卍系の俺が!同じクラスの陰キャに憧れるわけは?   作:だっちゃん

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俺が陰キャと出会うきっかけ?

「そこのお嬢ちゃん!!俺たちと一緒に遊ばない?」

 

今、ナンパをしている。俺はしていない。一緒にいる仲間が急に誘い始めやがった。

「すいません私、用事があるので.....」

「あっ、逃げた。」

 

まぁこんな怖そうな顔しているやつに囲まれたらそれは逃げたくなるよな?

 

「もういいよ、はやくカラオケいこうぜ」

 

俺はそうみんなに言った。

 

「だな」

 

みんなは黙々とカラオケの方に向かっていった。

カラオケも久しぶりだな?どんな歌,歌おうかな〜?

「あれ?同じクラスの下坂俊(しもざかしゅん)じゃね?」

 

悠斗がそういった、正直そんなやつクラスにいたか覚えてない、てか興味無い。

 

「そんなヤツいたっけ?」

「いるよ!いつも隅っこで本読んでるやつ!!」

「あー......」

 

ごめん、全然知らない

 

「とりあえずカラオケいこうぜ!」

「カラオケ好きだな〜お前!」

「まぁな」

 

俺はマジでカラオケが好き!

カラオケ嫌いな人がいるらしいけど、俺の中では考えられない。カラオケは俺の唯一の楽しみでもある!

 

とりあえず早く歌いてええ

 

「よっし!!うたうぞ!!!!」

「うええええい」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁーー!!歌った!!!」

「スッキリしたな?」

「だな?」

 

はー気持ちいい!!カラオケはやっぱ最高!!!!!

 

「じゃあ解散かな?」

「だな?じゃあな!」

「うい!!」

 

よし帰るか、家は目の前の商店街を抜けたらある。家が近くてほんと助かる。まぁ家に帰っても誰もいないけどな?

親は共働きで夜はいない。まぁ寂しいっていうか、自由で嬉しいな。門限とかないし

 

とりあえず今日は帰って寝るか......

はぁーー!疲れた....

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

スマートフォンのアラームが家に鳴り響く

 

「もう朝か....」

 

以外に俺が起きるのは早い、こう見えて、遅刻したことがない。前日に次の日の準備をしているため、すぐに家を出ることが出来る。

 

俺が通っている高校は陽坂高校だ、家から徒歩15分ぐらいで行くことが出来る。

 

学校も近くてとても便利だ、俺といつもつるんでるやつは毎日のように遅刻してやがる。やっぱアホやな?

 

「行ってきます!」

 

いつもと何も変わらない道を歩く。

 

「あいつは?昨日のやつか、名前なんだっけ?」

 

昨日カラオケに入る前に見かけたやつが前を歩いている。歩きながら本を読んでいる。俺、本なんか絶対読めないよ、たぶん数秒で寝るわ

 

「おい、お前!」

「えーっと.............」

「同じクラスの上島壮馬(かみじまそうま)だ、よろしく!お前名前は?」

「ごめんなさい!!!!!」

「おい!」

 

まじかよ、あいつ逃げやがった

 

俺の顔ってそんなに怖いか?確かにクラスではうるさいっていうか、あーこういうのは卍系とかいうんだっけ?

確かに俺は卍系かもしれないけど...逃げることはねえだろ〜

 

後でもう一回話しかけるか!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後

 

「あーーー授業長かった〜!!!!やっと帰れるぜ」

「壮馬〜今日カラオケ行くかー?」

「おおーいいなー」

 

あーでもあいつに話しかけに行こうと思ってるんだよな〜

 

「やっぱ今日はいいや!」

「あっ、おっけ!じゃあな」

「おう!」

 

てか、あいつの名前なんだっけ?えーっと席があそこだから.....下坂俊?これでもう忘れないな〜!!

