ワールドトリガー偽典   作:プルタルコス

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6話 準備

マオサから渡された時計が集合時間を示す。

この時間になったらマオサの家の居間に集まろう、そう決めてから俺とバルカは買い物に出たのだが、俺はまだ買い物をしている。

必要な物は沢山あるのでバルカと俺は分担することにしたのだが、後は保存食だけが見つからない。

さっき偶然バルカにも会ったが、まだトリガーを調達できていないらしいからアイツも遅刻だろう。

なにせ、この地下都市は広すぎるのだ。土地勘が無い俺とバルカは保存食1つ買うのにも時間がかかる。

もうかれこれ30分くらいは保存食屋を探して歩き回っているが、一向に見つかる気配がない。

この辺りは食べ物が店舗で売っているので、保存食を置いている店があってもおかしくないと思ったのだが、惣菜ばかりでハズレのようだ。

そもそも、保存食って文化あるよな。ここは地下都市なんだから食べ物はどこか地上からの供給があるはずだ。ならば、運ぶ上で時間がかからないはずがないんだから、あるだろ保存食。

うわ、とうとう鮮魚店みたいな店が現れた。

しかも、普通に冷蔵ショーケースみたいなのに入ってる。え?そんな文化あるの?

この店は店構えが綺麗な方なので、金持ちな方なのかもしれないな。

遠征に行く前に近界文化についてある程度聞いていたが、確か近界ではトリガーというのは武器だけではなく近界文化全体を支えているテクノロジーで、家具もトリガーだったりすると聞いていた。

この冷蔵ショーケースもその類だろうか?

地下都市全体で電線や電柱のようなものは見ないので、電気文明は発達していないのだろうと、勝手な想像だがそう思っておく。

その後も何故か鮮魚店が2、3軒あった。時間に遅刻してることもあったので、その内の一軒の店員に意を決して聞いてみる。

「保存食を探しているんだが、鮮魚からの流れで売っている場所を知らないか?」

「保存食?新鮮な魚やってる店にそれを聞くとは、お兄さんイカれたセンスしてるな。まあ、売れ残った魚はそこら辺の惣菜屋か遠くの干し物屋に売ってるから結果的には正解だよ。ウチの店はこの街の反対側の方に売り捌いてるから、そっちの方に行ってみな。」

「お!そうか、情報ありがとう。ちなみに、俺は最近この街に来たんだが、この辺りは何で魚や惣菜ばかりなんだ?」

「やっぱりお兄さん余所モンか。そりゃな、向こうの方に湖があって、そこから魚が採れるからよ。ウチのも採れたてだぜ、買ってきなよ。」

「へ〜そうだったのか。まさか湖なんてあるとは、知らなかった。このまま聞くもんだけ聞いて帰るのも悪いから、昼飯にでも買っていくよ。そこの赤いヤツをくれ。」

「まいど!ありがとうございますー!」

湖があるからナマモノやら惣菜が売ってたのか、俺の予想は完全に空振りだな。さて、干物屋が街の反対側なら、魚屋から買った串刺しの魚をマオサの家に寄って置いてから行くか。

 

しばらく歩くとマオサの家に着く。全然気づかなかったが意外と近くに来ていたようだ。この家は近くにある結構高い建物が目印になるので、土地勘が無い俺とバルカにも優しい。

