戦姫絶唱シンフォギア ーそれは破壊の力ー   作:雪原

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絶唱周りのお話は独自設定が多めというワケダ。
書き方が全く安定してないけどぶん投げてしまえの方針


運命の日 後

(……くっ、ちょっとマズイな)

 

 立ち塞がるノイズを薙ぎ払いながら、奏は心中で毒づいた。

 

(随分経った様な気がするが、あんまりノイズの数が減ってねぇ。倒した側から増えているのか……?)

 

「翼は……ッ、結構離れちまったな……」

 

 見れば、声で意思疎通を図るには離れすぎた位置で剣を振るう翼の姿。戦っている内に随分と距離が離れてしまったらしい。らしくない、と舌打ちし再び正面を見据える。

 眼前には山程のノイズの姿、特徴的なその姿もいつもなら笑い飛ばせる所だが、そんな余裕すら今の奏にはあるはずもなかった。

 

(体が、重い……)

 

 ネフシュタンの起動実験に伴い、万全を期すという目的でLiNKERの摂取を行っていなかった影響がダイレクトに奏を蝕んでいく。低下した適合係数によりギアから装者へのバックファイアは増大し、ギアを使えば使うほど、命を磨り減らす結果となる。

 チカチカ、とガングニールのアームドギアが点滅する。これ以上ギアを纏うのは危険だと言わんばかりに。

 

「まだ避難も終わってねぇ、翼1人でどうにかなる数でもねぇ。そんなんであたしが引っ込む訳にいくかよ……!」

 

 気合を入れ直す。奏の意気に答えるように、ガングニールがその点滅を収め、夕日を反射してキラと光った。眼前のノイズを殲滅するために、一歩踏み出す。葡萄型のノイズに向けギアを一突き、返す勢いのままぐるりと回転し、周囲のノイズを薙ぎ払う。

 

「まだまだ……ッ!」

 

 迫るノイズを撃ち払いながら、奏の脳裏には様々な光景が去来していく。両親との生活、一瞬にして激変した境遇、獣のように吠え復讐を誓ったあの時、翼との邂逅、ツヴァイウィングとしての日々。

そのどれもが、今の奏を形作る大事な出来事。何の前触れも無く再生されるそれに、自嘲じみた笑みが浮かぶ。

 

「いけるさ……あたしにはまだ、やりたいことも、やらなきゃいけないこともあるんだ」

 

 何度構え直したかわからない覚悟、自らの意志を奮うように呟いて、眼前の巨大なノイズに槍を向ける。

 

「おおおおぁぁぁぁぁぁッッ!」

 

―――LAST∞METEOR

 

 旋回したガングニールから放たれた暴風がノイズを蹂躙し、吹き飛ばす。

 

「……くッ!?」

 

 しかし、疲弊した状態での大技、奏に掛かる負荷も尋常、くらりと足がふらつき、膝を突く。その隙を見逃すまいと、ノイズが迫る。

立ち上がらなければ、そう思って足を動かすも、反応が鈍い。これではノイズに……

 

「……ッッ!!」

 

 攻撃が迫る、反射的に身を縮こまらせ目を瞑り、衝撃を待つ。

……しかし、待てども自分の体には何の接触も無く、不思議に思った奏が恐る恐る目を開ける。

 

「な、おまえ……」

 

 眼前に映るその刀身は、相棒の物ではない。それは、今までに何度か刃を合わせたあの刀。

 奏に背を向けてそこに立っていたレーヴァテインの装者……天海舞歌は、眼前のノイズを瞬く間に斬り捨てた。

 

「……大丈夫?」

 

「あ、あぁ……」

 

 予想外の登場に呆けていた思考が、無機質なマシンボイスで引き戻される。ガングニールを杖代わりに立ち上がると、奏は訝しげな視線を向けた。

 

「……どうして助けたのか、って顔をしている」

 

「ん、まぁ……そりゃ、そうだろ」

 

 舞歌と奏はシンフォギア装者としては、敵対していると言っても過言ではない、そう奏は思っていた。故に今起こった事は予想の外を行き過ぎている。確かに、初の邂逅の際は危機に陥った翼を援護したとも聞いていたが、その後はこちらの要請も受け付けず、自分たちを翻弄し続けている。

 

「……ツヴァイウィング」

 

「ん?」

 

「ファンなんだ、私」

 

「……は、あたしらのファンって、お前……たったそれだけの理由で、この死地に飛び込んで来たってのか」

 

「見たんだ」

 

 奏の問いに答えず、舞歌は呟く。

 

「ステージで、輝く貴方達を見て。あの時私は、確かな熱を感じた」

 

「熱……?」

 

「その時感じた想いに、芽生えた心に、私は従っただけ」

 

「……馬鹿だなぁ、お前」

 