 

「まだ帰ってないな!おーい、下坂しん!!!!」

「!!???」

「だから、逃げるなって.....」

 

なんであんなにあいつ逃げるんだよ。まぁ俺の運動神経を舐めてもらっちゃ困るな〜

 

「はい!捕まえた!!」

「はぁはぁ......しんじゃないです......しゅんです......」

 

あれ?こいつ俊って言うのかよ

 

「ごめんごめん、てかなんで逃げるんだ?」

「恐ろしかった。」

 

恐ろしい????怖いとかじゃなくて恐ろしい?

俺がそんなに恐ろしいのか?

 

「僕......卍系の子.....と話すの苦手だから....」

「そういうのあるよな〜」

「うん......なにか用があるの.....?」

「あーお前が少し気になっただけだ!」

「えっ........」

「いやいやいや顔赤くするなよちげぇよ?ホモとかそういうのじゃないぞ?ちゃんと女の子好きだよ?」

「よかった......」

 

俺の事恐ろしい言ってて、ホモ扱いってどういうことだよ?この見た目でホモだったら、本出せるよ!BL的なの?んなことどうだっていいわ!!!!!!

 

「とりあえず俺はホモじゃない!!!!!!!!」

 

「何、あの子?ホモだってよ」

「えっ、嘘〜顔はかっこいいのに」

 

「違いますよ!!!!」

「フッ..........」

 

おーこいつも笑うのか.......笑った顔は新鮮だな?

 

「とりあえずよろしくな!」

「うん......」

 

まだ完全には心を開いてくれてないようだ。まぁ急に恐ろしいやつに声かけられて、直ぐに仲良くなれたーなんてことはありえないよな。

俺だってそんなことあったら怖いもん

 

「あのこホモだって〜」

「えー嘘〜顔はめっちゃタイプ!」

 

「くっ.............くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!俺はホモじゃない!!!!!!!」

 

「うわー叫んだ〜逃げよう!」

「うん!!」

 

「なんでこうなる........いつの間にかあいつもどっか行きやがったし.....」

 

もういいや......帰ろう......

今日はなんか疲れたよ。特に何かした訳でもないけど、バイトと同じぐらい疲れた、

 

学校を出て、帰路についた、俺は寄り道せず真っ直ぐ家に向かった。

 

「あーこのまま家帰るのも癪だな、カラオケいこうと思ったけど、1人で行ってもな〜」

 

そう、俺は1人でカラオケに行ったことがないんだ.....よくヒトカラとか言うけど、寂しくないの?って俺は思う。俺1人で行ったら恐らく孤独死するだろう。

 

あれ????

 

俊?

 

「おーーーーい!!俊!!!!」

 

俊はこっちを振り向き、お辞儀をした、いや真面目かよ

 

「俊〜どこ行くんだ?」

「えーっと.....そこの本屋......」

「俺もついていっていいか?」

「えっ.........襲われたらどうしよう?」

「だから俺はホモじゃねえぇぇ」

「ごめんなさい.....」

 

こいつ、ギャグ線高いな?ちょっとこいつのこと気になったかも、違うよ?ホモちゃうで?

俺はいつもうるさく、はっちゃけてたけど、こういうのもありかも、1人で散歩して、本を読んだりして、楽しそうかも、流石に俺も、卍みたいな生活を卒業するべきかもしれないな〜?ってことで!!!!!

 

「俺は!!!!!!!陰キャになる!!!!!!!」

「えっ.........?」

「頼む!!!!俺に!!陰キャになる方法を教えてくれ!!!!!」

「えええ........(なりたくてなってる訳では無いのに....)まぁ僕でよければ........」

「ホントか????ありがとう!!!」

 

やった!!!!!!これでついに俺も!!!!陰キャデビュー!!!

 

「陰キャ!陰キャ!陰キャ!」

「陰キャにって....悪口に近い言葉だと思うよ.....」

「そうなのか?」

「うん.....あと...そのテンションは陰キャじゃない」

「ぐはっ.........」

 

もうアウトだったのか......そうだよこいつの真似をすればいいんだ!そうすれば!俺も....陰キャになれる!

