魏怒羅は今週金曜を予定して現在作成中です!
34話 特訓を始めよう
僕が雄英に戻った次の日
「えー君たちは"仮免"取得が当面の目標だ。ヒーロー免許ってのは人名に直接係わる責任重大な資格…当然取得のための試験はとても厳しい。仮免といえど、その合格率は例年5割を切る」
【俺たちは受けられないもんな】
「いや、お前たちも受けられる。政府と話し合い、お前たちはカーネイジに対抗するための唯一の存在だということをアイアンマン、スパイダーマンが説明した結果、お前たちも仮免を受けれることになった」
アイアンマンさんとスパイダーマンさんが…
僕は少しだけうるっとし上を向く
【おい泣くなよ】
「ごめん…」
「皆が仮免を取得できるように今日から君らには最低でも一人二つ…必殺技を考えてもらう!!」
「学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいの来たァァァァア!」
必殺技…必殺技か…
「ねぇ…」
【俺はカーネイジみたいに腕をあんなにしたりできねぇぞ?】
「早いよ…」
【お前の考えてることはすべてわかる。だから言葉で言わなくたっていい】
「イイカ…必殺技…コレスナワチ必勝ノ型・技ノコトナリ!」
「その身に染みつかせた技・型は他の追随を許さない、戦闘とはいかに自分の得意を押し付けるか!」
「技は己を象徴する!今日日必殺技を持たないヒーローなど絶滅危惧種よ!」
「詳しい話は実践を交え合理的に行いたい、コスチュームに着替え体育館γへ集合だ」
体育館γ…通称…
「トレーニングの台所ランド、略してTDL!!!」
(((TDLはマズそうだ)))
「ここは俺考案の施設、生徒一人一人に合わせた地形や物を用意できる、台所ってのはそういう意味だよ」
「なーる」
【本当にわかってんのか?金髪】
「わ、わかってるよ!?」
「質問お許しください!なぜ仮免許の取得に必殺技が必要なのか、意向をお聞かせ願いたいです!!」
「落ち着け…順を追って話すよ、ヒーローとは事件・事故・天災・人災…あらゆるトラブルから人を救い出すのが仕事。取得試験では当然その適性を見られることになる」
「情報力、判断力、機動力、戦闘力、他にもコミュニケーション能力、魅力、統率力など多くの適性を毎年違う試験内容で試される」
「その中でも戦闘力はコレからのヒーローにとって極めて重視される項目となります。備えあれば憂いなし!技の有無は合否に大きく影響するよ!」
戦闘力か…腕はぶっ放してもシンくんに治してもらえるけど…それだとシンくんが動けなくなった時に戦えなくなる…
やっぱりフルカウルをもっと慣らして僕だけでも敵を倒せるようにならなくちゃ…
「いいかい?状況に左右されることなく安定行動をとれば、それは高い戦闘力を有していることになるんだよ」
「技ハ必ズシモ攻撃デアル必要ハ無イ。例エバ…飯田クンノ"レシプロバースト"。一時的ナ超速移動ソレ自体ガ脅威デアル為、必殺技ト呼ブニ値スル」
「あれが必殺技でいいのか…!!」
「なるほど…自分の中に『コレさえやれば有利・勝てる』って型を作ろうって話か」
「そ!先日大活躍したシンリンカムイの"ウルシ鎖牢"なんか模範的な必殺技よ。分かり易いよね!」
「中断されてしまった合宿での"個性伸ばし"は…この必殺技を作り上げるためのプロセスだった」
【個性のばし…出久はそれに専念しろ】
「言われなくとも」
「つまりコレから後期始業まで…残り十日余りの夏休みは個性を伸ばしつつ必殺技を編み出す圧縮訓練となる!!」
「尚、個性の伸びや技の性質に合わせてコスチュームの改良も並行して考えていくように。プルスウルトラ精神で乗り越えろ。準備はいいか?」
「「「わくわくしてきたぁ!!!」」」
【麗日、マニアを出せ。話がある】
「え?うん!」
麗日さんは胸の方をトントンと叩く
すると首元からマニアが出てきた
【なに?】
【お前は仮免試験の時に出てきちゃダメだ。麗日の体の中に入ってろ】
【何で?私がいれば麗日は試験に合格できる】
【お前は麗日の最初の個性と違う。それをいきなり世間に出してみろ、パニックだ。だから麗日がやばくなった時以外表に出てくるな】
【……ヴェノム、ケチ】
【コレでも、お前等の事を心配して言ってやってるんだ】
((本当にお父さんと娘みたい…))
【麗日。この訓練が終わった後、寮の前でウェブの使い方や戦い方を教える】
「え?あ、うん!わかった!」
【出久。訓練するぞ】
僕らのしている特訓は大きな音を出しながらヴェノムの状態を維持し続けそのまま戦えるようにしている
その時は常に20%のフルカウルを発動させておき体をフルカウルに完全に慣らす
「くっ……つ、辛い」
【俺が一番辛いんだッッ!!根をあげるなッ!!】
「う、うん…」
これをずっとしているとシンくんがピンチになるので5分して2分の休憩をとってを繰り返している
その間はシンくんにヴェノムを解除してもらい15%フルカウルで動いて回る
しかし気づいた
ヴェノムでないと15%すらまともに動けない
僕はシンくんに頼りすぎている
【出久、訓練再開だ。さっさと行くぞ】
「ねぇシンくん…君は僕の元からいなくなったり…する?」
【殺されたりお前から引き離されたりしたらいなくなる。だが俺からお前の元を去ることはない】