 舞歌の独白を受けて、奏はあははと笑う。舞歌の気持ちにどんな変化が生じたのかは、奏にはわからない。だけど、それでも。

 

「どんな時でも、どんな場所でも、あたし達の歌を受け止めてくれる存在はいるってことか。なら……ここで終わるわけにはいかないな」

 

 ガシン、とガングニールを地面に打ち付ける。体は満身創痍、眼前には山のようなノイズ。しかしまだ戦っている翼がいる、自分を助けてくれるヤツがいる。

 

「そうさ、それだけで、あたしが立ち上がるには充分すぎる」

 

 目に光が灯る、天羽奏の命は、まだここで潰える訳にはいかないと。

 

「すまねぇが、手を貸してくれるかい?」

 

「勿論、そのために、私は来た……約束を、果たすために」

 

「約束?」

 

「ン……私事、気にしないで」

 

「へ、まぁいいや……そんじゃ行きますか!レーヴァテインの装者さんよぉ!」

 

「うん……!」

 

 

 

 

 

 

「へぇ、殻が破れたのかな?……いや、一時的な物か。根付いたモノを変えるにはそう簡単では罷り通らない……」

 

 影は嗤う。眼下の戦闘を滑稽と断じるように。

 影は笑う。小さな芽生えを喜ぶように。

 

「ま、こんなのは序ノ口、これから襲ってくる色々な事で何か変わるかもしれない、けど……楽しみね」

 

 

 

 

 

 

 舞歌扮するレーヴァテインの参戦により、有利へ運ぶかと思われた戦線。しかし、そんな儚い夢想は間髪入れずに打ち砕かれることになる。

 騙し騙し戦っていた奏のガングニールが、遂に限界を迎え始めていた。

飛びかかってきたノイズに穂先を突き刺し、LAST∞METEORで周囲のノイズ毎薙ぎ払う。しかし、地面に着地した直後、再びガングニールの滅点が起こる。

 

「時限式はここまでかよ……ッ!」

 

気を取られた奏にノイズの攻撃が迫る。とっさに槍を掲げて防いだは良いが、既にその威力を殺し切る膂力も無く、大きく後退る。

 

「しまった……!」

 

 それを見た舞歌は助けに動こうとするが、ノイズに囲まれてソレができない。

 

「ならば、無理にでも……ッ!?」

 

 駆け出そうとした舞歌の足元に影が映る。弾かれたように見上げれば、そこには天羽奏の片翼の姿があった。

 

―――千ノ落涙

 

 小剣が舞歌の周囲のノイズを貫き、風鳴翼が悠々と降り立つ。

 

「風鳴、翼」

 

「聞きたいことは山程ありますが、今は問いません」

 

「……」

 

「あなたは奏を助けてくれた。だから今は、私もあなたを信じます」

 

「ありがとう」

 

 そうしている間にもノイズは迫る。二人は頷き合い、同時に走る。翼が前面に立ち、舞歌が後方の奏の元へ。

みると奏は逃げ遅れた観客の盾となり、ノイズの放射攻撃を防いでいる様子。だが、満身創痍の奏にそう長く抑えられる物ではない。

 

「天羽奏!」

 

「ッ!お前か、あたしはいい、後ろの子を頼む……!」

 

「わかった!」

 

 すぐに戻る、とすれ違い様に付け加え、瓦礫に倒れる少女に駆け寄る。

しかし、舞歌が間に合うより速く、ノイズの二撃目が迫る。

 

「ぐ……うぅぅぅッ!」

 

唯でさえ重い攻撃、それが2つ重なって奏に迫る。回転した槍が留めている物の、ギアが徐々に破損し、破片が吹き飛んでいくほどの衝撃。

そして、その吹き飛んだ破片が、走る舞歌の横を通り抜ける。

 

「……な」

 

「え……!?」

 

 小さい破片でも、弾丸のような速さのそれは、人体を破壊するには充分すぎる。その破片は、逃げ遅れた少女の胸に深々と突き刺さり、反動で吹き飛ぶ少女の胸からは尋常ならざる出血があった。

 

「奏ぇ!」

 

「間に合わなかった……!」

 

「く、そがァ!」

 

 翼が奏を護るようにその前に躍り出て、迫るノイズを堰き止めようとする。舞歌は吹き飛んだ少女が地面に打ち付けられる前に抱える事には成功したが、その少女の顔を見て、仮面の下の顔を驚愕に歪めることになった。

 

「そんな、響ちゃん……!」

 

「おい、死ぬな!」

 

駆け寄った奏が槍を投げ捨てて、響に声を掛ける。しかし、響は激しい出血により既に虫の息になっていた。

 

「駄目だ、響ちゃん、死なないで……!」

 

