなかったのかい?」

 

「………□▲●◆ だ。」

 

「知ってる。」

 

目の前の男が愉しそうに嗤う。まるで子供を相手にしているのかの様に。此方をおちょくりそれで税に浸る。その事がとても苛つく。

 

「ククッ、まぁそんなに怒らないでくれよ。これから君を転生させてあげようっていうのにさぁ。」

 

「転生? 何の事だ。というか此処は何処だ。俺はさっきまで………。」

 

「やっと思い出したみたいだね。そう、君は銀行で強盗に遭い、興奮した犯人によって射殺された。不運な事にね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、俺は死んだ。バイトで稼いだ金を引き出そうと銀行に行ったら、作業中に奇声を挙げ拳銃を発砲しながら男が中に入って来た。男の眼は血走っており、鼻息が荒かった。

 

「へ、ヘヘェ、てめぇらぁ。死にたくなかったら部屋の真ん中に集まりなぁ?」

 

だめ押しとばかりに天井に発砲されたのを区切りに、その場にいた子供連れの母親、俺と同じく現金を引き出しに来たリーマン、取引にでも来ていたのか裕福そうな服を来たオッサン等が部屋の中央に集められ、所謂逃走の為の人質にされた。

 

「あァ? 飯は要らねぇつってんだろ!!? クルマ用意しろってのがわかんねぇのかぁ!?」

 

受話器を叩き付け、電話を切る。次電話してクルマを用意してなかったら電話毎に一人づつ殺していくと告げて。

 

その言葉に皆恐怖の色が顔に顕れる。次に電話をした時、誰かが殺されるかも知れない。もしかしたら、その標的は自分かも知れない。

 

「な、なぁ。アンタは何でそんなに金が欲しいんだ?」

 

リーマンが勇気を出して男に話し掛ける。時間稼ぎのつもりだろう。警察が車を用意するまでの時間、または機動隊による突入の時間か。

 

「あぁ? そんなの、へへ、ヤクに決まってんだろ? あれがねぇとおらァダメなんだよ!!!」

 

情緒不安定。薬物乱用者に表れる症状だった。冷静な思考が出来ない。興奮し動悸が早まる。

 

そんな事の為に、そんな思いが男以外の全員に広がる。

 

そしてその時が訪れる。

 

男が電話を掛け、犬のように息を荒げクルマの事を聞く。まるで極上の餌をお預けされた犬のように。やがて男の顔から表情が消え、無言で受話器を置く。それが意味する物はこの場にいる全員に嫌でも分からされた。

 

「うえええぇぇぇん!!!」

 

とうとう堪えきれず子供が泣き出してしまった。それを見た男が興奮した様子で銃口を子供に向けた。

 

「うるっせぇぇんだよぉ!!? ガキィ!! 先ずはてめぇからぶっ殺してやんよぉぉぉ!!? へへヘヘェ、キィヘヘヘヘヘヘァ!!」

 

男の指がトリガーに掛かる。子供の母親は子供に覆い被さり、我が子を守ろうと必死だった。それを見た俺は、男の前に飛び出していた。

 

手を広げ的を俺に絞らせ、後ろにいる人質達に当たらない様にする。乾いた発砲音と共に胸に鋭い痛みが刺さる。痛みで胸を抑え、倒れそうになるが後ろの人達を守る為に踏ん張り、男を睨む。男が何かを叫びながら銃を乱射する。腹に二発。弾丸の衝撃と鋭い痛みでとうとう俺は耐えきれず地面に伏した。身体は動かない。眼は見えるが地面しか見えない。いや、自分の血が見える。夥しい量の血溜まり。これじゃあ助からないだろう。誰かが俺の体を揺すっている。泣きじゃくる子供とその母親だ。ああ、良かった。そんな事を思いながら目を閉じ、脱力する。最後に聞こえた音は、カチカチと弾の無い拳銃のトリガーを引く音と、泣きじゃくる子供の泣き声だった。

 

 

 

 

 

 

「僕の名前は輪廻。君達が神と呼ぶ者だよ。」

 

物思いに耽っていた頃。目の前の男、輪廻が自己紹介を始めた。

 

「……信じる者は救われるっつう奴のか?」

 

「まぁ、そうだね。でもそんな事で救われるなら、この世界はこんな理不尽になってないさ。」

 

皮肉を込めて言った言葉に正論で返される。確かに、そうだな。

 

「んで? そのカミサマが俺を転生させるって言ったが、俺は無宗教で神なんざ信じちゃいなかったぜ?」

 

「知ってるさ。いやぁ、あれは衝撃だったね。まさか仏壇に躓いてドンガラガッシャーンってね。」

 

