僕とシンビオートのヒーローアカデミア   作:鉄仮面さん

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遅れました!!

魏怒羅の方も今日出します!!




31話 新たな力

〜病院の一室〜

 

「…ヴェノムじゃなくてカーネイジに襲われていたとは…くそ、僕としたことが…!」

 

「早く雄英に行って皆さんに伝えないと…」

 

「スパイダーマン!お前は安静にしていろ!」

 

「ヴェノムの無実を…証明しなきゃ…!!」

 

「僕がする。酷いことをしてしまったからな…」

 

アイアンマンはスパイダーマンを寝かせて病室を出る

 

「すまない。すぐに雄英へ戻ってくれ!」

 

アイアンマンはすぐに車に乗り込み車は走り出す

 

「何か情報が?」

 

「緑谷は敵ではないことがわかった。だからすぐに」

 

「なら…あんたを生かしちゃおけねぇなぁ?アイアンマン?」

 

「き、貴様は!!!」

 

「ヴェノムは悪になった…俺の考えたシナリオ壊さないでくれよ!!」

 

アイアンマンは車から飛び出し受け身を取る

 

車は壁に突っ込み爆発する

 

「おいおい…逃げんなよ!!」

 

カーネイジはすぐさまアイアンマンに飛びかかる

 

「黒色にしてヴェノムのなりすましか!!」

 

「あぁ!いいだろ?」

 

カーネイジは刃を伸ばしアイアンマンの足、手、腹に刺す

 

「ぐあ!」

 

そのあとはそのまま地面に叩きつける

 

「HEHEHEHE!!スーツのないあんたはただの人間!俺に粉微塵にされろ!!」

 

アイアンマンはポケットから小型の機械を出しボタンを押す

 

すると高音が辺りに響く

 

「っ!!うぎゃぁぁあああああああ!!!!」

 

カーネイジはたまらず刃を抜き排水溝へ体を液状にし逃げる

 

「くっ…そ…」

 

アイアンマンはそこで意識を失った

 

 

 

 

〜アイアンマンが意識を失って数分後〜

 

PM 9時20分

 

僕たちは街を抜けた後山の中へ入る

 

「ここまでくれば大丈夫なはず…麗日さん!ごめん!!」

 

「いやー…びっくりしたよ…」

 

【麗日…今からお前は】

 

「雄英へちゃんと送り返すから…」

 

【おい出久!人質にするんだろうが!!】

 

「いやダメだよ!?元からOKなんて言ってないし!」

 

「……プフッ!フフフフ!!」

 

僕らが言い争いをしていると麗日さんが突然笑い出す

 

「なんか全然変わってないね!」

 

「……僕達のこと…怖くないの?」

 

「少し怖いかったよ連れ去られちゃった時。でも…今の見てはっきりわかった!デクくんとシンくんは敵じゃない!」

 

キュン!!!

 

「うわぁすっごいブサイクだよ!?

 

【……ケッ!気にくわねぇ!】

 

「それよりデクくん!一体何があったの?」

 

「それは…」

 

僕は僕の身に起きていることを全て説明する

 

「なるほど…そんなことがあったんやね…」

 

【麗日。お前はこのあとどうする?】

 

「それはもちろん雄英に帰るよ!それでみんなにこのことを説明するよ!」

 

よかった!!

 

「なら街に入って暫くのところまで送るよ」

 

「ううん!大丈夫!ヒーローに見つかっちゃったら逮捕されちゃうでしょ?」

 

【だ、そうだ。早く行くぞ】

 

「ちょっと!麗日さん、無事に帰ったら連絡連絡して!」

 

「うん、じゃあね。デクくん!」

 

僕らはヴェノムになり山の最深部まで逃げていった

 

「……よし!私も帰ろう!」

 

麗日は雄英へ帰ろうと山を降りるそして街に入る直前

 

「あ、君は…雄英の連れ去られた!!」

 

「麗日です…」

 

「警察に急いで連絡するんだ!保護したと!」

 