「ただいまー。」

予め渡されていた鍵で扉を開けて家に入ると、マオサはテーブルで何か書いていた。

よく見ると、地下都市と地上の王都と思われる建物のイラストが描かれている。

うわ、なんだこれ地図だったのか。やたら細かいな…もう一種の絵ってレベルだぞ。

「ああミライ君おかえり。この通り、あとちょっとなんだけど地図が完成していなくてね、申し訳ない。」

どの通りだよ。お前の完成度がわかんねーよ。

「いや、実は俺も荷物を置きに来ただけで、まだ買いたいものがあるんだ。ほれ、魚やるよ。」

「ありがとう…なんで生魚?」

「情報料。そんじゃまた行ってくるわ、あと一つだからすぐ帰ってくる。」

「あ、うん。いってらっしゃい。」

取り敢えず、大通りの方まで行くか。

大通りは相変わらずの賑わいだ。地下都市は大きな建物が多いが、あれが全てアパートでないとここまでの人口は収容できないだろう。

これだけ雑然としていて人も多いと、その分トラブルも多いのだろう。歩いていると言い争う声が聞こえてきた。

路地を入った先か…物騒な雰囲気の辺りだな、関わらずに無視して行こう。

そう思って先を急ごうとするが、言い争う声の方をチラッと見た時に鮮やかな赤毛が見えた。

まさかな…違うと信じたい。

「コノヤロウ!もーアッタマきた!アンタらなんかからはゼッッタイ買わない!」

「おい嬢ちゃん、俺達にだってメンツってもんがあるんだよ。おめおめ帰すと思ってんのか?」

「はーー⁉︎アンタら何様のつもりよ⁉︎いいオッサンどもが寄ってたかって女の子にそんな事言っちゃって、ハズカシくないわけ⁉︎」

「なんだとコラ!」「いい加減にしろよクソガキ!」「こうなったらトリガー使って懲らしめてやる!」

……とんでもない大騒動になってるな。

はあ…行ってやるか……。

言い争う現場まで行くと、そこにはやはりブチ切れるバルカと、ブチ切れる3人のチンピラがいた。

「おい、何してんだてめーら。俺のツレに––「あ!ミライったらちょうど良いとこに来たわね!!ちょっとトリガー借りるわよ!」

バルカは俺のポケットにサッと手を突っ込みトリガーをスると、

「トリガー起動(オン)!」

あっという間に換装までしてしまった。

……せっかくカッコつけて、声にドスも効かせて登場したのに…この角女め、もう二度とこいつは助けるものか。

「おいバルカ!そのトリガーは形状自在の剣で、身体中どこからでも出せる!ただし耐久力には注意しろよ!」

「りょーかい!ミライは下がってて、こいつらはアタシの手でボコボコにしてやる!」

言われた通りに引き下がる。ここは生身じゃかなり危険だ。

「はっはっは、バカな嬢ちゃんと彼氏だ。敵の目の前でトリガーの特徴を言うとはな!」

「おい!こんなゴミみたいなヤツ彼氏なわけねーだろ!訂正しやがれ!」

おい、ゴミみたいな、の部分は絶対いらないだろ。

今いるこの道は道幅が広く、チンピラ3人組は扇型に展開してバルカに相対していた。

チンピラ達の武器はこっちから見て左から、三節棍、青龍偃月刀に似た長物、そして最後の1人は武器が現れていない。

左2人は何となく中国感が出ているが偶然だろう。問題なのは1番右のやつが何も出していないことだ。

武器としての形状があるものはそのまま形通りの攻撃を仕掛けてくる可能性があるので対処の幅もあるが、何も出ていないということは、スコーピオンのように伸縮自在の剣が出てくる可能性もあれば、突然目からビームが出ることもあるということになる。

「いくぞお前ら!このクソガキをぶっ殺してやれ!」

「……ふぅっ!」

一度深く息を吐くと、バルカから先ほどまでのチャラけた雰囲気が嘘のように消え、代わりに、まるで獲物を仕留める猛禽類のように鋭い眼光と隙のない立ち振る舞いが現れた。

バルカは、()()()()()()()()()()()()足先からスコーピオンを扁平に伸ばし、右にいた何も持っていないやつの首を一瞬で撥ねる。

真ん中の長物持ちがそれに気づき、思わず首を撥ねられた仲間の方を振り返ってしまう。

その隙にバルカは長物持ちの左足元に滑り込むと、左手に出したスコーピオンで膝をスパッと斬り込み、長物持ちは支えを失い倒れる。

さらにバルカは左手で膝を斬り込んだ勢いのまま半回転し、今度は右手から出したスコーピオンを裏拳のように振ることで、倒れた長物持ちの奥にいる三節棍持ちの首を斬り裂いた。