嫌な記憶を思い出させる。それすら楽しむように目の前の男は話を続けていく。

 

「まぁ、要は暇潰しだね。本当なら死んだ人間の魂は地獄に叩き落とされて罪を清算させてから蓮の花で輪廻転生を待たせるんだけどね。数人程、僕の暇潰しの為に地獄に送られる前に取ってきちゃった☆」

 

サラッと星マークを入れ茶目っ気を出しているが気持ち悪さと呆れ、苛つきしか湧いてこない。

 

「ていう訳で、概要を説明しようか。」

 

目の前のロクデナシが愉しそうに説明を始める。俺はもうツッコミを諦め黙る事にした。転生を拒否しても拒否らせてくれねぇだろうしな。

 

「これからある世界に君を含めた三人を転生させる。(あっ、心配しないで。記憶はそのまんまだから。)そしてその世界で、僕の試練に挑戦して貰う。」

 

「試練だと?」

 

「そう、試練。これから能力を授けるけど、挑戦して貰う試練はその能力に対応した試練じゃ無いかも知れないし、対応してるかもしれない。(あと、能力はランダムね。)」

 

要はランダムって事か。その試練が知恵を使うモノかも知れないし、武力を使った試練かも知れない。

 

「さて、それじゃあ今から僕から君に聞きたい事がある。それを聞いたら直ぐに転生させるからよろしく。」

 

「随分とせっかちなこって。」

 

「あと二人残ってるからね。本当なら全部ランダムで良かったんだけど、それじゃあ可哀想だから要望だけは聞いてあげようかなって。」

 

「カミサマの慈悲に頭があがらねぇな。」

 

ほんと、ロクデナシだわ。コイツ。

 

「さてと、君に聞きたい事だけど。キミが来世で欲しいモノはなんだい?」

 

ニコニコと此方に笑顔を向ける輪廻。端から見れば素晴らしい笑顔だが、もうコイツはロクデナシだという事が解っているのでその笑顔を向けられる此方は良い気持ちではない。

 

……欲しいモノね。生前、俺はあの時の様に男に反撃すらできなかった。それ以前の事だってそうだ。異常な程チンピラに絡まれボコボコにされたり、痴漢と間違われてボコボコにされたり……。

 

兎に角不運で力がなかった。だから、おれは……。

 

「幸運と、力を寄越せ。」

 

その言葉を聞いた輪廻はニコニコと頷くと。

 

「その願い聞き入れた。」

 

途端に意識が遠のく、これが転生の感覚か。……なんだか、ぐっすりと眠れそうだな。

 

俺は流れに身を任せゆっくりと瞼を閉じた。

 

「キミに幸運がありますように。」

 

瞼が閉じる前に見た輪廻の顔は慈悲深く、慈愛に満ちたものだった。

 

 

 

 

 

 

 

『ファースト。能力インストール、「光の御子」。コードネーム クー・フーリン。』

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、才能無き故に死した男はこれを願った。

 

 

「才能と、技術を。」

 

 

『セカンド。能力インストール、「正義の味方」 「悪の敵」。コードネーム エミヤ。』

 

 

 

 

慢心故に死した男はこれを願った。

 

 

「慢心無き心と、誠実を。」

 

 

『サード。能力インストール、「英雄王」。コードネーム ギルガメッシュ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、面白くなってきた。あまり退屈させないでくれよ? 選ばれし人間(ボクのオモチャ)。」

 

 





なんとも言えないが途中で思い付いてしまったネタ。


※かなりのガバガバ文+短文です。この小説の世界観を壊したくない人はこのままブラウザバックです。



それでもこれを見る汚れ好きの兄ちゃん。至急感想くれや。
























ヤク中のおっさん(35歳)が何かを叫びながら銃を乱射する。ドテッ腹に二発。わし(16歳)は衝撃で地面に倒れる。いたい。しばらくしたら、ドテッ腹の風穴がひくひくしてくるし、弾丸が出口を求めて腹のなかでぐるぐるしている。ヤク中のおっさんを睨み付けながらリーマンのおっさん(27歳)に手当てさせてたら、先にわしの腹が血をドバーっと出して来た。

もう床中血だらけや、なんとか止血しようと傷口を塞いだり、他の人三人で患部を押さえたりした。ああ~~^^助からねぇぜ。

しばらくして気を保とうとするともう気が狂う程眠いんじゃ。眠い眼で子供(6才)連れの母親(27歳)の方見て無事を確認すると、わしは静かに目を閉じた。もうやりたくないぜ。














『ラウンドと出口の検索でお腹の中でのラウンドです。』
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