「そうだ、死んじゃダメだ!……生きるのを、生きるのを、諦めるな!」

 

 ……奏の魂の叫び、それが届いたのか、響は薄っすらと目を開けた。

 

「……!」

 

 この少女は生きるのを諦めなかった。そう確信した奏は、笑顔を携えて一つ頷いて、すっと立ち上がる。

投げ捨てた槍を拾い上げると、まるで散歩でもするかのように、ゆっくりと、眼前に佇むノイズの群れの前に立った。

 

「天羽、奏……?」

 

「そいつを人のいる所に、頼む」

 

 嫌な予感に支配された舞歌だったが、響の身の安全の為に承諾。しっかりと抱え、観客席を駆け上がっていく。

それを見届けて、奏は覚悟を決めたように頷いた。

 

「奏……?」

 

「よぉ翼、護ってくれてありがとうな」

 

「それは、そんなこと……」

 

「観客はお前とノイズだけになっちまったが……聞いてってくれ、あたしの……最期の歌」

 

「最期……って、まさか!」

 

(いつか、心と体、全部空っぽにして……思いっきり、歌いたかったんだよな)

 

 後悔もある、心残りもある。だけど、それでも。

 

(今日はこんなにたくさんの連中が聞いてくれるんだ。だからあたしも……出し惜しみなしでいく。とっておきの歌を……絶唱を)

 

 

 

 

 

 

(嫌な予感が止まらないッ!こんなこと初めてだ!)

 

 廊下を駆ける舞歌は響の安全を最優先にしつつ、身を急かす焦燥感に不安を抱いていた。

走ること数分、見つけたのは臨時に設置されたであろう救護室のような部屋、叩き付けるようにドアを蹴り破り、些か乱暴な入室を果たす。

 

「な、何だァ!?」

 

「急患だ!出血が止まらない、速く!」

 

 急な入室に加え、シンフォギアを纏ったままの舞歌に面食らった様子のレスキュー隊員だったが、その腕に抱えられた響を一目見て、直ぐ様正気を取り戻しベッドに寝かせるように指示を出す。

 

「どう!?」

 

「……出血は酷いが、意識はある。胸部以外の外傷は膝の擦り傷程度で、打ち付けた様子も無い。これなら、まだ処置は間に合う筈だ」

 

「そう……」

 

自分が彼女にできることはここまでだろう。後はその道のプロである彼らに任せるしかない。舞歌はほっと一息付いて、未だに朧げながらも意識を保っている響の傍らに膝を付いた。

 

「……後は大丈夫、君はちゃんと助かるよ」

 

「あ……う……」

 

「私は……奏を助けにいかなきゃいけない」

 

「か……なで……さん……」

 

「そう、奏が君を助けたんだ。もし、その光景を、奏の言葉を覚えているのなら……それを、忘れないで」

 

「ぅ……」

 

「生きるのを、諦めないで」

 

 仮面越しにでも笑いかけて、立ち上がる。今度は速度に遠慮する必要は無く、すぐに会場に戻ることはできるだろう。

 

「あんた一体、何者なんだ……!?」

 

 響を見てくれた隊員が問い掛ける。

 

「……通りすがりの、お人好しとでも」

 

 

 

 

 

 

 舞歌がその場に戻ったのは、その歌が歌い終わるのと同時だった。

戦場には似つかわしく無い、けれど命を込めて放たれた最後の歌……絶唱。唯からその存在を聞かされていた舞歌は、当然、現状を見てその使い方が常識のそれとは異なることもすぐに理解出来た。

 荒れ狂うエネルギーの奔流に、ノイズは為す術も無く駆逐されていく。やがて全てのノイズが消え去って、絶唱を放った奏はあっけなく地に倒れた。

 翼が悲鳴を上げながら奏に駆け寄って、その身体を抱き起こす。倒れている奏に必死に呼びかけている。

 

「絶唱は……歌によって増幅されたエネルギーを放出することによって対象を殲滅するシンフォギアの最終手段……でも、過剰な破壊力の代償となる壮絶なバックファイアが容赦無く装者を蝕むって唯が言っていた……」

 

 客席を飛び降りて、奏の元へ走る。泣き叫ぶ翼の悲鳴が耳に刺さる。

 

「嫌だ……奏、死ぬのは駄目……私、もっと奏と歌いたいんだ……!」

 

「嬉しい事言ってくれるじゃないか……お……」

 

「天羽、奏」

 

絞り出すような舞歌の声に、奏が首を向ける、翼はこちらに顔を向ける余裕も無いのか、俯いたまま奏を支えていた。

 

「あの子はどうなった……?」

 

「救急隊員に預けてきた、命に別状は無いらしい」

 

「そっか……フフ、そいつは良かった」

 

「絶唱を……歌ったのね」

 

