いつも新人艦娘たちの教育に追われる中、突然の集会の開催。
今日のテーマはなんでしょうね?
8月上旬のとある日。
ここは名古屋鎮守府・食堂。いつも多くの艦娘・職員が食事をし、憩う場所。
いつも賑やかなこの場所に今夜は少し緊張した空気が流れていた。
そんな中、当鎮守府の主人・かつて大学生だった青年提督は全員を前にして切り出した。
「えー、みんな集まってくれてありがとう。突然集まってもらって悪かったね」
「今日は大本営からまた通達がきたのでみんなに報告しようと思う」
その言葉に艦娘全員から一斉に嘆息が漏れる。
「また観閲式ですカー!?」
「広報用のモデル起用とか....?」
「加賀さんまた全国ツアーですか....? あ、加賀さん逃げる準備しないで....」
「那珂ちゃんついにアイドルデb「それはない」ぇぇぇぇ....」
艦隊の面々は口々に不満を並べる。
名古屋鎮守府は艦娘学校のおかげで軍務は比較的少ないのだが、その代わり広報任務が多く回って来る。
みんな慣れない広報活動に四苦八苦しているのだ。
「今回はそんなんじゃないんだ。実は15日から17日まで大本営と各鎮守府を繋ぐネットワークが改修される。その間は鎮守府は運営できないから、出撃も遠征も演習も全部中止となる予定だ」
「そこで12日から始まるお盆休みと合体して大型連休にしようと思う。この間は外泊も許可しよう。外出する子はいつものように外出届けを書くように。外泊も同じだ。以上、解散」
食堂は割れんばかりの歓声に包まれた。
「....っと言ったけれど、休暇中に深海棲艦が攻めてこないとも限らないよね、大丈夫なの? 大淀」
執務室に戻った提督は残務整理に取り掛かっている。艦娘たちは休暇とはいえ、提督などのいわゆる管理職には戦時中夏休みなど存在しないのだ。
「ご心配なく、提督。既に政府と深海棲艦の間で休戦協定を水面下で結んでいます。彼女らも攻めてくることはないと思いますよ。....多分」
「今『多分』っていったよね!?」
「....そ、それよりも、もう外出届け来てますよ。今回はほぼ全員分見ることになるんですからね。早く始めちゃってください(はあと)」
「マジか、この量...」
外出届けの束 (ヨウ、イッパイダゼ!!)
外出届けの束と格闘すること6時間。執務室から出てきた提督を見た者はみな口を揃えて「ゾンビの顔をしていた」と述べたという....
「長期休暇かあ、この鎮守府ができてから初めてのことよね」
「叢雲ちゃんも私もなかなか休めなかったしね」
「吹雪はどうするの?何処か行くの?」
「えっと私はね...」
次回、吹雪編
ということで夏休み突入です。
レッツら、ゴー!!