「はい!……こちら○○区!麗日お茶子さんを保護した!いまそちらにっ…」

 

ゴロンと首が落ちる

 

「はぁ…はぁ…いいところに…」

 

「なんだ貴様は!!」

 

麗日を守ろうとヒーローがカーネイジに突っ込んでいく

 

だが当然カーネイジに敵わず頭を食いちぎられる

 

「お前確かヴェノムと仲良いやつだな?ちょっと来てもらうぜ?」

 

「い、いや…!」

 

「おいおいいいねぇその目。俺に完全に怯えてる目だ…それに泣き声とかが加わればいいんだが…まだ殺しちゃダメだからなぁ」

 

カーネイジはそう言いながら麗日に近づき麗日を連れ去った

 

 

 

 

 

 

PM 10時15分

 

「ヴェノム、ここからは奴らのアジトを探そう」

 

【あぁ、根元から叩くのが一番だ】

 

「でもどこにいるんだろう…前の工場にいるわけないし…敵連合のアジトはオールマイト達に攻めてこられてたらしいから完全にどこにいるかわかんない…」

 

【なら奴らが問題を起こすのを待てばいい】

 

「それまでの間僕はずっと隠れてろって?それに問題を起こした場所が遠かったらどうするんだよ」

 

【…確かにそうだな。ならカーネイジの野郎を探そう。それが一番手っ取り早い】

 

「…そうだね、奴ならまだこの地区に…ん?」

 

【どうした出久】

 

「麗日さんからメール?」

 

僕はスマホを開きメールをみる

 

「なっ…」

 

そこには1枚の写真

 

映っていたのは縛られた麗日さん

 

【なんだこの写真…!!】

 

「僕のせいだ…僕が…ついて行ってれば!」

 

【お前のせいじゃねぇ。俺が連れてきたのが悪かった】

 

僕は携帯の画面を見てここがどこか探す

 

「……この地面に落ちてるのって…」

 

【…体温計か?なんでこんなもんが…まさか】

 

「僕らが最初に奴と出会った病院!!」

 

【あそこは俺たちが逃げ始めてから閉鎖されてる、隠れるにはうってつけってことか?】

 

「……急ごうヴェノム!」

 

【あぁ!】

 

僕たちは急いで入院していた病院へいく

 

 

PM 11時00分

 

「電車の屋根に捕まって…行くなんて……」

 

【乗ったらビビられるだろ?だったら屋根にくっついてるしかねぇさ】

 

「…そ、そんなことより早く入ろう!」

 

僕らは入り口の扉を開け中に入る

 

【出久!前に!!】

 

そこには縛られた麗日さんがいた

 

「麗日さん!!!」

 

僕らは麗日さんの元へ走り出す

 

「大丈夫!?今解くから!!」

 

「ありがとう…緑谷ぁ!!!」

 

解いた瞬間体の形を変えカーネイジになる

 

「チッ、避けられたか」

 

俺たちはスパイダーセンスで回避して距離を取る

 

【麗日どこやったカーネイジ!!!】

 

「さぁな…俺を倒せたら教えてやるよ!!」

 

カーネイジは手を刺股に変化させ攻撃を繰り出してくる

 

僕らは盾を出し攻撃を防ぎカーネイジを壁と盾でサンドイッチにする

 

【フルカウル20%!!】

 

盾を解除しよろけたカーネイジを連撃し休む暇を与えさせない

 

「今度は容赦しない!このままこいつを再起不能まで持ち込む!!」

 

【カーネイジ!お前の…負けだ!!】

 

ウェブを使い思いっきりカーネイジを投げ飛ばす

 

「いてぇな…でも残念、個性:増出」

 

カーネイジはそう言ってまた俺たちに突っ込んでくる

 

俺たちはまた盾を出し防御態勢に入る

 

しかし先ほどとは比べ物にならないパワーで俺たちは吹き飛ばされた

 

【な、なにが…起こった…?】

 

「わからない…でも…」

 

