卍系の俺が!同じクラスの陰キャに憧れるわけは?   作:だっちゃん

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陰キャに近づく為に!

昨日俺は、陰キャになるために本を読んだ、本は右から読むなんて初めて知ったよ、そんなルールが存在しているなんて、とりあえず陰キャになるための第1歩を踏み込めただろう。

 

「おっはーー!!!」

「おはよう......」

 

こいつのテンションほんと安定だな。このテンションでよくやって行けるよな〜俺だったら死んじゃうよ

 

「あのー....陰キャになるんですよね?」

「そうだぜ!」

 

昨日そう言ったじゃねえかよ、今頃どうした?

 

「そのテンション....明らかに陰キャじゃないです....あと...服装が....だらしないです」

 

「えーーこれダメなのか?第1ボタンぐらい良くない?」

「まぁ陰キャにならないならいいんじゃないですか....?第1ボタンだけではないですよね?ズボンの裾折ってますよね?あと色鮮やかなシャツとか....明らかに陰キャじゃないです!」

「ええ......そうか?」

「はい!」

 

こいつ、急に自信満々に話初めやがったぞ?

じゃあどの格好だったらいいんだよ!

そんなことを話している間に学校に着いた

 

「じゃあ僕は......」

「いや、お前同じクラスだろ?」

「そうだけど.........学校の時は、近づかないでください」

「なんでや?」

「とりあえず......」

 

こいつ意味わかんね?同じクラスなのに、わざわざ別々で行くなんてこと普通あるかよ?

とりあえず服装整えるか!

 

えーっと第1ボタン閉めて、裾を直して、ネクタイしっかり止めて、よし!

 

これで完璧だろ!

 

「おっはよ〜」

「えっ.....お前誰だよ」

 

なんでこうなる?すごい目線が痛いんですけど〜

 

「お前が服装整えてるだと?????」

「それがどうしたんだよ!」

「いやーきもいな〜」

「うるさいわ」

 

まじか......普段から一緒にいるやつにきもい呼ばわりされちゃったよ?なんでいい格好して、こう言われないといけないんだよ?意味わかんねえし

 

「壮馬!カラオケ行くか?」

「あーどうしよっかな?あー今日用事あったわすまん!」

「あーおけ」

 

本当はカラオケすっごく行きたい

だけど俺は陰キャになるんだ!!!!

あいつの席を見た。

周りの声が一切聞えてないように、本を読んでいる。すごい集中力だ。あれが本物の陰キャなのか.....憧れるぜ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後

 

「おい!俊!帰るぞ!」

「はい.......」

 

そう言って、俺たちは校門に向かった 。

 

「あのー....ひとつ言わせてもらいます。」

「なんだ?」

 

こいついきなりどうしたんだ?

 

「今のままじゃ陰キャにはなれないです.....」

「なんでだよ???」

「まず......あなたの周りの存在が、原因です.....いくらあなたが陰キャになったとしても、周りがそれを塞いでしまうのです.....だから....学校では陽キャで、外では陰キャって言うのはどうでしょう?」

「それならそうするしかないな」

 

陰キャになれないのは周りの人も関係あるのか?

陰キャになるって難しいんだな?

 

「で?今日は陰キャになるために何を教えてくれるんだ?」

 

「どうしましょう.......言葉遣いとかどうでしょう?」

「おう!やってやろうぜ!」

 

言葉遣いなんて余裕だな俺たちは昨日言った喫茶店と同じ場所に言った、今日からここが俺達の稽古場となった。

 

「じゃあまず....敬語で話して見てください」

「はい.....あのーどうもこんにちはなさいませ」

「あのーすごいぐちゃぐちゃですね......」

 

えーそうか?俺は普通に話してるだけなんだよな〜これが日本語ってやつじゃねえのか?日本語って難しいんだな。

 

「こんにちはですます」

「なんで......ですます合体させてしまったんですか?」

「なんとなくだよ!」

 

ですますを語尾につければいいって教わった気がするけどな?

