卍系の俺が!同じクラスの陰キャに憧れるわけは? 作:だっちゃん
「そこのお嬢ちゃん!!俺たちと一緒に遊ばない?」
私、
「すいません私、用事があるので.....」
私はそう言って、その場を立ち去った。
私は仕事で忙しいのに!こんな人達の相手なんかしている暇がない。とりあえず今から、本屋のバイト....本が好きでやってることだから、全然いいんだけど....
私は、そのまま商店街に向かい、バイト先に着いた。
「あっ、中園さんおはよ〜!」
「おはようございます!」
まず店長が挨拶をしてくれた。ここの本屋の店長はとても優しい、たまに仕事で徹夜をした時、遅刻してしまったことがあり、その時、「仕事大変なんだね!頑張って」と言ってくれた、私はその時からこの本屋をやめないと誓った。まぁここにいれば、私が書いた新作の本がどのぐらい読んで貰えたかわかる!
そう私は、小説家なのである!
名前は、塩野桜というペンネームでやらせて頂いている。運が良いことに、私の本は中々売れている!だから、お金には困ってはないんだけど......働く!
私が小説家だと知っているのは、親とここの店長だけ!
「じゃあ行ってきます!」
「はーいお願いね」
私は、仕事の服に着替えて、お店に立った。だいたいこの時間だと、お店を運営するのは1人で十分だ。
私が入る前にいた人と場所を変わり、いつもの感じで仕事を始めた。
新着の本を整理するのは、オープンの時にやってくれているから、今はやらなくてもいい、今やることは、店内の掃除と、本の残数の記録をしないといけない、それをやっている間に客が来ると少しめんどくさいけど、まぁしょうがない!
「いらっしゃいませ!」
お客さんが入ってきた、30代ぐらいのサラリーマンが来た。あのお客さんは何を買うのかな
少しお客さんを観察すると、私の本を手に取っていた。
やったー!私の本が売れる瞬間........あれ?なんで元に戻したの〜!
「すいません、これください」
「はい.........」
私はテンション低めで、お客さんが買う本を手に取り、本をレジに通して、本を袋に入れて、手渡した。
「ありがとうございました〜!」
はぁ....なんで私の本買ってくれないんだろう。
確かにあれは、高校生の恋愛モノだから、
サラリーマンには興味無いのかもね!
そのあとも仕事をして、今日のバイトは終わった。
「お疲れ様です!」
「あっお疲れ様!今日もありがとね!」
「はい!」
店長さんは、今日の売上を計算していた。
「じゃあお先失礼します!!」
「お疲れ様〜」
私の夜はこれからであった。
「ただいま〜」
「お帰り〜!」
お母さんが玄関まで出てきた。結構私のことを心配してくれる。お父さんは心配してくれているらしいけど恥ずかしくて出てこないらしい、ってお母さんが言っていた。
私は、お風呂に入り、ご飯を食べて、自室に入った。
「さぁ私の夜はこれから!!今日である程度のところまで書きたいよ。」
毎晩私は本を書いている。当然一晩では中々進まない、けど学校に通っている訳であるから少しずつ書かなければならない。
このあとどうしようかな?この時のセリフどうしよう?
今の心情をもっと上手く書かないと、この子の夢は叶えさせたいな。
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次の日
「あーよく寝た!って...全く書いてないよ〜」
あー書いている途中で寝てしまったらしい。全く進んでないよ〜締切もうすぐなのに〜
「おはよう」
「おはよう〜ほら朝ごはん食べな!」
「はーい」
今日の朝ごはんは、お母さん特製ふわふわのオムライスだ!あースプーンが綺麗にふわふわの卵の中に吸い込まれていく。なんでこんなにふわふわなんだ〜あー幸せ〜
「ごちそうさまでした!!!行ってきます!!!」
「はい!いってらっしゃい!」
あーお腹いっぱい、美味しかった。お母さんがオムライスを作ってくれるなんて珍しいよ〜
「おい、お前!」
「えーっと.............」
「同じクラスの上島壮馬だ、よろしく!お前名前は?」
「ごめんなさい!!!!!」
「おい!」
うわー前に男子二人でイチャイチャしているカップルいるな〜これ小説のネタにしようかな?
あれ片方の子逃げちゃったよ?もしかして浮気がバレたとかかなー?てか同じ高校の子なのね、てかあの男、昨日私のことをナンパしたやつじゃん、あいつってホモでありながら、女にも手を出すのか〜
近づくのやめとこ......
「キーンコーンカーンコーン」
あー!終わったーーー!!!!!今日の授業終了!!これからバイトかぁ〜今日こそ私の本が売れないかな?自分の働いているお店では全く売れていないが、他では売れているらしい、じゃないとお金が入らないしね!
「おはようございます!」
「........」
「あー今日店長休みかぁ〜」
私は着替えてお店に出た。
「あっ引き継ぎます!お疲れ様です!」
「ありがとう!お疲れ様!」
「よぉーし!!掃除!掃除!」
私の本......昨日と量変わってなくない?せっかく私のコーナーがあるのに〜みんな〜もっと見てよ〜
「あー暇だな〜」
掃除と残数記録が済んだら、もう私はやることがないのだ!本を読んでてもいいと店長さんに言われているけど、本なんて読んだら、感情移入してしまい、仕事どころではなくなってしまう。お客さんを無視してしまう。だから私は本を読まない。
「あー暇〜」
10分後
「暇だな〜ってまだ10分しか進んでない〜」
さらに10分後
「暇〜あー時計止まってない?」
本当にすることがない、閉店まであと2時間もあるここの本屋は20時に閉まる。私はいつも、17時からバイトがスタートする
掃除など残数記録は30分ぐらいで終了する、あとは暇
ここのお店は、正直に言って、あまり人が来ない。
そこに
2人のお客さんが入ってきた!!!!!!
「いらっしゃいませ!」
「おすすめの本ってなんかある?」
うわーこいつら私のいらっしゃいませを無視しやがったぞ〜ってこの2人朝イチャイチャしてたホモカップルじゃん!もう仲良くなったんだね?
「おすすめは......塩野桜さんの(病気を知った時)とか野丸普さんの(普通ですがなんですか?)は面白いです.....」
「ほうほう」
待って、今私の名前出た?私の名前出たよね?
「とりあえずその2冊買って見るよ!」
「うん.........」
おっ?買うの?私の本を買うのー?
「これ、お願いしゃす」
「ありがとうございます!」
「これで!」
「はい!かしこまりました!ありがとうございましたー!」
あの男は私をナンパした人、今日は彼氏さんがいるみたいだから言わないであげるけど、次来たら言うからね?
でも私の本買ってくれてありがとう!!!!!
自分の本が目の前で売れた時って、こんなにも嬉しいのね!!!!
あー幸せ〜
今日、1日すごく幸せであった。
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あのナンパ野郎がお店に来た。私の本を全部買ってくれるらしい、嬉しかったけど、つい言ってしまった。
「あのー君ーこの前私の事ナンパしましたよね?」
「はっ?」
「カラオケ誘ってきたじゃないですか!」
「そんなことあったか?」
このナンパホモ野郎、私の事忘れたの?
「まぁそんなのどうでもいいや!とりあえず本よろしく?」
「はい、ありがとうございました!!」
とりあえずは許してやる!
私の本買ってくれたし!
ちょっとうざかったけどすごく嬉しかった。