最後は地に転がる足を失った長物持ちの首に、もう一度半回転した勢いで左手のスコーピオンを突き立て、トドメを刺す。

文字通り秒殺されたチンピラ3人組は、ほとんど同時に変身が解けて生身に戻される。

直後、バルカは3人の首元に三又に分けたスコーピオンを当て、生殺与奪の権利を握った。

「アンタ達、最後に言うことは?」

バルカが低い声でチンピラ達に問う。——って、殺す気かこいつ⁉︎

「ひっ、あっ、えっと、た、大変申し訳ありませんでしたぁ‼︎もう二度と貴女の前には現れません、持ち物は全て置いていきます、ですから、どうか、どうか命だけは!」

…ガチの命乞いだ、初めて見た。

しかし、バルカの冷酷な目線は変わらない。

バルカは三又のスコーピオンを少し引くと、一気に伸ばして3人の首の奥の地面をえぐった。

スコーピオンは3人の首に当たるギリギリで裂けており、首は繋がったままだが、チンピラ3人組は確実に死んだと思っただろう。

1番左の三節棍持ちだった奴が失禁する。

「失せな。」

バルカのその一言で我に帰ったのか、チンピラ3人組は悲鳴をあげながら何処かへ走って逃げた。

「バルカ…お前って本物のドSだな。」

「そう?今の男どもが情け無いだけよ。」

バルカはフフン♪と得意気な笑顔で振り返り言った。

 

3人は手に持っていたトリガーをそのまま落として逃げ去っており、結果的に3つのトリガーを無銭で手に入れた。

「ほら、返すわアンタのトリガー。使いやすかったけど、アタシは槍っぽい方がいいし。」

「初めからお前に使わせる気はねーよ。」

「アタシの買い物はこれで全部終わりね。アンタは?」

「あとは保存食だけだ。」

「え、それいる?」

「お前がいらないならマールスって国に着いた後、食料が調達できなくてもお前にはあげないぞ。」

「あー…そうね!いるわね!アタシの分も買ってきて!」

都合のいい奴め、そう思ったが口には出さないでおこう。

バルカと別れた後、俺は大通りを歩いて保存食屋の方まで行く。

途中、地下都市と地上の王都とを繋げる建物の近くを通ったので、様子を伺ってみた。

何階建てなんだろうか、天井の岩盤まで届くその高さは100メートル以上あるように見える。

マオサの言っていた通り、建物に近づくにつれて商店は少なくなっていき、代わりに堅気では無さそうな雰囲気の人々が多くなる。

建物の正面にある大型ゲートが開くと、何やら大勢の人々が出てきた。

彼等は皆一様に身なりが整っており、この地下都市とは雰囲気がそぐわない感じがする。それに、1人だけ俺が森で戦った3人の兵士と同じ服装のやつがいるぞ。

あ、チンピラが人々から手荷物を回収しているな。そうなると、やはりあの人々は地上から送られてきた人だろうか。

入って来る者からは略奪して、出ようとする者を出さない。

搾取体制がしっかりしてるようだ。

だから、この街には貧しい地域があったり雑然とした建物群があるのだろう。

…世界が変わっても、どこも似たような地ができるんだな。

さて、潜入に必要そうな事もちゃんと見なきゃな。

出入り口は二つ見えるが、もっと目立ちにくいところは無いものか。あの大勢の人々が出てきた時に使われたゲートでこっそりは、流石に無理だ。

いくらトリガーで戦う方針であっても、1度見つかればキリが無いだろう。極力見つからずに行ける方がベストだ。

こういう時、集中して探すと逆に視野が狭くなる。もっと俯瞰して見るようにすれば…お、良いところがあった。

建物の三階部分に、隣の建物からの連絡通路のようなものがあった。

一本橋だが、正面突破よりはマシだ。

あとは…なんだあれ?鳥が飛んでいる?

