ついにUAが100を突破しました!(⌒▽⌒)
このSSをお読み下さる皆さま、本当にありがとうございます!
この短期間で100を超えるなんて…夢のようで実感が沸きません。同時に「魔法界と奇妙な世界の融合」に興味をお持ち下さる方々がいらっしゃると思うと、これからも投稿を頑張ろう!と更にやる気が増します。
それでは、第6話をどうぞ!
「なんだか信じられないね」
ベスが坂道を下りながら言う。
「あんなにいい子たちと知り合えて良かった」
マドレーヌはエマを思い出していた。エマは怒りっぽいけれど情に厚く、きれいで魅力的な女の子だ。
「フィオナって、とってもいい子!おとなしくて優しいの」
「フィオナも素敵な女の子よね!あと、オリーヴのくれたリスを大切にする!」
二人は友達を思い出し、笑顔になった。街につくと、すぐさま元来た道をたどり、トンネルに着いた。暗いトンネルをくぐり抜けると、自分たちの寝室に着いた。なんだか懐かしく思える。
二人の寝室には先客がいた。自分たちのお母さんだ。
「どうだった?」
母はにこにこしている。
「ずいぶんと早かったわね。もう少し一緒にいるのかと思ったわ。アルマはお元気?」
「早く帰らないと、お母さんが心配すると思って!ミス・ペレグリンには色々とお世話になったの。また、みんなに会いに行ってもいい?」
「もちろん。皆さんによろしく!楽しかった?」
「うん!とても!」
すると、母が「エマはどうだった?」と聞いてきたのだ!マドレーヌは驚いた。
「エマのこと、知っているの?エマもお母さんに会ったことがあると言っていたわ!」
マドレーヌが聞いた。
「おばあさまから、エマの話は聞いていたのよ。とても優しい子だってね。数回会ったのが懐かしい」と母。
「エマはとてもいい子!」
マドレーヌはにっこりした。
「何が起きたの?」
ベスのお母さんはさっぱり分からないようだ。「五時間も行方不明だったんですから!」と怒っている。
「まあまあ、楽しんできたんですから!後で説明しますね」と母が取り繕った。
マドレーヌとベスは幸せだった。マドレーヌのお母さんはアンナおばさん夫婦の家に出かけ、ベスのお母さんは仲良くなった同年代の人たちと一緒に、イギリス本土を巡るツアーに出かけた。そこで、マドレーヌとベスはまた、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちの住む屋敷に駆けつけることになった。
トンネルを抜けたところでは、嬉しいことに、エマとフィオナ、オリーヴ、ジェイコブが待っていてくれた。
「やっと来た!」
オリーヴが駆け寄ってきて飛びつく。
「そろそろだと思った!」
フィオナがぱっと明るい顔になり、歓喜したベスと歩き出す。
「ユーアンは元気?」
ユーアンというのはマドレーヌのお母さんの名だ。マドレーヌはエマに「元気よ!エマのことを知ってたの!」と答えた。一行は街を進み、急な坂ではオリーヴが「私の出番!」と張り切って鉛の靴を脱ぎ、一人ずつオリーヴにつかまって楽々上った。ミス・ペレグリンの屋敷につくと、フィオナが植物を急成長させてトンネルをつくり、マドレーヌとベスを通らせてくれた。
屋敷ではミス・ペレグリンが出迎えてくれ、「戻ってきてくれてとても嬉しいわ」と言った。
二人はさっそく能力探しを開始した。フィオナの真似をして、植物に手をかざしてみる。だが、もちろんその能力ではない。次に、オリーヴにつかまって浮かび、ほどよい高さで手を離してもらった。二人ともあっけなく落下。フィオナが植物で作ってくれたやわらかいクッションの上に落ちた。エマの炎を出す能力も、イーノックの物に命を吹き込める能力も、ブロンウィンの怪力もだめ。ホレースという少年紳士の、予知夢をスクリーンに投影できる能力もだめだった。もちろん、クレアのように後頭部に口が隠れているわけもない。試していないのはジェイコブの能力だけだったが、怪物が現れないと試せないので、諦めることにした。
二人は三日間にわたって真剣に能力を探したが、成果は出ない。
ちょっとした事故も起きた。炎を出す能力を持ちたいというベスが、エマの出した炎の渦に飛び込んでしまい、腕に軽いやけどを負った。マドレーヌはホレースの能力を無理やり試そうと、ミス・ペレグリンが提供してくれたエマの寝室の半分で寝転がり、毎晩悪夢を見ようと奮闘した。ホレースに恐ろしい黒い蜘蛛の映像を見せてもらったのだ。その結果、毛むくじゃらの蜘蛛が襲ってくる夢を見て夜中に叫んでしまい、激怒したエマに部屋を追い出される寸前になった。結局、二人とも力尽きてしまった。
今回はかなり短い第6話でした。
短い…短すぎる…^^;
スピーディーな展開を期待して下さっている方には申し訳ない思いですm(_ _)m
が、次話から「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の要素が加わります。原作名なのにようやくといった感じですね。ここからは魔法が大きな役割を果たすことになります。どうぞお楽しみに!
それでは第7話でお会いしましょう!