「今のは増出。受けたダメージを倍にして放出する技だ。だがこれには欠点もあってな?受けたダメージは持ったままだ、それに倍にしたらその力に耐えられないかもしれないしな…試しに使ったがこれはいらん」

 

カーネイジが俺たちに近づいた瞬間目にウェブをかけて顔面を膝で蹴り上げる

 

「ブバッ!」

 

俺たちは25%の力を込めた拳を何度もカーネイジに叩き込む

 

「ぐぁああああ!!!!」

 

【のこのこ近づいてくるからだ!俺たちはこんなんじゃやられねぇぇえ!!!】

 

「わかってるとも!だからこその人質だ!!」

 

カーネイジが右手で指を指す

 

そこには椅子に縛られた麗日さんがいた

 

「さぁどっちを選ぶ!?女か俺か!究極の選択だぁ!!!!!」

 

カーネイジが勢いよく5本の刃を麗日へ飛ばす

 

ザクッ

 

ザクザクッ

 

「……究極の選択の答えは…女…か」

 

俺たちは腹、両手、胸、首にカーネイジの刃が刺さる

 

「ぐっ…」

 

【出久!!!今治してやる!!!】

 

ヴェノムの状態が解除されたがまたすぐにヴェノムになろうとする

 

しかしカーネイジはそれを見逃さない

 

パリンッ!!!

 

何かの薬品を投げてきた

 

【う、ぐっ…!!!】

 

ヴェノムは煙を上げながらどんどん小さくなっていく

 

「それな、Dr.オクトパスとウルトロンに作らせたんだ。"対シンビオート抗体"俺にも効くから持ち歩くのが大変だったぜ…」

 

「ヴェノムに…シンくんに何をした…!!」

 

「だから言ったろ?対シンビオート抗体。食らった後はご察しの通り…シンビオートが死滅する…!」

 

「なっ…」

 

「ま、これでお前は死ぬ。ヴェノムも死ぬ。そこの女は…そうだ…お前が死んだ後絞め殺してお前の横置いとくよ!それで完璧だ!」

 

カーネイジは笑いながらこっちを見る

 

「血って芸術的だよなぁ…この鮮やかな色…吹き出してたほうがもっといいんだが…まぁいい」

 

まずい…血を出しすぎた…意識が…

 

「んん!!んんー!!!!」

 

麗日さんが必死に何かを伝えようとしているが口を塞がれていて何を言っているのか全くわからない

 

そして僕は…意識がなくなった

 

 

 

 

 

ヴェノムside

 

体が焼けるみたいな感じがする…!!

 

熱い!!!

 

死にそうだ!!!

 

苦しい…!!!

 

出久の体温がどんどん下がってきてる…!

 

早く助けないと…

 

いや…無理だ…

 

俺も…出久も死ぬ….

 

『ヴェノム』

 

【……エディ?】

 

エディ…あぁ俺死んだのか

 

『お前何してるんだよ』

 

【お前と一緒に地獄に行く】

 

『お前には新しい宿主がいるだろ?彼を守らなくてどうする?』

 

【無理だ。俺は変な薬品をかけられて体が焼けるような感じがする…それに出久ももう死にかけてる】

 

『はぁ…そんな弱気なお前は見たくなかった!お前俺とこっちで会った時なんて言った!?』

 

【おまえと…会った時?】

 

『おまえはこの世界を救うって言ったんだ!それを弱音吐いて…おまえはただの寄生虫か?』

 

【なっ!!?寄生虫!?俺は寄生虫じゃねぇ!!今すぐにでもあんな奴ぶっ殺せる!!】

 

『…だったら早く言って来い。彼を…世界を救ってこい』

 

【あぁ行ってやるよ!こんな薬品俺にはきかん!!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ヴェノム死んだな。よーし続いて女ァ、おまえは今から芸術の一部になる。光栄に思ったほうがいいぜ?」

 

カーネイジは麗日の首を掴み持ち上げる

 