ここは地下都市で空は無いはずなのに飛ぶ鳥。ずっと地上までの建物の周りを同じ軌道で飛んでいる…ということは、アレは偵察用のトリオン兵か?

もし偵察用トリオン兵だとして、索敵に成功した時どんな反応をするかわからない以上は、今の俺の行動もすでに見られているかもしれない。

もうパッと見で気付ける物は無いし、長居は無用だな。

俺はその場を離れ、再び大通りを歩いて保存食を買いに行った。

 

「ただいまー。」

保存食を買いマオサの家に帰ると、テーブルでバルカが串刺しの赤い魚をそのまま焼いて食べていた。

ほはへりー(おかえりー)。」

「喋るか食べるかのどっちかにしなさい。お行儀が悪いぞ。」

「ん…ミライったら、ばあやみたいなこと言うわね。」

「ばあや?」

「アタシの家のメイド長の人。ま、機会があれば話すわ。」

敢えて今話さないなら、わざわざ聞くことでもないな。

「マオサはどうした?」

「向こうの部屋。アタシのトリガーの調節だかなんかしてくれてる。」

バルカが指を指した方の部屋に行くと、マオサが画面に向かって何やら唸っていた。

「よお、どうしたんだマオサ。」

「ああミライ君か、おかえり。今、僕がマールスの強襲揚陸艇から盗んだトリガーの解析をしているんだけど、複雑で複雑で。」

「そんなもん一度起動しちまえばいいじゃねえか。」

「いや、一回あたりのトリオン消費量とか数値じゃないとわからないことがあるじゃない。」

「集中して使えば分かるぞ、それぐらい。」

「え、わかるの?普通はわかりっこないと思うんだけど。」

「まあいいや、寄越してみろそれ。」

「あ、うんちょっと待っててね。……これでよし、はいどうぞ。」

マオサから長方形のトリガーを受け取り、起動してみる。

「ここじゃ危ないな。表に出るか。」

「いや、それならこっちに来てみて。」

そう言ったマオサは、さらに奥の小部屋の方に行く。

付いて行ってみると、地下に続く階段があった。

「ここでなら試してみてもいいよ。」

階段の先には、ガレージのような地下空間があった。

「おおーこんな所もあったのか。お前の家って何気に充実してるな。」

「うん、いつか地上へ出る用に色々作りたかったからね。まあ結局、引っ越してから一年足らずで君達と出会って脱出計画を練ることになったわけだから、あんまり活用できてないけどね。あ、この辺りのガラクタは的にしていいよ。」

「おう、ちゃっちゃと実験してみるか。トリガー起動(オン)。」

換装してみるが、何か武器が出せる気はしない。なるほど、これは何も武器は出ないタイプのトリガーか。

「そのトリガーは爆発性の衝撃波を発射できるトリガーみたいなんだ。一発あたりのトリオン消費量、よろしくね!」

そう言うとマオサは階段の方まで離れる。

「よし、任せろ。こうかな?」

手のひらに、トリオン量を考えずに一発出現させてみる。こうすればトリガーが基礎的に消費するトリオン量がわかる。

「ふーむ、なるほど、意外と軽めだな。」

トリオン操作に集中すると、俺の総トリオン量からは極少量しか変化していないことがわかる。

「ほいっと。」

何に使ったのかわからないが、めちゃくちゃなスクラップにされている金属塊の的に向けて投げつけてみて、威力を確認してみる。

ドオォォォーーン!!!