「そう…」
僕は少し心にモヤモヤを抱きながら訓練を続けた
そして終わる訓練が数十分前
「はぁ…!はぁ…!!」
【無理しすぎだ】
「僕は……君に頼りすぎているんだ!!自分で…25%を扱えるようにならなくちゃ…!!ダメなんだ!!」
【…俺からのアドバイスだ。20%の状態でパンチでも蹴りでもしてみろ】
「え…?でも20%だと僕単純な動きしか…」
【いいから早くしろ。じゃないとお前の綺麗な肝臓喰うぞ】
「や、やります!」
僕は20%の状態になりコンクリートの壁を殴る
すると風圧が起こりコンクリートの壁は砕けた
「……!!」
【お前はすでにオールマイトみたいに風圧を起こせるんだ。だから焦る必要なんざねぇ】
僕は自分の腕を眺める
【お前はな…成長してるんだよ、出久】
僕は少しでも力を制御できていることが嬉しく泣いてしまった
「うっ…ううう…」
【なっ!?おい!泣くな!!なんで泣くんだよ!?】
「なんでもない!シンくん!早く続きしよう!」
【さっきから思ってたがヴェノムって呼べ!それとだ。蹴り技覚えよう】
「え?蹴り技?なんで?」
【昨日調べたら人間は足の力が腕の力の4〜5倍あるらしいな。それに攻撃の仕方のバリエーションは豊富な方がいいだろ?】
「うーん…それもそうだけど…そうなると靴を別のにしないと……そうだ!パワーローダー先生のところへ行こう!コスチュームの改良!!」
【なるほど…蹴り技もできるコスチュームにチェンジするのか。それなら腕にもなんかサポートアイテムつけたらどうだ?】
「行った時にそれも話してみるよ!」
僕たちはパワーローダー先生の元へと足を進めた
【お茶子、チョコ食べたい】
「まだ授業終わってないからダメだよ。終わったらDARS買ってあげる!」
「マニアくんは本当にヴェノムくんに似てるな!」
【……私の方が愛嬌ある、ヴェノムはケチだし脳筋】
【全部聞こえてるぞマニア】
「麗日さん!飯田くん!2人もパワーローダー先生のとこへ行くの?」
「あぁ!僕はラジエーターを改良してもらおうと思ってね」
【出久、早く行くぞ】
僕たちはヴェノムになり廊下を駆け抜ける
「あっ!ヴェノムくん!!廊下は走っちゃいけないぞ!!」
【もう目の前だからいいだろ!】
俺たちは大きな壁の前に立ち扉を開けようとする
するとスパイダーセンスが反応し俺たちは天井に回避する
俺たちが回避し終えたと同時に扉が吹き飛び発目が飛び出してきたのでウェブで捕まえた
【大丈夫かよお前】
「あてて…あれ?あなたはいつぞやの!」
【ヴェノムだ】
「発目ぇ…!!お前さぁ…思いついたもの何でもかんでも組むんじゃぁないよ」
「失敗は発明の母ですよ!パワーローダー先生!それにこの爆発の威力見ましたか!?これでもアイアンマン先生のリパルサーより威力が低いんです!あの人はどうやってあのスーツを作りあのレーザーを作ったんでしょう!!早く職員室から戻ってきて欲しいです!」
「2、3分前にでていったばかりだろぉォ…!?…おっと、イレイザーんとこの子らか?コスチュームいじりに来たのか?」
「はい!」
【スパイダーマンはどこだ?】
「スパイダーマンは…今トイレじゃないか?とりあえずラボに入って、話はそれからだ」
「なるほど…蹴り技をしたいから足をメインにコスチュームを変える…か」
「はい。今の靴のままだと僕の足が持たないと思うんで…」
「よし、わかった。やってみよう」
【後、腕にもサポートアイテムが欲しい】
「腕もか?」
「腕にも….?なんで?」
【風圧起こして敵を倒せるのはいい。でもあの威力を街中で出せば建物も粉々になるぞ?】
「あ…」
最近ヴェノムは細かなところまで気にかけてくれるようになった
「そうか、なら腕の方も考えておこう」
「ありがとうございます!」
【ところでスパイダーマンはまだか?】
「ここにいるよヴェノム!何の用?」
【しばらくお前に共生させてくれ】
「え!?」
【出久はフルカウルが慣れるまで俺と離れてた方がいい。それでその間俺はマニアを特訓させる。スパイダーマンを選んだのはウェブの使い方が上手いから。こいつに共生してれば俺のウェブの技術も跳ね上がる】
「……わかった。ヴェノム、僕強くなるよ」
【あぁ、早くなれ。それで俺に使われろ】
ヴェノムはそういうとスパイダーマン先生にくっつき中へと入っていった
【……出久の体の方が住み心地は良かったな】
「人の体に寄生しといて文句言うの?寄生虫」
【寄生虫!?お前今寄生虫って言ったか!?俺がその気になればお前のこの綺麗な肝臓を食うことだってできるんだぞ!!】
「あぁ!ごめんごめん!!」
こうして僕とヴェノムは一旦離れてそれぞれの特訓をし始めた
「ところで君はもう人の頭をかじらないの?」
【……正直かじりたいが出久の体にいると腹はそんなに空かない。それにチョコとかカリカリのポテトを毎日買ってくれるし】
「君チョコ食べるの!?なんか意外だね…」
【お前とこんな話をするのは初めてだ】
「……僕も。エディに出会ってから…君変わったよね。僕に寄生してた時の君はライオン、でもエディに寄生してからの君は猫みたいだもん」
【それは褒めてんのか?】
「もちろん!」
映画をもう一度見たい…
そしてスパイディの映画をサム・ライミ版から最新作のまで全部見直し中