「おーおージタバタ足掻け!そのほうがより美しい作品が出来上がる!」

 

麗日は必死に抵抗するもカーネイジの力の方が当然上なため意味がない

 

「そうだ!四肢をかっ裂くか!」

 

カーネイジは左手を刃に変化させ麗日に向ける

 

(いや…!助けて…!!デク…く…ん)

 

麗日の動きがどんどんと止まっていく

 

「さぁ!思いっきりいこう!」

 

カーネイジが刃を振り下ろした

 

しかし緑谷に止められる

 

「あぁ!?なんだおまえまだ生きてたのかよ!!」

 

「あぁ…!ヴェノム!!」

 

緑谷がそう叫ぶと体から黒と白の混ざったヴェノムが現れる

 

【まだ未完成だな…だがそれでも充分だ】

 

「……おいおいなんだその歪な姿はよ!半分白で半分黒だぁ!?そんな姿で俺に…」

 

カーネイジは異変に気付いた

 

自分の左腕がどんどんと小さくなっていることに

 

「なっ…!?」

 

【おまえがくれた薬品だよ…俺は覚醒した…そうだな…まだ中途半端な姿だが完全体になったら"アンチ・ヴェノム"とでも名乗るか】

 

カーネイジは麗日を離し自分の左腕を切り落として距離を取る

 

「ふざけんな…ふざけんなよあの野郎!!!ヴェノムを殺す薬っつたのに!!強化させちまったじゃねぇか!!!」

 

【大人しく俺たちに殺されろ】

 

「ハァァア!?ちょっと色が変わったくらいのお前なんかに負けるか!!!」

 

俺たちはカーネイジの目の前へ行き顔面を殴り潰す

 

そしてそのまま足を掴み地面に何度も叩きつけ壁へ放り投げる

 

すると壁が崩れカーネイジが奥まで飛んでいく

 

「ヴェノム、飛ばしすぎだよ」

 

【あぁ悪い】

 

俺たちはカーネイジの元まで行くとカーネイジはトイレの排水溝から逃げていた

 

「あいつ…!!!」

 

【逃げやがったか…】

 

するとシンくんの色が元どおり黒色になる

 

「あれ!?戻ったの!?」

 

【あぁ…何かきっかけがいんのか?】

 

「んー…」

 

「あっ!麗日さん!大丈夫!?」

 

【出久、俺を麗日に近づけろ】

 

「え?いいのヴェノム…?」

 

【いいから早く】

 

僕は言われた通りにヴェノムを麗日さんに近づけると麗日さんにヴェノムが少し乗り移った

 

「ちょ!!何してんのさ!」

 

【俺の体の一部をあいつにくっつけて怪我を治してる】

 

「見たらわかるけど…」

 

【治したら回収すればいい、それで終わりだ】

 

この後無事に麗日さんは目が覚め僕らは警察に電話をし警察が来るまで麗日さんとずっと座っていた

 

「ねぇデクくん。またどこかに行くの?」

 

「うん…容疑は晴れてないしむしろ本当に罪を犯しちゃったからね」

 

【あんなの罪じゃない】

 

「麗日さんを連れ去っただろ!」

 

【こいつの同意があったって言えばいいじゃねぇか】

 

「そんなこと出来ないよ!」

 

僕らが話していると警察が来たので僕たちはすぐに逃げ麗日さんと別れた

 

「……あ!ヴェノム!麗日さんにつけたシンビオート回収してない!!!」

 

【…あ、忘れてた】

 

「どうすんの!!?」

 

【後で返してもらおう、それまであいつの体の中だな】

 

「ぇぇええええ!」

 

僕は今日、ヴェノムのことを本気で怒った

 

 




半無理やりアンチヴェノムにしました

後完全なるアンチヴェノムではない為カーネイジのことを一気に吸収することはできません

原作とはアンチヴェノムのなり方も能力も違うかもしれませんが許してください

そして麗日にくっついたヴェノムの一部はマから始まる子にしようと思います

最強部隊になりそう

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