……思っていた3倍くらいの威力が出た。金属塊は跡形も無く消し飛んでいる。

あのトリオン消費量でこの威力?トンデモないコスパならぬ、トリオンパフォーマンスの良さだなこのトリガー。

「おおーいマオサ!これ、すごいトリオンパフォーマンス良いぞ!」

「ほほーそれは良かった!僕のトリオンはそんなに多い方ではないからね。それで、どれくらいのトリオン消費量だったんだい?」

その時、階段の上からバルカが走ってやってきた。

「ちょっとちょっとアンタ達何やってるのよ!今建物すっごい揺れたわよ!アタシを差し置いて面白い事してたら許さないんだから!」

「ああ、バルカちゃん。今僕が持っていた戦闘用トリガーのデータ収集をしていたところなんだよ。君が持って帰ってきたトリガーの調整は終わってるよ。はい、コレね。」

「やったー!ありがと、マオサ!」

自分用に調整されたトリガーを受け取ると、バルカは無邪気にマオサに飛び付いた。

「わっわっ、ここは階段で危ないから、は、早く降りなさいバルカちゃん!」

……何ちょっと口元ニヤケさせて照れてんだあいつ。バルカは14歳だぞ。

バルカはマオサから離れると、そのまま階段を降りてきてクルクルと嬉しそうに回っている。

「ふんふんふーん♪あぁーたしーのとぉーりがぁー♪」

「そ、そんなに喜んでもらえると僕も嬉しいよ。」

「トリガー起動(オン)!へ〜〜んしん!」

バルカはハイテンションのまま変身すると、なんと戦闘体では服が変わっていた。

「おいマオサ…お前まさか……。」

「な!なんだいその冷ややかな目は!服はバルカちゃんが編集したんだよ!僕は一切関わってない!」

「ねぇねぇ、アタシもしばらくここの部屋でトリガー使ってても良い?良いでしょ?良いよね!」

「う、うん、好きにしてていいよ。向こうの壁沿いにあるガラクタも好きに使っていいから。」

「わーーい!!」

バルカは半端じゃないテンションのまま、チンピラが元々使っていた青龍偃月刀のトリガーを振り回す。

「さて、じゃあそのトリガーのデータ入力と調整を手伝ってくれるかい、ミライ君。」

「ああ、そうするとしよう。」

「それにしても、ミライ君はどうしてトリオン消費量がわかるんだい?」

「それは…説明し辛いんだけどな、俺のサイドエフェクトが関わっているんだ。」

「サイドエフェクト⁉︎ミライ君はサイドエフェクト持ちだったのか、初めて見たな〜僕。それで、どんなサイドエフェクトなんだい?」

「一方三列同時思考ってやつでな、一つの目的に対して俺は思考を三分割できるんだ。」

「……どういうこと?」

「つまりだな…例えば、何か辺の長さがわからない箱があるとして、その体積を計算する時とかに、三つの辺の長さを()()()()()()()()()計算して体積を求めることができる。」

「……ごめん、まだちょっとよくわからない。」

「まあ、そうだよな。実用的な話をすると、俺は1人の敵を倒す時に、身体を100%コントロールする思考・トリオンを100%コントロールする思考・相手の動きを100%見切る思考、の三つの思考で戦っているんだ。」

「なんとなく…わかったような?」

「だから俺は今、トリオン消費に関して多角的に合計300%の集中力でトリガーを使ったから、普通の奴よりわかるんだよ。」

「…サイドエフェクトは本人独自の感覚であることが大半だって聞いていたけど、どうやら本当のようだね。」

「取り敢えず、数字にして入力すると…こんなもんだな。」

俺は体感で得たトリオン消費量を入力する。だいたい昔使っていた孤月の丸一本分と同量だ。

「この消費でミライ君的に少ないのか…僕にとってはそこそこな量なんだけどな。」

「まあ、威力を低めにしたりしても十分通用するレベルだと思うぞ。」

「そうだね、バルカちゃんはこのトリガーまで使う気は無さそうだし、やっぱりこれは僕が使おう。」

 

こうして、脱出作戦の準備は整った。

明日の明朝にはとうとう出発だ。

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。
無駄なシーンや必要なシーン、使いたいシーンの削り込みなどに迷い、6話目は若干文量が多めです。
相変わらず構成力の無さと意味不明な表現が多く読み辛いかと思いますので、今後も精進したいです。
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