 

「つけるのは、片方だけで大丈夫です......」

「そうなのか?」

 

片方だけつければいいんだな?

 

「こんにちはます、これでいいのか?」

「え....常識ないなこの人......ただつければいいって訳ではなく、例えば...〜したいですとか〜しますとかかな?」

「あーそういうことな!俺もう敬語話せるな」

 

敬語を習得したことによってさらに陰キャに近づいたぜ!

 

「見て〜昨日のホモ〜」

「あ〜ほんとだ!」

 

「だから俺はホモじゃねええっっ!!!!!!」

「ブフッ」

「おい、なに笑ってるんだよます」

「怒ってるのに......おもしろい.....」

「おい、お前許さんぞです」

「面白い......」

 

こいつ、なに笑ってやがるんだよ、人の不幸を....このクソ野郎、中身は見た目と全然違うんだな?てか、そんなに俺ってホモに見えるのか?男など興味無い!!女だけだあああああ!!!!!

 

「はぁ、敬語って難しいんだな?」

「そうです......」

 

「ですなすをつけるタイミングがわかんねえ」

「ナスではなく、ますです、」

「どっちでもいいよ」

 

ますでもナスでも変わんねえよ、語尾にナスつけてもバレねえよ。

 

「本は読んだ.....?」

「あー少しな、」

 

すいません、実際1ページも読んでおりません。今日帰って読んでみるか!

 

「わからない漢字があったら、調べた方がいいですよ.......」

「おっけ!サンキュー」

 

そのあと少し立ち話をして解散した。

 

さぁ家帰ってきた寝るか、あっ.....本読まねえと......

 

5時間後

 

塩野桜さんの「病気を知った時」やばい......泣けてくるよ......

何だこの作品はああああああああああああああああ

 

この人に会いたい、だけど本だけじゃ顔がわからない。

 

ネットで調べてみようかな???

 

えーっと塩野桜ポチっと

 

あーあまり情報ないな

 

知恵袋は?

 

えーっと女子高校生説!!

老婆説!!!

 

どっちやねん!!!!!!

どちらにしろ気になるな〜握手会見たいのないのか?

 

えーっと

顔出しNG..........そんなんじゃ会えないじゃん!!

 

「くっそおおおおおおおおお」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日

 

「えっ..........すごい寝不足ですね........」

「ああ............」

 

あー体がだるい、あの後ずっと塩野桜について、調べてたけど、全く情報がなかった。とりあえずあの人の本を今日全部買うぞ!!

 

「塩野桜さんの本が最高!」

「わかってくれました?」

「ああ、それで塩野桜さんについてずっと調べてたら寝れなかった。」

「そんなに熱狂的に..........」

「とりあえず今日あの人の本を全部買う!」

「頑張ってください.........」

 

俺は本気だぞぉぉおおおおお!!!!!

全部制覇してやる!!

 

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本屋

 

「すいません!!!!この人の小説!全部下さい!!!」

「かしこまりましたっ!!!!」

 

以外にも店員は、反応が普通だった、なんだよつまんないの〜びっくりするほど美少女だな......

 

 

「あのー君ーこの前私の事ナンパしましたよね?」

「はっ?」

「カラオケ誘ってきたじゃないですか!」

「そんなことあったか?」

 

えーっとナンパ、ナンパ?あーあれか

 

「あれは俺じゃないぞ、一緒にいたやつが誘ったんだよ俺は関係ねえ」

 

「一緒にいたら一緒ですよ!」

「はー?」

 

俺はナンパなんてしないぞ?勝手に俺の連れが誘っただけだろうが、俺には関係ねえ

 

「はー?じゃないですよ〜」

「まぁそんなのどうでもいいや!とりあえず本よろしく?」

「はい、ありがとうございました!!」

 

その声は低く、少し怖かった

 

ふう、とりあえず家帰って読むか!

 

 

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