真似してるだけじゃしょうがないよな?根本的に直していかないと......まず.....本でも読んでみようかな?

 

「よし!本屋行こう!」

「はい.......そのテンション......既に.....」

「どうした?」

「なんでもないです......」

 

本屋は商店街の中にあった。

俺はこの商店街は有能だと思っている。カラオケもあって、飯食うとこもある!文房具屋、八百屋、雑貨屋さん、さらに本屋もある!今まで本屋なんて見向きもしなかったが、これから毎日のように通う勢いで行かないと!!

 

「ここです....」

「ここか.....」

 

本屋だ。生まれて初めて入るかもしれない、初めての経験はいいことだよ!

 

「おすすめの本ってなんかある?」

「おすすめは......塩野桜(しおのさくら)さんの(病気を知った時)とか野丸普(のまるふつ)さんの(普通ですがなんですか?)は面白いです.....」

「ほうほう」

 

両方初めて聞く人だな。てか俺が知らなすぎるだけかもね、ベストセラー作家って書いてあるし、ほとんどの人は知ってるんだろうな、俺は全く本に興味なかったからいくら有名でも知らないな。

 

「とりあえずその2冊買って見るよ!」

「うん.........」

 

その2冊をレジに持ってって本を購入した。

生まれて初めて本を買う瞬間!

最高!!!

 

「じゃああそこの喫茶店で呼んでいいか?」

「うん......」

 

返事は微妙だけど、最初に比べては、仲良くなったんじゃないかな。

 

「じゃあ本読むぞ?」

「うん......」

 

「普通ですがなんですか?野丸普、僕は......」

「ちょちょ........声出して読むの?」

「違うのか?」

「黙読で読みます.......」

「黙読ってなんだ?」

「えー...........黙って読むことです......」

「あーそういうことか!おけおけ!」

 

へえー黙読なんてあるんだ.....初めて聞いたよ!

こいつといると頭良くなりそうだな?

 

 

「なんか本って暗号みたいなんだな?」

「えっ......」

「。るいが間人たしを格性な々色の山沢はに世のこ.....なんだこれ?」

「はぁ......」

 

なんでこいつため息つくんだよ.....

意味わかんねええ、本読んでるのがそんなに似合わないのか?

 

「どっちから読んでる.....?」

「左から!」

「右です......」

「嘘だろ!驚き!!」

「驚いたのは僕の方ですよ......」

 

えええええええええ本って右から読むの?あー確かに右から読むと暗号じゃない!

 

1時間後........

 

「今....どこまで....いきました?」

「30ページ!!!!!!」

「おそっ.......あっすいません声が出てしまいました。」

「そんなに遅いか?」

「はい......」

 

えー俺なりに早く読んでるつもりなんだけどな.....

 

「お前はどんぐらいで読み終わるんだ?」

「1時間ぐらいです......」

「はや!!!お前人間かよ?」

「大袈裟ですよ....」

 

今ので大袈裟?全然下の方で言ったつもりだったんだけど?俺の中では人間じゃないよ?1時間だよ?おわるわけないじゃん!!こいつ化け物だ......どんどんこいつに憧れていくな。

 

「お前すごいな」

「全然........」

「もう疲れたから家で読もうかな?」

「はい.......」

「今日はありがとな!じゃあ!」

 

本って......ものすごく疲れる。眠くなる。これは人間をダメにするやつだよ....家で読むとか言ったけど.....たぶん読まないかな?でも....せっかくおすすめされたし、読まないとな?

 

ああああああああカラオケいきてええええええええええええ

明日にでも行こうかな?

 

カラオケってセーフなのかな?

明日あいつに聞いてみるか!

 

さぁ家帰って、風呂はいって寝るか!

 

 

 

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