「そうさ、出来ればあんたにも、あたしの最後の歌……、聞いて欲しかったけどな」

 

「最後の歌……」

 

 光を失った目から涙が零れ落ちる、このままなら、奏の命はあっけなく消えてしまうだろう。

 

「……いいや、最後の歌にはさせない」

 

「え……」

 

「風鳴翼、少し離れていて」

 

「でも……」

 

「可能性は高くない、だけど、助けることが出来るかも知れない」

 

「!?」

 

 弾かれたように舞歌の顔を見上げる。仮面越しにはわからないその表情、マシンボイスに阻まれて読みにくい声色。それでも、その時だけは。この装者は本気で奏を助けようとしているのだと、それだけは理解出来た。

 ゆっくりと奏を地面に横たわらせると、流れた涙を拭いながら舞歌の後ろに下がる。

 

「……ふ」

 

 初めてかも知れない、誰かのために歌うのは。初めてかも知れない、自身の決意を以て、唄を謳い上げるのは……!

 

――Gatrandis babel ziggurat edenal

 

「な……」

 

「絶唱……!?どうして!」

 

 初めての歌を歌い上げながら、脳裏に浮かぶのは、絶唱の存在を教えてくれた唯の、何気ないような語り口。

 

――絶唱と言うのは、歌によって増幅されたシンフォギアのエネルギーをアームドギアを介して放出し、対象にとんでもないダメージを与える攻撃手段と言うのが一般的なお話。でもね、私はそれだけではないと思っているの。

 

――それだけじゃない?

 

――そ、元々のエネルギーはシンフォギアの防護機能や、生命維持に活用されているのと同一なの。絶唱はそれを攻撃的なエネルギーに変換して、アームドギアを仲介したり、肉体から直接放射したりして攻撃に扱う訳。……だったらさ、変換というプロセスを省いたらどうなると思う?

 

――……まさか

 

――歌っていうのは本来攻撃的でなはくて、優しさや愛、温かみのエネルギーなんだ。もしそれをそのまま放つことが出来たとしたら……

 

(私の奏を助けたいと思う気持ちが偽りでないのなら、レーヴァテインのシンフォギアはきっと、この想いに応えてくれる)

 

「な、なんだ……こりゃ」

 

「これは、奏が歌った絶唱とは違う……?」

 

 謳い上げながらアームドギアの刀を展開する舞歌、その刀身にはいつもの燃え盛る炎熱ではなく、暖かさ、優しさを感じる緑色の光が宿っていた。

 

――Emustolronzen fine el zizzl

 

 謳い終えた舞歌は、光の宿る刀身を静かに、奏の身体に重ねる。刀身はするりと奏の体内へと入っていき、その光が全身へと広がっていった。

 

「ああ……コイツは、凄いな……」

 

「ッ……そう、だ、ね」

 

 身体が軋み上げるのを自覚しながら、舞歌は堪え切れず膝を付いた。今更ながら、恐ろしい程のバックファイアだと痛感する。同時に、パキリ、と何かが罅割れる音。

 

「あっ」

 

 声を漏らす、今の今まで自分の顔を覆っていた仮面が、真っ二つに割けて、地面に落ちていった。ゆっくりと視線を奏に向けると、きっと今の自分も同じような顔をしているんだろうなという、呆けた顔。その目には、光が戻っていた。

 

「なんだよ……そうか、お前だったのか」

 

「……奏」

 

「へへ、約束、守ってくれたんだな」

 

「……うん」

 

「……なぁ、舞歌」

 

「ん……?」

 

「あたしを救ったのはお前だ、……お前が決断したから私が救われたんだ」

 

「あ……そっか、私が……」

 

「決断の時は、存外早かったみたいだけどな」

 

「そうだね……本当に」

 

「ありがとな」

 

「っ……うん」

 

 それだけ言って、奏は静かに目を閉じた。そっと胸元に手を置くと、ゆっくりと、それでも確実に上下している。舞歌はその手を強く握りしめた。

 

「奏は……?」

 

 後ろから翼の声が聞こえる、会話は聞こえていなかったようで、その声色は依然不安げなまま。舞歌は振り向くことはせずに、すっと立ち上がる。

そして、拳を横に突き出して、ぐっと親指を立てた。

 

「……!」

 

 舞歌が数歩後退るのと同時に、翼が飛び出してくる。奏を抱きかかえて、その身体にはっきりと息があるのを感じると、再び堪え切れずに涙を流した。

 

「良かった……奏……!」

 

 眠っている奏を抱えたまま、立ち上がる。恩人に言葉では尽くせない程の礼を感じながら、振り返って……

 

「あ……」

 

 そこにはもう誰もおらず、舞歌が顔隠しに使っていた割れた仮面だけが落ちていた。

 

 


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